| 【発明の名称】 |
光源装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高篠 智之 【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリンパス光学工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】中抜け配光特性を有する照明光を出射する光源ランプからの出射光量を高い状態に維持しつつ配光の均一化を可能にする。
【解決手段】中抜け配光特性を有する照明光を出射する光源ランプ17とライトガイド21の入射面側に配設されている集光レンズ20との間に、インテグレータ部51を挿入する。光源ランプ17から出射された照明光はインテグレータ部51を透過する際に、インテグレート配光特性を有する各光学系52〜55の配列にて、拡散された後、集光されて均一配光に変換されて、集光レンズ20に入射される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】出射光軸方向に設けられた放電電極と放物線形状のリフレクタとを有し、該放電電極と該リフレクタとにて平行光束の出射光を形成可能な光源ランプと、前記出射光を集光可能な集光光学系と、前記集光レンズで集光される光を導光するための複数種の外部設備から延出する導光手段を選択的に着脱自在なコネクタ部と、前記出射光を異なる光軸で分割可能な分割光学系と、前記分割光学系で分割された複数の光束を略同心上で合成可能な合成光学系と、前記分割光学系と前記合成光学系とを前記光源ランプの光路上に挿脱可能な挿脱手段と、前記挿脱手段を駆動する駆動手段と、を備えることを特徴とする光源装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、接続する外部設備に対応する配光特性の光を出射することの可能な光源装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の光源装置には、キセノンランプやメタルハライドランプ等の放電灯を光源ランプとして採用する場合が多く、このような光源ランプは、放電電極が光路中に配設されているため、放電電極そのものにて光が遮断して影を作りだし、図9に示すように、光軸上に暗い領域(中抜け)が生じた配光分布となる。 【0003】そのため、内視鏡では先端部に配設されているライトガイドケーブルの出射面に照明レンズを配設し、この照明レンズにて、ライトガイドケーブルの出射面から出射される照明光を拡散させることで、照明光の配光を均一化させるようにしている。 【0004】しかし、内視鏡先端部の径が細く、先端部に照明レンズを配設することのできない内視鏡では、均一配光の照明光が出射されず、内視鏡観察に支障が生じる。 【0005】これに対処するに、例えば特公平5−10649号(特開昭60−32017号)公報には、光源ランプと集光レンズとの間にターレットを配設し、このターレットの周回上に光学フィルタと減光用スリガラスとを配設し、ターレットを回転させることで、光源ランプと集光レンズとの間の出射光軸上に、光学フィルタと減光用スリガラスとを選択的に臨ませるようにした光源装置が開示されている。 【0006】この減光用スリガラスは光を散乱させる特性を有しているため、先端部に照明レンズの配設されていない内視鏡に、照明光を供給する場合は、ターレットを回転させて、光源ランプと集光レンズとの間の出射光軸上に減光用スリガラスを臨ませることで、この減光用スリガラスにより照明光を散乱させることで、光源ランプから出射される光線の配光を均一化させることが可能となる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、減光用スリガラスを用いることで、照明光を均一配光とすることは可能であるが、照明光が著しく減光されてしまうため、ライトガイドケーブルの径が細く入射効率の悪い内視鏡では、光量不足となり、被写体を充分な明るさで照明することが困難となり、内視鏡観察に支障が生じる。 【0008】本発明は、上記事情に鑑み、光源ランプからの出射光量を高い状態に維持しつつ配光を均一化することの可能な光源装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明による光源装置は、出射光軸方向に設けられた放電電極と放物線形状のリフレクタとを有し、該放電電極と該リフレクタとにて平行光束の出射光を形成可能な光源ランプと、前記出射光を集光可能な集光光学系と、前記集光レンズで集光される光を導光するための複数種の外部設備から延出する導光手段を選択的に着脱自在なコネクタ部と、前記出射光を異なる光軸で分割可能な分割光学系と、前記分割光学系で分割された複数の光束を略同心上で合成可能な合成光学系と、前記分割光学系と前記合成光学系とを前記光源ランプの光路上に挿脱可能な挿脱手段と、前記挿脱手段を駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする。 