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【発明の名称】 光源装置
【発明者】 【氏名】小柳 幸雄
【住所又は居所】埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パイオニア精密株式会社内

【要約】 【課題】従来の導光板ではなかなか十分な光量がとれないため、さらなる導光板からの光量の増加が望まれている。本発明では、光源の出射面に対して直交する方向に出射する光量を増加させるとともに光の均一性を増すことを課題とする。

【解決手段】点光源10Bと、点光源10Bからの光を導入する棒状導光体10と、表示パネル30に沿って設けられ、棒状導光体10を経由した光を表示パネル30に照射する導光板11とを備える光源装置1において、棒状導光体10の導光板11と対向する面の反対側には反射面10Aが形成され、記反射面10Aには、点光源10Bからの光を導光板11の方向に反射する第1群凹部10Dおよび第2群凹部10Eの2群の断面三角形の凹部が形成され、導光板11に沿った方向における第1群凹部10Dの深さは第2群凹部10Eの深さよりも大きくされ、前記第2群凹部10Eの断面三角形を構成する点光源10Bから遠い辺の長さをL1、点光源10Bに近い辺の長さをL2とすると、光源10Bから遠ざかるに従って、L2-L1が小さくなることを特徴とする光源装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源と、前記光源からの光を導入する棒状導光体と、表示パネルに沿って設けられ、前記棒状導光体を経由した光を前記表示パネルに照射する導光板とを備える光源装置において、前記棒状導光体の前記導光板と対向する面の反対側には反射面が形成され、前記反射面には、前記光源からの光を前記導光板の方向に反射する第1群凹部および第2群凹部の2群の断面三角形の凹部が形成され、前記導光板に沿った方向における前記第1群凹部の深さは前記第2群凹部の深さよりも大きくされ、前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さをL1、前記光源に近い辺の長さをL2とすると、前記光源から遠ざかるに従って、L2−L1が小さくなることを特徴とする光源装置。
【請求項2】 前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さL1は前記光源から遠ざかるに従って長くされていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】 前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源に近い辺の長さL2は前記光源から遠ざかるに従って短くされていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
【請求項4】 光源と、前記光源からの光を前記表示パネルに照射する導光板とを備える光源装置において、前記導光板の前記表示パネルと対向する面の反対側には反射面が形成され、前記反射面には、前記光源からの光を前記表示パネルの方向に反射する第1群凹部および第2群凹部の2群の断面三角形の凹部が形成され、前記表示パネルに沿った方向における前記第1群凹部の深さは前記第2群凹部の深さよりも大きくされ、前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さをL1、前記光源に近い辺の長さをL2とすると、前記光源から遠ざかるに従って、L2−L1が小さくなることを特徴とする光源装置【請求項5】 前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さL1は前記光源から遠ざかるに従って長くされていることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
【請求項6】 前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源に近い辺の長さL2は前記光源から遠ざかるに従って短くされていることを特徴とする請求項4または5に記載の光源装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル等の表示パネルを照明する光源として用いる、光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光源より入射した光を導光板等によって液晶表示パネルなどの表示パネルに照射する光源装置が知られている。このような光源装置は、表示パネルの前面あるいは背面に沿って配置される導光板と、導光板の側面に沿って配置される棒状導光体と、棒状導光体の端部に配置される光源と、を備える。光源から射出された光は棒状導光体の端面から棒状導光体内に導かれて導光板の上記側面に向かって射出する。さらに導光板の側面から入射した光は表示パネルの前面または背面に対向する導光板の発光面から射出されて表示パネルを照明する。
