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【発明の名称】 人体感知センサーのカバー装置
【発明者】 【氏名】森上 耕一
【住所又は居所】大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式会社イトーキクレビオ内

【氏名】三谷 正司
【住所又は居所】大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式会社イトーキクレビオ内

【要約】 【課題】人体検知センサーの種類、用途、大きさが多少異なっても一種類の構成で戸枠、壁面、天井等の設置場所に設置可能とする人体感知センサーのカバー装置を提供する点にある。

【解決手段】自動ドアA等の作動のために設置される人体感知センサーのカバー装置1であって、人体感知センサー4を覆うカバー体2には、人体感知センサーを保持する保持部材20を設け、当該保持用部材20に保持される回転用部材3を設けた人体感知センサー4とからなり、前記カバー体2に対して前記人体感知センサー4は、前記回転用部材3を中心として回動することにより角度調整可能として構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】自動ドア等の作動のために設置される人体感知センサーのカバー装置であって、人体感知センサーを覆うカバー体には人体感知センサーを保持する保持部材を設け、当該保持部材に保持される回転用部材を設けた人体感知センサーとからなり、前記カバー体に対して前記人体感知センサーは、前記回転用部材を中心として回動することにより角度調整可能としたことを特徴とする人体感知センサーのカバー装置【請求項2】前記カバー体は一面が略全面開放するボックス状であって、前記保持部材は切欠溝を設けた板状としてそのカバー体の内部スペースを仕切るように2箇所設けて構成し、前記回転用部材は、前記人体感知センサーを支持する支持体を備えた支持板と前記人体感知センサーを着脱可能に係止する係止体を備えた側板を前記支持体の両端に備えた略コ字状として当該側板のそれぞれの外面には少なくとも一つの回転軸体を突設して構成してなり、前記保持部材の切欠溝に前記回転軸体を挿入することにより前記回転用部材が前記カバー体に保持されることを特徴とする請求項1記載の人体感知センサーのカバー装置【請求項3】前記回転用部材の支持板には、大きさや形態の異なる人体感知センサーをその人体感知センサーの大きさや形態に応じて支持できる複数種類の支持体を突設してなることを特徴とする請求項2記載の人体感知センサーのカバー装置【請求項4】複数種類の前記支持体の内、少なくとも一種類の支持体を人体感知センサーの大きさや形態に応じて取り外し可能としたことを特徴とする請求項3記載の人体感知センサーのカバー装置
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動ドアの戸枠やその近傍の壁面、或いは室内の天井等に設置され、人体を感知した場合、その情報をドアの制御装置や入出検知の情報処理装置に伝達するための人体感知センサーのカバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体感知センサーのカバー装置は、人体検知センサーが外力による破損や粉塵による故障を防止するため、更には人体検知センサーを覆うことによる美観の向上、または人体検知センサーを壁等に固定するため等の目的で使用されている。
【0003】しかしながら、当該人体感知センサーには、三角測量の原理を応用するものであって、赤外線を投光し測定対象物に当った光の像を投光位置から離れた位置においたレンズによって結像する測定センサーや、遠赤外線に感度を持つ素子と光学系で構成され、全ての温度のあるものから発散している遠赤外線の変化を検出することができる素子を用いて温度のあるもの例えば動物が検知エリアを移動による事によって得られる赤外線の変化を検出するPIRセンサーや、近赤外線を投光する発光ダイオード(以下:LEDという)と近赤外線を受光するフォトセンサ(以下:PSという)と光学系で構成され、光学系で規定された検知エリア内で、LEDから投光された近赤外線が検知対象によって反射しこの光をPSが検出することで対象物の存在を検知するAIR開センサー等が市販されており、その種類、用途、大きさも様々である。そのため、これら人体検知センサーのカバー装置は、その種類、用途、大きさに応じて何種類も作成する必要があり、そのコストが嵩み、また労力も多大なものであった。
