| 【発明の名称】 |
剤移送方法および画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 力 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内
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| 【要約】 |
【課題】剤表面を動的に水平に制御し、剤が空気を含むことによって流動化を保ち、最後まで排出されること。
【解決手段】下部円錐形部分に剤排出口を有し円筒形で、内部に収納されたトナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を収納容器に空気を流入させて剤を流動化させて他所へ移送する手段を有する剤収納容器であって、剤のマスの表面形状を動的に制御する機構を具備したことを特徴とする剤収納容器。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部円錐形部分に剤排出口を有し円筒形で、内部に収納されたトナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を収納容器に空気を流入させて剤を流動化させて他所へ移送する手段を有する剤収納容器であって、剤のマスの表面形状を動的に制御する機構を具備したことを特徴とする剤収納容器。 【請求項2】 前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として空気の充填された袋を中に具備したことを特徴とする請求項1に記載の剤収納容器。 【請求項3】 前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構が、前記空気が充填された袋と、該袋を該剤収納容器中で規制する糸からなることを特徴とする請求項2に記載の剤収納容器。 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1に記載の剤収納容器を使用したことを特徴とする画像形成装置。 【請求項5】 請求項1に記載の剤収納容器を搭載する画像形成装置であって、該剤収納容器中の前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として、空気の流入口を該収納容器に空気を流入させる手段を複数具備したことを特徴とする画像形成装置。 【請求項6】 請求項1に記載の剤収納容器を搭載する画像形成装置であって、該剤収納容器中の前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として、前記剤収納容器を振動させる振動ユニットを具備したことを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、粉体のトナーやトナーとキャリアからなる現像剤を移送する剤移送方法および画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】容器内部に収納されたトナーおよび現像剤を空気によって流動化させ、移送する方法としてたとえば特開2000−147884号公報などの技術が知られている。しかしながら、剤が移送されるに従い、剤の量が減った個所を底として、剤表面形状がすり鉢状に変化し、すり鉢状の底部から流入した空気が剤表面まで突き抜けてしまい、剤が空気を含まない状態となり、剤の移送が止まってしまうという現象が起きることがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的は、上記従来技術に鑑みて、このような現象を起こさないように、剤表面を動的に水平に制御し、剤が空気を含むことによって流動化を保ち、最後まで排出されることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の(1)「下部円錐形部分に剤排出口を有し円筒形で、内部に収納されたトナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を収納容器に空気を流入させて剤を流動化させて他所へ移送する剤移送方法であって、剤のマスの表面形状を動的に制御する機構を具備したことを特徴とする剤移送方法」、(2)「前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として空気の充填された袋を中に具備したことを特徴とする前記第(1)項に記載の剤移送方法」、(3)「前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構が、前記空気が充填された袋と、該袋を該剤収納容器中で規制する糸からなることを特徴とする前記第(2)項に記載の剤移送方法」により達成される。また、上記課題は、本発明の(4)「トナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を移送する手段を有する画像形成装置であって、該現像剤を移送する手段が、前記第(1)項乃至第(3)項の何れか1に記載の剤移送方法を実施するものであることを特徴とする画像形成装置」、(5)「トナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を移送する手段を有する画像形成装置であって、該現像剤を移送する手段が、前記第(1)項に記載の剤移送方法を実施するものであり、前記剤収納容器中の前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として、空気の流入口を該収納容器に空気を流入させる手段を複数具備したことを特徴とする画像形成装置」、(6)「トナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を移送する手段を有する画像形成装置であって、該現像剤を移送する手段が、前記第(1)項に記載の剤移送方法を実施するものであり、前記剤収納容器中の前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として、前記剤収納容器を振動させる振動ユニットを具備したことを特徴とする画像形成装置」により達成される。 