| 【発明の名称】 |
現像装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】青木 信次 【住所又は居所】神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝テック株式会社柳町事業所内
【氏名】泉 貴雄 【住所又は居所】神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝テック株式会社柳町事業所内
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| 【要約】 |
【課題】供給ローラと現像ローラとの間に現像剤を過剰に滞留させることなく現像剤を供給できるようにする。
【解決手段】現像装置は、感光体ベルト2に接触され該接触部において下から上に向かって回転することにより感光体ベルト2に現像剤を供給する現像ローラ27と、この現像ローラ27に接触され該現像ローラ27と同方向に回転することにより現像ローラ27にトナーを供給する供給ローラ26と、この供給ローラ26に向かってトナーを搬送する搬送羽根23a〜23dと、供給ローラ26の下方部に位置して現像ローラ27から離間して設けられ、搬送羽根23a〜23dによって搬送されてくる現像剤を保留し、この保留した現像剤を供給ローラ26によって現像ローラ27に供給させる保留部材30と、現像ローラ27上に供給された現像剤の層厚を規制する層厚規制ブレード28とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】像担持体に接触され、該接触部において下から上に向かって回転することにより前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラと同方向に回転することにより前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、この供給ローラに向かって現像剤を搬送する搬送手段と、前記供給ローラの下方部に位置して前記現像ローラから離間して設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を保留し、この保留した現像剤を前記供給ローラによって前記現像ローラに供給させる保留部材と、前記現像ローラ上に供給された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材とを具備する現像装置。 【請求項2】前記保留部材の現像剤供給方向先端側が、前記供給ローラの下方部に位置する請求項1記載の現像装置。 【請求項3】前記供給ローラの直径をR(cm)、軸方向の長さをx(cm)としたとき、前記保留部材に保留される現像剤の重量w(mg)が少なくともw>πRxを満足する請求項1記載の現像装置。 【請求項4】前記保留部材はその上面形状が凹型をなす請求項3記載の現像装置。 【請求項5】前記保留部材は前記供給ローラの回転により供給される現像剤供給方向先端側に突起部を有する請求項3記載の現像装置。 【請求項6】像担持体に接触され、該接触部において下から上に向かって回転することにより前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラと同方向に回転することにより前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、この供給ローラに向かって現像剤を搬送する搬送手段と、前記供給ローラの下部側に位置して前記現像ローラから離間して設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を前記供給ローラにガイドするガイド部材と、このガイド部材と前記現像ローラとの間に設けられ前記供給ローラの回転により前記ガイド部材から送出される現像剤を前記現像ローラに案内する補助ガイドと、前記現像ローラ上に供給された現像剤の層厚を規制する層規制部材とを具備し、前記補助ガイドは前記現像剤の案内時にその一部を下方に落下させる構造を有するとともに、現像剤のガイド方向先端側を前記現像ローラに当接させ、この当接部を高分子材料により構成して前記現像ローラ上の現像剤を予備的に帯電させるとともにその層厚を規制する現像装置。 【請求項7】前記補助ガイドは現像剤のガイド方向と直交する方向の長さを前記ガイド部材より短かくする請求項6記載の現像装置。 【請求項8】前記補助ガイドは現像剤の一部を下方に落下させる開口部を有する請求項6記載の現像装置。 