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【発明の名称】 ガスメータの非常電源接続装置
【発明者】 【氏名】袴田 昭彦
【住所又は居所】静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器株式会社内
【課題】接続作業が簡単で誤接続することのないガスメータの非常電源接続装置を提供すること。

【解決手段】内蔵電池で動作するガスメータ1において、ガスメータ1の端子19台に、端子台19の端子26と異なる形状を有し、内蔵電池の電圧低下時に非常用電源を接続するための接続手段31を備えている。接続手段31はコネクタであり、携帯電話の外部接続端子と同一形状を有する。それにより、誤配線による他の外部機器の破損を防止することができる。接続手段への非常用電源の接続作業時間を短縮することができ、ガスメータの非常用電源は常備することなく、容易に入手することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内蔵電池で動作するガスメータであって、該ガスメータの端子台に、該端子台の端子と異なる形状を有し、該内蔵電池の電圧低下時に非常用電源を接続するための接続手段を備えたことを特徴とするガスメータの非常電源接続装置。
【請求項2】 前記接続手段は、コネクタであることを特徴とする請求項1記載のガスメータの非常電源接続装置。
【請求項3】 前記コネクタは、携帯電話の外部接続端子と同一形状を有することを特徴とする請求項2記載のガスメータの非常電源接続装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータの非常電源接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスメータの内蔵電池の電圧が低下して、異常使用状態時にガス流路を遮断する遮断弁を復帰できなくなるのを防止する構成を有するガスメータがある。このようなガスメータについては、たとえば、特開平8−62015号公報に開示されている。
【0003】図4は、このような従来のガスメータの非常電源接続装置の配線を示す説明図である。図4においては、常設の電池22の電圧が低下して遮断弁11の復帰ができなくなった事故時には、外部から市販の乾電池による予備電池18を端子24,25に接続する。こうして、予備電池18を電池22に並列接続した状態で弁復帰スイッチ6を操作し、CPU16を介して遮断弁11を復帰させる。CPU16は予備電池18で作動して、ガス流量の異常を検知すると遮断弁11を閉じる。端子台19の端子26などはCPU16に接続されている。
【0004】図5は、図4の非常用電源接続装置を実施ガスメータの構造を示す要部正面図である。図5では、ガスメータ1の端子台19において、プラスねじ形状の端子26と同一形状の一対の端子24,25を非常用電源接続用に設けている。
【0005】外部電源を接続する際には、端子台カバーをはずした状態で、予備電池接続用の一対の端子24,25に、非常用電源として市販の電池18を収納した電池ボックス30からの取り出したリード線30a,30bを接続している。端子24,25にリード線30a,30bが接続されると、電池ボックス30内の電池18が、ガスメータの内蔵電池(図4参照)と並列接続された状態となり、復帰ボタン6aを押して弁復帰スイッチ6を操作すると、CPU16の制御により遮断弁11を復帰させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5のガスメータでは、次のような問題点がある。
(1)非常用電源として専用の電池ボックス30を常備する必要がある。
(2)非常用電源を接続するための一対の端子24,25は、ガスメータの端子台19の他の端子と同一形状となっているため、正常時、非常用電源を接続する端子24,25に他の機器を誤接続して機器を破損するおそれがある。
(3)端子24,25は、プラスねじ形状となっているため、リード線30a、30bの接続作業において、ドライバーなどの工具が必要となり、作業に時間がかかる。
【0007】そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、接続作業が簡単で誤接続することのないガスメータの非常電源接続装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、内蔵電池で動作するガスメータであって、該ガスメータの端子台に、該端子台の端子と異なる形状を有し、該内蔵電池の電圧低下時に非常用電源を接続するための接続手段を備えたことを特徴とするガスメータの非常電源接続装置に存する。
【0009】請求項1記載の発明においては、内蔵電池で動作するガスメータにおいて、ガスメータの端子台に、端子台の端子と異なる形状を有し、内蔵電池の電圧低下時に非常用電源を接続するための接続手段を備えている。それにより、誤配線による他の外部機器の破損を防止することができる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、前記接続手段は、コネクタであることを特徴とする請求項1記載のガスメータの非常電源接続装置に存する。
