Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
センサシステムにおける表示方法、センサシステム及びセンサユニット - 特開2003−227880 | j-tokkyo
トップ :: G 物理学 :: G01 測定;試験

【発明の名称】 センサシステムにおける表示方法、センサシステム及びセンサユニット
【発明者】 【氏名】伊藤 耕嗣
【住所又は居所】愛知県春日井市牛山町2431番地の1 サンクス株式会社内

【要約】 【課題】個々のセンサユニットに設けられる表示手段は従来と同じ構成としつつ、2種類の値を表示することができるセンサシステムを提供することを目的とする。

【解決手段】投光素子及び受光素子を備えるセンサユニット2を一列に配置して隣り合うセンサユニット2で投光素子24と受光素子25を対向状態とする。基準値調整の際にはセンサユニット2の表示パネルに基準値を表示させ、このセンサユニット2の隣のセンサユニット2に受光信号のレベルを送信して、その表示パネルに受光信号のレベルを表示させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数台のセンサユニットから構成されるセンサシステムにおいて前記センサユニットの検出動作に係わる複数の検出関連状態値を表示する方法であって、1つの前記センサユニットの複数の検出状態関連値を前記センサユニット群のうちの複数のセンサユニットに分割して表示させることを特徴とするセンサシステムにおける表示方法。
【請求項2】 検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで前記検出対象物を検出する検出動作を行うと共に、その検出動作に係わる複数の検出関連状態値を数値表示するための表示手段を備えた複数台のセンサユニットを集合させてなるセンサシステムであって、前記各センサユニットには、他のセンサユニットに情報を送信する送信手段と、他のセンサユニットから送信された情報を受信する受信手段とが備えられたものにおいて、前記センサユニット群のうちの少なくとも1つのセンサユニットは、前記検出関連状態値の1つを自己の前記表示手段へ出力し、他の前記検出関連状態値を自己の前記送信手段に出力する表示制御手段を備え、前記センサユニット群のうちの他の少なくとも1つのセンサユニットは、自己の受信手段が他のセンサユニットの前記送信手段から前記検出関連状態値を受信したことに基づいてその検出関連状態値を自己の表示手段に出力する表示制御手段を備えることを特徴とするセンサシステム。
【請求項3】 検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで前記検出対象物を検出する検出動作を行うと共に、その検出動作に係わる検出関連状態値を数値表示するための表示手段と、複数の前記検出関連状態値のうちの少なくとも1つを調整するための調整手段と、前記表示手段の表示モードを第1表示モードと第2表示モードとを切り換える表示モード切替手段とを備え、複数台が集合して使用されるセンサユニットであって、他のセンサユニットに情報を送信する送信手段と、他のセンサユニットから送信された情報を受信する受信手段と、前記表示モード切替手段が前記第1表示モードに切り換えられているときには、前記検出関連状態値の1つを前記表示手段に出力すると共に、他の前記検出関連状態値を前記送信手段に出力し、前記表示モード切替手段が前記第2表示モードに切り換えられている時には、前記受信手段が他のセンサユニットの前記送信手段から前記検出関連状態値を受信したことに基づいてその検出関連状態値を前記表示手段に出力する表示制御手段とを備えることを特徴とするセンサユニット。
【請求項4】 前記複数の検出関連状態値のうちの1つは前記検出動作を行っている場合の前記検出値であり、他の1つは前記調整手段によって調整される前記基準値であることを特徴とする請求項3記載のセンサユニット。
【請求項5】 前記複数の検出関連状態値のうちの1つは前記検出動作を行っている場合の前記検出値であり、他の1つは前記第1表示モードにおいて設定される前記基準値であり、前記表示制御手段は、前記表示モード切替手段が前記第1表示モードに切り換えられている場合には、前記基準値を前記表示手段に出力すると共に前記検出値を前記送信手段に出力することを特徴とする請求項3記載のセンサユニット。
