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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】佐藤 敦
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】細谷 清貴
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】春木 仁志
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】渡邉 清剛
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】陣内 猛
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】鈴木 正江
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【要約】 【課題】カバーを構成する透光パネルの取付けや取り外しが容易な構造の照明器具を提供する。

【解決手段】ランプを含む器具本体が、フレーム12と複数の透光パネル13からなるカバーで覆われた構造を有する照明器具であって、フレーム12の内側に透光パネル13の端部を固定するための固定部材14,15を受け入れる係合受け部12aが形成され、フレーム12の内側に透光パネル13の端部を当接させた状態で係合受け部12aの弾性変形によって固定部材14,15が係合受け部12aに挿入され、その結果、固定部材14,15によって透光パネル13の端部がフレーム12の内側に固定されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプを含む器具本体が、フレームと複数の透光パネルからなるカバーで覆われた構造を有する照明器具であって、前記フレームの内側に前記透光パネルの端部を固定するための固定部材を受け入れる係合受け部が形成され、前記フレームの内側に前記透光パネルの端部を当接させた状態で前記固定部材及び前記係合受け部の少なくとも一方の弾性変形によって前記固定部材が前記係合受け部に挿入され、その結果、前記固定部材によって前記透光パネルの端部が前記フレームの内側に固定されていることを特徴とする照明器具。
【請求項2】 前記固定部材は、前記透光パネルの端部を前記フレームの内側に押さえ付ける押さえ金具と、前記押さえ金具を貫通して前記フレームの内側に形成された係合受け部に挿入されるラッチ部材とからなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 前記固定部材は、前記透光パネルの端部を前記フレームの内側に押さえ付ける押さえ部と、前記フレームの内側に形成された係合受け部に挿入される挿入係合部とが一体に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項4】 ランプを含む器具本体が、複数の透光パネルを接続部材で接続してなるカバーで覆われた構造を有する照明器具であって、前記接続部材は、複数の透光パネルの端部に内側から当接する内側接続部材と、前記複数の透光パネルの端部に外側から当接する外側接続部材からなり、隣り合う2枚の透光パネルの端部に前記内側接続部材を当接させた状態で、前記外側接続部材を前記内側接続部材に固定することにより、前記内側接続部材と前記外側接続部材との間に前記隣り合う2枚の透光パネルの端部を挟むようにして、前記隣り合う2枚の透光パネルの端部同士が互いに固定されていることを特徴とする照明器具。
【請求項5】 前記外側接続部材は、前記透光パネルの端部を外側から押さえる押さえ金具と、前記押さえ金具を貫通して前記内側接続部材に設けられた係合部に螺合する螺子からなり、外側から前記螺子を回すことにより、前記内側接続部材と前記外側接続部材の押え金具との間に前記透光パネルの端部が挟持されることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
【請求項6】 前記外側接続部材は、前記透光パネルの端部を外側から押さえる押さえ金具と、前記押さえ金具を貫通して前記内側接続部材に設けられた係合部に弾性的に係合するラッチ部材とからなることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
【請求項7】 前記外側接続部材は、前記透光パネルの端部を外側から押さえる押さえ部と、前記内側接続部材に設けられた係合部に弾性的に係合する係合部とが一体に形成されてなることを特徴とする請求項4記載の照明器具。