【0003】このような光源装置においては、表示パネルに向かう出射光の明るさや均一性を改善する目的で、光源の背面に光反射部を設けたり、導光板の発光面の対面側に小径から大径までの印刷ドットやフロスト面、あるいはプリズム形状の凹凸面を形成したり、導光板の断面を台形形状となるように形成する等、種々の提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の導光体または導光板ではなかなか十分な光量がとれないため、さらなる導光体または導光板からの光量の増加が望まれている。本発明では、光源装置から、表示パネルに導かれる光量を増加させ、または均一にすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は光源と、前記光源からの光を導入する棒状導光体と、表示パネルに沿って設けられ、前記棒状導光体を経由した光を前記表示パネルに照射する導光板とを備える光源装置において、前記棒状導光体の前記導光板と対向する面の反対側に反射面が形成され、前記反射面には、前記光源からの光を前記導光板の方向に反射する第1群凹部および第2群凹部の2群の断面三角形の凹部が形成され、前記導光板に沿った方向における前記第1群凹部の深さは、前記第2群凹部の深さよりも大きくされ、前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さをL1、前記光源に近い辺の長さをL2とすると、前記光源から遠ざかるに従ってL2−L1が小さくなることを特徴とする。
【0006】この発明によれば、前記光源から遠くなると前記光源からの光量が次第に少なくなるが、例えば、前記光源から遠ざかる方向に対して、第2群の三角形の光源より遠い側の1辺の長さが徐々に長くなることにより、前記光源の出射面に対して略直交する方向に出射する光量が多くなる。すなわち光の幅を示すW2が同じく光の幅を示すW1よりも長くなっているので、従来より明るく、しかも均一な輝度をもつ前記光源の出射面に対して略直交する光が得られる。(図4参照)
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光源装置において、前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さL1は前記光源から遠ざかるに従って長くされていることを特徴とする。
【0007】この発明によれば、前記光源から遠くなると前記光源からの光量が次第に少なくなるが、例えば、前記光源から遠ざかるに方向に対して、第2群の三角形の光源より遠い側の1辺の長さが徐々に長くなることにより、前記光源の出射面に対して略直交する方向に出射する光量が多くなる。すなわち光の幅を示すW2が同じく光の幅を示すW1よりも長くなっているので、従来より明るく、しかも均一な輝度をもつ前記光源の出射面に対して略直交する光が得られる。(図4参照)
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の光源装置において、前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源に近い辺の長さL2は前記光源から遠ざかるに従って短くされていることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、前記光源から遠くなると前記光源からの光量が次第に少なくなるが、例えば前記光源から遠ざかるに方向に対して、第2群の三角形の光源側の1辺の長さが徐々により短くなることにより、前記光源の出射面に対して略直交する方向に出射する光量が多くなる。すなわち光の幅を示すW2が同じく光の幅を示すW1よりも長くなっているので、従来より明るく、しかも均一な輝度をもつ前記光源の出射面に対して略直交する光が得られる。(図4参照)
上記の問題を解決するために、請求項4に記載の本発明は、光源と、前記光源からの光を前記表示パネルに照射する導光板とを備える光源装置において、前記導光板の前記表示パネルと対向する面の反対側には反射面が形成され、前記反射面には、前記光源からの光を前記表示パネルの方向に反射する第1群凹部および第2群凹部の2群の断面三角形の凹部が形成され、前記表示パネルに沿った方向における前記第1群凹部の深さは前記第2群凹部の深さよりも大きくされ、前記第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さをL1、前記光源に近い辺の長さをL2とすると、前記光源から遠ざかるに従って、L2−L1が小さくなることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、前記光源から遠くなると前記光源からの光量が次第に少なくなるが、例えば、前記光源から遠ざかる方向に対して、第2群の三角形の光源より遠い側の1辺の長さが徐々により長くなることにより、前記光源の出射面に対して略直交する方向に出射する光量が多くなる。すなわち光の幅を示すW4が同じく光の幅を示すW3よりも長くなっているので、従来より明るく、しかも均一な輝度をもつ前記光源の出射面に対して略直交する光が得られる。(図6参照)
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光源装置において、第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源から遠い辺の長さL1は前記光源から遠ざかるに従って長くされていることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、前記光源から遠くなると前記光源からの光量が次第に少なくなるが、例えば、前記光源から遠ざかる方向に対して、第2群の三角形の光源より遠い側の1辺の長さが徐々により長くなることにより、前記光源の出射面に対して略直交する方向に出射する光量が多くなる。すなわち光の幅W4が光の幅W3よりも長くなっているので、従来より明るく、しかもより均一な輝度をもつ出射する光が得られる。(図6参照)
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の光源装置において、第2群凹部の前記断面三角形を構成する前記光源に近い辺の長さL2は前記光源から遠ざかるに従って短くされていることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、前記光源から遠くなると前記光源からの光量が次第に少なくなるが、例えば、前記光源から遠ざかる方向に対して、第2群の三角形の光源側の1辺の長さが徐々により短くなることにより、前記光源の出射面に対して略直交する方向に出射する光量が多くなる。すなわち光の幅を示すW4が同じく光の幅を示すW3よりも長くなっているので、従来より明るく、しかも均一な輝度をもつ前記光源の出射面に対して略直交する光が得られる。(図6参照)