【請求項6】 前記表示制御手段は、前記表示モード切替手段が前記第2表示モードに切り換えられている場合において、前記受信手段が他の前記センサユニットの前記送信手段から複数の前記検出関連状態値を受信したときには、その1つを自己の表示手段に出力すると共に他の前記検出関連状態値を前記送信手段に出力することを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のセンサユニット。
【請求項7】 検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで前記検出対象物を検出する検出動作を行うセンサユニットであって、その検出動作に係わる複数の検出関連状態値を数値表示するための表示手段を備えた複数台の第1のセンサユニットと、その表示手段を備えない第2のセンサユニットとを集合させてなるセンサシステムにおいて、前記第2のセンサユニットには前記第1のセンサユニットに情報を送信する送信手段が備えられると共に、前記第1のセンサユニットには送信された情報を受信する受信手段と、他の第1のセンサユニットに情報を送信する送信手段が設けられ、前記センサユニット群のうちの第2のセンサユニットは、自己の検出動作に係わる複数の検出関連状態値を自己の前記送信手段に出力し、前記センサユニット群のうちの前記第1のセンサユニットは、自己の受信手段が前記第2のセンサユニットの前記送信手段から前記検出関連状態値を受信したことに基づいてその検出関連状態値の1つを自己の表示手段に出力し、他の検出関連状態値を前記送信手段に出力する表示制御手段を備えることを特徴とするセンサシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサシステムにおける数値の表示方法を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の検出領域内において検出対象物が存在するか否かを検出するときには、複数の光ファイバセンサから構成されるセンサシステムを用いることが一般的である。この種のセンサシステムはセンサユニット群と検出ヘッド群が離隔して配置されており、そのうちセンサユニット群は、例えばDINレールに取り付けられて、ひとまとめにされている。
【0003】これら光ファイバセンサを使用するには、スイッチング動作を行なわせるための基準値を設定する感度調整作業が必要であり、一般には、検出領域内に検出対象物が存在する状態での受光レベル(検出値)と検出領域内に検出対象物が存在しない場合の受光レベルとからこれら受光レベルの中間のレベルに自動的に基準値を設定されるようになっている。
【0004】ところが、検出対象物が光の反射率にばらつきを生じやすい物体であって、各検出対象物が存在する状態での受光レベルが変動するおそれが生ずる場合には、上記の方法で設定された基準値が必ずしも検出対象物を検出するためにふさわしい値とはならないことがある。従って、基準値を最適な値とするために微調整をする必要があり、そのための例えば特許第3223420号公報に開示されているように基準値微調整機能を有する光ファイバセンサのセンサシステムが開発されている。
【0005】このセンサシステムの各センサユニットには、4桁の7セグメントLEDからなる表示部(表示手段)と基準値を変更するための操作部(調整手段)が設けられている。ここで、基準値の微調整を行なうには、操作部を操作して設定されている基準値を表示部に表示させ、同じく操作部を操作して表示されている基準値を確認しながら所望の基準値となるまで操作を繰り返す。また、設定する基準値をどの程度の値とするかは、通常検出対象物が存在するときの受光レベルと比較して決めることが多く、受光レベルとの表示切り換えをしながら操作部を操作して基準値の微調整を行なうのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受光レベルと基準値を同時に表示させることができないから、作業者にとっては作業性の悪い基準値微調整を強いられることになり好ましくない。尚、各光ファイバセンサに受光レベルと基準値を同時に表示できる様に表示部を2つ設けるということが考えられ、このようにすれば基準値微調整の作業性は飛躍的に向上する。ところが、表示部を2つ設けると光ファイバセンサが大型化し、コストも上昇することは免れない。また、通常の検出動作を実行している場合には、かかる大型の表示部は不要であって、無駄になる。
【0007】本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、個々のセンサユニットに設けられる表示手段は従来と同じ構成としつつも複数の数値を表示できるようにするセンサシステムにおける表示方法、センサシステム及びセンサユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数台のセンサユニットから構成されるセンサシステムにおいて前記センサユニットの検出動作に係わる複数の検出関連状態値を表示する方法であって、1つの前記センサユニットの複数の検出状態関連値を前記センサユニット群のうちの複数のセンサユニットに分割して表示させるところに特徴を有する。
