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【発明の名称】 照明器具、照明器具本体及びLED素子
【発明者】 【氏名】藤 井 石 根

【氏名】岸 村 俊 二

【氏名】堀 井 伸一郎

【要約】 【課題】LEDを用いた省エネルギー型の照明器具を提供する。

【解決手段】光源として、任意数のLED素子とこれを挿入着脱可能として装着時に通電可能にした照明器具本体としてのLED素子保持体とを備え、前記LED素子は、LEDチップとこれの正負の端子に電源を供給するための端子としての脚部とを有し、前記脚部においては、軸方向に沿って前記正負の端子に電気的に導通する第1の脚端子と第2の脚端子が互いに絶縁された状態に形成されており、前記LED素子保持体は、外部から給電される第1の給電端子及び第2の給電端子と、前記任意数のLED素子を保持する保持ユニットを有し、前記保持ユニットは互いに絶縁状態とされた第1の送電被膜と第2の送電被膜を有し、これら第1及び第2の送電被膜は、それぞれ前記第1及び第2の給電端子に電気的に導通させられており且つ前記脚部よりも小径な被挿入部を有するものとして構成されており、この被挿入部に挿入された前記LED素子における前記脚部の前記第1及び第2の脚端子とそれぞれ電気的に導通するものとして構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】光源として、任意数のLED素子とこれを着脱可能として挿入装着時に通電可能にした照明器具本体としてのLED素子保持体とを備え、前記LED素子は、LEDチップとこれの正負の端子に電源を供給するための端子としての脚部とを有し、前記脚部においては、軸方向に沿って前記正負の端子に電気的に導通する第1の脚端子と第2の脚端子が互いに絶縁された状態に形成されており、前記LED素子保持体は、外部から給電される第1の給電端子及び第2の給電端子と、前記任意数のLED素子を保持する保持ユニットとを有し、前記保持ユニットは互いに絶縁状態とされた第1の送電被膜と第2の送電被膜を有し、これら第1及び第2の送電被膜は、それぞれ前記第1及び第2の給電端子に電気的に導通させられており且つ前記脚部よりも小径な被挿入部を有するものとして構成されており、この被挿入部に挿入された前記LED素子における前記脚部の前記第1及び第2の脚端子とそれぞれ電気的に導通するものとして構成されている、ことを特徴とする照明器具。
【請求項2】前記保持ユニットは、前記第1及び第2の送電被膜の間に、ここに差し込まれた前記LED素子における前記脚部を保持する絶縁性の弾性中間層をさらに備えることを特徴とする請求項1の照明器具。
【請求項3】前記保持ユニットは、前記第1及び第2の送電被膜のそれぞれの外側に、前記LED素子の前記脚部の挿入を案内する案内孔が設けられた外側のカバー及び内側のカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2の照明器具。
【請求項4】前記保持ユニットにおける前記第1及び第2の送電被膜は、前記LED素子の前記脚部の挿入により前記被挿入部が押し広げられるが、抜出後には再びもとの大きさの径に戻る復元性を有する材料によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つの照明器具。
【請求項5】前記LED素子における前記脚部は、基端側に前記第1の脚端子を、先端側に前記第2の脚端子をそれぞれ形成したものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つの照明器具。
【請求項6】前記LED素子は、光の到達距離を調節する着脱可能なレンズキャップをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つの照明器具。
【請求項7】光源としての任意数のLED素子が着脱可能とされ、挿入装着時にはそれらに通電可能とした照明器具本体であって、外部から給電される第1の給電端子及び第2の給電端子と、前記任意数のLED素子を保持する保持ユニットとを有し、前記保持ユニットは互いに絶縁状態とされた第1の送電被膜と第2の送電被膜を有し、これら第1及び第2の送電被膜は、それぞれ前記第1及び第2の給電端子に電気的に導通させられており且つ前記脚部よりも小径な被挿入部を有するものとして構成されており、この被挿入部に挿入された前記LED素子における前記脚部の前記第1及び第2の脚端子とそれぞれ電気的に導通するものとして構成されている、ことを特徴とする照明器具本体。
