| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上田 賢司 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内
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| 【要約】 |
【課題】既に片面に画像が形成されている裏紙用紙を使用してプリントしても問題が生じないようにする。
【解決手段】給紙部2と画像転写部との間の用紙搬送路21上に、そこを搬送される用紙Pに既に画像が形成されているか否かを検知する発光センサ16と受光センサ17とからなる画像検知手段12を設けると共に、その画像検知手段12が用紙Pに画像が形成されているのを検知したときにはその用紙を裏紙用紙と判断してその用紙での両面プリントを禁止するように制御する制御装置50を設ける。画像検知手段12は、発光センサ16が発して用紙を透過した光を受光センサ17が検知し、その受光した光量の強弱に応じた出力により制御装置50が裏紙用紙であるか否かを判断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 給紙部から給紙した用紙に画像転写部で画像を転写する画像形成装置において、前記給紙部と前記画像転写部との間の用紙搬送路上に該用紙搬送路を搬送される用紙に既に画像が形成されているか否かを検知する画像検知手段を設けると共に、該画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには該用紙を裏紙用紙と判断してその用紙での両面プリントを禁止するように制御する制御手段を設けたこと特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、裏紙を使用したくないときに裏紙禁止モードを設定する裏紙禁止設定手段を設け、前記制御手段は前記裏紙禁止設定手段により裏紙禁止モードが設定されたときには前記画像検知手段が用紙の裏面の画像を検知したときには該用紙でのプリントを禁止するようにも制御する手段であること特徴とする画像形成装置。 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、前記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、給紙分離の条件や作像及び転写等のプロセス条件や定着条件等の画像形成に係る条件を裏紙用紙への画像形成に適した条件に切り替える裏紙モードに切り替える手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像検知手段が前記給紙部から給紙した用紙に画像が形成されているのを検知したときには、前記給紙部には裏紙用紙が収納されていることを表示部に表示させる裏紙使用表示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、前記給紙部には裏紙用紙が収納されていることを、ネットワークで接続した外部接続機器の表示部に表示させる裏紙使用表示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項6】 請求項4又は5記載の画像形成装置において、前記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、それ以降はその用紙を給紙した給紙部には全て裏紙用紙が収納されているものとして判断する裏紙収納判断手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記給紙部はそれぞれ用紙を収納可能な複数の給紙カセットを有し、前記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、それ以降はその用紙を給紙した前記給紙カセットには全て裏紙用紙が収納されているものとして判断する裏紙収納判断手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、前記裏紙用紙が収納されているものと判断した給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その選択された給紙カセットには裏紙用紙が収納されていることを表示部に表示させる裏紙収納カセット表示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項9】 請求項8記載の画像形成装置において、前記裏紙収納カセット表示手段は、裏紙用紙が収納されている給紙カセットの表示をネットワークで接続された外部接続機器の表示部に表示させる手段であることを特徴とする画像形成装置。 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、両面プリントが指定されて裏紙用紙が収納されている給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その給紙カセットからの用紙の給紙を停止させるように制御する給紙停止手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項11】 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、裏紙用紙に画像を形成しないようにする裏紙禁止モードが選択されたときに、裏紙用紙が収納されている給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その給紙カセットからの用紙の給紙を停止させるように制御する給紙停止手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項12】 請求項7記載の画像形成装置において、給紙分離の条件や作像及び転写等のプロセス条件や定着条件等の画像形成に係る条件を裏紙用紙への画像形成に適した条件に切り替える裏紙モードに切り替える手段を設け、前記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知した用紙を給紙した給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その給紙カセットからの用紙の給紙時には前記裏紙モードに切り替えるようにしたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像検知手段は前記用紙搬送路を搬送される用紙を挾むように対向配置された発光手段と受光手段とからなり、この画像検知手段は前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端及び後端を検知する用紙検知センサも兼ねていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項14】 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像検知手段は前記用紙搬送路を搬送される用紙を挾むように対向配置された発光手段と受光手段とからなり、この画像検知手段は前記用紙搬送路を搬送される用紙の重送を検知する重送センサも兼ねていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項15】 請求項13又は14記載の画像形成装置において、前記給紙部にセットされた用紙の透過率を測定する発光手段と受光手段を設け、前記画像検知手段で測定した透過率と前記給紙部の発光手段と受光手段とにより測定した透過率とを比較することにより前記給紙部にセットされた用紙の枚数を検知するようにした画像形成装置。 