| 【発明の名称】 |
擬似太陽光照射装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】下斗米 光博 【住所又は居所】愛知県岡崎市美合町字小豆坂30 日清紡績株式会社美合工機工場内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】両端に電極2a,2bを具備した細長いランプ2を収装でき、かつ、上面と下面をランプ2の長さ方向に沿って開口したランプハウスを、該ランプハウスの両端に上,下分割タイプのコンタクタ25,24を配設して前記ランプ2の電極2a,2bを前記コンタクタ24,25により上下から挟持して保持させると共に、当該ランプハウスにおける前記上面開口に下面を反射面とする反射板27又は光学フィルタ26′を設ける一方、このランプハウスの下面開口に光学フィルタ26を設けて光源41又は42に形成し、この光源41又は42を、上面を開口してこの開口部に照射対象7を載置するように形成した遮光性の筺体1内部に配置した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端に電極を具備した細長いランプを収装でき、かつ、上面と下面をランプの長さ方向に沿って開口したランプハウスを、該ランプハウスの両端に上,下分割タイプのコンタクタを配設して前記ランプの電極を前記コンタクタにより上下から挟持して保持させると共に、当該ランプハウスにおける前記上面開口に下面を反射面とする反射板又は光学フィルタを設ける一方、このランプハウスの下面開口に光学フィルタを設けて光源に形成し、この光源を、上面を開口してこの開口部に照射対象を載置するように形成した遮光性の筺体内部に配置したことを特徴とする擬似太陽光照射装置。 【請求項2】 コンタクタは、上,下分割タイプの絶縁ブロックに挟持させて保持した請求項1の擬似太陽光照射装置。 【請求項3】 筺体内の光源の下方に、上面を反射面とする反射板を配置した請求項1又は2の擬似太陽光照射装置。 【請求項4】 ランプハウスの上面開口に設ける反射板又は光学フィルタは、上面開口に対し開閉自在、又は、着脱自在に設けた請求項1〜3のいずれかの擬似太陽光照射装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池の特性を測定する際などに使用される擬似太陽光照射装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から用いられている擬似太陽光装置には、図6,図7に例示した形態のものがある。図6に例示した装置は、上面の略全面を開口した大型の遮光性筺体1の内部下方に、キセノンランプ2を用いてこのランプの上方に反射板3を配設して形成した光源4を配置し、該光源4の上方であって、筺体1の内部における中段全域カバーする光学フィルタ5を透光性支持板6を介して配置し、前記筺体1の上面開口部に照射対象7、例えば、太陽電池などを載置するための透明板などによる透明支持材8を配置して構成されている。 【0003】図6に示した従来装置では、フィルタ5の支持板6と照射対象7を載せる支持板材8は、光の透過性が良好で、強度がありかつ軽量であることを要件とするので、アクリル板が用いられているが、照射対象7と光源4の間に、2枚ものアクリル板が支持部材として介在すると、それによる光量ロスも無視できない。 【0004】この点に鑑み上記の従来装置では、発光スペクトル及び光輝度が高いところからキセノンランプ2を使用するが、照射対象7が大判/大型になる、即ち、照射面積が例えば1m×1m程度、或は、それ以上になると、当該ランプ2は、直径が10mm以下で長さは1m以上の長尺キセノンランプ2を使用することになる。しかし、このランプ2は細くて長尺な上に、両端に電極があるため、取扱いに慎重を期さないと折損事故を惹起し易い。このため、前記ランプ2を図6の擬似太陽装置の内部に光源として安定に配置する目的で、光源4に図7に例示するような特別なランプ支持構造を具備させ、これにランプ2を装着しているが、問題もある。 【0005】即ち、上記のキセノンランプ2は、まず、使用条件にもよるが半年〜1年程度で性能が低下していわゆる寿命となるため、定期的に交換する必要があるが、図7に例示した支持構造ではこの交換作業が行い難く、交換時に新しいランプ2を折損してしまうことがままあるという点が、問題の一つである。 