【請求項9】像担持体に接触され、該接触部において下から上に向かって回転することにより前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラと同方向に回転することにより前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、この供給ローラに向かって現像剤を搬送する搬送手段と、前記供給ローラの下部側に位置して前記現像ローラから離間して設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を前記供給ローラにガイドするガイド部材と、このガイド部材と前記現像ローラとの間に設けられ前記現像ローラと前記供給ローラとの接触部から落下する現像剤を受けて前記現像ローラにガイドする補助ガイドと、前記ガイド部材から前記補助ガイドへの現像剤の移動を規制する移動規制部材と、前記現像ローラ上に供給された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材とを具備する現像装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真を応用した複写機、プリンタ等に搭載される現像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真複写機等には、例えば、4色の現像装置を備え、この4色の現像装置により感光体ベルト上にカラーのトナー像を形成し、このカラーのトナー像を中間転写ドラムを介して用紙に転写させるものがある。 【0003】この種の電子写真複写機においては、用紙の搬送を有利にするために、感光体ベルトと現像ローラとの接触部における用紙の移動方向を下から上に向かうように設計されることが望ましい。 【0004】また、現像装置としては現像ローラに接触してトナーを供給する供給ローラを備えるとともに、この供給ローラの下部側にトナー供給室を備える構成が提案されている。トナー供給室は供給ローラの下部側に設けられるガイド板と、このガイド板と現像ローラとの間に介在されるシート部材とで構成される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の現像装置では以下に示すような問題があった。 【0006】即ち、トナー供給室を形成するガイド板及びシート部材と、現像ローラ及び供給ローラの4つの部材で形成される空間部内にトナーが滞留し、さらにこのトナーが滞留する空間部内に供給ローラの回転により新たなトナーが押し込まれることにより、トナーが過剰に滞留していた。このため、供給ローラや現像ローラの駆動トルクが大きくなるという問題があった。 【0007】また、シート部材上に滞留される未帯電のトナーが直接、現像ローラ上に供給される。この未帯電のトナーは現像ローラヘの付着力が小さく、結果として層厚規制ブレードと現像ローラとの間のニップ部で層形成不良を生じる。特に、現像ローラの周速が250mm/sを超えるような領域では容易にトナーこぼれを生じるという問題があった。 【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもので、供給ローラと現像ローラとの間に現像剤を過剰に滞留させることなく現像剤を供給でき、また、未帯電の現像剤を直接、現像ローラと層厚規制部材との間に送込むことのないようにした現像装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明の現像装置は像担持体に接触され、該接触部において下から上に向かって回転することにより前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラと同方向に回転することにより前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、この供給ローラに向かって現像剤を搬送する搬送手段と、前記供給ローラの下方部に位置して前記現像ローラから離間して設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を保留し、この保留した現像剤を前記供給ローラによって前記現像ローラに供給させる保留部材と、前記現像ローラ上に供給された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材とを具備する。 【0010】この発明の現像装置は像担持体に接触され、該接触部において下から上に向かって回転することにより前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラと同方向に回転することにより前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、この供給ローラに向かって現像剤を搬送する搬送手段と、前記供給ローラの下部側に位置して前記現像ローラから離間して設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を前記供給ローラにガイドするガイド部材と、このガイド部材と前記現像ローラとの間に設けられ前記供給ローラの回転により前記ガイド部材から送出される現像剤を前記現像ローラに案内する補助ガイドと、前記現像ローラ上に供給された現像剤の層厚を規制する層規制部材とを具備し、前記補助ガイドは前記現像剤の案内時にその一部を下方に落下させる構造を有するとともに、現像剤のガイド方向先端側を前記現像ローラに当接させ、この当接部を高分子材料により構成して前記現像ローラ上の現像剤を予備的に帯電させるとともにその層厚を規制する。 