【0009】請求項2に係るセンサシステムの発明は、検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで前記検出対象物を検出する検出動作を行うと共に、その検出動作に係わる複数の検出関連状態値を数値表示するための表示手段を備えた複数台のセンサユニットを集合させてなるセンサシステムであって、前記各センサユニットには、他のセンサユニットに情報を送信する送信手段と、他のセンサユニットから送信された情報を受信する受信手段とが備えられたものにおいて、前記センサユニット群のうちの少なくとも1つのセンサユニットは、前記検出関連状態値の1つを自己の前記表示手段へ出力し、他の前記検出関連状態値を自己の前記送信手段に出力する表示制御手段を備え、前記センサユニット群のうちの他の少なくとも1つのセンサユニットは、自己の受信手段が他のセンサユニットの前記送信手段から前記検出関連状態値を受信したことに基づいてその検出関連状態値を自己の表示手段に出力する表示制御手段を備えるところに特徴を有する。
【0010】請求項3に係るセンサユニットの発明は、検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで前記検出対象物を検出する検出動作を行うと共に、その検出動作に係わる検出関連状態値を数値表示するための表示手段と、複数の前記検出関連状態値のうちの少なくとも1つを調整するための調整手段と、前記表示手段の表示モードを第1表示モードと第2表示モードとを切り換える表示モード切替手段とを備え、複数台が集合して使用されるセンサユニットであって、他のセンサユニットに情報を送信する送信手段と、他のセンサユニットから送信された情報を受信する受信手段と、前記表示モード切替手段が前記第1表示モードに切り換えられているときには、前記検出関連状態値の1つを前記表示手段に出力すると共に、他の前記検出関連状態値を前記送信手段に出力し、前記表示モード切替手段が前記第2表示モードに切り換えられている時には、前記受信手段が他のセンサユニットの前記送信手段から前記検出関連状態値を受信したことに基づいてその検出関連状態値を前記表示手段に出力する表示制御手段とを備えるところに特徴を有する。
【0011】請求項4に係るセンサユニットの発明は、請求項3の発明において、前記複数の検出関連状態値のうちの1つは前記検出動作を行っている場合の前記検出値であり、他の1つは前記調整手段によって調整される前記基準値としたところに特徴を有する。
【0012】請求項5に係るセンサユニットの発明は、請求項3の発明において、前記複数の検出関連状態値のうちの1つは前記検出動作を行っている場合の前記検出値であり、他の1つは前記第1表示モードにおいて設定される前記基準値であり、前記表示制御手段は、前記表示モード切替手段が前記第1表示モードに切り換えられている場合には、前記基準値を前記表示手段に出力すると共に前記検出値を前記送信手段に出力するようにしたところに特徴を有する。
【0013】請求項6に係るセンサユニットの発明は、請求項3ないし請求項5の発明において、前記表示制御手段は、前記表示モード切替手段が前記第2表示モードに切り換えられている場合において、前記受信手段が他の前記センサユニットの前記送信手段から複数の前記検出関連状態値を受信したときには、その1つを自己の表示手段に出力すると共に他の前記検出関連状態値を前記送信手段に出力するようにしたところに特徴を有する。
【0014】請求項7に係るセンサシステムの発明は、検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで前記検出対象物を検出する検出動作を行うセンサユニットであって、その検出動作に係わる複数の検出関連状態値を数値表示するための表示手段を備えた複数台の第1のセンサユニットと、その表示手段を備えない第2のセンサユニットとを集合させてなるセンサシステムにおいて、前記第2のセンサユニットには前記第1のセンサユニットに情報を送信する送信手段が備えられると共に、前記第1のセンサユニットには送信された情報を受信する受信手段と、他の第1のセンサユニットに情報を送信する送信手段が設けられ、前記センサユニット群のうちの第2のセンサユニットは、自己の検出動作に係わる複数の検出関連状態値を自己の前記送信手段に出力し、前記センサユニット群のうちの前記第1のセンサユニットは、自己の受信手段が前記第2のセンサユニットの前記送信手段から前記検出関連状態値を受信したことに基づいてその検出関連状態値の1つを自己の表示手段に出力し、他の検出関連状態値を前記送信手段に出力する表示制御手段を備えるところに特徴を有する。
