トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F21 照明




【発明の名称】 照明器具の光制御部材の取付構造
【発明者】 【氏名】石井 健吾
【住所又は居所】神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機照明株式会社内

【要約】 【課題】蛍光ランプの交換作業を容易に行うことができ、器具本体の下面の開口部に取付けられる光制御部材を着脱するための取付構造を見えないようにして外観がよく、光を有効に出す開口部面積を大きくできる照明器具の光制御部材の取付構造を提供する。

【解決手段】光制御部材5は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部7a、7bを有し、V字形枠部7a、7bの両方が器具本体1の反射板2から離間して設けられ、光制御部材5のV字形枠部7a、7bの両端部内に各々設けられ、挿入部80aを有する係止金具8a、8bと、器具本体1の両端部に設けられ、係止金具8a、8bの挿入部80aと各々係合する係止孔13a、13bと、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造において、前記光制御部材は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部を有し、前記V字形枠部の両方が前記器具本体の反射板から離間して設けられ、前記光制御部材の前記V字形枠部の両端部内に各々設けられ、挿入部を有する係止手段と、前記器具本体の両端部に設けられ、前記係止手段の前記挿入部と各々係合する係止孔と、を備え、前記V字形枠部のうち、一方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔に係合したまま、これを回転軸とし、他方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔から外すことにより、前記光制御手段を回動可能としたことを特徴とする照明器具の光制御部材の取付構造。
【請求項2】 光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の上部両側に各々設けられた支持孔と、を備え、係止手段は、両端部が前記一対の遮蔽板の支持孔に各々摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間に突設された操作部と、前記挿入部を前記器具本体の前記端部側に付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の照明器具の光制御部材の取付構造。
【請求項3】 器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造において、前記光制御部材は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部を有し、前記V字形枠部の一方が前記器具本体の反射板から離間し、他方が前記器具本体の反射板に接して設けられ、前記光制御部材の前記V字形枠部の両端部内に各々設けられ、挿入部を有する係止手段と、前記器具本体の両端部に設けられ、前記係止手段の前記挿入部と各々係合する係止孔と、を備え、前記V字形枠部のうち、一方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔に係合したまま、これを回転軸とし、他方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔から外すことにより、前記光制御手段を回動可能としたことを特徴とする照明器具の光制御部材の取付構造。
【請求項4】 光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の反射板から離間した側の上部に各々設けられた支持孔と、前記光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の下部の前記反射板に接した側の一部をV字形枠部の内側側面部から各々突設し、各々支持孔を有する一対の支持部と、を備え、前記反射板から離間した側のV字形枠部の係止手段は、両端部が前記一対の遮蔽板の支持孔に各々摺動自在に挿入され、前記器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間に突設された操作部と、前記挿入部を前記器具本体の前記端部側に付勢する付勢手段と、を備え、前記反射板に接した側のV字形枠部の係止手段は、両端部が前記一対の支持部の支持孔に各々回動・摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間を操作部とする略U字形状の線バネとしたことを特徴とする請求項3記載の照明器具の光制御部材の取付構造。