【請求項16】 請求項13乃至15のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像検知手段の受光手段が用紙を透過した光を受光して出力する出力値が一定値以上の振幅をもって変化したときに検知した用紙が裏紙用紙であると判断することを特徴とする画像形成装置。 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像検知手段による用紙の画像検知を強制的に解除させる画像検知解除手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、裏面に既に画像が形成されている裏紙用紙を再使用してそこに新たな画像を形成する場合に適した複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、省資源、廃棄物減少、オフィスにおけるコスト削減等の目的から、複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等の画像形成装置において、一度片面に画像を形成(印刷)した用紙(以下、裏紙用紙と呼ぶ)の画像が形成されていない面に所望の画像を形成することが、よく行われるようになってきている。また、合わせてこのような裏紙用紙に対して画像を形成する際の対応性について、それを改善することが強く望まれている。一方、両面に画像が形成されていない新たな用紙の両面に画像を形成する両面画像形成(両面プリント)のニーズも、裏紙用紙使用と同様に、近年省資源や廃棄物減少、さらにはオフィスにおけるコスト削減等の目的から強まりつつある。さらに、近年では複写機,プリンタ等の画像形成装置の使用形態が、それらを単独で使用するのではなく、それらの画像形成装置を複数のパーソナルコンピュータのネットワークに繋いでプリンタ機能を共通で使用する場合も多くなってきている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような裏紙用紙を使用してそこに新たな画像を形成する際には、例えば一度画像を形成した裏紙用紙は、一般的なトナーを使用する複写機では、そこに画像を定着させるために定着部を一度通過させるが、その際に用紙表面に微量のオイル成分が付着したりするという問題点があった。また、用紙の表面に付着させたトナー画像(インクの場合のある)の影響により、給紙部において用紙の分離性能が低下しやすくなるということもあった。さらに、複数枚の裏紙用紙を給紙カセット等に収納して使用する場合には、その裏紙用紙は同一種類のものだけではなく、いろいろな紙質や厚さのものが混在された状態で使用されることがあるので、このような場合には給紙部で行う用紙分離性能がさらに低下しやすいということがあった。したがって、このような裏紙用紙を使用した場合の問題点について、改善が望まれている。 【0004】また、既に片面にトナーによる画像が形成されている裏紙用紙を使用して、画像が形成されていない側の面を使用してそこに画像形成を行った場合には、既に形成されている画像のトナーが定着時に定着用の熱を奪うようになることによって定着部の温度が下がってしまい、それにより定着性能が低下しやすいということもあった。さらに、その既に形成されている画像のトナーが、定着部の熱により再度融解してそれが定着部のローラに付着して、それが取れなくなってしまうということもあった。また、裏紙用紙は、片面に既に画像が形成されているため、その用紙を使用して両面プリントをすることはできないが、ユーザが裏紙用紙であることに気付かずに両面プリントを行ってしまった場合には、無駄な作業をしてしまうようになるということもあった。さらに、片面プリント時であっても、社外等へ正式に発行する文書等では裏紙用紙を使用できないが、そのようなときでも裏紙用紙がセットされていることに気付かずに画像形成を行ってしまったときには、無駄な作業をしてしまうようになるということがあった。 【0005】一方、上述したように、ネットワークに繋げられたプリンタ機能を有する画像形成装置を、そこにそれぞれ繋げられた複数のパーソナルコンピュータで共通使用する場合には、複数のパーソナルコンピュータを操作する全ての使用者が、画像形成装置の給紙部に裏紙用紙がセットされているか否かを認識した上で使用することは難しい。したがって、このように場合には、裏紙用紙がセットされているにも係らず、誤って裏紙用紙に両面プリントを行ってしまう恐れがあった。そこで、従来の裏紙用紙を使用可能な画像形成装置として、例えば特開2000−305323号公報に記載されているものがある。この画像形成装置は、記録用紙のトナー像を転写する転写面にLEDアレイ等の線状光源から光を照射し、その反射光を固体撮像素子で受光し、その固体撮像素子から出力される信号により転写面に既に画像が形成されているか否か(白紙)を判断するようにしている。そして、そこで記録用紙の転写面に既に画像が形成されていると判断したときは、その記録用紙には画像を形成することなしにそれを裏紙トレイに排出するようにしている。 【0006】しかしながら、この画像形成装置では、裏紙用紙に両面画像形成を行うのは防止できるが、上述したように用紙が定着部を一度通過した際に用紙表面に微量のオイル成分等が付着したりすることによる用紙分離性能の低下、あるいは紙質や厚さの異なる複数種類の裏紙用紙が混在した状態で給紙部の給紙カセット等にセットされているときにおける用紙分離性能の低下は防止することができないという問題点があった。さらに、線状光源と固体撮像素子とによる画像検知は、用紙の転写面のみ行っているので、その裏側の面に画像が形成されているか否かについてはわからないので、片面画像形成時であっても、社外等へ正式に発行する文書等であるために裏紙用紙を使用しては困るようなときでも、裏紙用紙に画像形成を行ってしまう恐れがあった。この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、既に片面に画像が形成されている裏紙用紙に両面プリントをしてしまわないようにすることを目的とする。