【0015】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>センサユニット群を構成する任意のセンサユニットについて、例えば、自己に関する2つの検出関連状態値を表示しようとする場合を想定する。この場合、例えば一方の検出関連状態値を自己のセンサユニットで表示し、他方の検出関連状態値は他のセンサユニットに表示させることになる。又は、検出関連状態値の双方を他のセンサユニットに表示させてもよい。このように他のセンサユニットも利用して表示を行なうとすれば、複数の検出関連状態値を表示するとしても、自己のセンサユニットについては、上記検出関連状態値を表示させるための手段は最小限で済み、又は省略することも可能である。
【0016】<請求項2の発明>請求項2のセンサシステムでは、一のセンサユニットが検出関連状態値の1つをその表示手段に表示させると、他の検出関連状態値が自己の送信手段に出力される。すると、その情報は他のセンサユニットに受信されるから、その情報を受けた他のセンサユニットが、その検出関連状態値を自己の表示手段に出力して表示させる。これによれば、自己の表示手段と、他のセンサユニットの表示手段とを利用して複数の検出関連状態値を同時に表示させることができるから、センサユニットの表示手段を大型化させることなく操作性を向上させることができる。
【0017】<請求項3の発明>請求項3のセンサユニットにおいて、検出関連状態値のうちの1つを調整したい場合には、表示モード切替手段によって第1表示モードに切り換え、調整手段によってその検出関連状態値を調整する。すると、表示制御手段はその検出関連状態値を自己の表示手段に表示させると共に、他の検出関連状態値を送信手段に出力する。一方、このセンサユニットに隣接している他のセンサユニットが第2表示モードにあれば、隣のセンサユニットから送信された検出関連状態値が受信手段によって受信され、それを自己の表示手段に表示させる。すると、1台のセンサユニットの例えば2つの検出関連状態値が、例えば2台のセンサユニットに分散されて、それぞれの表示手段によって表示される。これにより、一方の検出関連状態値をを確認しながら他の検出関連状態値を調整することができるようになり、調整操作が極めて簡単になる。このように複数の検出関連状態値を同時に表示できながら、各センサユニットの表示手段は最小限の構成でよいから、安価に構成できる。
【0018】<請求項4及び5の発明>検出関連状態値としては種々のものがあるが、各センサユニットは検出領域内の検出対象物から得られる検出値と設定された基準値とを比較することで検出対象物を検出する検出動作を行っているから、例えば前記基準値と前記検出値とをを表示することが好ましい。特に、双方の値を同時に表示させながら、前記基準値を調整手段によって調節すれば、その調整作業が極めて容易になる(請求項4の発明)。また、その場合、調整手段によって調整している基準値をそのセンサユニットの表示手段に表示させ、他のセンサユニットの表示手段には検出値を表示するようにすれば、調整作業を行っているセンサユニット側にその調整中の値が表示されることになるから、直感的に理解しやすく、作業が一層容易になる(請求項5の発明)。
【0019】<請求項6の発明>請求項6のセンサユニットによれば、受信手段が他のセンサユニットの送信手段から複数の検出関連状態値を受信したときには、その1つを自己の表示手段に出力すると共に他の検出関連状態値を送信手段に出力する。この結果、センサユニットが複数台設置されている場合において、1つの検出関連状態値が1台のセンサユニットに表示され、残りの検出関連状態値が次のセンサユニットに順次送られて表示されるようになり、結局、1台に1つの検出関連状態値が表示されることになるから、表示が極めて見やすくなると共に、各センサユニットの表示手段の表示サイズも最小限のもので済むようになる。