【0005】更に、上記課題は、本発明の(7)「下部円錐形部分に剤排出口を有し円筒形で、内部に収納されたトナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を収納容器に空気を流入させて剤を流動化させて他所へ移送する剤移送手段を有する剤収納容器であって、剤のマスの表面形状を動的に制御する機構を具備したことを特徴とする剤収納容器」、(8)「前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として空気の充填された袋を中に具備したことを特徴とする前記第(7)項に記載の剤収納容器」、(9)「前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構が、前記空気が充填された袋と、該袋を該剤収納容器中で規制する糸からなることを特徴とする前記第(8)項に記載の剤収納容器」により達成される。また、(10)「前記第(7)項乃至第(9)項の何れか1に記載の剤収納容器を使用したことを特徴とする画像形成装置」、(11)「前記第(7)項に記載の剤収納容器を搭載する画像形成装置であって、該剤収納容器中の前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として、空気の流入口を該収納容器に空気を流入させる手段を複数具備したことを特徴とする画像形成装置」、(12)「前記第(7)項に記載の剤収納容器を搭載する画像形成装置であって、該剤収納容器中の前記剤のマスの表面形状を動的に制御する機構として、前記剤収納容器を振動させる振動ユニットを具備したことを特徴とする画像形成装置」により達成される。 【0006】以下、本発明を詳細に説明する。上記の目的を達成するため、第(1)の本発明は、下部に円錐形部分を有する円筒形で内部に収納されたトナーまたはトナーとキャリアを混合してなる現像剤を前記収納容器の底部付近から空気(エアー)を流入させて剤を流動化させ頂部付近から他所へ移送する際に、マスとしての剤の表面が、すり鉢状などのように変形しエアーが表面に突き抜ける現象を回避し、剤の中に空気を有効に含ませ、流動化を保てるよう動的に制御する。また、第(2)の本発明は、袋構造体を用いることにより、安価に、剤表面に作用し、すり鉢状の表面を水平にならす作用を及ぼすことができる。また、第(3)の本発明は、袋構造体を糸により容器に対して規制をし、袋がトナー排出口をふさいでしまったりして、トナー排出作用を妨げてしまうことを防ぎ、剤表面を水平にする作用を安定的に発揮させる効果を持つ。また、第(4)の本発明は、空気の流入口を複数具備し、ここから流入するエアーにより、剤のなかにエアーを十分含ませることができ、同時に流入する空気圧の作用により剤表面を水平に保つこともできる。また、第(5)の本発明は、振動を剤表面に及ぼし、剤表面が斜面になったとき振動の作用により表面を水平にする効果を持つ。更にまた、第(6)の本発明は、剤の供給が安定化し、剤を誤って残量0と誤検知することのない画像形成装置を実現することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に沿って説明する。図1で、下部に円錐形部分を有する円筒形の容器(4)にトナーまたは現像剤(5)が入っている。底部付近に設けられたトナー排出口(3)から図示していないポンプによりエアーが流入すると、剤がエアーを含んで流動化する。続いてトナー排出口(3)からトナーが負圧により吸い出され、容器外へ排出する。剤が排出されるに従いトナー排出口付近の剤表面がくぼむような形状に変形してくる。請求項1に示す剤の表面形状を動的に制御する機構の具体例として袋(2)を示している。剤表面が変化してくると、袋がすり鉢状表面に作用し、トナーの斜面を崩し、くぼみが大きくなるのを妨げる。請求項3に記載の糸は図1の(1)である。この糸により袋を容器に規制し、袋(2)がトナー排出口をふさいでしまうことを防ぎ、剤表面を水平に保ったまま排出してゆく効果をより大きくできる。 【0008】図2で(6)はエアーの流入口である。このような複数の流入口から空気が流入することで、剤表面を水平にし、また同時に剤の中にエアーをより多く送り込むことになり、トナーがより流動化する。 【0009】図3に請求項5に記載の振動ユニット(7)を示す。このユニットによる振動により、すり鉢状になったトナー斜面を崩し、剤表面を水平にすることができる。図4に流入したエアーが剤表面を突き抜けてしまった場合の例を示す。 【0010】 【発明の効果】以上、詳細かつ具体的な説明から明らかなように、本発明の請求項1により、剤表面がすり鉢状などのように変形しエアーが表面に突き抜ける現象を回避し、剤の中に空気を有効に含ませ、流動化を保てるよう動的に制御することができる。また、本発明の請求項2により、袋構造体で、安価に、剤表面に作用し、すり鉢状の表面を水平にならす作用を及ぼすことができる。また、本発明の請求項3により、袋構造体を糸により容器に対して規制をし、袋がトナー排出口をふさいでしまったりして、トナー排出作用を妨げてしまうことを防ぎ、剤表面を水平にする作用を安定的に発揮させる効果を持たせることができる。また、本発明の請求項4により、空気の流入口を複数具備し、ここから流入するエアーにより、剤のなかにエアーを十分含ませることができ、同時に流入する空気圧の作用により剤表面を水平に保つこともできる。また、本発明の請求項5により、振動を剤表面に及ぼし、剤表面が斜面になったとき振動の作用により表面を水平にする効果を持たせることができる。更にまた、請求項6により、剤の供給が安定化し、剤を誤って残量0と誤検知することのない画像形成装置を実現することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
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| 【出願日】 |
平成13年7月12日(2001.7.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105681 【弁理士】 【氏名又は名称】武井 秀彦
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| 【公開番号】 |
特開2003−29509(P2003−29509A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月31日(2003.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2001−212626(P2001−212626) |
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