また、その裏紙用紙を判断するのに、それを最少の部品点数で行えるようにすることも目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を達成するため、給紙部から給紙した用紙に画像転写部で画像を転写する画像形成装置において、上記給紙部と画像転写部との間の用紙搬送路上にその用紙搬送路を搬送される用紙に既に画像が形成されているか否かを検知する画像検知手段を設けると共に、その画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときにはその用紙を裏紙用紙と判断してその用紙での両面プリントを禁止するように制御する制御手段を設けたものである。上記画像形成装置において、裏紙を使用したくないときに裏紙禁止モードを設定する裏紙禁止設定手段を設け、上記制御手段は上記裏紙禁止設定手段により裏紙禁止モードが設定されたときには上記画像検知手段が用紙の裏面の画像を検知したときにはその用紙でのプリントを禁止するようにも制御する手段であるようにするとよい。上記画像形成装置において、上記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、給紙分離の条件や作像及び転写等のプロセス条件や定着条件等の画像形成に係る条件を裏紙用紙への画像形成に適した条件に切り替える裏紙モードに切り替える手段を設けるとよい。 【0008】上記いずれかの画像形成装置において、上記画像検知手段が上記給紙部から給紙した用紙に画像が形成されているのを検知したときには、上記給紙部には裏紙用紙が収納されていることを表示部に表示させる裏紙使用表示手段を設けるとよい。また、上記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、上記給紙部には裏紙用紙が収納されていることを、ネットワークで接続した外部接続機器の表示部に表示させる裏紙使用表示手段を設けるようにしてもよい。その画像形成装置には、上記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、それ以降はその用紙を給紙した給紙部には全て裏紙用紙が収納されているものとして判断する裏紙収納判断手段を設けるとよい。さらに、画像形成装置に、上記給紙部はそれぞれ用紙を収納可能な複数の給紙カセットを有し、上記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、それ以降はその用紙を給紙した上記給紙カセットには全て裏紙用紙が収納されているものとして判断する裏紙収納判断手段を設けるとよい。その画像形成装置において、上記裏紙用紙が収納されているものと判断した給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その選択された給紙カセットには裏紙用紙が収納されていることを表示部に表示させる裏紙収納カセット表示手段を設けるとよい。 【0009】また、その画像形成装置において、上記裏紙収納カセット表示手段は、裏紙用紙が収納されている給紙カセットの表示をネットワークで接続された外部接続機器の表示部に表示させる手段であるようにするとよい。上記画像形成装置において、両面プリントが指定されて裏紙用紙が収納されている給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その給紙カセットからの用紙の給紙を停止させるように制御する給紙停止手段を設けるとよい。また、裏紙用紙に画像を形成しないようにする裏紙禁止モードが選択されたときに、裏紙用紙が収納されている給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その給紙カセットからの用紙の給紙を停止させるように制御する給紙停止手段を設けるとよい。さらに、給紙分離の条件や作像及び転写等のプロセス条件や定着条件等の画像形成に係る条件を裏紙用紙への画像形成に適した条件に切り替える裏紙モードに切り替える手段を設け、上記画像検知手段が用紙に画像が形成されているのを検知した用紙を給紙した給紙カセットからの給紙が選択されたときには、その給紙カセットからの用紙の給紙時には上記裏紙モードに切り替えるようにするとよい。 【0010】上記いずれかの画像形成装置において、上記画像検知手段は上記用紙搬送路を搬送される用紙を挾むように対向配置された発光手段と受光手段とからなり、この画像検知手段は上記用紙搬送路を搬送される用紙の先端及び後端を検知する用紙検知センサも兼ねているようにするとよい。あるいは、上記画像検知手段は上記用紙搬送路を搬送される用紙を挾むように対向配置された発光手段と受光手段とからなり、この画像検知手段は上記用紙搬送路を搬送される用紙の重送を検知する重送センサも兼ねているようにするとよい。その画像形成装置において、上記給紙部にセットされた用紙の透過率を測定する発光手段と受光手段を設け、上記画像検知手段で測定した透過率と上記給紙部の発光手段と受光手段とにより測定した透過率とを比較することにより上記給紙部にセットされた用紙の枚数を検知するようにするとよい。そして、裏紙用紙の判断は、上記画像検知手段の受光手段が用紙を透過した光を受光して出力する出力値が一定値以上の振幅をもって変化したときに検知した用紙が裏紙用紙であると判断するようにするとよい。上記いずれかの画像形成装置において、上記画像検知手段による用紙の画像検知を強制的に解除させる画像検知解除手段を設けるとよい。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明による画像形成装置の用紙が裏紙用紙であるか否かを検知する構成部分を給紙系と共に示す概略構成図、図2は同じくその画像形成装置の一実施形態例であるカラー画像形成装置を示す全体構成図である。図2に示すカラー画像形成装置は、装置本体1の略中央に画像形成部20を配置し、その画像形成部20のすぐ下方に複数の給紙カセット22を備えた給紙部2を配置している。なお、この給紙部2には、必要に応じて別の給紙装置を増設することもできるようになっている。また、画像形成部20の上方には原稿を読取る読取部23を、その画像形成部20の図2で左側には排紙収納部24をそれぞれ設けており、その排紙収納部24には画像形成された用紙Pが排紙収納される。画像形成部20には、複数のローラ間に張装されて矢示A方向に回動するベルト状の中間転写ベルト25が設けられており、その中間転写ベルト25の回りには図示のように4個の作像部を構成するそれぞれドラム状の感光体26Y,26M,26C,26Kが並列配置されている。 【0012】その各感光体の回りには、感光体の表面を帯電処理する各帯電装置62と、各感光体の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで可視像化する各現像装置63と、その各感光体上のトナー像(可視像)を中間転写ベルト25に転写した後に各感光体上に残った残留トナーを除去回収する各クリーニング装置64をそれぞれ設けている。この画像形成部20の上部には、その画像形成部20の各感光体26Y,26M,26C,26Kに、それぞれ各色の画像情報に対応したレーザ光を照射してそこに潜像を形成する露光装置7を設けている。