【0020】<請求項7の発明>請求項7のセンサシステムによれば、第2のセンサユニットに関する複数の検出関連状態値は、隣の第1のセンサユニットに送信され、そこで1つが表示される。残りの検出関連状態値は、更に隣の第1のセンサユニットに送信されてそこで表示されることになる。従って、第2のセンサユニットには表示手段が備えられていなくても、複数の検出関連状態値を第1のセンサユニットを利用して表示させることができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>本発明に係るセンサシステムの第1実施形態について図1乃至図7を参照して説明する。このセンサシステムは図1に示すように、例えば4台の光ファイバセンサによって構成されており、搬送ラインLに流れる複数のワークWを検出するものである。各搬送ラインLの上方には2本の光ファイバケーブルの先端部を収めた検出ヘッド部1が配置されており、この検出ヘッド部1から延びる光ファイバケーブルCの他端は各センサユニット2前面に設けられたファイバ挿入孔に挿入されている。そして、これらセンサユニット2はDINレール3に取り付けられることによって一列に配置されており、センサユニット2の両端に配置されたエンドユニット4によってDINレール3に対して移動不能とされている。尚、ここでは手前のセンサから順番に第1センサユニット2、第2センサユニット2、第3センサユニット2及び第4センサユニット2と称する。
【0022】以下、センサユニット2の電気的構成について図2及び図3を参照して説明する。センサユニット2の前部に設けられた投光部21はCPU23から出力される所定周期のパルス信号からなる駆動信号に同期して光ファイバケーブルCに光を投光する。同じく、前部に設けられた受光部22は光ファイバケーブルCから出射した光を受光し、その受光量に応じて受光信号をCPU23に出力する。センサユニット上面後部には押しボタンスイッチからなるモード切換スイッチ51(請求項に記載の表示モード切替手段に相当)が設けられており、ボタンを押圧する毎に、後述するセンサユニットの動作モードのうちRUNモード、TEACHモード、ADJモードに順番に切り換わるようになっている。その前方にはいわゆるジョグスイッチ52(請求項に記載の調整手段に相当)が取りつけられており、これはADJモードにおいて基準値を調整するもので、その操作に応じてCPU23に信号が送られるようになっている。中央部分には4桁の7セグメントLEDから構成される表示パネル53(請求項に記載の表示手段に相当)が設けられており、CPU23から信号を受けて各LEDを点灯するようになっている。さらにその前方には上記動作モードに対応して点灯するモード表示ランプ5(RUNランプ54、TEACHランプ55、ADJランプ56)が3つ設けられており、CPU23からの信号を受けることによって点灯する。
【0023】また、ハウジング左側面に設けられた受光素子24は、光信号を受けて電気信号に変換し、この受光素子24と共に受信手段を構成する受光回路25にてディジタル信号に変換されてCPU23に与えられる。CPU23は投光回路26からこれと送信手段を構成する投光素子27に駆動信号を送信して光を投光させる。尚、投光素子24と受光素子25は互いに対向する位置に設けられている。
【0024】次に、本実施形態のセンサシステムのソフトウェア的構成を図4乃至図7を参照して説明する。本実施形態のセンサユニット2は、モード切替スイッチ51を押圧する毎に、通常の検出動作を行なう「RUNモード」と、基準値の設定を行なう「TEACHモード」と、基準値の微調整を行なう「ADJモード」の3つの動作モードに順次切り替わる。また、この動作モードの切替に伴なって、モード表示灯5の点灯するランプが切り替わる。
【0025】<TEACHモード>上述のモード切替スイッチ51を操作して、TEACHが設定されると、TEACHランプ55が点灯点灯する。ここで、検出領域にワークが存在しない状態でジョグスイッチ52を押圧すると(ステップS11でYes)、そのときの受光信号のレベルが表示パネル53に表示されると共にCPU23に備えられたメモリに記憶される(ステップS12)。次に、ワークWが検出領域に存在しない状態でジョグスイッチ52を押圧すると(ステップS13でYes)、そのときの受光信号のレベルが同じく表示パネル53に表示されると共に、メモリに記憶される(ステップS14)。CPU23はメモリに記憶されている2つの受光信号のレベルの中間のレベルに基準値を設定して(ステップS15)、この基準値を表示パネル53に表示させる。
【0026】<RUNモード>このモードはワークWの検出を行なうためのモードである。モード切替スイッチ51を操作して、RUNモードが設定されると、RUNランプ54が点灯する。このRUNモードでは検出動作と他のセンサと通信を行う後述する通信動作が所定周期で繰り返される(図6参照)。検出動作では、受光部22から出力された受光信号のレベルを予め設定されている基準値と比較し(ステップS21)、受光信号のレベルが基準値を上回ったときに外部の制御ユニットに対して信号を送出する(ステップS22)。