【請求項8】前記保持ユニットは、前記第1及び第2の送電被膜の間に、ここに差し込まれた前記LED素子における前記脚部を保持する絶縁性の弾性中間層をさらに備えることを特徴とする請求項7の照明器具本体。
【請求項9】前記保持ユニットは、前記第1及び第2の送電被膜のそれぞれの外側に、前記LED素子の前記脚部の挿入を案内する案内孔が設けられた外側のカバー及び内側のカバーをさらに備えることを特徴とする請求項7又は8の照明器具本体。
【請求項10】前記保持ユニットにおける前記第1及び第2の送電被膜は、前記LED素子の前記脚部の挿入により前記被挿入部が押し広げられるが、抜出後には再びもとの大きさの網目に戻る復元性を有する材料によって構成されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1つの照明器具本体。
【請求項11】照明器具本体に対して着脱可能とされ、装着時には前記照明器具本体から給電される、光源としてのLED素子であって、LEDチップとこれの正負の端子に電源を供給するための端子としての脚部とを有し、前記脚部は軸方向に沿って、前記正負の端子に電気的に導通する第1の脚端子と第2の脚端子が互いに絶縁された状態に形成されていることを特徴とするLED素子。
【請求項12】前記脚部は、基端側に前記第1の脚端子を、先端側に前記第2の脚端子をそれぞれ形成したものであることを特徴とする請求項11のLED素子。
【請求項13】発光部に着脱可能とされて、装着により光の到達距離を調節可能なレンズキャップをさらに備えることを特徴とする請求項12のLED素子。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具、その照明器具における光源を除いた部分としての照明器具本体、及びその光源としてのLED素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路や公園等の野外や各種室内における照明として各種の照明器具が用いられている。例えば、野外における照明は、当然のように大電力を消費する種々のいわゆる電球、蛍光灯を用いて行われていた。このような野外における照明では、大電力を消費することになるが、従来はこれ以外に方法がないと思われており、とりたてて何らかの方策は講じられていなかった。これに対し、省エネルギーを図るには、蛍光灯よりも小さな電力で動作する例えばLEDなどを用いればよいが、LEDは実際の野外等での照明には適さないというのが現状である。そのため、省エネルギーは図られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来は省エネルギーに適した照明器具がなく、大きな電力が消費されるのを有効に防止することができなかった。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、LEDを使用して省エネルギーを図ることのできる各種の、例えば屋内外で使用できる照明器具、照明器具本体、LED素子を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の照明器具は、光源として、任意数のLED素子とこれを着脱可能として挿入装着時に通電可能にした照明器具本体としてのLED素子保持体とを備え、前記LED素子は、LEDチップとこれの正負の端子に電源を供給するための端子としての脚部とを有し、前記脚部においては、軸方向に沿って前記正負の端子に電気的に導通する第1の脚端子と第2の脚端子が互いに絶縁された状態に形成されており、前記LED素子保持体は、外部から給電される第1の給電端子及び第2の給電端子と、前記任意数のLED素子を保持する保持ユニットとを有し、前記保持ユニットは互いに絶縁状態とされた第1の送電被膜と第2の送電被膜を有し、これら第1及び第2の送電被膜は、それぞれ前記第1及び第2の給電端子に電気的に導通させられており且つ前記脚部よりも小径な被挿入部を有するものとして構成されており、この被挿入部に挿入された前記LED素子における前記脚部の前記第1及び第2の脚端子とそれぞれ電気的に導通するものとして構成されている。
【0006】本発明の照明器具本体は、光源としての任意数のLED素子が着脱可能とされ、装着時にはそれらに通電可能とした照明器具本体であって、外部から給電される第1の給電端子及び第2の給電端子と、前記任意数のLED素子を保持する保持ユニットとを有し、前記保持ユニットは互いに絶縁状態とされた第1の送電被膜と第2の送電被膜を有し、これら第1及び第2の送電被膜は、それぞれ前記第1及び第2の給電端子に電気的に導通させられており且つ前記脚部よりも小径な被挿入部を有するものとして構成されており、この被挿入部に挿入された前記LED素子における前記脚部の前記第1及び第2の脚端子とそれぞれ電気的に導通するものとして構成されている。