【0006】交換作業が行いにくい理由は、上記キセノンランプ2は発光によりこのランプ自体が高熱になると共に、通電される両端の電極2a,2bも高温となるために、円筒状のガラススリーブ9の中に収め、該スリーブ9の両端に設けた絶縁ブロック10,11に配設した電極コンタクタ12,13に、ランプ2の両端の電極2a,2bを挿込んで接続させる支持形態である一方、スリーブ9の内部に、絶縁ブロック10,11に設けた空気孔10a,11aから、ここではブロック11からブロック10の側(又は、逆方向)に、冷却用の空気を送給するようにしているため複雑なキセノンランプ2の支持構造となっている点にある。 【0007】上記のようなランプ2の複雑な支持構造においては、コンタクタ12,13、絶縁ブロック10,11、スリーブ9の各部材を、互に取外したり組立てることによって、前記ランプ2の交換をするには、細心の注意力を要してもなお1時間余りの作業時間を要し、かなりの熟練も要するという難点がある。 【0008】しかも、上記ランプ2の交換作業は、図1の装置では、筺体1の内部を上下で二分している光学フィルタ5やその支持板6があるため、筺体1の光学フィルタ5の下に係員が潜り込んで光源4の全体を取外して筺体1の外に搬出し、外部で絶縁ブロック10,11からスリーブ9やコンタクト12,13を外してランプ2を交換していたため、作業効率が良好でないのみならず、絶縁ブロック10,11に、ランプ2に取付けたコンタクト12,13とスリープ9を組付ける時、或は、組立てた光源4の取付け時に余計な力が入ることなどによってランプ2の折損事故を惹起する大きな要因となっていた。しかも、このような作業形態を採らざるを得ない原因となっていた従来装置の光学フィルタ5は、高価である上に筺体1の内部全面に亘り敷設されているため、この光学フィルタの使用量を少なくし、また、筺体1の内部に光学フィルタを敷設しなくてもよくなれば、ランプ交換の作業性の改善と装置コストの削減にも大きく寄与すると考えられる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来の擬似太陽光照射装置におけるランプ交換の作業上の問題点、並びに、多数の大形光学フィルタを使用することによる装置コスト上の難点に鑑み、そのような問題を惹起する構造を払拭した擬似太陽光照射装置を提供することをその課題とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決することを目的としてなされた本発明擬似太陽光照射装置の構成は、両端に電極を具備した細長いランプを収装でき、かつ、上面と下面をランプの長さ方向に沿って開口したランプハウスを、該ランプハウスの両端に上,下分割タイプのコンタクタを配設して前記ランプの電極を前記コンタクタにより上下から挟持して保持させると共に、当該ランプハウスにおける前記上面開口に下面を反射面とする反射板又は光学フィルタを設ける一方、このランプハウスの下面開口に光学フィルタを設けて光源に形成し、この光源を、上面を開口してこの開口部に照射対象を載置するように形成した遮光性の筺体内部に配置したことを特徴とするものである。 【0011】本発明装置は、上記構成においてランプハウスの上面開口に反射板を設けた光源を用いる装置では、光源の下方に上面を反射面とする反射板を配置した構成とする。因みに、ランプハウスの上,下面開口とも光学フィルタが設けられた光源を用いる装置では、光源の下方の反射板は必須ではない。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明擬似太陽光照射装置の実施の形態例を、図を参照しつつ説明する。図1は本発明擬似太陽光照射装置の一例の縦断面図、図2は図1の装置に用いた光源の拡大断面図、図3は図2の光源の側断面図、図4は本発明照射装置の別例の縦断面図、図5は図4の装置に用いた光源の拡大断面図である。なお、図1〜図5において、図6,図7に示した従来装置と同一部材,同一部位は、同一符号を用いた。 【0013】図1に例示した本発明擬似太陽光照射装置は、図6に示した従来装置において、筺体1の内部を二分する光学フィルタ5とその支持板6は設けられていない。また、図6の装置の光源4は、それに代えて図2,図3により詳しく述べる本発明の光源41を用いている。 