【0027】通信動作では、隣のセンサユニットから出力された通信開始信号及び通信終了信号を受け入れ可能な状態としている。1パルスからなる通信開始信号が受光素子に与えられると(ステップS23でYes)、その後に、続けて送られるワークWが存在する状態の受光信号のレベルデータを受け取り(ステップS24)、RUNランプ54を点滅させると共に自己の表示パネル53に受光信号のレベルを表示する(ステップS25,26)。また、通信終了信号を受け取ると(ステップS27でYes)、表示パネルに表示されている受光信号のレベルの表示を終了する共に、RUNランプ54を点灯状態に戻す(ステップS28)。尚、通信終了信号も同じく1パルスからなり、通信開始信号のパルス幅よりも狭いパルス幅となっている。
【0028】<ADJモード>このモードは基準値を調整するモードである。まず、モード切替スイッチ51を操作して、ADJモードに設定すると、ADJランプ56が点灯する。ここでは、CPU23は所定周期で受光部22から受光信号を受け取っており、この受光信号のレベルが通信開始信号と共に投光回路26に出力される(ステップS31)。さらに、前述のTEACHモードで設定された基準値が自己の表示パネル53に表示される(ステップS32)。
【0029】そして、基準値を変更するには表示パネル53に表示されている数値を希望する数値となるようにジョグスイッチ52を−側または+側にスライドさせる(ステップS33)。希望する数値となったときにジョグスイッチ52を押圧操作すると(ステップS34、S35、S36でYes)、表示パネル53に表示されている数値が基準値として設定される(ステップS37)。すると、センサユニット2から隣のセンサユニット2に対して、通信開始信号よりもパルス幅が狭い通信終了信号を投光回路26に出力する。以上の説明からCPU23は請求項に記載の表示制御手段として機能する。
【0030】以下、上記構成に係るセンサシステムの作用について説明する。例えば、第1センサユニット2について、基準値の設定作業を行なう場合、その第1センサユニット2のモード切替スイッチ51を操作し、それをTEACHモードに設定する。そして、その第1のセンサユニット2の検出領域にワークWが存在する状態でジョグスイッチ52を押圧すると、表示パネルに53にその時点での受光信号のレベルである例えば数値「2500」が表示される。続いて、ワークWが存在しない状態でジョグスイッチ52を押圧すると、表示パネル53に例えば数値「0」が表示される。そして、基準値の自動設定が行われるから、「2500」と「0」との平均値である数値「1250」が表示パネル53に表示され、基準値の設定が完了する。以下、第2〜第4センサユニット2についても同様の操作で基準値を設定する。
【0031】そして、ワークWの検出動作を行なうために、各センサユニット2のモード切換スイッチ51を操作してRUNモードに設定する。ここで、例えば、第1センサユニット2においてワークWが正しく検出されないことがあり、その原因が設定されている基準値にある判断されるときには、この第1センサユニット2だけについてモード切替スイッチ51を操作し、これをADJモードに変更し、他の第1センサユニット2はRUNモードのままにしておく。
【0032】ADJモードに変更された第1センサユニット2の表示パネル53には、その時点で設定されている基準値「1250」が表示されると共に、その投光素子27から通信開始信号及びその時点での受光信号のレベルデータがRUNモードのままにある隣の第2センサユニット2の受光素子24に向けて送信される。すると、その第2センサユニット2のRUNランプ54が点滅状態となると共に、その第2センサユニット2の表示パネル53に第1センサユニット2のその時点での受光信号のレベル「2500」が表示される。これにより、第1センサユニット2において、現在の受光信号のレベルが「2500」であり、かつ、基準値が「1250」であることが一見して判る。
【0033】この場合、例えば現在の受光信号のレベルに対して基準値が高すぎると判断する場合には、例えば基準値を「1000」に変更することで検出動作に余裕を持たせることが考えられる。それには、第1センサユニット2のジョグスイッチ52を―側に回転させて、表示パネル53に表示される数値を「1000」に変更し、そこでジョグスイッチ52を押圧操作する。すると、第1センサユニット2では、新たな基準値「1000」が設定される。この後、再びモード切り換えスイッチ51を操作してRUNモードに戻せば、基準値の調整が終了する。