【請求項5】 反射板から離間した側のV字形枠部の係止手段の挿入部の光制御部材の外側方向にテーパ部を設け、係止孔はテーパ部に対応した形状としたことを特徴とする請求項4記載の照明器具の光制御部材の取付構造。
【請求項6】 光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の下部両側の一部をV字形枠部の内側側面部から各々突設し、各々支持孔を有する一対の支持部と、を備え、係止手段は、両端部が前記一対の支持部の支持孔に各々回動・摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間を操作部とする略U字形状の線バネとしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明器具の光制御部材の取付構造。
【請求項7】 係止手段は、V字形枠部の外側側面部の上端縁部と前記V字形枠部の外側側面部と対向する反射板の下端縁部とを結ぶ線から下方の範囲に位置するように、前記V字形枠部の内側側部に取り付けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照明器具の光制御部材の取付構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば、特開平6−119806号公報に示された従来の光制御部材を有する照明器具の斜視図、図14は光制御部材7の取付け用のラッチの断面図、図15はラッチの反対側の取付部の断面図である(従来例1)。図13において1は器具本体、31は下端枠部、2は反射板、4は蛍光ランプ、33は天井材(破断面)、35は光制御部材である。図14において、36は本体器具1の下端枠部31側に設けられた光制御部材35の係止用の角穴、43は光制御部材35の長手方向片側の外面下側固定されたラッチ、41は揺動可能に設けられた係止金具であり操作部39とガイド部40を有する。37は回転軸、38は係止金具41を外方に回転させるねじりバネである。図15において、45は光制御部材35の長手方向片側に取付けられた係止片である。
【0003】この構成において、光制御部材35を装着するときは、光制御部材35の係止片45を器具本体1の角穴36に係止した後、光制御部材35を回転させるようにして器具本体1の内側に押し上げると、器具本体1の下端枠部31に係止金具41のガイド部が当り、さらに光制御部材35を押し上げると、ガイド部40が器具本体1内面を摺動し、角穴36の所でねじりバネ38により角穴36に係合され、光制御部材35が装着される。そして、光制御部材35外すときは操作部39を操作し、ガイド部40を角穴36から外し、次に、係止片45を角穴36から取り外す。
【0004】図16は、例えば、実登2581034号公報に示された従来の照明器具の光制御部材の取付構造の部分斜視図、図17は取付構造の断面図である(従来例2)。図16、17において、51は器具本体、52は付属部材である光制御部材、61は器具本体51のエンドプレート、59はランプソケット、53はエンドプレート61に設けられた係止孔、54は光制御部材52に設けられ、係止孔53に挿入される係止片であり、固定具55に取付けられている。57は位置決め金具60の両脚片の間に配設された係留体であり、円柱状の係止体57aと軸部57bからなる。56は係留体57と固定具55を結び付ける紐状体である。
【0005】この構成において、光制御部材52を装着するときは、器具本体51の係止孔53に光制御部材52の係止片54を挿入することによって装着するが、このとき、係留体57を係止孔53に通して位置決め金具60の間に配置してから紐状体56を引っ張って係留体57が位置決め金具60の両脚片の間に収め、光制御部材52が器具本体51からの落下するのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例1では光制御部材35の長手方向側と照明器具本体51の開口部の長手方向側に間隙がある場合は、長手方向側で取付ができないという問題があった。また、ラッチ43の操作部39が下から見えるので外観が悪いという問題があった。また、光制御部材35の長手方向に係止金具41、係止片45があるので、光制御部材35の長手方向の枠が大きくなり、光を有効に出す器具本体1の開口部面積が狭くなるという問題があった。また、従来例2では、長手方向側でなく、短手方向側に係止孔53と係止片54が設けられており、照明器具本体1の開口部の長手方向側に間隙があっても取付ができるが、係止片54を操作するために、光制御部材52の下面に操作部があるため、操作部が下から見え外観が悪いという問題があった。