【0011】この発明の現像装置は像担持体に接触され、該接触部において下から上に向かって回転することにより前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラと同方向に回転することにより前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、この供給ローラに向かって現像剤を搬送する搬送手段と、前記供給ローラの下部側に位置して前記現像ローラから離間して設けられ、前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を前記供給ローラにガイドするガイド部材と、このガイド部材と前記現像ローラとの間に設けられ前記現像ローラと前記供給ローラとの接触部から落下する現像剤を受けて前記現像ローラにガイドする補助ガイドと、前記ガイド部材から前記補助ガイドへの現像剤の移動を規制する移動規制部材と、前記現像ローラ上に供給された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材とを具備する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。 【0013】図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としてのカラー電子写真装置を示す構成図である。 【0014】このカラー電子写真装置は画像形成部1を備えている。画像形成部1は像担持体としての感光体ベルト2を有している。この感光体ベルト2は複数個の第1乃至第5のローラ3a〜3e間に所定の張力で掛け渡されて矢印方向に沿って走行されるようになっている。 【0015】感光体ベルト2の周囲部にはその走行方向に沿って感光体ベルト2を所定の電位に帯電させる帯電装置4、帯電された感光体ベルト2に静電潜像を形成する露光装置5、感光体ベルト2に形成された静電潜像にトナーを供給して可視化する第1乃至第4の現像装置6a〜6dが配設されている。さらに、感光体ベルト2の周囲部にはその走行方向に沿って感光体ベルト2に形成されたトナー像を一旦保持する回転自在な中間転写体7、及び感光体ベルト2に残ったトナーを除去するクリーナ装置9が配設されている。また、中間転写体7の上部側には、中間転写体7をクリーニングするクリーナ8が設けられている。 【0016】感光体ベルト2は第1及び第2のローラ3a、3b間に掛け渡される部分を中間転写体7の外周面に密着させ、第3及び第4のローラ3c、3dに掛け渡される部分を一定の隙間を存して現像装置6a〜6dに離間対向させている。 【0017】なお、第1乃至第5のローラ3a〜3eのうちの何れか一個には駆動モータ(図示しない)が接続され、この駆動モータの回転により第1乃至第5のローラ3a〜3eが矢印の方向に所定の速度で回転駆動されるようになっている。 【0018】一方、画像形成部1の下方には、所定のサイズの被転写材としての用紙Pを収納する用紙カセット12が設けられている。用紙カセット12には用紙Pを1枚ずつ取り出す給紙ローラ13が設けられている。 【0019】用紙カセット12と中間転写体7との間には、中間転写体7に向けて用紙Pを搬送する搬送系14が備えられている。搬送系14には中間転写体7に対向する状態で転写ローラ16が設けられ、中間転写体7に形成されたトナー像を用紙Pに転写するようになっている。 【0020】なお、転写口―ラ16の用紙搬送方向上流側にはアライニングローラ18が設けられている。このアライニングローラ18は搬送系14で搬送されてくる用紙Pを一旦停止させて、搬送方向に対する用紙Pの傾きを修正するとともに、用紙Pの先端と中間転写体7上のトナー像の先端とを一致させるものである。 【0021】また、転写ローラ16の用紙搬送方向下流側には、トナー像が転写された用紙Pを中間転写体7から剥離するためにACチャージを与える剥離装置19と、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置20が配設されている。 【0022】次に、上記したカラー電子写真装置によるフルカラー印字動作について説明をする。 【0023】まず、帯電装置4によって回転する感光体ベルト2の表面を所定の電位で一様に帯電させる。