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【発明の名称】 放電ランプ照明装置用ホルダー及び放電ランプ照明装置
【発明者】 【氏名】川又 照美
【住所又は居所】愛媛県今治市旭町5丁目2番地の1 ハリソン東芝ライティング株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 放電ランプ端部から外部に導出されている導入線と給電線との接続部を絶縁保護するために、前記外部導入線を中心として前記放電ランプ端部から前記給電線内端部に亘る部位を内装するのに用いる放電ランプ照明装置用ホルダーであって、絶縁性及び弾性を有する材料よりなり、隅角部を中心として一側方は内側に前記放電ランプ端部を配設可能な中空部を有し、他側方は内側に前記給電線を配設可能な中空部を有し、これら異径の中空部を連通し、且つ両端を開口した略L字形中空管体よりなる放電ランプ照明装置用ホルダーにおいて、このホルダーの側壁のうち内角側には、管軸方向に沿ってスリット若しくは切り目を開閉可能に設け、前記スリット若しくは切り目を拡開することにより前記放電ランプ端部から前記給電線内端部に亘る部位を前記スリット若しくは切り目からホルダー内に入れることができるようにしたことを特徴とする放電ランプ照明装置用ホルダー。
【請求項2】 放電ランプ内に封装されている内部電極と電気的に接続していると共に前記放電ランプ端部から外部に導出された導入線と給電線とを電気的に接続し、前記放電ランプ端部から給電線内端部に亘る部位を、前記導入線を中心として請求項1記載のホルダー内に配設したことを特徴とする放電ランプ照明装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶モニター、計器用表示パネル、液晶ディスプレイ等のバックライトユニットを構成する放電ランプ照明装置用ホルダー及びこのホルダーを有する放電ランプ照明装置に関し、更に詳しくは放電ランプの端部より導出された導入線と給電線の接続部を絶縁保護するために導入線を中心として放電ランプ端部から給電線内端部に亘たり内装する略L字形の放電ランプ照明装置用ホルダー及びこのホルダーを用いた放電ランプ照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なバックライトの発光源である放電ランプ照明装置に関して、図6及び図7を参照にして説明する。図6及び図7において、ホルダー100は弾性及び絶縁性を有する材料、例えばシリコンゴム等を材料とし、両端を開口した中空L字形に形成されている。つまり、隅角部を中心として一側方には内側に放電ランプ101の端部を配設可能な内径の中空部を設け、他側方には給電線102の内端部を配設可能な内径の中空部を設け、ホルダー100の内側に於いて異径の中空部が略90°の角度をなして連通するように形成されている。そして、図7(a)に示すように、給電線102の内端をホルダー100の他側方開口より挿入し、中空部を通って一側方開口より適当長さ引き出す。次に、図7(b)に示すように、放電ランプ101の端部壁より外部に導出されている導入線103の端部と給電線102の芯線を半田付け104により電気的に接続後、図7(c)に示すように大径の中空部に放電ランプ101の端部が、小径の中空部に給電線102の内端部が夫々配設されるようにホルダー100を移動し、ホルダー100の隅角部に対応して屈曲させた導入線103を中心として放電ランプ101の端部から給電線102の内端部に亘る部位がホルダー100に内装されるようにして組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例であると、給電線を中空部に挿通し移動させる際の摩擦抵抗により、給電線の絶縁被覆が移動して芯線露出部の寸法が変化し修理しなければならない事態が生じる場合があるという問題点があった。又、ホルダーがゴムを材料としているものである場合は、露出芯線がゴムホルダーを突き破る等の問題点があった。又、近年、放電ランプ及びホルダーの小形化により、組立作業性が著しく低下してきたという問題点があった。そこで、本発明は上記従来技術の有する問題点を解決するために、ホルダーに開閉可能なスリット若しくは切り目を設け、このスリット若しくは切り目より放電ランプ端部から給電線内端部に亘る部位をホルダー内に入れ、所定位置に配設することで放電ランプ照明装置の組立作業性の向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明のうち請求項1記載の発明は、放電ランプ端部から外部に導出されている導入線と給電線との接続部を絶縁保護するために、前記外部導入線を中心として前記放電ランプ端部から前記給電線内端部に亘る部位を内装するのに用いる放電ランプ照明装置用ホルダーであって、絶縁性及び弾性を有する材料よりなり、隅角部を中心として一側方は内側に前記放電ランプ端部を配設可能な中空部を有し、他側方は内側に前記給電線を配設可能な中空部を有し、これら異径の中空部を連通し、且つ両端を開口した略L字形中空管体よりなる放電ランプ照明装置用ホルダーにおいて、このホルダーの側壁のうち内角側には、管軸方向に沿ってスリット若しくは切り目を開閉可能に設け、前記スリット若しくは切り目を拡開することにより前記放電ランプ端部から前記給電線内端部に亘る部位を前記スリット若しくは切り目からホルダー内に入れることができるようにしたことを特徴とする。