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【発明の名称】 高ボルトランプ用のソケット
【発明者】 【氏名】デイーテル・ヘンリチ

【氏名】エルヴイン・リンゲマン

【要約】 【課題】ソケット部分の損傷の危険がかなりの程度まで回避されているように、ランプソケットを形成する。

【解決手段】ハロゲン高ボルトランプ用のソケットが、結合部材は、バヨネットロック装置の様式にしたがって形成されており、かつ収容ジャケット12内に形成された半径方向内方に向けられた少なくとも1つのカム17、及びソケットブロック11においてカム17の下面19に対する接触肩部21を有するので、軸線方向に結合しかつ相対的に周方向に回転(矢印D)した後に、ソケットブロック11及び収容ジャケット12は、結合位置に達する。結合位置は、形状結合作用する少なくとも1つの逆回転防止部によってロック可能であり、この逆回転防止部は、周方向回転の際に自動的に作用位置に達する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電気接点を内部に配置した高温に耐える絶縁体からなりかつランプ口金を収容するために使われるソケットブロック(11)、及びソケットブロック(11)を少なくとも部分的に囲む収容ジャケット(12)を含み、その際、ソケットブロック(11)及び収容ジャケット(12)が、対応する結合部材を介して互いに差込み結合可能である、ランプソケット(10)、とくに高ボルトランプ用のソケットにおいて、結合部材が、バヨネットロック装置の様式にしたがって形成されており、かつ収容ジャケット(12)内に形成された半径方向内方に向けられた少なくとも1つのカム(17)、及びソケットブロック(11)においてカム(17)の下面(19)に対する接触肩部(21)を有するので、軸線方向に結合しかつ相対的に周方向に回転(矢印D)した後に、ソケットブロック(11)及び収容ジャケット(12)が、結合位置に達し、かつ結合位置が、形状結合作用する少なくとも1つの逆回転防止部によってロック可能であり、この逆回転防止部が、周方向回転の際に自動的に作用位置に達することを特徴とする、ランプソケット(10)、とくに高ボルトランプ用のソケット。
【請求項2】 結合部材(17,21)が、完全に収容ジャケット(12)及びソケットブロック(11)の重なり範囲内に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のソケット。
【請求項3】 収容ジャケット(12)が、完全に閉じかつ突起及び切り欠きのない周面(12a)を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のソケット。
【請求項4】 接触肩部(21)が、カム(17)のための差込み溝(20)に周方向に直接隣接して配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のソケット。
【請求項5】 逆回転防止部が、少なくとも1つのカム対(22/23)によって形成されており、このカム対が、収容ジャケット(12)の内面(16)に及びソケットブロック(11)の外面に一体に形成された半径方向の重なりを備えたそれぞれ1つのカム(22:23)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のソケット。
【請求項6】 カム(22;23)が、周方向回転の方向(矢印D)に摺動斜面(25,26)を備えたなだらかな側面、及びこの周方向回転に反して急な戻り止め側面(27,28)を有することを特徴とする、請求項5に記載のソケット。
【請求項7】 ソケットブロック(11)におけるカム(23)が、差込み溝(20)を側方に区画する区間によって形成されていることを特徴とする、請求項6に記載のソケット。
【請求項8】 収容ジャケット(12)が、取付けねじリングを取付けるためにおねじ(15)を有するねじジャケットとして形成されていることを特徴とする、請求項1ないし7の1つに記載のソケット。
【請求項9】 寸法20.8×2mmのおねじを特徴とする、請求項7に記載のソケット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接点を内部に配置した高温に耐える絶縁体からなりかつランプ口金を収容するために使われるソケットブロック、及びソケットブロックを少なくとも部分的に囲む収容ジャケットを含み、その際、ソケットブロック及び収容ジャケットが、対応する結合部材を介して互いに差込み結合可能である、ランプソケット、とくに高ボルトランプ用のソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】刊行物に出典を挙げられない公然の先使用によって、このようなランプソケットは周知である。取付けねじリングの取付けのためにおねじを装備した収容ジャケットにおいて、ランプの方に向いたその端部から直径方向に対向しかつ材料結合した配置において2つの弾性的な係止フックが突出しており、これらの係止フックは、軸線方向に収容ジャケットに結合されたソケットブロックの同様に互いに対向する肩部に係止することができる。