続いて、露光装置5によってイエロー画像に対応した露光が感光体ベルト2上になされ、静電潜像が形成される。この感光体ベルト2上の静電潜像はイエロー現像装置1aからイエロートナーが供給されることにより現像され、このトナー像は、さらに中間転写体7上に転写される。この転写後、感光体ベルト2は中間転写体7から剥離されて除電器(図示しない)で光除電される。そして、中間転写体7へ転写されずに感光体ベルト2上に残ったトナーはクリーナ装置9でクリーニングされる。クリーニングされたトナーは廃トナーボックス(図示しない)に回収される。 【0024】しかるのち、感光体ベルト2は帯電装置4により再帯電され、露光装置5によってマゼンタ画像に対応した露光がなされ、静電潜像が形成される。この感光体ベルト2上の静電潜像はマゼンタ現像装置6bによってマゼンタトナーで現像され、さらに中間転写体7上のイエロー画像に重ねてマゼンタのトナー画像が転写される。シアン画像、ブラック画像についても同様な工程を重ねて、中間転写体7上に4色重ねの画像を形成する。 【0025】この画像形成後、中間転写体7と転写ローラ16との間に用紙Pを給紙し、用紙Pに4色重ねのトナー画像を一括して2次転写する。4色のトナー画像を保持した用紙は、剥離チャージャー19によって中間転写体7から剥離され、定着装置20に至り、トナーが定着されたカラー画像を得る。 【0026】一方、中間転写体7上には用紙Pに転写しきれなかったトナーが残留するため、2次転写完了後にクリーナ8を接触させて中間転写体7をクリーニングする。 【0027】なお、先に記述した4色の重ね画像を中間転写体7上に作成している間は、クリーナ8は中間転写体7から離間している。 【0028】図2は上記した非磁性1成分の現像装置6a〜6dを示す構成図である。 【0029】現像装置6a〜6dは現像剤としての非磁性1成分トナー24を収容する現像容器22を備えている。現像容器22内にはトナーを搬送するための複数(4個)の搬送羽根23a〜23dが配設されている。搬送羽根23aの前方部には供給ローラ26と、現像ローラ27が配設されている。現像ローラ27の下部側には現像ローラ27上のトナー層を一定の層厚に規制する層厚規制手段としての層厚規制ブレード28が設けられている。 【0030】現像動作時には、搬送羽根23a〜23dが回転され、この回転によりトナーが搬送されて後述するように一旦保留部材に保留された後、供給ローラ26に送られる。このトナーは供給ローラ26の回転により、現像ローラ27に供給される。そして、この現像ローラ27に供給されたトナーはその層圧が一定になるように層厚規制ブレード28により規制される。このように現像ローラ27上のトナー層の層厚が一定化されたのち、感光体ベルト2上の静電潜像にトナーが供給されて可視化される。 【0031】ところで、供給ローラ26の下方部にはトナー24を一時的に保留する保留部材30が設けられ、この保留部材30の下方部にはトナー24を矢印方向に攪拌搬送する搬送羽根31が設けられている。 【0032】保留部材30は現像容器22の底面と現像ローラ27とから離間した位置に設けられている。搬送羽根23aは保留部材30上に接触可能な位置に配設され、回転することによって非磁性1成分のトナー24を保留部材30上に搬送するようになっている。なお、非磁性1成分のトナー24の一部は飛散によって直接供給ローラ26上に運ばれることもある。 【0033】供給ローラ26は現像ローラ27と接触して同一方向に回転し、現像ローラ27上に非磁性1成分のトナー24を担持させる。このとき、現像ローラ27で掻き落とされた供給ローラ26上の余分なトナーや供給ローラ26の回転によって保留部材30に送出された帯電量の低いトナーは、重力によってそのまま現像容器22の底面に落下し、攪拌部材31によって攪拌される。 【0034】 【表1】
【0035】表1は、現像ローラ27として表面粗さRz3.0μm、直径18mmのアルミニウムスリーブを用い、供給ローラ26として中心軸に直径6mmの金属棒を有する直径14.2mmの発泡ポリウレタン部材を用いてこれを深さ方向に1.6mm現像ローラ27に食い込ませて当接させ、現像ローラ27と供給ローラ26の周速比を1.0として、現像装置6a〜6dを駆動させたときの、現像ローラ27上の非磁性1成分のトナー24の層厚・帯電量と、現像装置の駆動トルク、トナーこぼれに関する調査結果である。 【0036】トナーの層厚・帯電量は一般的な吸引式ファラデーケージで測定した。 【0037】トナーこぼれについては現像ローラ27と層規制ブレード28との間のニップ部から現像容器22の外部へ0.1mg以上こぼれ出した時の現像ローラ周速を示している。 【0038】ところで、本実施例では、現像ローラ27と保留部材30との間の水平方向のギャップを4mmとした。さらに、保留部材30のトナー搬送方向の先端側にはトナー溜まり30aを形成する突起部としてのフィルム部材31bを0.5mmの高さで突設している。 