また、画像形成部20の用紙搬送上流側にレジストローラ33を、その画像形成部20の用紙搬送下流側に定着装置28をそれぞれ設け、そのレジストローラ33により用紙のスキュー補正を行うと共に、感光体上の画像とタイミングをとって給紙するようにしている。また、用紙上に転写したトナー像を定着装置28により定着処理するようにしている。この定着装置28の下流側には、その定着装置28を通過した用紙を排紙収納部24上に排出する排紙ローラ41を設けている。なお、図2で3は、原稿を自動的にコンタクトガラス31上に搬送する自動原稿搬送装置である。 【0013】このカラー画像形成装置は、フルカラーの画像形成動作を開始させると、画像形成部20の各帯電装置62により帯電された感光体26Y,26M,26C,26K上の各帯電面が露光装置7により、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の各色に対応した操作光により露光され、そこに潜像が形成される。その露光装置7による各感光体26Y,26M,26C,26Kへの書き込みは、読取部23に設けられているコンタクトガラス31上にセットした原稿の画像を、原稿照明用光源とミラーからなる読み取り走行体32a、32bが図2で左右方向に往復移動することにより読み取り走査を行って、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読み込まれた画像情報を基にして行われる。すなわち、CCD35に読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像処理され、その画像処理された信号に基づいて、露光装置7内のレーザダイオードの発光により、感光体26Y,26M,26C,26Kの各表面を露光して、そこに静電潜像を形成する。その際、レーザダイオードからの光は、ポリゴンミラーやレンズを介して各感光体に至る。 【0014】このようにして、各感光体26Y,26M,26C,26K上にそれぞれ形成された各潜像は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の4つの色にそれぞれ対応した各現像装置63により現像され、トナー像となる。そのトナー像は、最初に感光体26Y上のイエロー色の画像が、図2の矢示A方向に回動している中間転写ベルト25上に転写され、次にそのイエロー色の画像が感光体26Mの位置まで移動したときに、そこにマゼンタ色の画像を重ね合わせて転写する。そのマゼンタ色の画像を転写した部分が感光体26Cの位置まで移動したときに、そこにシアン色の画像を重ね合わせて転写し、さらにそのシアン色の画像を転写した部分が感光体26Kの位置まで移動したときに、そこにブラック色の画像を重ね合わせて転写する。そして、そのイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色重ね合わせ画像が中間転写ベルト25の回動により転写ローラ51のある転写位置まで移動すると、そのタイミングに一致するように同期がとられて給紙された用紙に、転写ローラ51により一括転写される。このように、このカラー画像形成装置は、中間転写ベルト25が1回動して1つのカラー画像を形成する作像プロセスを行う。 【0015】その中間転写ベルト25上の4色重ねのトナー像が用紙に一括転写された後は、その中間転写ベルト25上に残留するトナーが中間転写クリーニング装置52により除去回収される。トナー像が定着されて定着装置28を通過した用紙は、それが片面画像形成であるときには排紙ローラ41により排紙収納部24に排出される。また、両面画像形成の指示が出されているときには、定着装置28と排紙ローラ41との間の搬送経路上に設けている分岐爪43により、用紙が画像形成部20の下側に配設している両面装置29に送り込まれ、それが反転されて再びレジストローラ33に搬送され、今度は第2面に画像が形成された後に排紙ローラ41により排紙収納部24上に排出される。 【0016】一方、用紙を給紙する給紙部2には、各給紙段ごとに給紙装置4がそれぞれ設けられている。その各給紙段の給紙装置4は、図1に示すように用紙を積載する用紙積載手段である底板5と、その底板5に積載された用紙Pを同図で反時計回り方向に回転することにより給紙する給紙手段であるピックアップコロ6と、そのピックアップコロ6により給紙された用紙Pが複数枚であったときにはそれを1枚に分離するフィードコロとリバースコロとからなる分離手段8とを備えている。底板5は、そこに用紙Pを載置した状態で、図1で左方側の端部を支点にして矢示B方向に回動可能であり、その下側に設けられて図示しない例えばモータ等の駆動源により上昇側に回動する上昇レバーにより押し上げられて、用紙送出端側が上昇するようになっている。 【0017】この給紙装置4からの給紙は、給紙カセット22の底板5上に収納した用紙Pが、その底板5が上昇側に回動することにより最上位に位置する用紙がピックアップコロ6に当接する位置まで上昇し、その状態でピックアップコロ6が回転することにより給紙カセット22から送り出される。そこで、用紙Pが2枚以上送り出されたときには、それが分離手段8によって1枚に分離される。そして、その用紙Pが、停止状態にあるレジストローラ33へ搬送され、そこで一旦停止されて、その先端と感光体上のトナー像との位置関係が正確に一致するタイミングで、そのレジストローラ33が回転を開始することにより図2に示した画像形成部20に向けて搬送される。以下、上述したプロセスを経て用紙上に画像が形成され、それが排紙収納部24に排出される。 【0018】このカラー画像形成装置は、給紙部2の給紙カセット22から給紙した用紙Pに転写ローラ51のある画像転写部で画像を転写するが、その給紙部2と画像転写部との間の図1に示した用紙搬送路21上にその用紙搬送路21を搬送される用紙Pに既に画像が形成されているか否かを検知する画像検知手段12と、その画像検知手段12が用紙Pに画像が形成されているのを検知したときにはその用紙を裏紙用紙(既に片面に画像が形成されている再使用用紙)と判断してその用紙での両面プリントを禁止するように制御する制御手段である制御装置50とを設けている。画像検知手段12は、例えば搬送されてくる用紙を挾むように対をなす発光手段である発光センサ16と受光手段である受光センサ17とからなり、それらは用紙搬送路21のレジストローラ33に対して用紙搬送方向上流側(この例ではレジストローラ33の直前)にそれぞれ配設されている。その受光センサ17は、発光センサ16から発せられた光を受光し、その受光した光量の強弱に応じた信号を出力する。 【0019】なお、この画像検知手段12の発光センサ16と受光センサ17は、例えば対のガイド板18,19にそれぞれ固定することにより、その間の距離が常に一定に保たれるようにするとよい。また、画像検知手段は、反射型のフォトセンサを使用することもできる。