【0014】図1の装置における光源41は、筺体1の内部において、図6の従来装置における光学フィルタ5とほぼ同等の高さに配置された図2,図3の構造を具備したものであるので、以下に説明する。 【0015】図2,図3において、21は上,下面をその長さ方向に沿って開口した概ね樋状をなすランプハウスのベース筺体で、ここでは水平姿勢で中央部が長さ方向に沿って開口部21bが形成されたベース部材21aとこの部材21aの長さ方向に沿った両側に設けた立壁状の壁体21cとベース部材21aの長さ方向両エンドに設けた開口された左右側壁21d,21eにより形成されている。 【0016】前記ベース筺体21の長さ方向の両端内部には、後述する上下分割タイプのコンタクタ24,25を配置するための絶縁ブロック22が設置されている。両方の絶縁ブロック22は、基本的に左右対称な同一構造であり、略凹状の下ブロック体22aと、下ブロック体22aの上に、着脱自在に装着される棒状の上ブロック体22bと、上,下の両ブロック体22a,22bを着脱自在に結合するための取付機構23とから形成されている。 【0017】各上,下のブロック体22a,22bを結合する取付機構23は、図示した例では、次のように形成されている。下ブロック体22aの凹部22cを挟んだ上面には、2本のボルト23aを立設する一方、上ブロック体22bには、前記2本のボルト23aを夫々に貫挿させる2つのボルト穴23bと各ボルト穴23bを囲む受穴23cが形成されており、前記受穴23cに入る押え筒23dを下面に具備したナット23eを夫々のボルト23aに螺装して締付けることにより、上ブロック体22bを下ブロック体22aに結合するように形成されている。 【0018】24は上記下部ブロック体22aの凹部22cに嵌めて装着した略凸状をなす下部コンタクタ、25は下部コンタクタ24の上面に配されるランプ2の電極2a,2bを、下部コンタクタ24の上面との間に挟持する上部コンタクタで、上,下コンタクタ24,25は、ランプ2の電極2a,2bを挟む面が凹面状に形成され、上記の結合された上,下ブロック体22a,22bによりランプ2の電極2a,2bを電気的,機械的に保持するように形成されている。 【0019】上下分割タイプのコンタクタ24,25を支持させた絶縁ブロック22を設けたベース筺体21は、そのベース部材21aの開口部21bと上面開口部(壁体21c,21cと左右の側壁21d,21eの上面が形成する)には、それぞれ光学フィルタ26と上部反射板27が設けられている。光学フィルタ26は、ランプハウスの下面から外方へ光が照射されるように、中間に結合部材26aを介して断面が浅い谷状(又はV字状)をなすベース部材21aの開口部21aに配置されている。また、反射板27は、内面の反射面が断面凹円弧状に形成された板状反射体を用いてベース筺体21の上部開口部を塞ぐように配置されている。この反射板27は、その縁部を、ベース筺体21の壁体21c,21cに対して操作ノブ28aの操作により密着,離反させるための押え部材28bによって、前記壁体21cの上面に着脱自在に保持することにより装着している。また、ランプハウスの内部は、左右側壁21d,21eの開口から空気を流通させて冷却できるようになっている。以上により、本発明装置における光源41の一例を構成する。 【0020】この光源41は、支持脚Lなどの支持体によって、擬似太陽光照射装置の筺体1の内部における、図1の従来装置で設けられている光学フィルタ5とほぼ同等の高さに配設する。このように配設した光源41のキセノンランプ2の光は、その直接光及びランプハウスの上部反射板27の反射光、その他の反射光がランプハウス下面に設けた光学フィルタ26から筺体1の下方へ向けて照射されることになる。そこで、図1の照射装置では、光源41の斜め下方の両側に、ここでは床置きタイプの反射板29を置いて、この反射板29からの反射光によって照射対象7の照射範囲に均等に擬似太陽光が照射されるようにした。 【0021】上記のような光源41を使用した本発明擬似太陽光照射装置では、ランプハウスのベース筺体21に光学フィルタ26と着脱自在の反射板27を設け、また、ランプ2を装着するコンタクタ24,25を上,下分割タイプとすると共にこのコンタクタ24,25を保持する絶縁ブロック22も上下分離タイプとしたので、ランプ2の着脱は、反射板27を取外してランプハウスの上面側から行うことができ、また、絶縁ブロック22の上下のブロック体22a,22bと、それに保持されるコンタクタ24,25も、上下で分離できるタイプであるから、ランプ2の折損のおそれなく容易かつ迅速に行うことができるという利点がある。