【0004】例えば、人体検知センサーを戸枠、壁面、天井等に最適な投光角度で設置するには、その戸枠の突出度合いや壁面の不陸にそれぞれ対応したものが必要であり、また、人体検知する際に、人の通行速度が速い所では、検知範囲を広くするために床面に対し斜め方向に投光する方が良く、一方で電車等の車両内では、自動ドア付近の席に座っている人の動作を感知する等の誤動作を防止するために床面に対し垂直方向でピンポイントにして投光する方が良いなど、様々な設置角度が必要となる。よって、それらに対応した人体感知センサーが最適な投光角度に設置できる多種類の人体検知センサーのカバー装置を作成する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は前述した問題を鑑み、解決しようとする課題は、人体検知センサーの種類、用途、大きさが多少異なっても一種類の構成で戸枠、壁面、天井等の設置場所に設置可能とする人体感知センサーのカバー装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動ドア等の作動のために設置される人体感知センサーのカバー装置であって、人体感知センサーを覆うカバー体には人体感知センサーを保持する保持部材を設け、当該保持部材に保持される回転用部材を設けた人体感知センサーとからなり、前記カバー体に対して前記人体感知センサーは、前記回転用部材を中心として回動することにより角度調整可能としたことを特徴とする人体感知センサーのカバー装置を構成した。
【0007】更に、前記カバー体は一面が略全面開放するボックス状であって、前記保持部材は切欠溝を設けた板状としてそのカバー体の内部スペースを仕切るように2箇所設けて構成し、前記回転用部材は、前記人体感知センサーを支持する支持体を備えた支持板と前記人体感知センサーを着脱可能に係止する係止体を備えた側板を前記支持体の両端に備えた略コ字状として当該側板のそれぞれの外面には少なくとも一つの回転軸体を突設して構成してなり、前記保持部材の切欠溝に前記回転軸体を挿入することにより前記回転用部材が前記カバー体に保持されることからなる構成とした。
【0008】また、前記回転用部材の支持板には、大きさや形態の異なる人体感知センサーを、その人体感知センサーの大きさや形態に応じて支持できる複数種類の支持体を突設してなる構成としてもよい。
【0009】更に、複数種類の前記支持体の内、少なくとも一種類の支持体を人体感知センサーの大きさや形態に応じて取り外し可能とした構成が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明に係る人体感知センサーのカバー装置を示している。ここで、図中符号1は人体感知センサーのカバー装置、2はカバー体、3は回転用部材、4は人体感知センサーをそれぞれ示している。
【0011】本発明に係る人体感知センサーのカバー装置1は、自動ドアAの戸枠Bやその近傍の壁面C、或いは室内の天井D等に設置されるものであり、人体感知センサー4を覆うカバー体2には該人体感知センサー4の保持部材20を設け、当該保持部20に保持される回転用部材3を設けた人体感知センサー4とからなる。ここで、前記回転用部材3は人体感知センサー4に一体的に設けても良いし、または回転用部材3を人体感知センサー4と別部品として該回転用部材3と人体感知センサー4を着脱可能としても良い。そして前記カバー体2に対して前記人体感知センサー4を回転用部材3を中心として回動することにより角度調節可能としてなるのである。
【0012】更に詳しくは、前記カバー体2は図3、図6に示すように一面が略全面開放するボックス状であって、前記保持部材20は、切欠溝21、22を設けた板状としてそのカバー体2の内部スペースを仕切るように2箇所設けて構成している。また前記回転用部材3は、前記人体感知センサー4を支持する支持体35、36を備えた支持板32と前記人体感知センサー4を着脱可能に係止する係止体37を備えた側板31を前記支持体32の両端に備えて略コ字状とし、当該側板31のそれぞれの外面には少なくとも一つの回転軸体33、34を突設して構成している。そして前記保持部材20の切欠溝21、22に前記回転軸体33、34を挿入することにより前記回転用部材3が前記カバー体2に保持される。
【0013】また、図4、図5に示すように、前記回転用部材3の支持板32には、大きさや形態の異なる人体感知センサー4をその人体感知センサー4の大きさや形態に応じて支持できる複数種類の支持体35、36を突設している。
【0014】更に、複数種類の前記支持体の内、少なくとも一種類の支持体を人体感知センサーの大きさや形態に応じて取り外し可能としてもよい。
【0015】具体的には、図1に示しように、まず人体感知センサー4のコネクター42aを有するコード42を回転部用材3の開口部38に挿入した後に、回転用部材3の両側の側板31に内向きにそれぞれ突設した係止体37を外向きに湾曲するように人体感知センサー4を押込み前記支持体35,36に支持させるとともに前記係止体37にて係止する。
【0016】この場合、例えば人体感知センサー4を支持する支持体は、図4(A)、図5(A)に示すように、比較的小さい人体感知センサー4の場合は、前記回転用部材3の支持板32に大きく突設させ段部35aを内向きに形成した複数の支持体35にて支持する構成となってる。また、図4(B)、図5(B)に示すように比較的大きい人体感知センサー4の場合は、予め前記段部35aを有する支持体35を支持板32と連結している連結部材35bを切断して取り外し、支持板32の側板31を有しない両端部分にそれぞれ設けた支持体36と中央付近に設けた支持体36aにて支持する構成となっている。したがって人体感知センサー4は、前記回転用部材3の側板31を有しない部分であっても抜け落ちることはない。尚、本実施例では支持体35を連結部材35bを切断して取り外す構成としたが、支持板32に嵌合突起を設け、支持体の下面に嵌合孔を設けて雄雌嵌合とする等の着脱可能(図示せず)な構成にしてもよい。