【0003】おそらく収容ジャケットの合成物質に対する選択に基づいて、この係止結合は、収容ジャケット内におけるソケットブロックの極度に遊びを伴った収容を引起こす。機能的に条件付けられて大幅に突出した係止ピンに基づいて、収容ジャケットは、ソケットブロックを下側範囲においてしかカバーしない。
【0004】同様に公然の先使用によって、別の構成が周知であり、ここにおいて収容ジャケットは、フード状に形成されており、かつ直径方向に対向する2つの側において、ジャケットの材料から切離されたそれぞれ1つのばね片を有する。フードは、わずか数ミリメートルを除いて軸線方向に完全にソケットブロックを覆っている。周面を統合された係止部材も、ここにおいてソケットブロック及び収容ジャケットを軸線方向に互いに差込んだ際に一時的に外方に広がり、それから係止位置に弾性的に戻るようにするので、動作様式は、初めに記載したソケットのものと類似である。
【0005】本発明によるソケットを主として使用するハロゲンランプは、高い動作温度を有し、かつそれ故にソケット部分のために高温に耐える材料を必要とする。通常ソケットブロックは、セラミック又は磁器から製造されており、かつ収容ジャケットは、PPS(ポリフェニル−硫化物)又はLCP(液晶ポリマー)のようなきわめて寸法安定な熱可塑性合成物質から製造されている。とくに最後に挙げた材料LCPは、270°C及びそれ以上のきわめて高い温度耐性に基づいて、収容ジャケットに傑出して適している。
【0006】従来の技術にしたがって第2の周知の例に関連して前に説明したようなねじフードも、LCPからなる。LCPからなる加工片は、比較的もろい材料に基づいて破損する危険がある。
【0007】大幅に突出した係止片を備えた第1の位置において挙げた従来の技術の収容ジャケットを有するソケットは、すでに組立の際に係止フックの破損の定常的な危険が存在するので、おそらくLCPから有意義に製造することはできなかった。第2の位置において挙げた従来の技術によるフード状の収容ジャケットの周面への弾性係止フックの統合は、それに対してすでに一層望ましい。それにもかかわらずとくに工具によってソケットブロック及び収容ジャケットを再び互いに分離しようとし、このことがとくに修理作業の際に必要である場合、ここでも係止ばねが引裂かれることがある危険は存在する。
【0008】加えてとくに第2の周知の先使用の際に示したようなジャケットは、電気的に絶縁する機能を有することができる。したがって切離されたばね片を形成するためのすべての通口又は開口は、不利に作用する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この時、本発明の課題は、前記の問題を避けるように、巧妙な様式で初めに周知と仮定したようなランプソケットを引続き形成することにある。とくにランプソケットは、ソケット部分の損傷の危険がかなりの程度まで回避されているように形成するようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を特許請求の範囲第1項の特徴によって解決し、かつそれに相応して次のような特徴を有する。すなわち結合部材が、バヨネットロック装置の様式にしたがって形成されており、かつ収容ジャケット内に形成された半径方向内方に向けられた少なくとも1つのカム、及びソケットブロックにおいてカムの下面に対する接触肩部を有するので、軸線方向に結合し、かつ相対的に周方向に回転した後に、ソケットブロック及び収容ジャケットが、結合位置に達し、かつ結合位置が、形状結合作用する少なくとも1つの逆回転防止部によってロック可能であり、この逆回転防止部が、周方向回転の際に、自動的に作用位置に達する。
【0011】したがって本発明の基本方式は、大体において次のことに基づいている。すなわち係止する差込み結合の代わりに、バヨネットロックが行なわれ、このバヨネットロックは、大きな軸線方向力に耐えることができるが、この軸線方向力は、収容ジャケットの損傷又はそれどころか破壊に通じることがあるような力になって現われない。バヨネットロックのため、両方の構成部分−すなわち収容ジャケット及びソケットブロック−は、実際に軸線方向に力をかけずに集めることができ、かつそれから同様に力をかけずに又はわずかだけ力を消費して、周方向に回転することができる。その際、逆回転防止部が有効になり、この逆転防止部は、バヨネット状の結合運動の後にまとめられたソケットの部分を確実にこの位置に保持する。