【請求項8】 前記外側接続部材及び前記透光パネルの端部を覆う化粧部材を更に備えていることを特徴とする請求項5,6又は7記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯のようなランプを含む器具本体が、複数の透光パネルを接続してなるカバーで覆われた構造を有する照明器具に関し、詳しくは、透光パネルの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構造を有する照明器具の従来例(特開2000−276915)を図9及び図10に示す。図9は照明器具の外観図であり、図10は断面図である。
【0003】この従来例の構造では、ランプを含む器具本体51が、フレーム52と3枚の透光パネル53からなるカバーで覆われている。各透光パネル53は樹脂製又はガラス製であり、その端部(辺)がフレーム52と押さえ金具54との間に挟持されるようにして固定されている。
【0004】つまり、フレーム52の内側に透光パネル53の端部を当接させた状態で、押さえ金具54を透光パネル53の端部に当て、押さえ金具54を貫通する螺子55によって押さえ金具54をフレーム52に対して締め付ける。フレーム52の該当箇所には螺子55を受け入れて螺合する受け部52aが形成されている。こうすることにより、隣接する2枚の透光パネル53の端部(辺)が同時に固定され、接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のようなカバーの構造(透光パネルの接続構造)は、1つ1つの螺子をドライバーで締め付ける必要があり、しかもカバーの内側からの締め付け作業であるために作業性が悪く、組み立てに手間がかかる短所があった。特に、照明器具の大きさ(すなわちカバーの大きさ)が小さくなると、組立ての作業性が急に悪くなる。
【0006】また、透光パネルの破損や汚れが生じて透光パネルの交換を行う場合の作業性(メンテナンス作業性)も良くなかった。カバー全体を外してから、該当する1枚の透光パネルを取り外す必要があった。この際、交換対象でない隣接する透光パネルも外れてしまうことがあった。
【0007】本発明は上記のような従来の課題に鑑みて為されたものであり、カバーを構成する透光パネルの取り付け(接続)や取り外し(分解)が容易な構造の照明器具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による照明器具は、ランプを含む器具本体が、フレームと複数の透光パネルからなるカバーで覆われた構造を有する照明器具であって、前記フレームの内側に前記透光パネルの端部を固定するための固定部材を受け入れる係合受け部が形成され、前記フレームの内側に前記透光パネルの端部を当接させた状態で前記固定部材及び前記係合受け部の少なくとも一方の弾性変形によって前記固定部材が前記係合受け部に挿入され、その結果、前記固定部材によって前記透光パネルの端部が前記フレームの内側に固定されていることを特徴とする。
【0009】このような構造によれば、固定部材をフレームの内側に形成された係合受け部に挿入する作業によって透光パネルの端部がフレームに固定されるので、従来の螺子を用いて固定する場合に比べて作業性が良くなる。
【0010】好ましい実施形態において、前記固定部材は、前記透光パネルの端部を前記フレームの内側に押さえ付ける押さえ金具と、前記押さえ金具を貫通して前記フレームの内側に形成された係合受け部に挿入されるラッチ部材とからなる。
【0011】あるいは、前記固定部材は、前記透光パネルの端部を前記フレームの内側に押さえ付ける押さえ部と、前記フレームの内側に形成された係合受け部に挿入される挿入係合部とが一体に形成されてなる。
【0012】別の構成として、本発明による照明器具は、ランプを含む器具本体が、複数の透光パネルを接続部材で接続してなるカバーで覆われた構造を有する照明器具であって、前記接続部材は、複数の透光パネルの端部に内側から当接する内側接続部材と、前記複数の透光パネルの端部に外側から当接する外側接続部材からなり、隣り合う2枚の透光パネルの端部に前記内側接続部材を当接させた状態で、前記外側接続部材を前記内側接続部材に固定することにより、前記内側接続部材と前記外側接続部材との間に前記隣り合う2枚の透光パネルの端部を挟むようにして、前記隣り合う2枚の透光パネルの端部同士が互いに固定されていることを特徴とする。
【0013】このような構成によれば、透光パネルの接続作業(カバーの組立て作業)をカバーの内側からでなく外側から行うことができるので、作業性が良くなる。
【0014】好ましい実施形態において、前記外側接続部材は、前記透光パネルの端部を外側から押さえる押さえ金具と、前記押さえ金具を貫通して前記内側接続部材に設けられた係合部に螺合する螺子からなり、外側から前記螺子を回すことにより、前記内側接続部材と前記外側接続部材の押さえ金具との間に前記透光パネルの端部が挟持される。
【0015】別の実施形態では、前記外側接続部材は、前記透光パネルの端部を外側から押さえる押さえ金具と、前記押さえ金具を貫通して前記内側接続部材に設けられた係合部に弾性的に係合するラッチ部材とからなる。