但し、その場合には用紙の一方の面についてのみ画像の有無を検知するようになるので、表裏が混在して用紙が収納されている場合には、その両面の画像についてまでの検知はできなくなる。 【0020】図1に示した制御装置50は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えている。そして、この制御装置50のマイクロコンピュータは、受光センサ17から出力される出力値を入力する。次に、図3乃至図5を参照して発光センサと受光センサを使用して用紙が裏紙用紙であるか否かを判断する方法について説明する。発光センサ16と受光センサ17との間に用紙が搬送されると、発光センサ16が発して受光センサ17が受光する光は、用紙に遮られることにより、その用紙の透過率に応じて変化する(減衰)。そして、その用紙の裏面に、図3に示すような例えば文字による画像(便宜上、○,△,□で示している)が形成されているときには、その文字部分の受光センサ検知ライン上に位置する箇所が受光センサ17の位置に達したときに、その部分は光の透過率が低下することにより、受光センサ17が受光して出力する出力値は低下する(パルス小)。 【0021】そして、この図3では、3色のカラーを使用して文字が形成されている場合の例を示しており、○で示した部分が黒色文字部であり、△で示した部分が赤色文字部であり、□で示した部分が青色文字部であるため、その△の赤色文字部と□の青色文字部のそれぞれ受光センサ検知ラインの部分が受光センサ17の位置に達したときに、受光センサ17からの出力値が、○で示した黒文字部のパルスに対して異なる大きさになる。このように、文字の色に応じて光の透過率は異なるので、それにより受光センサの出力もバラつく。この発光センサ16と受光センサ17とによる裏紙用紙の検知判断は、図1に示した制御装置50が行うが、それは受光センサ17が出力する出力値の変化量、すなわち文字部を透過した光を受光して受光センサ17が出力した出力値と、受光センサ17の位置に用紙の先端が達した直後に受光センサ17が出力した出力値Saの値との差が予め設定した値以上であるときに、その用紙を裏紙用紙と判断するようにしている。 【0022】そして、このように文字部を透過した光を受光して受光センサ17が出力する出力値と、受光センサ17の位置に用紙先端が達した直後の受光センサ17の出力値(Saの位置)とを比較するのは、受光センサ17に用紙が達した直後の信号は用紙先端部分の信号であり、この部分は通常は画像が形成されていない部分であると仮定しているためである。すなわち、片面に既に画像を形成している裏紙用紙は、通常の場合においてその殆どが、用紙の前後及び左右端部付近はある程度の余白になっているのが普通であるので、その部分を画像が形成されていない部分とするためである。 【0023】図4は前後左右に若干の余白部分を残した状態で略全面に文字による画像が形成されている場合における受光センサの出力信号を説明するための図である。この用紙の裏面に形成されている文字による画像は、全面が緑色で形成されている(図4では便宜上◇で示している)。その文字部分が受光センサ17の位置に達すると、その部分は光の透過率が低下することから、受光センサ17が受光して出力する出力値は図示のように小さくなる。そして、この用紙裏面の画像は、上述したように用紙の略全面に亘って形成されているので、その画像部分での受光センサ17の出力値の変化の度合いは図3に示した場合に比べて小さい。そして、この受光センサ17が出力する出力値の変化量、すなわち文字部を透過した光を受光して受光センサ17が出力した出力値と、受光センサ17の位置に用紙の先端が達した直後に受光センサ17が出力した出力値Saとの差が予め設定した値以上であるときに、その用紙を裏紙用紙と判断するようにしている。 【0024】図5は両面に画像が全く形成されていない用紙を検知した際の受光センサの出力信号を説明するための図である。このように、両面に画像が全く形成されていない用紙を透過した光を受光センサ17が検知した際に、その受光センサ17が出力する信号は、用紙ありを検知した際の出力値Saは、その用紙を検知する前の信号に対して若干は変動するが、その変化量は前述した予め設定した値より小さくなる。したがって、この場合には、検知した用紙は裏紙用紙ではないと判断する。なお、このように両面が白紙の用紙であっても、用紙のばたつきや、用紙そのものの測定位置による透過率のバラつき等により、受光センサ17の出力は図示のように若干変動する。このようにして、このカラー画像形成装置では、受光センサ17の出力の変化により、レジストローラ33まで搬送された用紙が裏紙用紙であるか否かを判断している。ところで、画像を検知した際に受光センサ17が出力する信号と、受光センサ17に用紙が達した直後に受光センサ17が出力する出力値Saとを比較せずに受光センサ17の出力値のみで裏紙用紙であるか否かを判断した場合には、用紙の種類によっては用紙の透過率が異なるので、透過率の小さな用紙(厚紙など)では裏紙用紙でなくても裏紙用紙と判断してしまう誤検知が生じやすい。 【0025】しかしながら、この実施の形態によるカラー画像形成装置では、受光センサ17が用紙を透過した光の受光時に、その検出光量に応じて出力する出力が一定以上の振幅をもって変化したときに、検知している用紙が裏紙用紙であると判断するようにしているので、厚紙のように透過率の小さな用紙であっても誤検知が生じない。すなわち、この実施の形態では、受光センサ17によって検知される位置に用紙が達した直後に受光センサ17が出力する出力値と、画像を検知した際に受光センサ17が出力する出力値とを比較し、その値が一定以上の振幅をもって変化したときに、検知した用紙が裏紙用紙であると判断するようにしているので、誤検知を防止することができる。このようにして、このカラー画像形成装置では、レジストローラ33まで搬送された用紙が裏紙用紙であるか否かを判断する。そして、その用紙の一方の面に画像が形成されている裏紙用紙であると判断(検知)したときには、この用紙に対するプリント命令が両面プリント(両面画像形成)であったときでも、その用紙での両面プリントを禁止し、2枚の用紙にそれぞれ片面プリントで画像を形成するように置き換えて画像形成動作を続行させる。そして、その制御は、全て図1に示した制御装置50が行う。 【0026】すなわち、制御装置50のマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図7に示す裏紙用紙検知処理のルーチンをスタートさせる。まずステップ1で、給紙部2から用紙の搬送が開始されたか否かを判断し、まだ搬送されていなければそのまま待って、それが搬送されるとステップ2へ進む。そのステップ2では、搬送された用紙が画像検知手段12のある位置まで搬送されたか否かを判断し、画像検知手段12のある位置まで達するとステップ3へ進む。そのステップ3では、用紙が受光センサ17の位置に達した直後の受光センサ17の出力値Sa(図3〜図5参照)を検出して、それを記憶部に記憶する。そして、次のステップ4で、その後、すなわち画像部が受光センサ17の位置に通常達するタイミングで再び受光センサ17の出力値Sbを検出する。