また、蛍光ランプを交換するときは、光制御部材52を紐状体56により器具本体51に吊り下げたままなので、安定した作業を行うことができないという問題があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、簡単な構成により、蛍光ランプの交換作業を容易に行うことができ、器具本体の下面の開口部に取付けられる光制御部材を着脱するための取付構造を見えないようにして外観がよく、光を有効に出す開口部面積を大きくできる照明器具の光制御部材の取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る照明器具の光制御部材の取付構造は、器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造において、前記光制御部材は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部を有し、前記V字形枠部の両方が前記器具本体の反射板から離間して設けられ、前記光制御部材の前記V字形枠部の両端部内に各々設けられ、挿入部を有する係止手段と、前記器具本体の両端部に設けられ、前記係止手段の前記挿入部と各々係合する係止孔と、を備え、前記V字形枠部のうち、一方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔に係合したまま、これを回転軸とし、他方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔から外すことにより、前記光制御手段を回動可能としたものである。
【0009】また、光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の上部両側に各々設けられた支持孔と、を備え、係止手段は、両端部が前記一対の遮蔽板の支持孔に各々摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端が支持部とし、中間に突設された操作部と、前記挿入部を前記器具本体の前記端部側に付勢する付勢手段と、を備える。
【0010】また、器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造において、前記光制御部材は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部を有し、前記V字形枠部の一方が前記器具本体の反射板から離間し、他方が前記器具本体の反射板に接して設けられ、前記光制御部材の前記V字形枠部の両端部内に各々設けられ、挿入部を有する係止手段と、前記器具本体の両端部に設けられ、前記係止手段の前記挿入部と各々係合する係止孔と、を備え、前記V字形枠部のうち、一方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔に係合したまま、これを回転軸とし、他方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔から外すことにより、前記光制御手段を回動可能としたものである。
【0011】また、光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の反射板から離間した側の上部に各々設けられた支持孔と、前記光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の下部の前記反射板に接した側の一部をV字形枠部の内側側面部から各々突設し、各々支持孔を有する一対の支持部と、を備え、前記反射板から離間した側のV字形枠部の係止手段は、両端部が前記一対の遮蔽板の支持孔に各々摺動自在に挿入され、前記器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間に突設された操作部と、前記挿入部を前記器具本体の前記端部側に付勢する付勢手段と、を備え、前記反射板に接した側のV字形枠部の係止手段は、両端部が前記一対の支持部の支持孔に各々回動・摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間を操作部とする略U字形状の線バネとしたものである。
【0012】また、反射板から離間した側のV字形枠部の係止手段の挿入部の光制御部材の外側方向にテーパ部を設け、係止孔はテーパ部に対応した形状としたものである。
【0013】また、光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の下部両側の一部をV字形枠部の内側側面部から各々突設し、各々支持孔を有する一対の支持部と、を備え、係止手段は、両端部が前記一対の支持部の支持孔に各々回動・摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間を操作部とする略U字形状の線バネとしたものである。