【0039】比較データとして、保留部材30が全く存在しない場合と、従来例に示したガイド板とシート部材(0.2mm厚のポリウレタンシート)から構成されている場合を示す。実験でのトナーの層厚規制は、0.1mm厚のSUSの板バネ上に厚さ1.0mmのウレタンチップをマウントした層規制ブレードを押圧力70N/mで現像ローラに当接して行い、トナーには一般的なポリエステルタイプの非磁性1成分トナー(体積平均粒径10.5μm、フタロシアニン顔料4.5wt%、ワックス2wt%)を使用した。 【0040】表1の結果から、本発明の現像装置を用いた場合は、現像ローラ27へ供給するトナー24を確実に現像ローラ27と供給ローラ26のニップ部に経由させることができる。 【0041】従って、トナーに対し電荷を十分に付与して現像ローラ27ヘのトナーの付着力を向上させることができ、その結果として現像ローラ周速400mm/s以上という高速現像ローラ駆動時においてもトナーこぼれを生じないことがわかる。 【0042】さらに、ガイド板とシート部材を有する従来の現像装置に比べて、供給ローラ26と現像ローラ27との間に形成される空間にトナー24が滞留しないため、現像ローラ27の駆動トルクも小さくて済む。 【0043】なお、供給ローラ26の直径をR(cm)、軸方向の長さをx(cm)としたとき、保持部材30上に常時保留されているトナー24の重量w(mg)が少なくともw>πRxの関係を示さない場合は、連続してベタ画像を出力する場合においてベタ追随性不良を生じる。 【0044】このような問題を回避するために、保留部材30の上部の表面形状を凹型にするか、或は、上記したようにトナー搬送方向先端側にフィルム部材31bを突設している。 【0045】上記したように、この実施の形態によれば、保留部材30のトナー搬送方向先端側を供給ローラ26の下方部に配置して、現像ローラ27との間に隙間を形成するため、保留部材30から供給ローラ26と現像ローラ27との間のニップ部に向かわずに、直接現像ローラ27に向かうトナーを隙間から下方に落下させて確実に遮断できる。 【0046】従って、現像ローラ27の駆動トルクを小さくできるとともに、十分に帯電したトナーのみを現像ローラ27と層厚規制ブレード28との間に供給でき層厚規制ブレード28におけるトナーこぼれを防止できる。 【0047】図3は本発明の第2の実施の形態である現像装置を示すものである。 【0048】なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。 【0049】供給ローラ26の下部側にはガイド板41が設けられている。このガイド板41は搬送羽根23aの回転によって搬送されてくる非磁性1成分のトナー24を供給ローラ26にガイドするものである。ガイド板41は現像容器22の底面および現像ローラ27から離間した状態で設けられている。このガイド板41と現像ローラ27との間には補助ガイド42が設けられている。 【0050】供給ローラ26は現像ローラ27と接触して同一方向に回転し、現像ローラ27上に非磁性1成分のトナー24を担持させる。このとき、現像ローラ27により掻き落とされる供給ローラ26上の余分なトナー、さらに、供給ローラ26の回転によってガイド板41から送出される帯電量の低いトナー24の一部が補助ガイド42上に滞留される。 【0051】この補助ガイド42上に滞留したトナーは、現像ローラ27へのトナー供給量が現像ローラ27と供給ローラ26とのニップ部からだけでは不十分な場合に、主に現像ローラ27自身の搬送力によって搬送されて現像ローラ27に供給される。 【0052】ところで、補助ガイド42には図4にも示すように、開口部42a…が複数形成され、開口部42a…から補助ガイド42上のトナー24の一部が下方に落下されるようになっている。このトナーの落下により、トナーが過剰に滞留することを防止し、現像ローラ27の駆動トルクが上昇するのを防止できるようになっている。 【0053】さらに、補助ガイド42の表面は高分子材で形成され、所定の押圧力で現像ローラ27に当接されている。これにより、現像ローラ27上のトナー層厚を予備的に規制しまた帯電させることができるようになっている。 【0054】 【表2】