次のステップ5では、出力値Sb−Sa≧規定量(予め設定した値)となるか否かを判断し、NOの判断であればステップ6へ進んで、その用紙が受光センサ17のある位置を抜けたか否かを判断し、まだ抜けていなければステップ4へ戻って処理及び判断を繰返し、抜けていればステップ7へ進んで検知した用紙は裏紙用紙でないと判断し、この裏紙用紙検知処理を終了する。また、ステップ5でYESの判断をしたときにはステップ8へ進んで、検知した用紙は裏紙用紙であると判断し、この裏紙用紙検知処理を終了する。 【0027】このように、この実施の形態によるカラー画像形成装置は、図1に示した用紙搬送路21に搬送された用紙が裏紙用紙であるか否かを判断する。それにより、ユーザが裏紙用紙に誤って両面プリントをしてしまうのを防止することができる。また、無駄なプリントミスの防止による省資源化、及びオフィスコストの削減が図れる。さらに、ユーザの使い勝手もよくなる。ところで、制御装置50は、画像検知手段12が用紙の裏面に画像が形成されているのを検知したときには、分離手段8の給紙分離の条件や作像及び転写等のプロセス条件、さらには定着条件(定着温度を高める)等の画像形成に係る条件を裏紙用紙への画像形成に適した条件に切り替える裏紙モードに切り替える制御も行う。それにより、このカラー画像形成装置では、画像検知手段12が裏紙用紙を検知したときには、その裏紙用紙への画像形成に適した裏紙モードに自動的に切り替わるので、裏紙用紙に画像を形成する場合に生じやすい用紙の分離性能の低下や、定着部の温度低下による定着性能の低下、さらには裏面トナーが溶融することにより定着部のローラに付着しやすくなるのを防止することができる。 【0028】さらに、その制御装置50は、画像検知手段12が給紙部2から給紙した用紙に画像が形成されているのを検知したときには、給紙部2にはその用紙を給紙した給紙カセット22には裏紙用紙が収納されていることを表示部55に表示させる裏紙使用表示手段としても機能する。このカラー画像形成装置によれば、用紙搬送路21を搬送される用紙が裏紙用紙であると検知された場合には、その用紙を給紙した給紙部2の給紙カセット22には裏紙用紙が収納されていることが表示部55に表示されるので、ユーザに対して注意を促すことができる。それにより、以降のプリント時にはユーザはその裏紙用紙が収納されている給紙カセット22を知ることができるので、ユーザが裏紙用紙を使用したくない場合、あるいはその裏紙用紙を使用したい場合に表示部55の表示が有効な判断材料となる。したがって、ユーザが意図しない裏紙用紙の使用を防止することができる。なお、表示部55としては、例えば表示パネル、オペレーションパネル、カセットに設けた裏紙使用時点灯するランプ等がある。そして、この表示部55は画像形成装置自身に設けるので、特に画像形成装置の近くで直接画像形成装置を操作する場合に有効である。 【0029】また、図1に示した制御装置50は、画像検知手段12が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、その用紙を給紙した給紙部4の給紙カセット22には裏紙用紙が収納されていることを、このカラー画像形成装置にネットワークで接続したパソコンやホストコンピュータ等のプリントを指示する図6に示す外部接続機器81の表示部に表示させる裏紙使用表示手段としても機能する。したがって、このカラー画像形成装置によれば、そこに外部接続機器81を接続しているときは、用紙搬送路21を搬送される用紙が裏紙用紙であると画像検知手段12が検知したときには、その用紙を給紙した給紙部2の給紙カセット22には裏紙用紙が収納されていることが外部接続機器81の表示部に表示されるので、以降のプリント指令を出す時には、ユーザは注意を払うようになる。それにより、ユーザが裏紙用紙を使用したくない場合、あるいはその裏紙用紙を使用したい場合に表示部の表示が有効な判断材料となる。したがって、ユーザが裏紙用紙を使用したくないときには、意図しない裏紙用紙の使用を防止できる。なお、図6に示したカラー画像形成装置は、その装置に設けられている表示部55がコントローラ制御部92に接続されていて、そのコントローラ制御部92はエンジン制御部93と信号の授受が可能になっている。そして、そのエンジン制御部93は、画像形成部20,給紙部2,定着装置28等の間で信号の授受を行って、それらの駆動を制御する。 【0030】図8はこの発明による画像形成装置の他の実施形態の制御装置のマイクロコンピュータが行う裏紙用紙検知処理を示すフロー図である。なお、この実施形態による画像形成装置は、図1乃至図7で説明したカラー画像形成装置と制御系が行う制御内容が一部異なるだけであり、装置全体の機構部分の構成は同一であるため、必要に応じて図1及び図2に示した符号を使用して説明する。この実施形態によるカラー画像形成装置は、画像検知手段12が用紙に画像が形成されているのを検知したときには、それ以降はその用紙を給紙した給紙部2の給紙カセット22には全て裏紙用紙が収納されているものとして判断する裏紙収納判断手段として機能する制御装置を有している。その制御装置は、図示を省略するが、図1で説明したの制御装置50と同様な構成のマイクロコンピュータを有している。そのマイクロコンピュータは、所定のタイミングで図8に示す裏紙用紙検知処理のルーチンを実行する。すなわち、そのマイクロコンピュータは、図8に示したルーチンがスタートすると、図7で説明したステップ1からステップ8までと同様な判断及び処理をステップ11からステップ18で行い、次のステップ19で裏紙用紙検知を終了して、裏紙用紙であることを検知した用紙が給紙された給紙カセット22には全て裏紙用紙が収納されているものとして判断し、その結果を記憶部に記憶する。 【0031】すなわち、それ以降は、その裏紙用紙と判断した用紙を給紙した給紙カセット22から給紙が行われる場合には、裏紙検知の結果を待たずに、そこには裏紙用紙が収納されているものとして扱う。このカラー画像形成装置によれば、用紙搬送路21を搬送される用紙が裏紙用紙であると画像検知手段12が検知したときには、それ以降はその用紙を給紙した給紙段の給紙カセット22には全て裏紙用紙が収納されているものとして判断するので、その給紙カセット22から用紙が給紙される度に用紙の裏紙検知をしなくても、裏紙用紙使用による問題を解消することができる。また、プリント命令を出す前に給紙カセット22に収納されている用紙が裏紙用紙である可能性が高いことが判る。なお、このようにして給紙カセット22内に収納されている用紙を裏紙用紙と判断しても、一般に裏紙用紙を使用する場合には、裏紙用紙と新しい用紙(未画像形成用紙)とを混載して使用することは少ないため、最初に検知した用紙が裏紙用紙である場合には、次以降にセットされている用紙も裏紙用紙である確率か高い。 【0032】また、この給紙カセット22内にセットされた用紙が裏紙用紙であるという情報は、その給紙カセット22が引き出された場合にはリセットされるようにするとよい。