【0007】本発明のLED素子は、照明器具本体に対して着脱可能とされ、装着時には前記照明器具本体から給電される、光源としてのLED素子であって、LEDチップとこれの正負の端子に電源を供給するための端子としての脚部とを有し、前記脚部は軸方向に沿って、前記正負の端子に電気的に導通する第1の脚端子と第2の脚端子が互いに絶縁された状態に形成されているものとして構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る照明器具の全体を示す断面図である。同図において、1はいわゆる口金であり、汎用の電球等と同様に正負の電源が供給される第1及び第2の端子1a,1bを有する。つまり、この口金1は汎用のソケットに着脱可能に構成されている。この口金1の図中下方に丸い基盤2が固定されている。この基盤2は、図では倒立しているが、浅い容器状をしており、立ち下がった周縁部2aの内面が雌ねじとされている。上記基盤2の中心側の底面には、図3に示すLED素子11,11,…を着脱可能に挿入する、LED用保持ユニット3が固定されている。この保持ユニット3は、図1及び図2からわかるように、差し込まれた任意数のLED素子11,11,…を、これにおける2つの端子を前記口金1における2つの端子1a,1bと電気的に接続した状態で機械的に保持するものである。つまり、LED素子11,11,…は、保持ユニット3の予め形成された案内孔5a,9a(図3)に差し込むことにより後述のシリコンゴム膜7によってここに保持され、口金1の前記第1、第2の端子1a,1bから最終的に後述の2つの端子11c,11dを介して通電されて点灯可能な状態となる。このシリコンゴム膜7としては、シリコンゴムのほか、挿入されたLED素子11を保持する他の材質のものとすることもできる。
【0009】これについてさらに詳述する。上記保持ユニット3は、図3からわかるように、五重構造の中空容器状のものとして構成されている。その五重構造は、外側から内側へ、外側樹脂カバー5、外側送電被膜6、シリコンゴム膜7、内側送電被膜8、内側樹脂カバー9として構成されている。外側、内側樹脂カバー5,9はある程度の強度をもった硬質のものとして構成されており、前記LED素子11の挿入を案内する案内孔5a,9aをそれぞれ有している。このLED素子11は、同じく図からわかるように、LEDチップ10をプラス電極11aとマイナス電極11bで挟んで通電可能として、樹脂封止したものである。即ち、これらの電極11a,11bはそれぞれ、円錐状のプラス脚端子11c及びマイナス脚端子11dと一体又は電気的に導通するものとして構成されている。これらの脚端子11c,11dはいわゆる雄電極端子として機能し、これらと電気的に接続する雌電極端子として後に詳述するメッシュ状の上記外側、内側送電被膜6,8が用いられる。このLED素子11のプラス及びマイナス脚端子11c,11dが案内孔5a,9aによって案内されて保持ユニット3に挿入されシリコンゴム膜7で保持される。これらの脚端子11c,11d同士は絶縁体11eによって互いに絶縁されている。この保持状態において、上述のように、これらの電極11c,11dは、前記口金1の2つの端子1a,1bと電気的に導通している外側及び内側送電被膜6,8と電気的に導通している。即ち、これらの送電被膜6、8はメッシュ状に構成されており、その網目(被挿入部)の1つが、LED素子11の挿入に伴って、先端のマイナス脚端子11dによって徐々に押し拡げられて、これらの脚端子11d,11cの挿入通過を許容する。この状態において、マイナス脚端子11dは内側送電被膜8と、プラス脚端子11cは外側送電被膜6と接触して電気的に導通している。これらの一対の送電被膜6,8は各種の導電性材料で構成することができる。また、一旦LED素子11を図3の如くに挿入した後に、抜出した際にも、送電被膜6,8の網目の大きさがもと通りに小さく戻るようにするのが望ましい。この場合には、少しの加熱によりもとに戻る安価なニッケルを主成分とする形状記憶合金の線や、弾性復元力のあるベリリウム鋼合金線、リン青銅線等を用いることもできる。これらの送電被膜6,8はこれらの間に挟み込まれたシリコンゴム膜7で互いに絶縁されている。このシリコンゴム膜7は、上述のように差し込まれたLED素子11を脱落防止状態に堅持する機能も併せ持つ。