【0011】請求項2記載の発明においては、接続手段はコネクタである。それにより、接続手段への非常用電源の接続作業時間を短縮することができる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、前記コネクタは、携帯電話の外部接続端子と同一形状を有することを特徴とする請求項2記載のガスメータの非常電源接続装置に存する。
【0013】請求項3記載の発明においては、コネクタは、携帯電話の外部接続端子と同一形状を有する。それにより、ガスメータの非常用電源は常備することなく、容易に入手することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のガスメータの非常電源接続装置の実施の形態を示す要部正面図である。図1においては、ガスメータ1内に収納されたCPU(図1では図示しないが、図4のCPU16と同じものである)を搭載する基板(図示しない)に、非常用電源、たとえば携帯電話非常用電源36を接続できる接続手段としてのコネクタ31を設置し、端子台19の一部より露出させている。コネクタ31は、端子台19におけるプラスねじ形状の端子26と全く異なる形状を有し、ガスメータ1の内蔵電池(図1では図示しないが、図4の電池22と同じものである)に電気的に並列接続されている。
【0015】コネクタ31は、図2に示すように、携帯電話の外部接続端子と同一の形状を備え、携帯電話非常用電源36のコネクタ37が挿嵌される開口部32と、開口部32内に配置されたピン端子33,34と、ピン端子33,34間に配置された接点部35とを有する。
【0016】携帯電話非常用電源36は、内蔵している乾電池(図示しない)に接続されたコネクタ37を有し、コネクタ37は、図3に示すように、コネクタ31側のピン端子33,34が嵌る穴37a,37bと、穴37a,37bと連通し、コネクタ31側の接点部35が嵌る長溝37cと、長溝37cの両側に配置された接点部37d,37eと、両側部に設けられた弾性係止部材37fとを有する。
【0017】ガスメータ1の内蔵電池の電圧が低下して、遮断弁(図示しない)を復帰できなくなる事故等が発生した場合は、携帯している(または、最寄りの場所で購入した)携帯電話用非常電源36を取り出し、コネクタ31に携帯電話用非常電源36のコネクタ37を挿嵌する。それにより、弾性係止部材37fがコネクタ31の内壁に係合し、その弾性力により、携帯電話用非常電源36が保持される。また、コネクタ31への携帯電話用非常電源36のコネクタ37の挿嵌により、接点部35と接点部37d,37eが電気的に接続されて、携帯電話用非常電源36がガスメータの内蔵電池と並列接続された状態となり、復帰ボタン6aを押して弁復帰スイッチ6を操作すると、CPU16の制御により遮断弁11を復帰させることができる。
【0018】また、ガスメータ1から携帯電話用非常電源36を取り外す際には、弾性係止部材37fの弾性力に対抗して携帯電話用非常電源36を外方へ引張ることにより、コネクタ31とコネクタ37の係合は解除され、携帯電話用非常電源36をガスメータ1から離脱させることができる。
【0019】なお、携帯電話用非常電源36は、コンビニエンスストアなど24時間営業している店舗で扱っているため、深夜でも購入することが可能であり、従来技術のように専用の電池ボックスを常備する必要がない。また、専用のコネクタとなるため、端子台19において誤配線などにより他の機器を破損させることがない。さらに、接続作業において、携帯電話用非常用電源36であれば外部接続端子31に挿嵌するだけで済むため、作業時間が短時間となる。
【0020】以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
【0021】たとえば、接続手段は、上述の実施の形態では、携帯電話の外部接続端子と同一の形状としたが、これに限らず、ワンタッチで非常用電源を接続できるものであれば、他の形状としても良い。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、誤配線による他の外部機器の破損を防止することができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、接続手段への非常用電源の接続作業時間を短縮することができる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、ガスメータの非常用電源は常備することなく、容易に入手することができる。
【出願人】 【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
【住所又は居所】東京都港区三田1丁目4番28号
【出願日】 平成13年10月16日(2001.10.16)
【代理人】 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外3名)
【公開番号】 特開2003−121236(P2003−121236A)
【公開日】 平成15年4月23日(2003.4.23)
【出願番号】 特願2001−318057(P2001−318057)