そうすれば、その給紙カセット22内に用紙が補充されるときには給紙カセット22が引き出されることにより、その給紙カセット22内の用紙が未使用の用紙に変えられたとしても、誤検知を生じないので裏紙用紙であるか否かの検知精度を向上させることができる。また、このカラー画像形成装置の電源が切られている間に用紙が補充される場合もあるので、その電源が切られたとき、あるいは新たに電源が入れられたときに給紙カセット22にセットされている用紙が裏紙用紙であるか否かの情報がリセットされるようにするとよい。そうすれば、さらに裏紙用紙であるか否かの精度を上げることができる。なお、図7及び図8には、受光センサ17が、受光量が大きい場合に出力が大きくなる特性を持つ場合のものを使用した場合の例を示したものであり、逆に受光センサ17が受光量が大きい場合に出力が小さくなる特性を持つものを使用した場合には、ステップ5及びステップ15の各判断は、Sb−Sa≦規定量となる。 【0033】図9は裏紙禁止モードを有するカラー画像形成装置の実施形態を説明するためのブロック図である。このカラー画像形成装置は、裏紙用紙を使用したくないときに裏紙禁止モードを設定する裏紙禁止設定手段である裏紙禁止モードキー71を装置本体の外部に設けている。また、その裏紙禁止モードキー71により裏紙禁止モードが設定されたときには、画像検知手段12が用紙の画像を検知したときにはその用紙でのプリントを禁止するように制御もする制御手段である制御装置50′を設けている。このカラー画像形成装置は、上述したようにプリント命令を実行する前に予め裏紙用紙を使用するか否かを選択できるようになっているので、裏紙用紙を使用したくないときには、装置本体の外部のパネル等に設けている裏紙禁止モードキー71を押して裏紙禁止モードを選択する。すると、裏紙禁止モードが実行されることにより、用紙搬送路に搬送された用紙が裏紙用紙であることが検知された場合には、その用紙に対して画像形成を行わないように制御される。 【0034】すなわち、その裏紙用紙に画像を転写せずに、その用紙をプリント面を白紙状態のまま排紙収納部24(図2参照)に排出する。また、ユーザに対しては、例えば「用紙が裏紙用紙であったためプリントされなかった」旨を装置本体の表示部55に表示(表示パネル、オペレーションパネル、アラームランプ等)する。あるいは、このカラー画像形成装置にパーソナルコンピュータ等の外部接続機器81が接続されているときには、その外部接続機器81のディスプレイに同様な表示をする。これにより、無駄なプリントミスを防止することができることにより省資源化が図れる。また、オフィスコストの削減にも効果がある。さらに、ユーザの使い勝手もよくなる。また、社外提出書類のために裏紙用紙を使用したくないときでも、裏紙禁止モードを選択すれば、うっかりして裏紙用紙に画像をプリントしてしまうのを防止することができる。 【0035】図10は両面プリントの指定時に裏紙用紙を検知したときにはその用紙が収納されていた給紙カセットからの給紙を停止させるようにしたカラー画像形成装置の実施形態を示すブロック図である。なお、このカラー画像形成装置は、図1乃至図7で説明したカラー画像形成装置と制御系が行う制御内容が一部異なるだけであり、装置全体の機構部分の構成は同一であるため、必要に応じて図1及び図2に示した符号を使用して説明する。この実施形態によるカラー画像形成装置は、両面プリントが指定されて裏紙用紙が収納されている給紙カセット22からの給紙が選択されたときには、その給紙カセット22からの用紙の給紙を停止させるように制御する給紙停止手段として機能する制御装置50″を設けている。なお、この制御装置50″は、図1の制御装置50と同様な構成のマイクロコンピュータを有している。 【0036】このカラー画像形成装置によれば、両面プリントが指定されると、その前に予め裏紙用紙が収納されている給紙カセット22はわかっているので(以前の給紙履歴により、そのように判断している)、その給紙カセット22からの給紙が選択されたときには、その給紙カセット22からの用紙の給紙が制御装置50″により自動的に停止される。したがって、用紙の既に画像が形成されている面に新たな画像が重ねて形成されてしまうようなことがない。それにより、無駄なプリントミスを防止して省資源化が図れ、オフィスコストの削減にも効果があり、さらに、ユーザの使い勝手もよくなる。このように、このカラー画像形成装置によれば、両面プリントが指定されたときには、給紙カセット22にセットされた裏紙用紙は給紙されないので、無駄な給紙動作が一切行われない。なお、裏紙用紙をセットしていて選択された給紙カセット22内の用紙と同サイズの用紙で未使用の用紙を収納している他の給紙カセットがある場合には、その給紙カセット22から未使用の用紙を給紙させるようにしてもよい。 【0037】図11は裏紙禁止モードが選択されたときには裏紙用紙が収納されている給紙カセットからの給紙を停止させるようにした画像形成装置の実施形態を示すブロック図である。なお、このカラー画像形成装置においても、図1乃至図7で説明したカラー画像形成装置と制御系が行う制御内容が一部異なるだけであり、装置全体の機構部分の構成は同一であるため、必要に応じて図1及び図2に示した符号を使用して説明する。この実施形態によるカラー画像形成装置は、裏紙禁止モードが裏紙禁止モードキー71により選択されたときに、複数(例えば4個)設けられている給紙カセット22のうち、裏紙用紙が収納されている給紙カセット22からの給紙が選択されたときには、その給紙カセット22からの用紙の給紙を停止させるように制御する給紙停止手段として機能する制御装置60を設けている。なお、この制御装置60は、図1の制御装置50と同様な構成のマイクロコンピュータを有している。 【0038】このカラー画像形成装置は、両面プリントが指定されると、その前に予め裏紙用紙が収納されている給紙カセット22はわかっているので(以前の給紙履歴により、そのように判断している)、その給紙カセット22からの給紙が選択されたときには、その給紙カセット22からの用紙の給紙が制御装置60により自動的に停止される。したがって、用紙の既に画像が形成されている面に新たな画像が重ねて形成されてしまうのを防止することができる。これにより、無駄なプリントミスの防止による省資源化が図れ、オフィスコストの削減にも効果があり、さらに、ユーザの使い勝手もよくなる。なお、図10で説明したカラー画像形成装置の場合と同様に、裏紙用紙をセットしていて選択された給紙カセット22内の用紙と同サイズの用紙で未使用の用紙を収納している他の給紙カセットがある場合には、その給紙カセット22から未使用の用紙を給紙させるようにしてもよい。このカラー画像形成装置によれば、社外等へ正式な書類として発行する文書のように裏紙用紙を使用しては困るような場合には、裏紙禁止モードを選択して画像形成を行えば、その際に万一裏紙用紙が収納されている給紙カセット22からの給紙を選択してしまったとしても、その給紙カセット22からの給紙は行われないので、誤って無駄な画像形成をしてしまうのを防止することができる。 