【0010】このように構成したので、LED素子11を保持ユニット3に差し込めば、ハンダ付等を必要とすることなく、それだけでLED素子11が保持ユニット3によって確実に保持され、且つ、2つの端子11d,11cは送電被膜8,6と電気的に導通し、給電可能な状態となる。このとき、差し込むべきLED素子11の数は適宜選択して明るさを調節することができる。また、LED素子11として、各種の色のものを用いることができ、これにより全体としての色調も明るさと共に容易に調節することができる。白色光を作るには、RGB(赤、緑、青)の3色のLED素子を1ユニットとして、このユニット数の増減により明るさを調節するのがよい。さらに、一旦差し込んだ後に引き抜くことも容易である。これにより上記のように、明るさや色調の調節もその後に容易に行うことができる。
【0011】引き抜いた後にあっても、一対の送電被膜6,8の網目も、自動的にあるいは例えば日光に当ったり、ドライヤー等による簡単な加熱で、元通りに小さくなり、その後に再びLED素子11を差し込んでも、LED素子11の端子11c,11dと送電被膜6,8とを確実に電気的に導通させることができる。上記外側及び内側送電被膜6,8として、メッシュ状のものに代えて、導電性ゴム膜又は金属薄膜に予め多数の孔(被挿入部)を穿けたものを用いることもできる。即ち、前者の場合は、導電性ゴム膜に、前記LED素子11のいわゆる脚部(11c,11d,11e)の挿入予定箇所に孔をあけておく。これらの各孔の径は前記脚部の径よりも小さめにしておく。LED素子11の脚部は導電性ゴム膜に予め穿けてある孔を押し拡げながら差し込まれ、最終的には図3に示す差し込み状態となり、互いの電気的接続が確実に行われる。この差し込み状態からこのLED素子11を引き抜くと、この導電性ゴム膜における孔は弾性復元力によってもとにもどり縮径する。また、後者の、金属薄膜を用いた場合は、前記脚部よりも少し小径の孔(被挿部)を穿けると共に、それら孔の内周縁に放射状に複数の切れ目(スリット)を入れて複数の弾性片が形成された形にしておく。これらにより、LED素子11の挿入時には各弾性片が脚部の侵入方向に押されて湾曲し、孔を広げられて脚部が挿入される。この状態では、湾曲状態にある各弾性片がもとに戻ろうとして脚部をしめつける状態となり、電気的に確実に導通する。この状態から、脚部を引き抜くと、各弾性片は直立状態に復元して、次の挿入に備えた状態となる。つまり、内側及び外側送電被膜6,8として導電性ゴム膜や金属薄膜を用いた場合にも、前述のメッシュ状のものを用いた場合と同様に機能させることができる。
【0012】このようにした保持体3の外側には、透明カバー13が着脱可能に取り付けられる。即ち、図1からわかるように、透明カバー13の縁部には外周を雄ねじとしたストッパリング13aが嵌められている。このストッパリング13の雄ねじと、前記基盤2の周縁部2aの内側の雌ねじとにより、透明カバー13が着脱される。
【0013】図4は上記LED素子11の頭部に必要に応じて着脱されるレンズキャップ21を示す。このレンズキャップ21は、基端側の筒部21aとこれに着脱可能な先端側のレンズ部21bを有する。レンズ部21bとしてはレンズ性能の異なる複数のものが準備される。筒部21aは、弾性材によって構成され、前記LED素子11の頭部を圧入させるもので、横断面に示される一対のスリット状の隙間21c,21cを有する。この筒部21aは、図4(c)に矢印で示したように、これらのスリット21c,21cが図中左右方向に拡大、縮小するように弾性変形し、ここに挿入されたLED素子11の頭部を圧着保持する。レンズ部21bはLED素子11からの光の到達距離を必要に応じて、所望の距離まで伸ばすためのものである。即ち、このキャップ21は必要に応じて用いるもので、常に取り付けて用いられるものではないが、これを用いることで照明光の分散の状態や局所的に特定な場所の照度の大きさを任意に変えることができる。このキャップのレンズ的な効果を持たせている部分には大概、凸レンズの機能を持たせている。その為、このレンズ機能部とLED発光部との距離を任意に変えてやることでレンズ部を通過した光に任意の広がりを持たせることができる。図5に示すように、試みにレンズ部が有する焦点距離をf、レンズ中心部から光源までの距離をa、できる光源の像の位置のレンズ中心部までの距離をbとすれば、薄肉凸レンズの場合を想定して、これらの両の間には衆知のように次なる関係が成立している。
【0014】
(1/a)−(1/b)=1/f (f>0) ……… (1)
よって、上式よりbについて解けば b=af/(f−a)=−f+(f/(f−a)) ……… (2)