【0010】このような構成では、外部設備から延出する導光手段をコネクタ部に接続し、光源装置からの光束を導光手段に供給するに際し、駆動手段を介して挿脱手段を駆動させて、分割光学系と合成光学系とを光源ランプの光路上に挿入する。その結果、光源ランプからの出射光が分割光学系にて異なる光軸で複数に分割された後、合成光学系にて分割された各光束が略同心上に合成されて、均一配光に変換された光が導光手段に入射される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。 【0012】(第1実施の形態)図1〜図5に本発明の第1実施の形態を示す。ここで、図1は内視鏡装置のシステム構成図、図2は内視鏡装置の回路ブロック図、図3は先端部に照明レンズを備えた内視鏡のライドガイドケーブルを光源装置に接続した状態の説明図、図4は光学フィルタとインテグレータ部とを固設するターレットを示し、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b断面図、図5はインテグレータ部を通した照明光の光路図である。 【0013】図1、図2に示すように、内視鏡装置1は、体腔内の観察及び処置を行う外部設備の一例である内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、内視鏡2の接眼部に取付けたCCD等の撮像装置を内蔵したカメラヘッド31と、このカメラヘッド31が接続されて、このカメラヘッド31の撮像素子からの信号に基づき映像信号を生成する処理を行なうテレビカメラシステム12と、このテレビカメラシステム12から送信される映像信号を表示するモニタ13とを備えている。 【0014】内視鏡2は、軟性を有する細長の挿入部5と、この挿入部5の後端に設けられた太径の操作部6と、挿入部5の先端側に湾曲部10を介して設けられた硬質の先端部9とを有している。 【0015】又、操作部6の後端に接眼部7が設けられており、更に、この操作部6の一側から、導光手段としてのライトガイド(以下「LG」と略称)ケーブル4が延出されて、このLGケーブル4の端部にLGコネクタ部16が設けられている。このLGケーブル4にはライトガイド21が挿通されており、このライトガイド21の基部がLGコネクタ部16に保持され、又先端側が、挿入部5の先端部9に保持されている。 【0016】図2に示すように、光源装置3には出力コネクタ部15が設けられており、この出力コネクタ部15に、LGケーブル4の端部に設けられているLGコネクタ部16が接続される。 【0017】光源装置3内部の、LGコネクタ部16に保持されているライトガイド21の入射面に対向する位置に、光源手段としての光源ランプ17が配設されている。この光源ランプ17は、出射光軸方向に設けられた放電電極17aと放物線形状のリフレクタ17bとを備えており、放電電極17aとリフレクタ17bとで平行光束の出射光が形成される。 【0018】この光源ランプ17は、ランプ点灯回路18から供給される電力により点灯し、照明光を出射する。この光源ランプ17からの出射光は、光学フィルタ47、或いはインテグレータ部51を通り、集光光学系としての集光レンズ20にてライトガイド21の入射面に集光される。 【0019】又、ライトガイド21の入射面に入射された照明光は、ライトガイド21によって伝送され、挿入部5の先端部9に配設されているライトガイド21の出射面から出射されて、腹腔内の患部等の被検体が照明される。照明光により照明された被検体は観察窓に取り付けられている対物レンズ27によってイメージガイド28の先端面に結像され、このイメージガイド28にて接眼部7まで伝送される。 【0020】接眼部7には、テレビカメラ11のカメラヘッド31が装着されている。このカメラヘッド31内には、接眼部7に設けられている接眼レンズ29に対向する結像レンズ32が配置され、この結像レンズ32の結像位置に固体撮像素子としてのCCD(電荷結合素子)33が配置されている。このCCD33に接続された信号線はカメラヘッド31から延出されたケーブル34に挿通され、コネクタ部35によりテレビカメラシステム12に接続される。そして、テレビカメラシステム12内のCCDドライバ36からのCCDドライブ信号が印加されることにより、CCD33で光電変換された撮像信号がテレビカメラシステム12内の映像信号処理回路37に入力される。 【0021】映像信号処理回路37により、撮像信号から標準的な映像信号が生成され、この映像信号は映像出力コネクタ部39を介してモニタ13に入力され、モニタ13の表示面に被検体像を表示する。又、この映像信号処理回路37により生成される輝度信号は調光信号出力回路38に入力され、CCD33からの撮像信号により被検体の明るさに対応した、例えばパルス幅変調された調光信号が生成され、調光信号出力コネクタ部40と光源装置3の調光信号入力コネクタ42との間を接続する調光ケーブル41を介して、光源装置3に設けられている調光回路43に入力される。 