【0039】図12は用紙の裏面に画像が形成されている用紙を給紙した給紙カセットからの給紙が選択されたときにはその給紙カセットからの用紙の給紙時には裏紙モードに切り替えるようにした画像形成装置の実施形態を示すブロック図である。なお、このカラー画像形成装置においても、図1乃至図7で説明したカラー画像形成装置と制御系が行う制御内容が一部異なるだけであり、装置全体の機構部分の構成は同一であるため、必要に応じて図1及び図2に示した符号を使用して説明する。この実施形態によるカラー画像形成装置は、給紙分離の条件や作像及び転写等のプロセス条件や定着条件等の画像形成に係る条件を裏紙用紙への画像形成に適した条件に切り替える裏紙モードに切り替える手段として機能する制御装置60′を設けている。また、給紙部2は、それぞれ用紙を収納可能な複数の給紙カセット22を有し、画像検知手段12が用紙に画像が形成されているのを検知した用紙を給紙した給紙カセット22からの給紙が選択されたときには、その給紙カセット22からの用紙の給紙時には裏紙モードに切り替えるようにしている。 【0040】なお、この制御装置60′は、図1の制御装置50と同様な構成のマイクロコンピュータを有している。このカラー画像形成装置は、プリント命令がされる前に、予め裏紙用紙が収納されている給紙カセット22はわかっているので(以前の給紙履歴により、そのように判断している)、その給紙カセット22からの給紙が選択されたときには、裏紙用紙への画像形成に適した裏紙モードに自動的に切り替えられる。それにより、裏紙用紙に画像を形成する場合に生じやすい用紙の分離性能の低下や、定着部の温度低下による定着性能の低下、さらには裏面トナーが溶融することにより定着部のローラに付着しやすくなるなどの裏紙用紙を使用した場合に生じやすい不具合の発生を防止することができる。なお、上述した各実施の形態で説明した発光センサ16と受光センサ17とからなる画像検知手段12は、用紙搬送路21(図1参照)を搬送される用紙の先端及び後端を検知する用紙検知センサも兼ねている。したがって、用紙の先端及び後端を検知する専用のセンサを追加する必要がないので、その分装置を低コストにできると共に構成を簡略化することができる。また、その発光センサ16と受光センサ17とからなる画像検知手段12は、用紙搬送路21を搬送される用紙の重送を検知する重送センサも兼ねている。その発光センサ16と受光センサ17とによる重送検知は、用紙1枚時の光透過率(受光センサの信号による)と2枚時の光透過率を比較することで行っており、光透過率が約1/2、約1/3と一定の割合で低下しているときは、用紙が2枚、3枚の重送と判断するようにしている。 【0041】図13は給紙部にセットされた用紙の枚数を検知する機能を備えた画像形成装置の実施形態を示す概略構成図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。この実施形態によるカラー画像形成装置は、給紙部2の給紙カセットにセットされた用紙の透過率を測定する発光手段である発光センサ13と受光手段である受光センサ14を設け、発光センサ16と受光センサ17とからなる画像検知手段12(図1実施形態に比べて分離手段8に近い位置に配設している)で測定した透過率と給紙部2の発光センサ13と受光センサ14とにより測定した透過率とを比較することにより、給紙部2にセットされた用紙Pの枚数を検知するようにしている。すなわち、用紙搬送路21に設けている発光センサ16と受光センサ17とによって給紙部2から搬送された用紙1枚の透過率を測定し、給紙部2に設けた発光センサ13と受光センサ14とにより給紙部2の底板5上の用紙Pの透過率を測定する。そして、その2つの透過率を比較することですることで、底板5上の用紙Pの残量枚数を制御装置70のマイクロコンピュータが演算する。このようにすれば、底板5上の用紙の残量枚数も検知することができる。したがって、装置を低コスト化できると共に、構成も簡略化することができる。 【0042】図14は画像検知手段による用紙の画像検知を強制的に解除させる画像検知解除手段を設けたカラー画像形成装置の実施形態を示すブロック図である。なお、このカラー画像形成装置においても、図1乃至図7で説明したカラー画像形成装置と制御系が行う制御内容が一部異なるだけであり、装置全体の機構部分の構成は同一である。このカラー画像形成装置は、画像検知手段12による用紙の画像の検知を強制的に解除させる画像検知解除手段73を設けている。その画像検知解除手段73は、例えば装置本体設けられたスイッチ、あるいはこのカラー画像形成装置にネットワークで接続されたパソコンやホストコンピュータ等のプリントを指示する外部接続機器に設けられている各種キーであり、その画像検知解除手段73からの信号を制御装置60″(図1の制御装置50と同様な構成)が入力すると、それにより画像検知手段12による用紙の画像検知を強制的に解除する。このカラー画像形成装置によれば、例えば予め用紙に罫線や文字等が印刷されている用紙(フォーム用紙等)を使用して、そこに画像を形成しようとしたときには、その罫線や文字等が再使用の裏紙用紙と間違えられて誤検知されやすいが、このようなときに画像検知解除手段73を使用すれば、画像検知手段12による用紙の画像検知を解除することができるので、上記誤検知を防止することができる。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、この発明による画像形成装置によれば、給紙部と画像転写部との間の用紙搬送路上に設けた画像検知手段が裏紙用紙を検知したときにはその用紙での両面プリントを禁止するので、片面に既に画像が形成されている裏紙用紙に誤って両面プリントをしてしまうのを防止することができる。また、給紙部に複数の給紙カセットがある場合であっても、その給紙カセット毎に裏紙用紙を検知する画像検知手段を設ける必要がないので、簡単な構成になると共に装置を安価にすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
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| 【出願日】 |
平成14年4月22日(2002.4.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080931 【弁理士】 【氏名又は名称】大澤 敬
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| 【公開番号】 |
特開2003−316206(P2003−316206A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月7日(2003.11.7) |
| 【出願番号】 |
特願2002−119801(P2002−119801) |
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