| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】廣瀬 拓朗 【住所又は居所】岐阜県本巣郡糸貫町上保1260番地の2 レシップ 株式会社糸貫事業場内
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| 【要約】 |
【課題】照度の向上を図ることができる照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具に装着されるグローブ14は、透明又は半透明な合成樹脂、あるいはガラスによって長四角板状に形成され、光透過性を有している。このグローブ14の光源と対応する位置にはフレネルレンズ21が設けられるとともに、同フレネルレンズ21を除く箇所にはプリズムレンズ22が設けられている。このフレネルレンズ21は、複数の溝部21aで構成されるとともに、凸面レンズとしての機能を備えており、光源からの光を収束させることにより、外部へ照度の高い透過光を放射するように構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一方向に開口する箱状又は筒状をなすハウジングと、同ハウジングに内装された光源とを備え、当該ハウジングの開口を塞ぐように光透過性を有するグローブを装着するとともに、同グローブの光源からの光が斜め方向から入射する箇所には、グローブの外側へ傾斜した傾斜面を備える断面三角形状の溝部を形成し、同溝部を透過した光が略平行光線として外部に放射されるように構成したことを特徴とする照明器具。 【請求項2】 前記溝部を、光源を中心として光が片側で45゜、両側で90゜の範囲から入射する箇所に形成したことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。 【請求項3】 前記グローブの溝部以外の箇所には、プリズムレンズカットを施し、光散乱性を有するプリズムレンズを形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用照明器具、家庭用照明器具、照明看板等のような照明器具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、上記のような照明器具としては、次に示すものが挙げられる。すなわち、照明器具を構成するハウジングは箱状をなし、その内側面には一対のソケットが対向して取付けられている。これらソケットの間には光源である蛍光灯が装着されており、ソケットからの給電により点灯されるように構成されている。 【0003】ハウジングの内側には、その開口を塞ぐように板状をなすグローブが取付けられている。同グローブは、合成樹脂、ガラス等により透明又は半透明に形成されており、光透過性を有している。さらに、当該グローブにはプリズムレンズカットが施されることにより、ほぼ全面にプリズムレンズが形成されている。そして、蛍光灯からの光は、同プリズムレンズを透過し、散乱光として広い範囲を照らすように構成されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の照明器具によれば、広い範囲を照らすためにプリズムレンズで光を散乱させたことにより、十分な照度が得られず、照らされた対象物をはっきり識別することができないおそれがあるという問題があった。 【0005】この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、照度の向上を図ることができる照明器具を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載の照明器具の発明は、一方向に開口する箱状又は筒状をなすハウジングと、同ハウジングに内装された光源とを備え、当該ハウジングの開口を塞ぐように光透過性を有するグローブを装着するとともに、同グローブの光源からの光が斜め方向から入射する箇所には、グローブの外側へ傾斜した傾斜面を備える断面三角形状の溝部を形成し、同溝部を透過した光が略平行光線として外部に放射されるように構成したことを特徴とするものである。 【0007】請求項2に記載の照明器具の発明は、請求項1に記載の発明において、前記溝部を、光源を中心として光が片側で45゜、両側で90゜の範囲から入射する箇所に形成したことを特徴とするものである。 【0008】請求項3に記載の照明器具の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記グローブの溝部以外の箇所には、プリズムレンズカットを施し、光散乱性を有するプリズムレンズを形成したことを特徴とするものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を貨物運搬用車両の照明器具に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。この貨物運搬用車両とは、車両内部に貨物を収容するための荷室が形成された車両である。照明器具は、貨物運搬用車両の荷室の天面又は側面に取付けられ、同荷室内の貨物を明るく照らすために使用される。 【0010】図2に示すように、照明器具を構成するハウジング11は、側方に開口された浅底の有底長四角箱状に形成されている。ハウジング11の両短側壁の内面には各一対のソケット17が対向して配設され、図示しないビスにより、ハウジング11の内部にそれぞれ固定されている。なお、各ソケット17は、合成樹脂により形成されるとともに、光源を電気的に接続するための図示しない電極が内装されている。 