【0022】尚、光源装置3には、ビデオ信号入力コネクタ部45が設けられており、このビデオ信号入力コネクタ部45と映像出力コネクタ部39とを、調光ケーブル41を介して接続した場合は、ビデオ信号入力コネクタ部45から入力されたビデオ信号が調光回路43に入力される。 【0023】そして、調光回路43に、調光信号出力回路38から調光信号が入力されると、この調光信号を内部の積分回路で積分して平均化された(直流に近い)低周波の調光信号を、絞り調光手段としての絞り調光ユニット22へ送信する。 【0024】絞り調光ユニット22は、集光レンズ20とライトガイド21の入射面との間の出射光軸中に介装された複数の絞り羽根部23と、この絞り羽根部23を所定角度回動させることで絞り量を可変させるモータ24とを有し、このモータ24が絞り駆動回路25によって駆動される。この絞り駆動回路25は調光回路43からの調光信号に応じた駆動信号をモータ24へ出力することで、絞り羽根部23を所定角度に回動させる。この絞り羽根部23の回動により、光源ランプ17から出力される照明光の遮断量が変化する。照明光の遮断量を変化させることで、ライトガイド21の出斜面から被検体に対して照射される照明光を観察に適した光量に調整する。 【0025】又、図4に示すように、光学フィルタ47は、挿脱手段としてのターレット48に固設されている。このターレット48の回転中心にステッピングモータ49のスピンドルが軸着されており、このターレット48の回転中心を挟んで対称な位置に、光学フィルタ47とインテグレータ部51を構成するレンズ鏡筒51aとが固設されている。 【0026】このレンズ鏡筒51aには、光源ランプ17側から順に、通常配光特性を有する光学フィルタ52、分割光学系としての入射側インテグレータレンズ53、及び出射側インテグレータレンズ54、合成光学系としてのインテグレータ用集光レンズ55が配設保持されている。両インテグレータレンズ53,54は互いに対向配設されており、入射側インテグレータレンズ53に入射された照明光は、異なる複数の光軸毎の光束に分割された後、対向する出射側インテグレータレンズ54に入射され、ここで各光束が拡散された後、インテグレータ用集光レンズ55にて略同心上に合成されて、集光レンズ20側へ出射される。 【0027】ターレット48を回転させるステッピングモータ49は、駆動手段としてのターレット駆動回路59から出力されるターレット駆動信号に基づき180°毎に回動動作されるもので、ステッピングモータ49の回転により、出射光軸上に光学フィルタ47とインテグレータ部51とを選択的に臨ませることができる。 【0028】このターレット駆動回路59はCPU46から出力される切換え信号に基づいて動作される。又、光源装置3の前面にはコントロールパネル44が設けられており、このコントロールパネル44に光学フィルタ切換えスイッチ(図示せず)が配設されている。操作者が光学フィルタ切換えスイッチを操作することで、CPU46からターレット駆動回路59に対して切換え信号が送信される。 【0029】尚、コントロールパネル44には、光学フィルタ切換えスイッチ以外に各種操作スイッチ類が配設されており、この各スイッチ類がCPU46に接続されている。CPU46は、記憶部46aに記憶されているブログラム、及び各種データに基づき、操作されたスイッチに対応した制御信号を調光回路43へ出力する。 【0030】ところで、本実施の形態では、光源ランプ17として、キセノンランプやメタルハライドランプ等の放電灯が採用されている。放電灯は出射光軸中に放電電極が配設されるため、放電電極そのものが光を遮断して影を作りだし、図9に示すような中抜けの生じた配光分布となる。この配光分布は、ライトガイド21の特性上、維持された状態で内視鏡先端部9までそのまま伝送される。 【0031】一方、内視鏡2は用途に応じて様々な仕様のものが存在するが、内視鏡2の仕様が変更された場合、観察を行うための照明光を供給する照明系の仕様も、それに対応しで変更される。例えば、挿入部5の径が比較的太く、照明系の体積を大きくすることが可能な場合には、図3に示すように、先端部9に照明光の配光を変化させるための照明レンズ26が設けられる。一方、挿入部5の径が細く、照明系の体積を充分に確保することができない場合は、照明レンズ26を省略することになる。 【0032】従って、内視鏡2には、照明レンズ26を設けたものと省略したものとが存在する。ライトガイド21の出射端に照明レンズ26が配設されている内視鏡2は、ライトガイド21の出射端から出射される照明光が照明レンズ26で拡散されるため、図8に示すように、ほぼ均一な照明光に変換されて被写体に照射される。一方、照明レンズ26が省略されている内視鏡2では、ライトガイド21の出射端から出射される照明光は、図9に示すような中抜けが生じるため、その部分が暗く見えてしまい、内視鏡観察に支障が生じる。 【0033】上述したターレット48に固設されている光学フィルタ47、及びインテグレータ部51は、内視鏡2の先端部9に照明レンズ26が配設されている場合と、配設されいていない場合とに対応して選択的に使用するもので、光学フィルタ47は、通常の配光特性を有し、一方、インテグレータ部51では、インテグレート配光特性を有するように複数の光学系52〜55が配列されている。 