となり、aとbとの関係は図5(b)の実線のようになり、aの値を変えることにより光源の像はレンズ右側の手前から焦点までの間の位置(図ではbが0から−fまでの間)を除いて、それ以外の処では何処でもその像を結ばすことができ、その像のできる付近は集光された明るいスポットとなることがわかる。
【0015】而して、上述のように、レンズ部21bとしては複数のもの、つまり、凸レンズとしての性能の異なるものが複数準備されており、使用目的等に応じて適宜選択して筒部21aに装着されて用いられる。
【0016】以上述べたところから明らかなように、本発明の実施態様によれば、以下のような各種の利点が得られる。
【0017】発光素子にLED素子を使用したので、著しく省エネルギーが図れると共に、LEDの発光色には白、赤、青など幾つかの種類があるが、これらを適宜、混ぜ合わせ、同じにまとめて発光させることで好みの色調の照明光を得ることができる。
【0018】通常、市販されているLEDは+、−の2本の電極線が出ているような構造なっており、これらをハンダ付け等によって電源端子に連続しなければならない。そのため実用上、取り付け、取り外しが面倒、限られた場所に多くのLED素子を密に取り付けることが困難、従って点集光源的な光を作り出すことは難しい、という難点があった。これに対し、本発明では、LEDの電極端子を図1に示すように一本脚型の電極にしたので、以下の効果が得られる。
a. LED素子の取り付け、取り外しは脚部を相手方の穴部(網目)に差し込み、もしくは引き出すことで素子の脱着が容易、かつ何度も行うことができる。
b. LED素子頭部の大きさによる制約があるものの、原理的には素子同士が接触する程度まで密に並べて取り付けが可能である。その結果、集光源的なライトを作り出すことができる。
c. 曲面状の面上でもLED素子の脱着は可能であるため、種々の形の発光集合体を作り出すことができる。
【0019】雌電極端子に金網状電極、有孔の導電性ゴム膜又は有孔の金属薄膜採用したので、以下の効果が得られる。図3にはLED集合体ランプが例示されている。また同時にLED素子が差し込まれる部分の断面構造も示されている。ここでの主たる特徴の1つは、電極に形状記憶合金の細線を素材とした金網が使われている点である。この素材は合金とは言え金属であるので、十分な電気伝導度を有し、主成分は概してニッケルであるため、それほど高価ではない。その上、適切な温度にする事でたとえ局部的な金網メッシュの変形が生じたとしても、例えばドライヤー等で加熱することで元に戻すことができる。また、弾性材性のメッシュや多孔を備えた導電ゴム膜又は金属薄膜を用いた場合は、自動的に網目や孔が復元する。これにより、LED素子の脚を幾度となく出し入れし、その為に金網メッシュの網目や孔に変形が生じたとしても、この合金電極等を採用しているが故に、その変形は容易に修復され、電極接触不備によるトラブルも解消される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、用いるべきLED素子の数を任意に選択することができ、しかもこれらのLED素子の取り付けに当っては単に本体側に差し込むだけでよく、煩雑で時間のかかるハンダ付等の作業は必要なく、且つ一旦差し込んだLED素子も引き抜きにより容易に取り外すことができ、このような着脱を繰り返してもLED素子と本体側の機械的且つ電気的な接続保持状態を確実なものとできるだけでなく、LED素子の本体への取り付け状態におけるLED素子の2つの端子と本体側の2つの端子との電気的な接続を、脚状の端子をメッシュ状の端子へ圧入することにより実現するようにしたので、従来のハンダ付等による接続手段のものに比して、LED素子の装着密度を著しく高いものとすることができ、さらに、用いるLED素子の数及び色を任意に選定することにより、明るさや色調の調節を実際の使用の場において極めて容易に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】500572269
【氏名又は名称】学校法人明治大学
【識別番号】502017685
【氏名又は名称】有限会社 キシムラインダストリー
【識別番号】502017755
【氏名又は名称】有限会社 アーマライト
【出願日】 平成14年6月5日(2002.6.5)
【代理人】 【識別番号】100075812
【弁理士】
【氏名又は名称】吉武 賢次 (外4名)
【公開番号】 特開2003−281925(P2003−281925A)
【公開日】 平成15年10月3日(2003.10.3)
【出願番号】 特願2002−164322(P2002−164322)