【0011】各一対のソケット17の間にはそれぞれ光源である直管型の蛍光灯19が着脱可能に装着され、一対の蛍光灯19がハウジング11に内装されている。これら一対の蛍光灯19は、その両端がソケット17に電気的に接続されており、当該ソケット17からの給電により点灯する。ソケット17とハウジング11の内面との間には合成樹脂製の取付枠16が介装されている。この取付枠16の内側には断面円弧状をなす反射材15がそのコーナ部を取付枠16に係止されるようにして取付けられている。同反射材15は凹面鏡としての機能を有し、蛍光灯19から放射される光のうち、ハウジング11の内方へ向かうものをハウジング11の開口へ向かって反射する。 【0012】前記ハウジング11の外周縁にはフランジ部12が水平方向に突設されている。フランジ部12上において、ハウジング11の開口周縁部には取着凹部13が凹設されている。グローブ14は、この取着凹部13内に収容されることにより、ハウジング11の開口を塞ぐように装着される。すなわち、取着凹部13の内底面には複数のねじ孔13aが透設され、これらねじ孔13aと対応する位置となるようにグローブ14には複数の取付孔14aが透設されている。そして、グローブ14を取着凹部13内に収容し、取付孔14aを介してねじ孔13aに図示しないねじを螺入することにより、ハウジング11のフランジ部12にグローブ14が着脱可能に取着される。 【0013】図1(a),(b)に示すように、グローブ14は、透明又は半透明な合成樹脂、あるいはガラスによって長四角板状に形成され、光透過性を有している。このグローブ14の蛍光灯19側の面を内面とし、これと反対側の面を外面とする場合、グローブ14の外面は平坦面となるように形成されている。そして、グローブ14の一対の蛍光灯19と対応する位置にはフレネルレンズ21が設けられるとともに、同フレネルレンズ21を除く箇所にはプリズムレンズ22が設けられている。 【0014】図1(b)及び図3に示すように、フレネルレンズ21は、グローブ14の内面で蛍光灯19からの直射光24が斜め方向から入射する箇所に溝部21aを設けることによって形成されている。すなわち、溝部21aは、グローブ14の内面に対して直交する垂直面と、グローブ14の外側へ傾斜した平坦な傾斜面とを備える断面直角三角形状をなし、蛍光灯19を中心として直射光24が片側で45゜、両側で90゜の範囲から入射する箇所に形成されている。また、同溝部21aは、複数がグローブ14の長手方向へ並列に延びるように連続して形成されている。 【0015】これら溝部21aの傾斜面は、凸面の一部を構成するものである。つまり、すべての溝部21aの傾斜面のみを連続させた面を想定した場合、想定される面はグローブ14の内面側へ膨らむ凸面となる。従って、フレネルレンズ21は凸面レンズとしての機能を備えており、光収束性を有している。そして、フレネルレンズ21は、その略焦点位置に一対の蛍光灯19がそれぞれ位置するように配設されており、蛍光灯19から拡がる直射光24は、フレネルレンズ21を透過した後、平行光線24aとして外部に収束された状態で放射される。この実施形態では蛍光灯19が一対設けられているため、これに対応してフレネルレンズ21は一対の凸面を有するようにフレネルレンズカットが施されて形成されている。 【0016】図1(b)及び図4に示すように、プリズムレンズ22は、グローブ14の内面に複数の四角錐状の凹部22aを凹設するプリズムレンズカットを施すことによって形成されている。同プリズムレンズ22は光散乱性を有しており、このプリズムレンズ22を透過した光は外部に散乱れる。なお、図1(b)中ではプリズムレンズ22を構成する凹部22aが一部のみ描かれているが、同凹部22aは、フレネルレンズ21を除くグローブ14のほぼ全体に形成されている。 【0017】次に、前記照明器具の作用について以下に記載する。さて、当該照明器具の使用時に蛍光灯19を点灯させると、図3に示したように、まず蛍光灯19からの直射光24の大半がフレネルレンズ21を透過し、平行光線24aとして収束された状態で放射される。さらに、直射光24に加え、ハウジング11の内方へ拡がり、反射材15により反射された反射光もフレネルレンズ21を透過し、直射光24と同様に平行光線24aとして収束された状態で放射される。従って、フレネルレンズ21を透過した透過光の照度が向上するとともに、同透過光が平行光線24aであるため、対象物である荷室内の貨物が明るく均等に照らされる。 【0018】また、直射光24及び反射光のうち、グローブ14のプリズムレンズ22を透過したものは、拡散された状態で放射される。つまり、フレネルレンズ21からの透過光が照射された対象物の周囲も、プリズムレンズ22からの散乱光により広い範囲で照らされる。そして、グローブ14のフレネルレンズ21及びプリズムレンズ22を透過した光により、荷室の内部全体が照らされる。特に、フレネルレンズ21からの透過光は収束されているため照度が高く、同透過光によって照らされた貨物をはっきりと識別することが可能となる。 【0019】前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。 ・ 実施形態の照明器具によれば、ハウジング11の開口を塞ぐように光透過性を有するグローブ14が装着されるとともに、グローブ14の蛍光灯19と対応する位置には光収束性を有するフレネルレンズ21が形成されている。このフレネルレンズ21は、グローブ14の内面に複数の溝部21aを設けて形成されている。これら溝部21aは、グローブ14に対して蛍光灯19からの光が斜め方向から入射する箇所に設けられている。従って、斜め方向から入射して拡散する光が外部へ平行光線として放射される。