【0034】従って、先端部9に照明レンズ26が配設されている内視鏡2を使用する際は、光学フィルタ47を出射光軸上に臨ませることで、ライトガイド21の入射端に中抜けが生じたままの配光分布を有する照明光を入射させる。一方、先端部9に照明レンズ26が配設されていない内視鏡を使用する際は、インテグレート配光特性を有するインテグレータ部51を出射光軸上に臨ませることで、均一配光に変換された照明光をライトガイド21の入射端に入射する。 【0035】次に、このような構成による光源装置3の作用について説明する。図3に示すように、先端部9に照明レンズ26が配設されている内視鏡2のLGコネクタ部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続して、内視鏡2に照明光を供給する場合、光源装置3のコントロールパネル44に配設されている切換えスイッチ(図示せず)を操作して、通常配光特性を有する光学フィルタ47を選択する。 【0036】すると、切換えスイッチからCPU46へ光学フィルタ47を選択する選択信号が送信される。CPU46では、受信した選択信号に基づきターレット駆動回路59を介してステッピングモータ49へ、光学フィルタ47を選択する駆動信号を出力し、ステッピングモータ49を予め定められたステップ数だけ回転させて、ターレット48に固設されている光学フィルタ47を、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨ませる。この光学フィルタ47は、通常の配光特性を有しているため、通常の中抜け配光を有する照明光がLGコネクタ部16に保持されているライトガイド21の入射面に入射される。 【0037】そして、中抜けが生じたままの配光分布を有する照明光がライトガイド21を伝送して、内視鏡2の先端部9に配設されている出射面から出射される。この出射面の前方には照明レンズ26が配設されているので、ライトガイド21の出射面から出射された照明光は、照明レンズ26を透過する際に拡散されて、中抜けを有する配光分布が均一配光に変化された後、内視鏡先端部9から出射されて、被写体に照射される。 【0038】一方、図2に示すように、先端部9に照明レンズ26が設けられていない内視鏡2のLGコネクタ部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続して、内視鏡2に照明光を供給する場合、光源ランプ17からの照明光を光学フィルタ47を通してライトガイド21へ供給すると、このライトガイド21の出射面から中抜けの生じたままの配光分布を有する照明光が被写体に照射されてしまうため、光源装置3のコントロールパネル44に設けられている切換えスイッチ(図示せず)を操作して、インテグレート配光特性を有するインテグレータ部51を、光学フィルタ47に代えて、出射光軸上に臨ませる。 【0039】すなわち、操作者が切換スイッチを操作すると、この切換スイッチからCPU46へインテグレータ部51を選択する選択信号が送信される。CPU46では、受信した選択信号に基づきターレット駆動回路59を介してステッピングモータ49へ、インテグレータ部51を選択する駆動信号を出力し、ステッピングモータ49を予め設定されているステップ数だけ回転させる。 【0040】すると、ターレット48が回転し、このターレット48に固設されているインテグレータ部51が、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨まされる。このインテグレータ部51は、レンズ鏡筒51aに保持されている各光学系52〜55の配列にて、インテグレート配光特性を有しているため、ランプ17から中抜け配光を有する照明光がインテグレータ部51を透過して出射される際に拡散されて、均一な配光を有する照明光が、集光レンズ20にて、ライトガイド21の入射面に集光される。 【0041】そして、このライトガイド21の入射面に入射された均一配光の照明光が、ライトガイド21を経て、内視鏡先端部9に保持されている出射面から出射されて、被写体に照射される。従って、内視鏡先端部9に照明レンズ26の配設されていない内視鏡2であっても、均一配光の照明光を被写体に照射することができる。 【0042】このように、本実施の形態では、照明レンズ26を備えている内視鏡2に対しては、通常配光特性を有する光学フィルタ47を通して照明光を配光するようにしたので、配光が均一で、且つ高い光量を有する照明光を内視鏡先端部9から出射させることができる。 【0043】一方、先端部9に照明レンズ26が設けられていない内視鏡2に対しては、インテグレート配光特性を有するインテグレータ部51を通して照明光を配光するようにしたので、内視鏡先端部9からは、均一配光で、しかも充分な光量の照明光を出射させることができる。 【0044】(第2実施の形態)図6、図7に本発明の第2実施の形態を示す。