因みに、ランプ交換は図6,図7の従来装置の場合に比べ1/4以下の時間で行える。 【0022】また、光学フィルタ26をランプハウスのベース筺体21に直に設ける形態としたので、図1の従来装置の光学フィルタ5のように大きな面積のものを多数使用する必要がなくなるので、この面でも有利である。 【0023】上記のような利点が得られる本発明擬似太陽光照射装置は、図5に断面構造を例示した光源42を用いることにより、図4の本発明擬似太陽光照射装置の別例に形成することができるので、以下にこの点について説明する。なお、図4,図5において、図1〜図3と同一符号は同一部材,同一部位を示すものとする。 【0024】図5に断面図で示した光源42は、先に図2,図3に拠り説明した光源41における上部反射板27を、光学フィルタ26′に代えた点が、唯一の基本相違点である。即ち、この光源42では、結合材26a′を介して低い山形に形成した2枚の光学フィルタ26′によってランプハウスにおけるベース筺体21の上面開口部を開閉自在に覆うため、前記フィルタ26′,26′の夫々の外側辺に縁部材30を取付け、一方の縁部材30はヒンジ31を介して対応するランプハウスのベース筺体の壁体21cの上部に支持させると共に、他方の縁部材30には、ネジ付のノブ28a′を有する押え部材28b′を設けることにより、この光学フィルタ26′をランプハウスにおけるベース筺体21の上面開口部に開閉自在に取付けたものである。 【0025】光源42を上記のように構成すると、図4に示したように、ランプハウスの上部光学フィルタ26′を通したランプ2の直接光が照射対象7に直に照射されることとなるので、図1の例で筺体1の床に設けていた反射板29が不要になる。その余の点、特にランプ2の交換がそのランプ2の折損のおそれがない状況で容易かつ迅速に出来る点には変わりない。 【0026】 【発明の効果】本発明は以上の通りであって、次の諸効果が得られる。従来の擬似太陽光照射装置においてはその本体となる筺体内部を上,下で二分する大きさの光学フィルタを不可欠としていたが、本発明では、前記光学フィルタを光源となるランプを収めたランプハウスに設けた光学フィルタに代替することにより、使用する光学フィルタは小面積のものが少ない数枚で足りるから、装置の製造コストの低減に寄与する。 【0027】細い長尺のランプを保持するコンタクタとこのコンタクタを装着して支持される絶縁ブロックを、上下で二分できる分割タイプとしたことにより、ランプの折損を危惧することなく、その交換をすることができるのみならず、ランプハウスの上面をフィルタ又は反射板により開閉できる構造としたことにより、ランプ交換のためのアクセスをランプハウスの上面から行うことができるので、上記コンタクタと絶縁ブロックの構成とが相俟って、ランプ折損のおそれがないランプ交換を容易かつ迅速に実行できる。この点は、装置の筺体にその内部を二分する光学フィルタが設けられないことによって更に助長される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004374 【氏名又は名称】日清紡績株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋人形町2丁目31番11号
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092679 【弁理士】 【氏名又は名称】樋口 盛之助 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−331630(P2003−331630A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月21日(2003.11.21) |
| 【出願番号】 |
特願2002−135563(P2002−135563) |
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