【0014】また、係止手段は、V字形枠部の外側側面部の上端縁部と前記V字形枠部の外側側面部と対向する反射板の下端縁部とを結ぶ線から下方の範囲に位置するように、前記V字形枠部の内側側面部に取り付けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す光制御部材を有する照明器具の平面図と断面図、図2は光制御部材の平面図と側面図、図3は照明器具の光制御部材の取付構造の要部斜視図、図4は図1の断面図の拡大図、図5は動作説明図である。図1において図1(a)は光制御部材を有する照明器具の平面図、図1(b)は断面図であり、1は器具本体、1a、1bは器具本体1のエンドプレート(端板)、2は反射板、3はソケット、4は蛍光ランプ、5は光制御部材である。
【0016】図2において、図2(a)は光制御部材の平面図、図2(b)、(C)は光制御部材の側面図である。図2、3、4において6は光制御部材5の制御片、7a、7bはV字形枠部、6a、6bは光制御部材5の一方の端部の一対の遮蔽板、6c、6dは光制御部材5の他方の端部の一対の遮蔽板、71は遮蔽板6a、6b、6c、6の下部に各々一体に設けられ、ソケット3を見えないようにする下部遮蔽板、8a、8bは光制御部材5の一方の端部に設けられた係止手段である係止金具であり、一端の挿入部80aが遮蔽板6aの支持孔10、他端の支持軸部80cが遮蔽板6bの支持孔10に、摺動自在に支持され、中央部にV字形枠部7a、7bに各々設けられたガイド孔72を通して突設された操作部80bが設けられ、支持部80cの外側の操作部80bと遮蔽板6bの支持孔10との間に係止金具8a、8bを各々をエンドプレート1a方向に付勢する付勢手段であるコイルバネ11が装着されている。
【0017】13a、13bは係止金具8a、8bの挿入部80aが各々挿入される係止孔である。図示してないが、係止金具8c、8dは係止金具8aと同じ構成である。(13c)、(13d)は、エンドプレート1aの反対側にあるエンドプレート1bに設けられ、係止孔13a、13bと対向した位置に各々設けられた係止孔を示し、係止金具8c、8dの挿入部80aが各々挿入される。
【0018】なお、図4に示すように、係止金具8bは、V字形枠部7bの外側側面部の上端縁部bとV字形枠部7bの外側側面部と対向する反射板2の下端縁部aとを結ぶ線cから下方の範囲に位置するように、V字形枠部7bの内側側部に取り付けて、器具本体1の下方から係止金具8bが見えないように構成されている。他の係止金具8a、8c、8d及びV字形枠部7aについても同じである。
【0019】次に、図1〜5により動作を説明する。光制御部材5を器具本体1に装着するときは、光制御部材5の一方の係止金具8bの挿入部80aが突き出たまま、挿入部80aの先端をエンドプレート1aの係止孔13bに挿入し、光制御部材5の他方の係止金具8dの操作部80bをスライドさせ挿入部80aを光制御部材5の内部に没入させ、挿入部80aがエンドプレート1bの係止孔13dの位置に合うように光制御部材5を移動し、位置が合ったときに、操作部80bを解放して挿入部80aが係止孔13dに挿入させる。このとき、挿入されている係止金具8b、8dを中心にして、制御部材5が吊り下がった状態となる(図5(c))。なお、係止金具8b、8dを別々に係止孔13b、13dに挿入したが、同時に挿入してもよい。
【0020】次に、光制御部材5の係止金具8a、8cの各々の操作部80bをスライドさせ挿入部80aを光制御部材5の内部に没入させ、既に挿入された係止金具8b、8dを中心にして、制御部材5を回動させ、光制御部材5の係止金具8aの挿入部80aがエンドプレート1aの係止孔13a、係止金具8cの挿入部80aがエンドプレート1bの係止孔13cの位置に各々合ったとき、各々の操作部80bを解放して挿入部80aを各々係止孔13a、13cに挿入させる(図5(a))。
【0021】次に、光制御部材5を取り外すときは、光制御部材5の係止金具8a、8cの各々の操作部80bをスライドさせ挿入部80aを光制御部材5の内部に没入させ、光制御部材5の係止金具8a、8cの挿入部80aを各々係止孔13a、13cから外すと、挿入されている係止金具8b、8dを中心にして、制御部材5が下方に回動し(図5(b))、吊り下がった状態となる(図5(c))。蛍光ランプ4を交換するときは、この状態で行い、上記のようにして光制御部材5を器具本体1に装着する。
【0022】光制御部材5を取外すときは、さらに、光制御部材5の係止金具8b、8dの各々の操作部80bをスライドさせ挿入部80aを光制御部材5の内部に没入させ、光制御部材5の係止金具8b、8dの挿入部80aを各々係止孔13b、13dから外す。このとき、係止金具8b、8dのうち、一方ずつ取外してもよい。