【0017】次に、人体感知センサー4を設けた回転用部材3をカバー体2に取り付けるには、カバー体2の保持部材20であって、その上下にそれぞれ設けた切欠溝21、22に回転用部材3の側板31の外面に設けた回転軸体33、34をそれぞれ挿入する。この際に前記カバー体2の開口部24に人体感知センサー4の投受光部41を位置をある程度合わせておく。また、前記切欠溝21、22の溝幅より前記回転軸体33,34の直径の方がわずかに長くしているので、摩擦により抜け留め効果を有する。
【0018】更に、図6(A)、(B)に示すように、上下のそれぞれの切欠溝21、22と連通する端部には、上下にそれぞれの回転軸体33、34の直径と略等しい円形溝21a、22aを設けている。また、上切欠溝21の長手の寸法は、下切欠溝22より短く設定している。このことにより、前記カバー体2の上切欠溝21と上回転軸体33を中心として、回転用部材3に設置した人体感知センサー4を任意に角度調整することができる。更に下切欠溝22に波状部22bを形成することで、特定の複数角度に当該回転用部材3を設置することも可能である(図6(A)参照)。
【0019】また、上下の切欠溝21、22の長手の寸法を逆に構成してもよい。また、本実施例では、カバー体2に切欠溝21、22を設け、回転用部材3に回転軸33、34を設けたが、これに対しカバー体2に回転軸を設け、回転用部材3に切欠溝を設けてもよい。また、これら切欠溝21、22と回転軸33、34は上下に2箇所それぞれ設けているが、切欠き溝と回転軸の摩擦係数を高くする等により1箇所に設けて構成することもできる。
【0020】次に、人体感知センサー4を設置状況に対応さて角度調整して設けたカバー体2を、壁面等へ固定する手段について説明する。本実施例では図3に示すようにカバー体2には、係止爪23を左右2箇所の前記保持部材20に突設し、更に図2に示すようにカバー体2の表面には、ねじ頭係止用段部25aを有する貫通孔25を設けている。壁面Cには、配線用開口C1、係止孔C2(2箇所に設ける)、固定孔C3を設け、更に当該配線用開口C1からは配線コネクター42bを引出し設置してしる。このことにより、まず、人体検知センサー4からのコネクター42aと壁面Cからの配線コネクター42bを接続し、カバー体2の2つの係止爪23、23をそれに対応した係止孔C2、C2にそれぞれ係止する。最後に、ねじ5をカバー体2の貫通孔25に挿入して、ねじ頭51を前記ねじ頭係止用段部25aに係止し、壁面Cの固定孔C3にねじ5のねじ部52を一致させ、ドライバー等により締め付けて固定する。
【0021】また、上述したカバー体2の壁面Cへの固定手段以外に、マグネットや接着等様々な固定手段を採用してもよい。
【0022】
【発明の効果】上述したように請求項1によれば、自動ドア等の作動のために設置される人体感知センサーのカバー装置であって、人体感知センサーを覆うカバー体には人体感知センサーを保持するの保持部材を設け、当該保持部材に保持される回転用部材を設けた人体感知センサーとからなり、前記カバー体に対して前記人体感知センサーは、前記回転用部材を中心として回動することにより角度調整可能としてなるので、壁面等の不陸や設置場所での用途に応じて人体感知センサーを最適な角度で容易にできるのである。
【0023】更に、請求項2によれば、前記カバー体は一面が略全面開放するボックス状であって、前記保持部材は切欠溝を設けた板状としてそのカバー体の内部スペースを仕切るように2箇所設けて構成し、前記回転用部材は、前記人体感知センサーを支持する支持体を備えた支持板と前記人体感知センサーを着脱可能に係止する係止体を備えた側板を前記支持体の両端に備えた略コ字状として当該側板のそれぞれの外面には少なくとも一つの回転軸体を突設して構成してなり、前記保持部材の切欠溝に前記回転軸体を挿入することにより前記回転用部材が前記カバー体に保持されるので、人体感知センサーの角度調整を前記回転軸体を中心にして容易にできるとともに、当該装置の組立が明解かつ容易にでき、また人体検知センサー交換等のメンテナンスも容易となるのである。
【0024】更に、請求項3によれば、前記回転用部材の支持板には、大きさや形態の異なる人体感知センサーをその人体感知センサーの大きさや形態に応じて支持できる複数種類の支持体を突設してなるので、大きさや形態の異なる人体感知センサーをその大きさ等に対応する支持体を選択することで確実に支持できるのである。
【0025】更に、請求項4によれば、複数種類の前記支持体の内、少なくとも一種類の支持体を人体感知センサーの大きさや形態に応じて取り外し可能としてなるので、不要となる支持体を簡単に取り外すことができるのである。
【出願人】 【識別番号】000139780
【氏名又は名称】株式会社イトーキクレビオ
【住所又は居所】大阪市城東区今福東1丁目4番12号
【出願日】 平成13年12月27日(2001.12.27)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−194961(P2003−194961A)
【公開日】 平成15年7月9日(2003.7.9)
【出願番号】 特願2001−396198(P2001−396198)