ここで、図6は内視鏡装置の回路ブロック図、図7は内視鏡検出部の構成図である。尚、第1実施の形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。 【0045】上述した第1実施の形態では、光学フィルタ47とインテグレータ部51との切換えを、操作者が光源装置3のコントロールパネル44に設けられている切換スイッチを操作することで選択するようにしているが、本実施の形態では、内視鏡2のLGケーブル4に設けられているLGコネクタ部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続することで、内視鏡の種別を認識し、光源ランプ17と集光レンズ20との間に、光学フィルタ47とインテグレータ部51との何れを臨ませるかを自動的に選択するようにしたものである。 【0046】具体的には、出力コネクタ部15に内視鏡2の種類を検知する内視鏡検知部61を設ける。図7に示すように、内視鏡検知部61は、検知スライド部62と検知手段としてのフォトインタラブタ63とを備えている。フォトインタラブタ63は、例えば発光素子と受光素子とで構成されたスイッチとしての機能を有しており、受光素子で発光素子からの光が受光されている状態では、CPU46に対してLレベルの内視鏡検知信号が送信され、一方、両素子間に検知スライド部62が介入されて、光の受光が遮断されると、受光素子からCPU46に対してHレベルの内視鏡判別信号が送信される。 【0047】又、先端部9に照明レンズ26(図3参照)が設けられていない内視鏡2のLGコネクタ部16には検知用押圧部64が設けられており(図7参照)、一方、先端部9に照明レンズ26が設けられている内視鏡2のLGコネクタ部16には検知用押圧部64を有していない通常のLGコネクタ部が設けられている。 【0048】従って、先端部9に照明レンズ26の設けられていない内視鏡2のLGコネクタ部16を光源装置3の出力コネクタ部15に接続すると、検知用押圧部64が出力コネクタ部15に設けられている検知スライド部62を押圧して、この検知スライド部62をフォトインタラブタ63に介入させて、フォトインタラブタ63からCPU46に対してHレベルの内視鏡検知信号を送信する。一方、先端部9に照明レンズ26の設けられている内視鏡2のLGコネクタ部16を光源装置3の出力コネクタ部15に接続した場合には、検知スライド部62が動作しないため、フォトインタラブタ63からCPU46に対してりLレベルの内視鏡検知信号が送信される。 【0049】CPU46では、受信した内視鏡判別信号と現在のターレット48の回転位置とに基づき、ターレット駆動回路59を介してステッピングモータ49へ駆動信号を出力し、ステッピングモータ49を予め設定されているステップ数だけ回転させ、インテグレータ部51、或いは光学フィルタ47を、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨ませる。 【0050】このような構成では、先端部9に照明レンズ26が配設されている内視鏡2のLGコネクタ部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続すると、このLGコネクタ部16には、検知用押圧部64が設けられていないため、出力コネクタ部15に設けられている内視鏡検知部61の検知スライド部62が移動しないので、フォトインタラブタ63からCPU46に対してLレベルの内視鏡判別信号が送信される。 【0051】CPU46では、ターレット48の状態を検出し、ターレット48に固設されている光学フィルタ47が、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨まされていると判断した場合は、ターレット48を回転させず、光学フィルタ47が出射光軸上に臨まされた状態を維持させる。一方、インテグレータ部51が光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨まされていると判断した場合は、CPU46からターレット駆動回路59を介してステッピングモータ49に対し、駆動信号を出力し、ステッピングモータ49を予め設定されているステップ数だけ回転させることで、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に、光学フィルタ47を臨ませる。 【0052】その結果、先端部9に照明レンズ26が配設されている内視鏡2では、通常配光特性を有する光学フィルタ47を通して、光源ランプ17からの照明光がライトガイド21へ供給されるが、ライトガイド21の出射面に照明レンズ26が配設されているため、ライトガイド21の出射面から出射される照明光は、照明レンズ26により所定に拡散されて均一配光の照明光が被写体に対して照射される。 