【0034】このように本実施形態のセンサシステムによれば、基準値の調整作業の際に、自己のセンサユニット2の表示パネル53には基準値を表示し、隣のセンサユニット2の表示パネル53にはその時点での受光信号のレベルを表示させることができるから、各センサユニット2には1個の表示パネル53を設ける構成でありながら、両者を同時に確認することができる。従って、センサユニットに設けられた1個の表示パネル53を切り換えて受光信号のレベルと基準値とを選択的に表示させるものに比べて、遥かに作業が容易となる。しかも、2種類の数値を同時に並べて見ることができるとは言え、各センサユニット2には1個の表示パネル53を設けるだけであるから、表示パネルを大型化して2種類の数値を同時表示できるようにしたものに比べてセンサユニットは小型で済み、コスト上昇を回避することができる。
【0035】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施形態を図8によって説明し、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のセンサシステムは、上記第1実施形態のセンサユニットにおいて基準値調整の際に表示されていた、ワークWが存在するときの受光信号のレベルに加え、ワークWが存在しないときの受光信号のレベルをも表示するようにしたものである。本実施形態の各センサユニット2はADJモードにおいて、受光信号のレベルを隣のセンサユニット2に出力する場合、ワークWが存在する状態及び存在しない状態の受光信号のレベルを送信するようになっている。また、各センサユニット2は、RUNモードの通信動作時において、隣のセンサユニット2から2つの受光信号のレベルを受け取った時には、一方を自己の表示パネル53に表示させ、他方の受光信号のレベルを通信動作時にさらに隣のセンサユニット2に与えるようになっている。
【0036】以下、上記構成のセンサシステムの作用について説明する。例えば、第1センサユニット2について、基準値の設定作業を行なう場合、モード切替スイッチ51を操作してそのセンサユニット2をTEACHモードとする。このモードにおける動作は、前述の第1実施形態と同様である。ここでは、検出領域にワークWが存在する状態での検出信号のレベルが例えば「3000」であり、ワークWが存在しない状態でのレベルが「1000」であったとすると、基準値はそれらの平均値の「2000」として設定される。
【0037】さて、第1センサユニット2の基準値「2000」を調整するには、次のように操作する。まず、第1センサユニット2のモード切替スイッチ51を押圧してADJモードに設定し、他のセンサユニット2はRUNモードのままとしておく。第1センサユニット2がADJモードに設定されると、その第1センサユニット2は自己の表示パネル53にその時点での基準値「2000」を表示させ、2つの受光信号のレベル「3000」、「1000」を第2センサユニット2に送信する。第2センサユニット2はRUNランプを点滅させ、ワークWが存在しない状態の受光信号のレベル「1000」を自己の表示パネル53に表示し、受光信号のレベル「3000」を第3センサユニット2に送る。すると、第3センサユニット2はRUNランプ54を点滅させ、自己の表示パネル53に受光信号のレベル「3000」を表示する。これにより、図8に示すように、第1センサユニット2の表示パネル53には基準値が、第2センサユニット2の表示パネル53にはワークWが存在しない状態の受光信号のレベル「1000」が、第3センサユニット2の表示パネル53にはワークWが存在する状態の受光信号レベル「3000」が表示され、これらを一覧することができる。そこで、第1センサユニット2のジョグスイッチ52を例えば+側に操作して、表示パネル53に表示される値を「2100」に変更し、ここでジョグスイッチ52を押圧すれば、第1センサユニット2の基準値がその値に変更される。この後、第1センサユニット2のモード切替スイッチ51を押圧すれば、RUNモードに戻って新たな基準値によって検出動作が実行される。
【0038】このように上記実施形態によれば、第1センサユニット2における受光信号の2種類のレベルを、隣の第2センサユニット2の表示パネル53と、更に隣の第3センサユニット2とに分散して表示させることができる。
