| 【発明の名称】 |
手動伸縮柱 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野谷 敦司
【氏名】佐藤 高夫
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| 【要約】 |
【課題】軽量小型化が可能な手動伸縮柱を提供する。
【解決手段】シャフト4は、投光器5を載置する架台6を上端部に有し、その下部は本体部2に収容されている。シャフト4は、保持部材3を介して軸方向に移動可能かつ軸回りに回動可能に保持されている。定荷重バネ10は、板バネ10aをコイル状に巻いたドラム部10bが本体部2の内壁2dに固定され、板バネ10aの外端10cがバネ固定金具8およびネジ9を介してシャフト4の下端部に回動可能に取付けられている。定荷重バネ10は、投光器5と重量バランスがとられていて、定荷重バネ10を引き伸ばした時の巻き戻す力を利用して、投光器5を容易に持ち上げ、その高さを維持できる。シャフト4を本体部2に対して回動させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体部と、該本体部に収容された下部および、上記本体部から出て搭載物を固定できる上部を有するシャフトであって、軸方向に移動可能かつ軸回りに回動可能に保持されたシャフトと、該シャフトの下部に取付けた、シャフトに対して軸回りに回動可能な金具と、該金具と上記本体部とをつないで、金具を介してシャフトに、軸方向の位置を保持するための付勢力を付与する定荷重バネとを備えたことを特徴とする手動伸縮柱。 【請求項2】 上記シャフトの回動を固定できる手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の手動伸縮柱。 【請求項3】 上記シャフトの軸方向の移動を固定できる手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の手動伸縮柱。 【請求項4】 上記定荷重バネの板バネを上記シャフトの軸に対して傾斜して配置したことを特徴とする請求項1に記載の手動伸縮柱。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、投光器、アンテナまたはテレビカメラ等の搭載物を昇降可能に設置し、任意の高さで保持する手動伸縮柱に関するものである。 【0002】 【従来の技術】投光器等の搭載物を昇降する機構について従来から種々の提案がなされており、搭載物の重量負担を軽減して昇降操作を容易にするために昇降の動力を提供する駆動モータを設けたものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動モータを設けるとその駆動機構が複雑化し、装置を軽量小型化することに限界がある。また、搭載物の種類によっては軸回りに回動させる機構を別途設ける必要があり、軽量小型化がさらに困難となっている。本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、軽量小型化が可能な手動伸縮柱を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明に係る手動伸縮柱は、昇降用駆動源の代わりに定荷重バネを用いることで軽量小型化を実現しつつ、昇降時の搭載物重量の負担軽減を図ったものであり、さらに、搭載物を軸回りに回動させることができるようにしたものである。すなわち、本発明は、設置場所に固定される本体部と、該本体部に収容された下部および、上記本体部から出て搭載物を固定できる上部を有するシャフトであって、軸方向に移動可能かつ軸回りに回動可能に保持されたシャフトと、該シャフトの下部に取付けた、シャフトに対して軸回りに回動可能な金具と、該金具と上記本体部とをつないで、金具を介してシャフトに、軸方向の位置を保持するための付勢力を付与する定荷重バネとを備えたことを特徴とする手動伸縮柱である。必要に応じて、上記シャフトの回動を固定できる手段や、上記シャフトの軸方向の移動を固定できる手段を備えてもよい。上記定荷重バネの板バネを上記シャフトの軸に対して傾斜して配置することが好ましい。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係る手動伸縮柱の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1に示すように、手動伸縮柱1は、角柱形状の本体部2の上端に保持部材3を設け、この保持部材3を介してステンレス製のシャフト4を保持している。シャフト4の上端部に、一対の投光器5を載置する架台6を設けた。本体部2は、中間部上方位置にフランジ部2aを有し、下端部にアングル部2bを有する。このフランジ部2aおよびアングル部2bに取付穴を穿設してあり、手動伸縮柱1を設置するときには、フランジ部2aの取付穴およびアングル部2bの取付穴にボルト(図示省略)を挿入固定して所定の場所に立設させる。なお、本体部2は、下端部に水抜きパイプ2cを有する。図1および図2に示すように、シャフト4を軸方向に移動して、シャフト4を本体部2に対して伸縮させることができる。本実施形態におけるシャフト4の伸縮ストロークは、例えば900mm程度である。 