【0023】以上のように、簡単な構成により、V字形枠部7a、7bのうち、例えば、一方の光制御部材5の係止金具8b、8dを係止孔13b、13dに係合したまま、これを回転軸とし、他方の光制御部材5の係止金具8a、8cを各々係止孔13a、13cから外すことにより、光制御部材5を回動可能としたので、蛍光ランプ4の交換作業を容易に行うことができる。また、器具本体1の下面の開口部に取付けられる光制御部材5を着脱するための係止金具8a〜8dを見えないようにして外観をよくすることができ、また、このときの着脱操作を簡単にすることができる。また、ソケット3が見えないので見た目をスッキリさせることができる。また、光制御部材5の長手方向に係止金具8a〜8dを配設しないことで、光制御部材5の長手方向の枠部寸法が大きくならず、光を有効に出す器具本体1の開口部面積を大きくすることができる。
【0024】実施の形態2.実施の形態1では、コイルバネにより付勢される係止金具を使用したが、本実施の形態は係止金具にU字形状の線バネを使用したものである。図6は実施の形態2を示す照明器具の光制御部材の取付構造の要部斜視図である。実施の形態1の図3と同じ部分には同一の符号を付し、説明を省略する。図6において14aは遮蔽板6aの下部を延設し、支持孔15を設けた支持部、14bは遮蔽板6aの下部を延設し、V字形枠部7bの内側側板を貫通させ、支持孔15を設けた支持部、9bはU字状線ばね係止金具であり、エンドプレート1aの下部に設けられた係止孔13bに挿入されるとともに、支持部14aに摺動・回動自在に支持される挿入部90a、中央部の操作部90b及び支持部14bに摺動・回動自在に支持される支持部90cから構成される。
【0025】図示してないが、支持部14a、14bはV字形枠部7a側にも設けられており、9aは挿入部90a、操作部90b及び支持部90cから構成され、挿入部90aがエンドプレート1aの係止孔13aに挿入される線バネ係止金具である。また、図示してないが、エンドプレート1bとエンドプレート1b側の光制御部材端部にも、係止孔13a、13b、線バネ係止金具9a、9bと同じものが、同じ位置に設けられている。この構成による動作は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0026】以上のように、部品点数を減らした簡単な構成で、器具本体1の下面の開口部に取付けられる光制御部材5を着脱するための線ばね係止金具9a、9b等を見えないようにして外観をよくすることができ、また、このときの着脱操作を簡単にすることができる。また、線バネ係止金具9a、9b等の支持部14a、14bを光制御部材5のV字形枠部7a、7bの下部に設け、係止孔13a、13b等をエンドプレート1a、1bの下部に設けることができるので、光制御部材5の着脱時に、光制御部材5の回動中心軸が光制御部材5の下部となるので、反射板2と光制御部材5の間隔が狭いときでも、光制御部材5の下部が反射板2に接触するのを防ぐことができる。
【0027】実施の形態3.実施の形態1ではルーバが器具本体の反射板の中心部に配設されていたが、本実施の形態はルーバが反射板の片側に接するように配設したものであり、光制御部材5が反射板2に接する側に、実施の形態2で示した線バネ係止金具を用い、反対側に実施の形態1で示した係止金具を用いたものである。図7はこの発明の実施の形態3を示す光制御部材を有する照明器具の平面図と断面図、図8は光制御部材の平面図と側面図、図9は照明器具の光制御部材の取付構造の要部斜視図、図10は図7の断面図の拡大図、図11は動作説明図である。
【0028】図8において、実施の形態1の図1〜3及び実施の形態2の図6と同じ部分または相当部分には同一の符号を付し説明を省略する。9bはエンドプレート1a側に設けられた線バネ係止金具である。図9において75bは線バネ係止金具9bの挿入部90aが挿入される長孔、(75d)はエンドプレート1bに長孔75bと対向した位置に設けられ、線バネ係止金具9dの挿入部90aが挿入される長孔である。
【0029】なお、図10に示すように、係止金具8aは、V字形枠部7aの外側側面部の上端縁部bとV字形枠部7aの外側側面部と対向する反射板2の下端縁部aとを結ぶ線cから下方の範囲に位置するように、V字形枠部7aの内側側部に取り付けて、照明器具本体1の下方から取付金具8aが見えないように構成されている。他の、係止金具8c、線バネ係止金具9b、9d及びV字形枠部7bについても同じである。
【0030】次に、図7〜11により動作を説明する。光制御部材5を器具本体1に装着するときは、光制御部材5の一方の線ばね係止金具9bの挿入部90aが突き出たまま、挿入部90aの先端をエンドプレート1aの係止孔75bに挿入し、光制御部材5の他方の線バネ係止金具9dの操作部90bをたわませて挿入部90aを光制御部材5の内部に没入させ、挿入部90aがエンドプレート1bの係止孔75dの位置に合うように光制御部材5を移動し、位置が合ったときに、操作部90bを解放して挿入部90aを係止孔75dに挿入させる。このとき、挿入されている線バネ係止金具9b、9dを中心にして、光制御部材5が吊り下がった状態となる(図11(c))。なお、線バネ係止金具9b、9dを別々に係止孔75b、75dに挿入したが、同時に挿入してもよい。