【0055】表2は、現像ローラ27として表面粗さRz3.0μm、直径18mmのアルミニウムスリーブを用い、供給ローラ26として中心軸に直径6mmの金属棒を有する直径14.2mmの発泡ポリウレタン部材を用い、これを現像ローラ27に対しその深さ方向に1.6mmくい込ませて当接させ、現像ローラ27と供給ローラ26の周速比を1.0として、現像ローラ周速250mm/sで1hr駆動させたときの、その前後における現像ローラ27上のトナーの層厚・帯電量と、現像装置の駆動トルク、及びトナーこぼれ発生限界速度(現像ローラ周速)に関する調査結果である。 【0056】現像ローラ27上のトナーの層厚・帯電量は一般的な吸引式ファラデーケージで測定した。 【0057】本実施例では、補助ガイド42としては図.3に示すような形状の、一般的なポリウレタンゴム(厚さ0、04mm、ゴム硬度70度)を用いて現像ローラ27に当接させている。 【0058】比較データとして、従来例に示したガイド板と単なるシート部材(厚さ0.02mm、ゴム硬度90度のポリウレタンで開口部なし)から構成されている場合と、ガイド板のみにより構成されている場合を併せて示す。 【0059】実験でのトナーの層厚規制は、0.lmm厚のSUSの板バネ上に厚さ1.0mmのウレタンチップをマウントした層規制ブレード28を押圧70N/mで現像ローラ27に当接して行い、トナーには一般的なポリエステルタイプの非磁性1成分トナー(体積平均粒径10.5μm、フタロシアニン顔料4.5wt%、ワックス2wt%)を使用した。また、現像ローラ27とガイド板41との水平方向のギャップはそれぞれ4mmである。 【0060】表2のように、本発明の現像装置を用いた場合は補助ガイドとして膜厚の厚い高分子部材を使用しているにも関わらず、比較例1(従来例)に比べて駆動後のトルクが小さい。これは補助ガイド42、現像ローラ27、供給ローラ26により挟まれた空間に存在するトナーが過剰に滞留することなく、開口部42a…を通って現像容器22の内底部に逃がされるためである。 【0061】また,補助ガイドとして厚い高分子部材を現像ローラ27に当接することによってトナーの帯電量を高く設定できるため、トナーこぼれは現像ローラ周速400mm/sでも発生しない。 【0062】さらに、比較例2のようにガイド板のみの場合では、供給ローラの発泡ウレタンにトナーが詰まることによって層厚が大きく変化するが、本発明の現像装置では、補助ガイド42上のトナーが現像ローラ27上のトナー層の形成に使用されるため搬送量が駆動前後で大きく変化しない。 【0063】また、補助ガイド42は高分子フィルム単体のみでなく、金属の板バネ部材に高分子のフィルムやチップを接着・マウントしたような部材でも問題ない。 【0064】なお、この実施の形態では補助ガイド42に開口部42a…を穿設してトナーを落下させるようにしたが、これに限られず、補助ガイド42のトナーガイド方向と直交する方向の長さをガイド板41の長さよりも短くしてトナーを補助ガイド42の両端側から落下させるようにしても良い。 【0065】図5は本発明の第3の実施の形態である現像装置を示すものである。 【0066】なお、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。 【0067】この第3の実施の形態では、供給ローラ26の下部側に図.6にも示すようにガイド板51を設けている。ガイド板51は搬送羽根23aの回転によって搬送されてくるトナー24を供給ローラ26にガイドするものである。ガイド板51は現像容器22の底面と現像ローラ27から離間する状態で設けられている。 【0068】ガイド板51と現像ローラ27との間には補助ガイド52が設けられている。また、ガイド板51と補助ガイド52との間には、ガイド板51から補助ガイド52へのトナーの流れを規制する規制部材53が設けられている。 【0069】供給ローラ26は現像ローラ27と接触して同一方向に回転し、現像ローラ27上に非磁性1成分のトナー24を担持させる。このとき、供給ローラ26の回転によってガイド板51から帯電量の低いトナーが補助ガイド52上に直接送り出されようとするが、このトナーの流れは規制部材53により規制される。これにより、供給ローラ26によって供給されるトナーは、全て供給ローラ26と現像ローラ27との間のニップ部に送られる。 【0070】従って、補助ガイド52上に滞留されるトナーは供給ローラ26と現像ローラ27とニップ部で十分に帯電されて落下されたもので、帯電量が高く、トナーこぼれ現象を防止することができる。 【0071】補助ガイド52上に滞留しているトナーは、現像ローラ27へのトナー供給量が供給ローラ26とのニップ部からだけでは不十分な場合に、主に現像ローラ27自身の搬送力によって現像ローラ27に供給される。 【0072】 【表3】