【0006】図4に示すように、保持部材3には、上下2個所にオイルレスメタル3a、3aを設ける。これによりシャフト4の滑りを良好にでき、シャフト4を、軸方向に移動できるとともに軸回りに回動できるように保持部材3で保持する。保持部材3にロックネジ7を設けており、このロックネジ7でシャフト4の動きを固定できる。シャフト4の上部は本体部2から出ていて、シャフト4の下部は本体部2に収容されている。シャフト4の下部にはバネ固定金具8が取付けられている。その取付けは、図5に示すように、シャフト4の下端にメネジ4aを螺設し、このメネジ4aに対応するオネジ9aを有するネジ9をメネジ9aに螺合することにより行われている。取付け状態では、シャフト4とバネ固定金具8との間に所定のスキマXを形成しておく。これによって、バネ固定金具8は、シャフト4に対して軸回りに回動可能であり、設置場所に固定した本体部2内でシャフト4を略水平面内で自由に角度を変えることができる。 【0007】図4に示すように、本体部2の内部には、互いに対向するように2つの定荷重バネ10、10が設けられている。この定荷重バネ10は、細長くて帯状の板バネ10aがドラム部10bにコイル状に巻かれたもので、ドラム部10bから板バネ10aの外端10cが引き伸ばされると、板バネ10aがドラム部10bに巻き戻る方向に付勢力を発生する。本実施形態は、定荷重バネ10を引き伸ばした時の巻き戻る力を利用して、投光器5を容易に持ち上げ、持ち上げた高さに投光器5を維持するように構成している。ドラム部10bは、本体部2の内壁面2dにネジ止めされ、板バネ外端10cは、固定プレート8aを介してバネ固定金具8に取付けられている。定荷重バネ10で本体部2とバネ固定金具8とがつながっているため、バネ固定金具8を介してシャフト4へ定荷重バネ10の付勢力が作用する。投光器5の重量と定荷重バネ10の付勢力とはバランスがとられており、とくに位置固定手段を設けなくても投光器5を任意の高さで保持でき、高さを変えるときにもわずかな力で行うことができる。投光器5を押し下げればその高さを低くすることができる。図3に示すように、バネ固定金具8に取付けた定荷重バネ10の板バネ10aは、外端10cを折れ曲げて、しかも傾斜して引き伸ばすようになっている。このようにしたのは次の理由による。すなわち、板バネ10aを伸展させると、バネ自身の力で横方向における両端がめくれあがるようになって横断面形状が凹状になる。この現象は、伸展するバネの長さが長くなればなるほど顕著に現れるものであり、めくれあがった部分がシャフトや外被に接触して伸長動作に支障が生じてしまう。そこで、外端10cを折り曲げて斜めに引出すことで、伸展する板バネ10aの横断面形状が平面となって、上記不都合はない。 【0008】投光器5の重量が大きい場合には、バネ定数のより大きい定荷重バネを使用して重量バランスをとることができる他、定荷重バネ10の数を増やして重量バランスをとることができる。重量バランスをとることで投光器5の重量に影響されずに任意の高さを維持でき、その高さ移動もわずかの力で行うことができる。例えば、定荷重バネ10を各2対、合計4個を用いることができ、また、それよりも多い定荷重バネを用いることもできる。 【0009】バネ固定金具8がシャフト4に対して軸回りに回動させる場合、バネ固定金具8とネジ9との間にスキマXを設けたので、シャフト4、架台6および投光器5は、本体部2に対して略水平面内で角度を自在に変えることができる。この角度を固定するときには、保持部材3に設けたロックネジ7で行うことができる。このロックネジ7は、投光器5の高さを固定するときにも用いることができる。 【0010】図4に示すように、架台6にはラッチ錠11が取付けられており、これに対応して保持部材3にミゾ部3bが形成されている。したがって、架台6および投光器5を最下位置となるように押し下げて(図2参照)、架台5と保持部材3とをラッチ錠11で連結固定できる。 【0011】 【発明の効果】本発明は、定荷重バネを利用し、投光器又は他の搭載物をわずかな力で昇降させ、また任意の高さを維持するものであるので、構造も簡単で軽量に構成でき、設置面積もわずかで済む。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000217653 【氏名又は名称】電気興業株式会社
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| 【出願日】 |
平成14年4月5日(2002.4.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099623 【弁理士】 【氏名又は名称】奥山 尚一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−297134(P2003−297134A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月17日(2003.10.17) |
| 【出願番号】 |
特願2002−103980(P2002−103980) |
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