【0031】次に、光制御部材5の係止金具8a、8cの各々の操作部80bをスライドさせ挿入部80aを光制御部材5の内部に没入させ、既に挿入された係止金具9b、9dを中心にして、光制御部材5を回動させ、光制御部材5の係止金具8bの挿入部80bがエンドプレート1aの係止孔13a、係止金具8cの挿入部80aがエンドプレート1bの係止孔13cの位置に各々合ったとき、各々の操作部80bを解放して挿入部80aを各々係止孔13a、13cに挿入させる(図11(a))。
【0032】次に、光制御部材5を取り外すときは、光制御部材5の係止金具8a、8cの各々の操作部80bをスライドさせ挿入部80aを光制御部材5の内部に没入させ、光制御部材5の係止金具8a、8cの挿入部80aを各々係止孔13a、13cから外すと、挿入されている線バネ係止金具9b、9dを中心にして、光制御部材5が下方に回動し(図11(b))、吊り下がった状態となる(図11(c))。このとき、線バネ係止金具9b、9dは係止孔75b、75dの反射板2から離れた側に当てるようにして回動させ、光制御部材5が反射板2に接触しないようにする。蛍光ランプ4を交換するときは、この状態で行い、上記のようにして光制御部材5を器具本体1に装着する。
【0033】光制御部材5を取外すときは、さらに、光制御部材5の線バネ係止金具9b、9dの各々の操作部90bをたわませて挿入部90aを光制御部材5の内部に没入させ、光制御部材5の線バネ係止金具9b、9dの挿入部90bを各々係止孔75b、75dから外す。このとき、線バネ係止金具9b、9dを一方ずつ取外してもよい。
【0034】以上のように、光制御部材5が反射板2に接している側に、線バネ係止金具9b、9dを用い、線バネ係止金具係9b、9dの支持部14a、14bを光制御部材5のV字形枠部7bの下部に設け、係止孔75b、75dをエンドプレート1a、1bの下部に設けたので、光制御部材5の着脱時に、光制御部材5の回動中心軸が光制御部材5の下部となり、光制御部材5の下部が反射板2に接触するのを防ぐことができる。また、係止孔75b、75dを長孔としたので、光制御部材5の着脱時に光制御部材5を反射板2から離すようにしながら光制御部材5を回動させることができるので作業をしやすくすることができる。
【0035】また、係止金具8a、8c及び線バネ係止金具9b、9dを見えないようにして外観をよくすることができ、また、このときの着脱操作を簡単にすることができる。また、ソケット3が見えないので見た目をスッキリさせることができる。また、光制御部材5の長手方向に係止金具8a、8c及び線バネ係止金具9b、9dを配設しないことで、光制御部材5の長手方向の枠部が大きくならず、光を有効に出す器具本体1の開口部面積を大きくすることができる。
【0036】なお、本実施の形態では反射板2に接してない側に係止金具8a、8cを用いたが、線バネ係止金具9a、9cを用いてもよい。
【0037】実施の形態4.実施の形態3では、光制御部材と反射板の接触をより密接にし、光が漏れないようにしたものである。図12は照明器具の光制御部材の取付構造の要部斜視図である。図において、実施の形態3の図9と同じ部分または相当部分には同一の符号を付し説明を省略する。19aはテーパ部を有する挿入部85a、操作部80b、支持部80cから構成される係止金具、16aは係止金具19aの挿入部85aが挿入される係止孔である。(16c)はエンドプレート1bに設けられる係止孔を示し、(19c)は光制御部材5のエンドプレート1b側に設けられ、挿入部85a、操作部80b、支持部80cから構成される係止金具を示す。
【0038】この構成において、動作は実施の形態3と同じであるが、光制御部材5を本体器具1に装着するとき、係止金具19a、19cを係止孔16a、16cに挿入すると挿入部85aのテーパ部が挿入するに従って、図12に示すように、A方向にルーバが移動しルーバと反射板が密接する。
【0039】以上のように、光制御部材5と反射板2の接触をより密接にすることができ、光が漏れないようにすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造において、前記光制御部材は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部を有し、前記V字形枠部の両方が前記器具本体の反射板から離間して設けられ、前記光制御部材の前記V字形枠部の両端部内に各々設けられ、挿入部を有する係止手段と、前記器具本体の両端部に設けられ、前記係止手段の前記挿入部と各々係合する係止孔と、を備え、前記V字形枠部のうち、一方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔に係合したまま、これを回転軸とし、他方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔から外すことにより、前記光制御手段を回動可能としたので、蛍光ランプの交換作業を容易に行うことができ、器具本体の下面の開口部に取付けられる光制御部材を着脱するための取付構造を見えないようにしたので外観がよく、光を有効に出す開口部面積を大きくすることができる。