【0016】更に別の実施形態では、前記外側接続部材は、前記透光パネルの端部を外側から押さえる押さえ部と、前記内側接続部材に設けられた係合部に弾性的に係合する係合部とが一体に形成されてなる。
【0017】また、各実施形態において好ましくは、前記外側接続部材及び前記透光パネルの端部を覆う化粧部材を更に備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明器具の透光パネル接続部の構造を示す断面図である。照明器具全体の外観及び断面については、従来例の説明で参照した図9及び図10と同様である。
【0020】図1に示すように、フレーム12の内側に当接された透光パネル13の端部をフレーム12に押さえ付ける押え金具14と、押え金具14を貫通してフレーム12の内側に形成された係合受け部12aに挿入されるラッチ部材15が設けられている。押さえ金具14とラッチ部材15が固定部材を構成している。
【0021】フレーム12の内側に形成された係合受け部12aは、弾性変形によってラッチ部材15の先端部を受入れ係合するようになっている。押さえ金具14は、隣接する2枚の透光パネル13のうち、1枚の端部のみを押さえる。つまり、図1から分かるように。共通の押さえ金具14及びラッチ部材15を2セット用いて2枚の透光パネル13の隣接端部を個別に固定する。
【0022】こうすることにより、1セットの固定部材で2枚の透光パネル13の隣接端部を同時に固定する場合に比べて作業性が良くなる。メンテナンス時に、1枚の透光パネル13を外したときに隣接する透光パネル13が不用意に外れる心配もない。なお、図1において、2つの押さえ金具14は共通の形状であり、使用時の方向が180度異なるだけである。
【0023】フレーム12と複数の透光パネル13で構成されるカバーの組立て作業は、ラッチ部材15の先端部を押さえ金具14の孔に挿通してフレーム12の内側に形成された係合受け部12aに押し込むだけでよいので、従来のようにドライバーを用いて螺子止めを行う組立て作業に比べて作業性が改善される。
【0024】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2の実施形態に係る照明器具の透光パネル接続部の構造を示す断面図である。照明器具全体の外観及び断面については、従来例の説明で参照した図9及び図10と同様である。
【0025】この実施形態では、フレーム12の内側に透光パネル13の端部を固定するための固定部材が1つのばね部材16で形成されている。つまり、ばね部材16は、透光パネル13の端部をフレーム12の内側に押さえ付ける押さえ部16aと、フレーム12の内側に形成された係合受け部12aに挿入され固定される挿入係合部16bとを有する。押さえ金具14とラッチ部材15とが別の部材で構成されている第1の実施形態に比べて、本実施形態のばね部材(固定部材)16は、部品点数が少なくなるメリットを有するだけでなく、作業性も更に良くなる。
【0026】なお、本実施形態においても、共通のばね部材16を2個用いて、2枚の透光パネル13の隣接端部を個別に固定する。
【0027】こうすることにより、組み立て作業性が良くなると共に、メンテナンス時に1枚の透光パネル13を外したときに隣接する透光パネル13が不用意に外れる心配がない。なお、図2において、2つのばね部材16は共通の形状であり、使用時の方向が180度異なるだけである。
【0028】既述の実施形態はいずれも、カバーの内側から透光パネルをフレームに固定してカバーを組み立てるものであるが、以下に説明する実施形態では、カバーの外側から透光パネルの端部同士を固定し連結する。
【0029】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3の実施形態に係る照明器具全体の断面図である。また、図4は、照明器具の透光パネル接続部の構造を示す断面図である。また図5は押さえ金具及び化粧板を示す斜視図である。照明器具全体の外観については、従来例の説明で参照した図9と同様である。器具本体11を覆うカバーが接続部材21等で接続された複数の透光パネル13で構成されている。
【0030】図3及び図4に示すように、この実施形態では、内側接続部材21と押さえ金具22との間で隣接する2枚の透光パネル13の端部を挟むようにして2枚の透光パネル13同士を互いに固定し接続する。内側接続部材21の外側には、螺子23が螺合する係合部21aが設けられている。また、図5からも分かるように、押さえ金具22の中央部には螺子23が貫通する貫通孔22aが形成されている。この例では押さえ金具22及び螺子23が外側接続部材を構成している。