【0073】表3は、現像ローラ27として表面粗さRz3.0μm、直径18mmのアルミニウムスリーブを用い、供給ローラ26として中心軸に直径6mmの金属棒を有する直径14.2mmの発泡ポリウレタン部材を用いて、これを現像ローラ27に深さ方向に1.6mmくい込ませて当接させ、現像ローラ27と供給ローラ26の周速比を1.0として、現像ローラ周速250mm/sで駆動させたときの、現像ローラ27上のトナーの層厚・帯電量と、トナーこぼれ発生限界速度(現像ローラ周速)に関する調査結果である。 【0074】現像ローラ27上のトナーの層厚・帯電量は一般的な吸引式ファラデーケージで測定した。 【0075】本実施例では補助ガイド52として一般的なポリウレタンゴム(厚さ0.02mm、ゴム硬度90度)を当接させて、これに突出高さが1.5mmのトナー流の規制部材53(ポリウレタン、厚さ0.02mm、硬度90度)を配設した。 【0076】トナー層の規制は、0.1mm厚のSUSの板バネ上に厚さ1.0mmのウレタンチップをマウントした層規制ブレード28を押圧70N/mで現像ローラ27に当接して行い、トナーには一般的なポリエステルタイプの非磁性1成分のトナー(体積平均粒径10.5μm、フタロシアニン顔料4.5wt%、ワックス2wt%)を使用した。 【0077】比較例として、トナー流の規制部材53がない場合を併せて示すが、トナー流の規制部材53を配設することによって、ガイド板51から帯電量の低いトナーが補助ガイド52を介して直接現像ローラ27に送られることがなく、トナーの帯電量がアップし、またトナーこぼれ限界周速を400mm/s以上にすることができる。 【0078】なお、トナー流の規制部材53をガイド部材51自体に一体的に突設することにより構成しても同様の効果が得られる。 【0079】また、トナー流の規制部材53は補助ガイド52の上面に設けるようにしても問題はない。 【0080】本発明は以上説明したように、第1の実施の形態では、供給ローラ26の下部側に搬送羽根23aから搬送されたトナー24を一旦、保留可能な保留部材30を現像ローラ27から離間して配設することによって、現像ローラ27へ供給されるトナー24を確実に現像ローラ27と供給ローラ26とのニップ部を経由させることができ、トナーこぼれやトルクの上昇を発生させることがない。 【0081】第2の実施の形態では、ガイド板41と現像ローラ27との間に設けられる補助ガイド42に開口部42a…を穿設するため、補助ガイド42上のトナーの一部を開口部42a…から下方に落下させることができる。従って、補助ガイド42上にトナーを過剰に滞留させることがなく、現像ローラ27の駆動トルクを低減できるものである。 【0082】また、補助ガイド42を現像ローラ27に当接させ、その表面を高分子材料により形成するため、現像ローラ27上のトナーを予備的に帯電させるとともにその層厚を規制でき、トナー層厚規制ブレード28におけるトナーこぼれの発生を確実に防止できる。 【0083】また、ガイド部材と現像ローラとの間に補助ガイド52を設け、ガイド板51と補助ガイド52との間に規制部材53を設け、この規制部材53により、ガイド板51から補助ガイド52へのトナーの流れを規制するため、規制部材53に滞留するトナーは一度、供給ローラ26と現像ローラ27とニップ部で十分に帯電されたもので、帯電量が高く、トナーこぼれ現象を確実に防止することができる。 【0084】 【発明の効果】本発明は以上説明したように、供給ローラの下部側に搬送手段から搬送された現像剤を一旦、保留可能な保留部材を現像ローラから離間して配設するため、現像ローラへ供給される現像剤を確実に現像ローラと供給ローラとのニップ部を経由させることができ、現像剤零れやトルクの上昇を発生させることがない。 【0085】また、ガイド部材と現像ローラとの間に設けられる補助ガイドに開口部を穿設するため、補助ガイド上のトナーの一部を開口部から下方に落下させることができる。従って、補助ガイド上にトナーを過剰に滞留させることがなく、現像ローラの駆動トルクを低減できる。 【0086】また、補助ガイドを現像ローラに当接させ、その表面を高分子材料により形成するため、現像ローラ上のトナーを予備的に帯電させるとともにその層厚を規制でき、層厚規制部材における現像剤零れの発生を確実に防止できる。 【0087】また、ガイド部材と現像ローラとの間に補助ガイドを設け、ガイド部材と補助ガイドとの間に規制部材を設け、この規制部材により、ガイド部材から補助ガイドへの現像剤の流れを規制するため、規制部材に滞留する現像剤は一度、供給ローラと現像ローラとニップ部で十分に帯電されたもので、帯電量が高く、現像剤零れ現象を確実に防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町1丁目1番地
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| 【出願日】 |
平成13年9月25日(2001.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−107903(P2003−107903A) |
| 【公開日】 |
平成15年4月11日(2003.4.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−292417(P2001−292417) |
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