本発明のうち請求項2記載の発明は、放電ランプ内に封装されている内部電極と電気的に接続していると共に前記放電ランプ端部から外部に導出された導入線と給電線とを電気的に接続し、前記放電ランプ端部から給電線内端部に亘る部位を、前記導入線を中心として請求項1記載のホルダー内に配設したことを特徴とする。
【0005】以下、図を参照にして本発明の実施の形態について説明する。図1はホルダーに放電ランプ端部から給電線内端部に亘る部位を装着した状態の要部を示す説明図、図2は放電ランプ照明装置の要部の構成を示す分解斜視図、図3は図1のA−A線断面図、図4は放電ランプ照明装置の一部省略図である。これらの図において、ホルダー1は弾性及び絶縁性を有する材料、例えばシリコンゴム、弾性合成樹脂、ゴム等を材料とし、両端を開口した中空L字形に形成されている。つまり、ホルダー1は、放電ランプ2の端部外周面を密接して配設可能な内径の中空部3を有する筒部4と、給電線5の内端外周面を密接して配設可能な内径の中空部6を有する筒部7とを、中空部3、6が略90°の角度をなして連通するように一体成形加工により形成されている。ホルダー1の側壁のうち内角側には、軸方向に沿ってスリット8が形成されている。
【0006】次に、本実施の形態における放電ランプ照明装置用ホルダーを用いた放電ランプ照明装置について説明する。肉厚約0.5ミリメートル、外径約1.6〜5.8ミリートル程度の薄肉、細径な放電ランプ2の両端封止部を、内部電極9と貫通して外部に導出され、この導出された外部導入線10の外端を給電線5の露出芯線と半田付け11により電気的に接続されている。外部導入線10と給電線5の露出芯線との接続は、半田付け11に限定せず、溶接やかしめ等の手段を用いてもよい。外部導入線10と給電線5の露出芯線とを電気的に接続後、図2に示すように、ホルダー1のスリット8を拡開し、このスリット8よりホルダー1内に放電ランプ2の端部から給電線5の内端部に亘る部位を入れる。つまり、外部導入線10がホルダー1の隅角部に対応する位置に、放電ランプ2の端部が筒部4に、給電線5の内端部が筒部7に夫々内装されるように入れる。この場合、外部導入線10は、図2に示すように予め屈曲していても屈曲していなくてもよい。ホルダー1は弾性材料よりなるので、放電ランプ2の端部は筒部4の内壁面と密接し、給電線5の内端部は筒部7の内壁面と密接し、ホルダー1で放電ランプ2の端部から給電線5の内端部に亘る部位は被覆される。給電線5の外端にはコネクタ12が接続されている。このような構成の放電ランプ照明装置は、有底ケース内に於いて導光板の一端面から光を入射可能に放電ランプ2が配置され、外部電源から流れる電流をコネクタ12を介して給電線5に流し、放電ランプ2を点灯させるものである。
【0007】図5を参照にして本発明の他の実施の形態について説明する。前述の図1〜図4に示される実施の形態と異なる点は、ホルダー1の内角側に軸方向に沿って開閉可能な切り目13を設けていることである。前述の図1〜図4に示される実施の形態と同様に、外部導入線10と給電線5の露出芯線とを接続後、切り目13を拡開して、この拡開部より放電ランプ2の端部から給電線5の内端部に亘る部位をホルダー1内に入れ、放電ランプ照明装置を得るものである。
【0008】
【発明の効果】本発明は、ホルダーに設けたスリット若しくは切り目より放電ランプ端部から給電線内端部に亘る部位を入れるように構成されているので、従来のように給電線の絶縁被覆が移動することがないため修理の必要性もなく低コスト化を図り得ると共に、放電ランプ及びホルダーが小形化しても作業性が低下することはないという効果がある。又、従来のように給電線をホルダー中空部に挿入する工程がなくなり、一層作業性が向上し、結果的に製品の低コスト化を図り得るという効果がある。又、ホルダーがゴムを材料としたものに関しては、ゴムホルダーの突き破れによる損傷が生じることがないという効果がある。
【出願人】 【識別番号】000111672
【氏名又は名称】ハリソン東芝ライティング株式会社
【住所又は居所】愛媛県今治市旭町5丁目2番地の1
【出願日】 平成13年9月20日(2001.9.20)
【代理人】 【識別番号】100050901
【弁理士】
【氏名又は名称】長尾 貞吉
【公開番号】 特開2003−100138(P2003−100138A)
【公開日】 平成15年4月4日(2003.4.4)
【出願番号】 特願2001−331722(P2001−331722)