【0012】本発明による提案によれば、収容ジャケットは、弾性片を必要とせず、したがって容易に損傷し又は引裂かれることがある突出した部分及び周面から切離された部分も必要としない。
【0013】なるべく連結手段は、完全に収容ジャケット及びソケットブロックの重なり範囲内に配置されており、かつ収容ジャケットは、完全に閉じかつ突起のない周面を有する。収容ジャケットの周面を閉じることができることによって、この周面は、一方において全体としてきわめて安定であり、他方においてソケットブロック及びこの中に又はここに配置すべき接点の構成において自由である。なぜならそれ自体閉じたジャケットは、おのずから必要な電気的絶縁を維持するために重要な貢献を行ない、この絶縁は、ジャケット周面における切り込みによって害されることがあり、又はソケットブロックにおける構造的な補助処置が必要になるからである。
【0014】別の提案によれば、接触肩部は、カムのための差込み溝に周方向に直接隣接して配置されている。これにより構造的な簡単化の他に利点として、バヨネットロックの周方向回転が短い周方向行程しか必要としないということが生じる。
【0015】さらに1つの実施例に相応して次のことが考慮されている。すなわち逆回転防止部は、少なくとも1つのカム対によって形成されており、このカム対は、収容ジャケットの内面に及びソケットブロックの外面に一体に形成された互いに半径方向に重なったそれぞれ1つのカムを有する。したがって周方向回転の間に、これらのカムは、互いに向かってかつ互いに接して近くを通るようになり、このことは、収容ジャケットの少なくとも制限された弾性に基づいて、この収容ジャケットが短期的に外方に避けることができることを可能にする。
【0016】ソケットブロック及び収容ジャケットのロックの際に小さな力しか生じず、それに反して逆回転を阻止するようにするために、さらに本発明は、次のことを考慮している。すなわちカムは、周方向回転の方向に摺動斜面を備えたなだらかな側面、及びこの周方向回転に反して急な戻り止め側面を有する。それにより一度バヨネットロック位置に差込まれかつ回されたソケット構成部分は、例えば修理の目的で工具によって意図的に行なわないかぎり、意図に反して再び互いに外れることはないことが保証されている。
【0017】ソケットブロックにおけるカムが、差込み溝を側方に区画する区間によって形成されているので、したがってこの側方の区画自体がカムを提供すれば、形成技術的に望ましい。
【0018】最後に収容ジャケットは、それ自体周知のように、取付けねじリングを取付けるためにおねじを有するねじジャケットとして形成することができる。本発明に相応するソケットにおいて、その他にこのねじをできるだけ小さく維持することが考えられている。その結果、さらにソケットは、寸法20.8×2mmのおねじによって特徴づけられている。このようなねじは、低ボルトのランプソケットのための収容ジャケットにおいて周知である。
【0019】その他の点において、本発明は、添付図面を引用した実施例の次の説明によってもっとも良好に明らかである。
【0020】
【発明の実施の形態】図示しない高ボルトランプのための全体に10によって示されたランプソケットは、大体において場合によっては2部分からなるソケットブロック11、及びこれを少なくとも大部分において囲んだ収容ジャケット12からなり、この収容ジャケットは、実際にはしばしばフードとも称する。
【0021】ソケットブロック11は、収容ジャケット12も同様に、高温に耐える材料からなる。ソケットブロックのためにセラミック又は磁器が、かつ収容ジャケットのために例えばPPS又はLCPのような熱可塑性合成物質が、もっとも適している。
【0022】ソケットブロック11内に、ランプの動作のために必要な両方の導体の接続のためにかつランプ接点との電気的結合のために図示しない接点がある。さらにソケットブロック11は、なお保持ばね13を含み、これらの保持ばねは、ランプ口金に作用し、かつランプを固定保持する。14によって、ランプ口金のためのソケットブロック11における差込み開口が示されている。
【0023】収容ジャケット12は、寸法20.8×2mmのおねじ15を有する。このねじは、ねじリングをねじ止めするために使われ、このねじリングによって、ガラス又はランプ笠のような図示しない電灯部分を、周知のように照明装置に取付けることができる。