【0031】隣り合う2枚の透光パネル13の端部に内側接続部材21を内側から当接させた状態で、外側接続部材を構成する押さえ金具22を2枚の透光パネル13の端部に外側から当て、螺子23を用いて押さえ金具22を内側接続部材21に対して締め付ける。これにより、2枚の透光パネル13の端部同士が内側接続部材21と押さえ金具22との間に挟持され連結される。
【0032】この後、図5に示すように、化粧部材24を押さえ金具22の片側から引っ掛けるようにして弾性変形によって押さえ金具22に装着する。こうして、押さえ金具22、螺子23及び透光パネル13の端部は化粧部材24で覆われる。
【0033】(第4の実施形態)図6は、本発明の第4の実施形態に係る照明器具の透光パネル接続部の構造を示す断面図である。上記の実施形態(図4参照)では、1セットの押さえ金具22及び螺子23によって隣接する2枚の透光パネル13の端部を同時に固定するが、図6に示す本実施形態では、2組の押さえ金具25及び螺子23を用いて2枚の透光パネル13の隣接端部を個別に固定する。これにより、組立て作業性が良くなると共に、メンテナンス時に1枚の透光パネル13を外したときに隣接する透光パネル13が不用意に外れる心配がない。
【0034】なお、図6において、2つの押さえ金具25は共通の形状であり、使用時の方向が180度異なるだけである。
【0035】(第5の実施形態)図7は、本発明の第5の実施形態に係る照明器具の透光パネル接続部の構造を示す断面図である。
【0036】この実施形態は、図6に示した第4の実施形態において、螺子23に代えてラッチ部材26を使用したものである。内側接続部材27の外側には、ラッチ部材26の先端部が係合する係合部27aが設けられている。
【0037】この実施形態では、カバーの組立て(透光パネル13の接続)において、ドライバーで螺子を回す必要は無く、ラッチ部材26の先端部を押さえ金具25に貫通させて内側接続部材27の係合部27aに押し込むだけでよい。これにより、組立て作業性が向上する。
【0038】なお、本実施形態においても、2組の押さえ金具25及びラッチ部材26を用いて2枚の透光パネル13の隣接端部を個別に固定する。これにより、組立て作業性が良くなると共に、メンテナンス時に1枚の透光パネル13を外したときに隣接する透光パネル13が不用意に外れる心配がない。
【0039】(第6の実施形態)図8は、本発明の第6の実施形態に係る照明器具の透光パネル接続部の構造を示す断面図である。
【0040】この実施形態では、上記の実施形態における押さえ金具25及びラッチ部材26(外側接続部材)が一体のばね部材28で形成されている。つまり、ばね部材28は、透光パネル13の端部を内側接続部材27との間に挟持する押さえ部28aと、内側接続部材27の外側に形成された係合部27aに挿入され固定される挿入係合部28bとを有する。押さえ金具25及びラッチ部材26が別の部材で構成されている上記の実施形態に比べて、本実施形態のばね部材(外側接続部材)28は、部品点数が少なくなるメリットを有するだけでなく、作業性も更に良くなる。
【0041】なお、本実施形態においても、2つのばね部材28を用いて2枚の透光パネル13の隣接端部を個別に固定する。これにより、組立て作業性が良くなると共に、メンテナンス時に1枚の透光パネル13を外したときに隣接する透光パネル13が不用意に外れる心配がない。
【0042】以上、本発明を第1ないし第6の実施形態に沿って詳しく説明したが、本発明はこれらの実施形態に限らず、これらのもの以外にも種々の実施形態により実施することができるものである。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば、螺子に代えて弾性変形によって係合する固定部材を用いて透光パネルを接続して照明器具のカバーを組み立てるので、組立て作業性が良くなる。
【0044】また、2組の固定部材を用いて隣接する2枚の透光パネルの端部を個別に固定する構成によれば、作業性が良くなると共に、メンテナンス時に1枚の透光パネルを外したときに隣接する透光パネルが不用意に外れる心配がない。
【0045】また、押さえ金具と係合用のラッチ部とが一体のばね部材でできている構成によれば、部品点数が少なくなるメリットを有するだけでなく、作業性も更に良くなる。
【0046】また、透光パネルの接続作業(カバーの組立て作業)をカバーの内側からでなく外側から行う構成によれば、組立て時の作業性が一層向上する。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
【出願日】 平成14年1月17日(2002.1.17)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二
【公開番号】 特開2003−217332(P2003−217332A)
【公開日】 平成15年7月31日(2003.7.31)
【出願番号】 特願2002−9117(P2002−9117)