【0039】<第3実施形態>本発明の第3実施形態について図9を参照して説明し、第1実施形態と同一の部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態のセンサシステムは、隣のセンサユニット2に受光信号のレベルを表示させる代わりに余裕度(ワークWが存在する状態の受光信号のレベル/基準値)を%表示するものである。TEACHモードにおいては、その時点で取りこまれる受光信号のレベル「2500」と「0」とから基準値「1250」を設定すると共に、余裕度「200(%)」が求められる。ここで、第1センサユニット2をADJモードとしたときには、自己の表示パネル53に基準値「1250」を表示し、第2センサユニット2に余裕度「200」を与えて、表示パネル53にこの余裕度「200」を%表示させる。なお、%表示であることを明確にするために表示パネル53の最終桁には「P」の文字が表示パネル53によってセグメント表示される。
【0040】<第4実施形態>図10及び図11は請求項7の発明を具体化した第4実施形態を示す。前記第1実施形態との相違は、センサシステムを構成する1つのセンサユニットについて表示手段を省略したものである。表示手段に相当する表示パネル53を備えて前記第1実施形態のセンサユニット2と同様な構成のものを第1のセンサユニット60と呼ぶ。また、その第1のセンサユニット60から、表示パネル53及びその表示のための関連構成、並びに受光素子24及び受光回路25(すなわち受信手段)を省略したセンサユニットを第2のセンサユニット70と呼ぶ。ここで、第1のセンサユニット60の表示制御手段(CPU23)は、第1実施形態と同様に、RUNモードにおいて、その受光回路25(受信手段)が受光素子24を介して外部から検出関連状態値に関するデータを受信すると、その検出関連状態値の1つを自己の表示パネル53に表示させ、残りの検出関連状態値を投光回路26(送信手段)に出力する。一方、第2のセンサユニット70は、ADJモードにおいて、CPU23がその調整中の基準値を投光回路26に出力して投光素子27から光信号として送信させる。
【0041】この構成によれば、図11に示すように、最下段の第2のセンサユニット70に表示パネル53が備えられていなくても、その第2のセンサユニット70で調整中の自己の基準値(図中では「1250」)を隣(上から3段目)の第1のセンサユニット60の表示パネル53に表示させ、検出値(図中では「2500」)を、その隣(上から2段目)の第1のセンサユニット60の表示パネル53に表示させることができる。従って、この最下段のセンサユニット70については、表示手段が不要で、その分、センサシステム全体を安価に構成することができる。
【0042】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記第1及び第2実施形態では自己の表示パネル53に基準値を表示させ、他のセンサユニット2に受光信号のレベルを表示させていたが、自己の表示パネル53に受光信号のレベルを表示させ、他のセンサユニット2の表示パネル53に基準値を表示させるようにしてもよい。
【0043】(2)上記各実施形態では、各センサユニットに送信手段と受信手段とを1組だけ設けて一方向通信によって情報を順次送る構成としたが、送信手段と受信手段とを2組設けて双方向通信ができるようにしてもよい。このようにすると、例えば図3の上端部に設置されている第4センサユニット2においてADJモードを実行する場合には、その下側の第3センサユニット2において受光信号のレベルを表示させることができる。
【0044】(3)なお、上記各実施形態のような一方向通信のままで端部に設置されているセンサユニットについて、自己の表示パネルに例えば基準値を表示し、他のセンサユニットの表示パネルに例えば受光信号のレベルを表示するには、次の構成も考えられる。端部に設置されるセンサユニットに隣り合わせて終端ユニットを設け、その終端ユニットに受信手段と共に表示手段を設けるのである。そうすれば、端部のセンサユニットから送信される検出関連状態値をその終端ユニットの表示手段にて表示することができる。
【0045】(4)なお、検出関連状態値としては、上述した各値に限らず、要はセンサユニットの検出動作に関連する各種の数値であればよい。
【出願人】 【識別番号】000106221
【氏名又は名称】サンクス株式会社
【住所又は居所】愛知県春日井市牛山町2431番地の1
【出願日】 平成14年2月5日(2002.2.5)
【代理人】 【識別番号】100096840
【弁理士】
【氏名又は名称】後呂 和男 (外1名)
【公開番号】 特開2003−227880(P2003−227880A)
【公開日】 平成15年8月15日(2003.8.15)
【出願番号】 特願2002−28098(P2002−28098)