【0053】一方、先端部9に照明レンズ26が配設されていない内視鏡2のLGコネクタ部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続すると、このLGコネクタ部16には、検知用押圧部64が設けられているため、検知用押圧部64が出力コネクタ部15に設けられている内視鏡検知部61の検知スライド部62を押圧し、この検知スライド部62をフォトインタラブタ63に介在させて、光の受光を遮断する。 【0054】すると、フォトインタラブタ63からCPU46に対してHレベルの内視鏡判別信号が送信される。CPU46では、ターレット48の状態を検知し、このターレット48に固設されているインテグレータ部51が、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨まされていると判断した場合は、ターレット48を回転させず、インテグレータ部51を出射光軸上に臨ませた状態を維持させる。一方、光学フィルタ47が光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に臨まされていると判断した場合は、CPU46からターレット駆動回路59を介してステッピングモータ49に対し、駆動信号を出力し、ステッピングモータ49を予め設定されているステップ数だけ回転させて、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に、インテグレータ部51を臨ませる。 【0055】その結果、先端部9に照明レンズ26が配設されていない内視鏡2では、インテグレート配光特性を有するインテグレータ部51を通過し、所定に拡散された均一配光の照明光が、ライトガイド21の入射面に入射されるため、このライトガイド21の出射面からは、均一配光の照明光が出射されて被写体に照射される。 【0056】このように、本実施の形態では、内視鏡2のLGコネクタ部16を光源装置3の出力コネクタ部15に接続するだけで、内視鏡先端部9に照明レンズ26が配設されているか否かを識別し、照明レンズ26が配設されている場合は、光学フィルタ47を出射光軸上に自動的に臨ませ、一方照明レンズ26が配設されていない場合は、インテグレータ部51を出射光軸上に自動的に臨ませるようにしたので、操作者が内視鏡2の種類を識別して、手動により切換え操作を行なう必要が無くなり、使い勝手が向上し、内視鏡検査の迅速化が実現される。 【0057】尚、内視鏡検知部61に設けられているフォトインタラブタ63は透過型に限らず、反射型であっても良い。更に、検知手段は、フォトインタラブタ63に限らず、バーコードリーダやRFID(Radio Frequency-IDentification)リーダであっても良く、この場合、検知用押圧部64に対し、或いはこの検知用押圧部64を廃止してLGコネクタ部16に対して直接、内視鏡の種別を示すパーコードやRFIDタグを設ける。 【0058】又、本発明は上述した各実施の形態に限るものではなく、例えば光源装置3に接続する外部設備はプロジェクタ等であっても良い。 【0059】[付記]以上、説明したように本発明によれば、以下の如き構成を得ることができる。 【0060】(1)内視鏡に照明光を供給する光源装置において、組み合わせる内視鏡に応じて、異なる配光特性を有する複数の配光変換手段を光源ランプの出射光軸上に選択的に挿入することを特徴とする光源装置。 【0061】このような構成では、内視鏡の種類に応じて、異なる配光特性を有する複数の配光変換手段を光源ランプの出射光軸上に選択的に挿入することで、出射光を均一配光とすることができる。 【0062】(2)(1)において、配光変換手段がインテグレータレンズであることを特徴とする。 【0063】(3)(1),(2)において、配光変換手段の切換え動作が内視鏡の種類に応じて自動的に行なわれることを特徴とする。 【0064】 【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、光源ランプからの出射光量を高い状態に保ちながら配光を均一化することができる等、優れた効果が奏される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号
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| 【出願日】 |
平成14年5月16日(2002.5.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076233 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 進
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| 【公開番号】 |
特開2003−331622(P2003−331622A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月21日(2003.11.21) |
| 【出願番号】 |
特願2002−142096(P2002−142096) |
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