【0024】収容ジャケット12は、ソケットブロック11をできるだけ固定的に照明装置に保持するという役割を有する。そのために両方の構成部分11及び12は、対応する結合部材を有しこれらの結合部材は、バヨネットロックの様式にしたがって構成されている。
【0025】個別的には収容ジャケット12の内周面16に互いに対向するように配置して、それぞれ1つのカム17が一体形成されており、このカムは、その下側に、大体において平らな戻り止め面19を有する。
【0026】収容ジャケット12の大体において半径方向内方に突出したカム17のそれぞれに、ソケットブロック11の互いに対向する外側壁において、それぞれ1つの差込み溝20が対向して対応している。この差込み溝20に周方向に直接隣接して、接触肩部21が設けられており、この接触肩部は、カム17が差込み溝20を通って差込まれたとき(矢印S)、かつソケットブロック11が収容ジャケット12に対して相対的にわずかに周方向回転(矢印D)を受けたとき、カム17の戻り止め面19に対応している。
【0027】図2は、ソケットブロックと収容ジャケット12を軸線方向に互いに押込むことができる、したがって両方のカム17が両方の差込み溝20と一直線上にある位置において、ソケットブロック11と収容ジャケット12との相対的な対応を示している。
【0028】図3は、時計方向にわずかに回転した後における図2のソケットブロック11、及びソケットブロック11の戻り止め面21とカム側の下面19の重なりを示している。この時、両方の部分11及び12は軸線方向に保持されており、したがって逆回転によらないかぎり、もはや互いに外すことはできない。
【0029】逆回転防止部は、このような逆回転を阻止し、この逆回転防止部は、収容ジャケット12の内周面16から半径方向内方に突出したカム17、及びソケットブロックにおいて外方に突出したそれぞれ1つのフック23を含む。その際、フック23は、同時に差込み溝20の区画壁である。図2による挿入位置において、収容ジャケット側のカム22に、ソケットブロックにおける周面溝24が対向している。
【0030】図2が示すように、ソケットブロック11及び収容ジャケット12の差込み位置におけるカム22及び23は、傾斜面対25/26によって対向している。したがって図2による位置から時計方向に図3による位置へのソケットブロック11の回転は、半径方向に重なり合った両方のカム22及び23を、比較的容易に互いに近くを通って摺動させ、その際、収容ジャケット12の周面12aは、弾性的に外方に膨らむ。
【0031】図3に再現されたロック位置において、著しく急な面対27/28が対向しており、これらの面対は、大体においてそれぞれ半径方向に配置されているので、カム22の範囲において収容ジャケット12の周面12aを広げる工具の助けによらないかぎり、図3による位置から半時計方向におけるソケットブロック11の逆回転は不可能である。
【0032】本実施例において、カム17はリブ18に一体形成されており、このリブは、有利なように、収容ジャケット12の周面12aを補強し又は硬化する。
【0033】−少なくともソケットブロック11との重なり範囲において−収容ジャケット12の周面12aは、閉鎖壁状に形成されており、したがって切り込みも切り欠きも持たない。係止部材、したがってとくにカム17及び22は、収容ジャケット12に弾性片として加工されていない。わずか10分の数ミリメートルだけ高くなるカム22の範囲においてのみ、収容ジャケット12の材料の弾性特性が望まれる。この弾性変形は、構成部分11及び12をねじり合わせる際に一度だけ現われ、それに反して互いに接する両方の面19及び21のある程度の摩擦又はクランプ結合が望ましいことがあることをおそらく度外視して、動作状態における結合は実質的に力を加えない。
【0034】したがって例えばPPS又はLCPのようなもろい材料からなる場合に、収容ジャケット12が特別な力にさらされず、かつその結果、損傷又はそれどころか破壊の危険も受けないことは、全体として明らかである。
【出願人】 【識別番号】501154703
【氏名又は名称】ベーヨツトベー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト
【氏名又は名称原語表記】BJB GmbH & Co. KG
【出願日】 平成14年12月17日(2002.12.17)
【代理人】 【識別番号】100062317
【弁理士】
【氏名又は名称】中平 治
【公開番号】 特開2003−242828(P2003−242828A)
【公開日】 平成15年8月29日(2003.8.29)
【出願番号】 特願2002−383291(P2002−383291)