【0041】また、光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の上部両側に各々設けられた支持孔と、を備え、係止手段は、両端部が前記一対の遮蔽板の支持孔に各々摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間に突設された操作部と、前記挿入部を前記器具本体の前記端部側に付勢する付勢手段と、を備えたので、光制御部材の取付構造を簡単な構成とすることができ、光を有効に出す開口部面積を大きくすることができる。
【0042】また、器具本体の下面開口部に取付けられる照明器具の光制御部材の取付構造において、前記光制御部材は、長手方向の両側面側に断面が略V字形状のV字形枠部を有し、前記V字形枠部の一方が前記器具本体の反射板から離間し、他方が前記器具本体の反射板に接して設けられ、前記光制御部材の前記V字形枠部の両端部内に各々設けられ、挿入部を有する係止手段と、前記器具本体の両端部に設けられ、前記係止手段の前記挿入部と各々係合する係止孔と、を備え、前記V字形枠部のうち、一方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔に係合したまま、これを回転軸とし、他方の前記V字形枠部に設けられた前記係止手段を前記係止孔から外すことにより、前記光制御手段を回動可能としたので、蛍光ランプの交換作業を容易に行うことができ、器具本体の下面の開口部に取付けられる光制御部材を着脱するための取付構造を見えないようにしたので外観がよく、光を有効に出す開口部面積を大きくすることができる。
【0043】また、光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の反射板から離間した側の上部に各々設けられた支持孔と、前記光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の下部の前記反射板に接した側の一部をV字形枠部の内側側面部から各々突設し、各々支持孔を有する一対の支持部と、を備え、前記反射板から離間した側のV字形枠部の係止手段は、両端部が前記一対の遮蔽板の支持孔に各々摺動自在に挿入され、前記器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間に突設された操作部と、前記挿入部を前記器具本体の前記端部側に付勢する付勢手段と、を備え、前記反射板に接した側のV字形枠部の係止手段は、両端部が前記一対の支持部の支持孔に各々回動・摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間を操作部とする略U字形状の線バネとしたので、光制御部材の取付構造を簡単な構成とすることができ、光を有効に出す開口部面積を大きくすることができる。
【0044】また、反射板から離間した側のV字形枠部の係止手段の挿入部の光制御部材の外側方向にテーパ部を設け、係止孔はテーパ部に対応した形状としたので、反射板と光制御部材の接触をより密接にすることができ、光が漏れないようにすることができる。
【0045】また、光制御部材は、V字形枠部の間に長手方向に直角に設けられた複数の光制御片と、光制御部材の長手方向の両端部に設けられた各々一対の遮蔽板の下部両側の一部をV字形枠部の内側側面部から各々突設し、各々支持孔を有する一対の支持部と、を備え、係止手段は、両端部が前記一対の支持部の支持孔に各々回動・摺動自在に挿入され、器具本体の端部側の一端を挿入部、他端を支持部とし、中間を操作部とする略U字形状の線バネとしたので、光制御部材の取付構造をより簡単な構成とすることができ、光を有効に出す開口部面積を大きくすることができる。
【0046】また、係止手段は、V字形枠部の外側側面部の上端縁部と前記V字形枠部の外側側面部と対向する反射板の下端縁部とを結ぶ線から下方の範囲に位置するように、前記V字形枠部の内側側部に取り付けたので、取付構造を見えないようにしでき外観をよくすることができる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
【住所又は居所】神奈川県鎌倉市大船二丁目14番40号
【出願日】 平成13年12月25日(2001.12.25)
【代理人】 【識別番号】100061273
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 宗治 (外3名)
【公開番号】 特開2003−197024(P2003−197024A)
【公開日】 平成15年7月11日(2003.7.11)
【出願番号】 特願2001−390768(P2001−390768)