このため、ハウジング11内の蛍光灯19の光を所定範囲に収束させ、外部へ平行光線として放射することができる。 【0020】・ また、グローブ14の内面にフレネルレンズ21を形成し、グローブ14の内面側へ膨らむ凸面レンズとしての機能を発揮させることにより、フレネルレンズ21からの透過光を確実に平行光線とすることができる。従って、対象物を明るく均等に照らすことができる。 【0021】・ また、フレネルレンズ21を構成する溝部21aは、蛍光灯19を中心として直射光24が片側で45゜、両側で90゜の範囲から入射する箇所に形成されている。このため、蛍光灯19からの直射光24を無駄なく有効に収束させることができる。 【0022】・ また、グローブ14にはフレネルレンズ21の周囲を囲むようにプリズムレンズ22が形成されている。このため、プリズムレンズ22からの透過光が散乱することにより、対象物のみでなく、対象物の周囲をも広く照らすことができる。 【0023】なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。 ・ 実施形態では、照明器具を貨物運搬用車両のものに具体化したが、貨物運搬用車両に限らず、例えば普通自動車、観光バス、飛行機や船舶等のような各種乗り物に取付けられる照明器具に具体化してもよい。あるいは、乗り物に限らず、建物の屋内又は屋外用照明、街路灯、卓上照明等に具体化してもよい。 【0024】・ 実施形態では、光源には直管型の蛍光灯19を使用したが、これに限らず、例えば丸環型の蛍光灯、電球型の蛍光灯、白熱灯、電球、発光ダイオード等を使用してもよい。また、丸環型の蛍光灯、白熱灯等のように環状又は球状の光源を用いる場合、ハウジング、反射材、ソケット、グローブ等は、光源の形状に対応させ、円盤状、筒状等の形状とすることが好ましい。 【0025】・ 実施形態ではグローブ14の蛍光灯19と対応する位置にフレネルレンズ21を設けたが、グローブ14の全体をフレネルレンズとしてもよい。また、グローブ14にフレネルレンズ21のみを設け、プリズムレンズ22を省略してもよい。 【0026】・ 実施形態ではグローブ14の内面にフレネルレンズ21を設けたが、グローブ14の外面にフレネルレンズを形成してもよい。この場合には、グローブ14の外部において、フレネルレンズの略焦点位置に光が収束するため、同焦点位置における照度を向上させることが可能となる。 【0027】・ 反射材15を一対の凹面が連なった形状である断面略W字状に形成してもよい。そして、各凹面の略焦点位置に一対の蛍光灯19がそれぞれ位置するように構成してもよい。このように構成した場合、光の干渉によって対象物上に影が形成されることを防止し、反射材15で光を効率的に反射することができ、より照度を高めることができる。 【0028】・ 2本の蛍光灯19をハウジング11に内装することに限らず、1本のみ、あるいは3本以上の蛍光灯19をハウジング11に内装してもよい。さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。 【0029】(1) 前記溝部を並列に連続して複数形成することにより、フレネルレンズを構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明器具。このように構成した場合、光源からの直射光及び反射材からの反射光をフレネルレンズで収束した後、これらの光をフレネルレンズから平行光線として外部に放射することができる。 【0030】(2) 前記ハウジングの内部には、光源の点灯時にハウジングの内方へ向かう光をグローブへ反射させるための反射材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明器具。このように構成した場合、照度のさらなる向上を図ることができる。 【0031】(3) 前記反射材を、一対の凹面が連なった形状である断面略W字状に形成するとともに、各凹面の略焦点位置にそれぞれ光源が位置するように配設したことを特徴とする(2)に記載の照明器具。このように構成した場合、光の干渉によって対象物上に影が形成されることを防止することができる。 【0032】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明によれば、照度の向上を図ることができる。 【0033】請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、光源からの光を無駄なく有効に収束させることができる。請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、プリズムレンズからの透過光で広い範囲を照らすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144544 【氏名又は名称】レシップ株式会社 【住所又は居所】岐阜県岐阜市上土居2丁目4番1号
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| 【出願日】 |
平成14年5月15日(2002.5.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−331618(P2003−331618A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月21日(2003.11.21) |
| 【出願番号】 |
特願2002−140006(P2002−140006) |
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