【0012】
【発明の実施の形態】以下図1〜図4を参照して、本発明の導光体及びそれを用いた光源装置の第1の実施形態について説明する。
【0013】図1は、第1の実施形態の光源装置1を示す正面図であり、図2は図1のII−II線断面図、図3は棒状導光体を図1の上方からみた図、図4は図3のIV―IV線断面図である。
【0014】この図1〜図4に示すように、第1の実施形態の光源装置1は透明な材質によって形成された棒状導光体10と、この棒状導光体10の一端部に取り付けられた点光源10Bと、表示パネル30の前面側に配置される透明な材質により形成された導光板11とを備える。光源装置1は表示パネル30を前面側から照射するいわゆるフロントライトを構成し、観察者は透明な導光板11を介して光源装置1により照明された表示パネル30の表示を見ることができる。
【0015】図2において棒状導光体10の上面および両側面はリフレクタ10Cによりカバーされており、棒状導光体10のリフレクタ10Cによってカバーされていない発光面12が、導光板11にその一辺(図2では、上辺)に対向された状態で取り付けられている。
【0016】図1〜図4に示すように、導光板11と対向する面の反対側には反射面10Aが形成され、反射面10Aには、光源10Bからの光を導光板11の方向に反射する第1群凹部10Dおよび第2群凹部10Eの2群の断面三角形の凹部が形成され、第1群凹部10Dの深さD1は第2群凹部10Eの深さよりも大きくされ、第2群凹部10Eの断面三角形を構成する光源10Bに近い辺の長さをL1、光源10Bから遠い辺の長さをL2とすると、光源10Bから遠ざかるに従ってL2−L1が小さくなる形状を有する。
【0017】点光源10Bから出射された光は棒状導光体10内の反射面10Aで反射され、導光板11に入射する。この光は導光板11内で反射され、液晶表示パネル30を照明する。照明された液晶表示パネル30は、導光板11を介して、観察者の目40で見ることができる。
【0018】図4に示すように、上記光源装置1において、点光源10Bの発光ダイオード10Baが点灯されると、導光体10内を反射した光LX1および光LX2が発生する。
【0019】そのうち、第2群凹部10Eの側面10E1に入射した光LX1は、次に第1群凹部10Dの傾斜部10D2に入射し、この面に当たった後、発光面12の方向に反射される。このとき、幅W1の範囲内にある光LX1が発光面12の方向に反射されるので、従来よりも多くの光を発光面12から出射させることが可能となる。
【0020】さらに、第2群凹部10Eの側面部10E2に入射した光LX2は、次に傾斜部10D3で反射した後、発光面12の方向に反射される。図4に示すように光LX2の幅W2は光LX1の幅W1より大きくなる。これは、光源の発光ダイオード10Baから遠ざかる方向で、光源と反対側の第2群の断面三角形の傾斜部が長くなるため、光反射面が増加することが原因である。点光源10Bから遠ざかる方向で光が減少するが、点光源10Bから遠ざかるにつれてW1と比べてW2がより大きくなることにより、点光源10Bから離れた位置においても発光面12の方向に反射される光量が減少せず、発光面12から出光される光量の均一性を増すことになる。また発光面12から略垂直方向に出射する光が増加することになり、点光源10Bからの光を効率よく出射できる。
【0021】なお、第1の実施形態の説明は、本発明の光源装置をフロントライトに適用した場合について説明したが、本発明の光源装置をいわゆるバックライトとして使用することもできる。また、図示はしていないが、点光源10Bを、棒状導光体10の両側に配置することも可能である。
【0022】次に、図5と図6を参照して、第2の実施形態について説明する。
【0023】図5は、第2の実施形態の光源装置を示す正面図であり、図6は図5のV−V線における断面図である。
【0024】この図5と図6に示すように、第2の実施形態の光源装置2は発光ダイオードからなる複数の光源13と、液晶表示パネル31の前面に沿って配置された導光板14とを備える。複数の光源13は導光板14の側面14Aに沿って一列に並んで取り付けられる。
【0025】導光板14の液晶表示パネル31と対向する発光面16と反対側には反射面14Bが形成されている。反射面14Bには、光源13からの光を液晶表示パネル31の方向に反射する第1群凹部13Dおよび第2群凹部13Eの2群の断面三角形の凹部が形成され、第1群凹部13Dの深さD3は第2群凹部13Eの深さD4よりも大きくされ、第2群凹部13Eの断面三角形を構成する光源13から遠い辺の長さをL1、光源13から近い辺の長さをL2とすると、光源13から遠ざかるに従ってL2−L1が小さくなる形状を有する。
【0026】上記光源装置2において、光源13が点灯されると、導光板14内を反射した光LX3および光LX4が発生する。
【0027】そのうち、第2群凹部13Eの側面13E1に入射した光LX3は、次に第1群凹部13Dの傾斜部13D2に入射し、この面に当たった後、発光面16の方向に反射される。このとき、幅W3の範囲内にある光LX1が発光面16の方向に反射されるので、従来よりも多くの光を発光面12から液晶表示パネル31へ出光させることが可能となる。
【0028】さらに、第2群凹部13Eの側面部13E2に入射した光LX4は、次に傾斜部13D3で反射した後、発光面16の方向に反射される。図6に示すように光LX4の幅W4は光LX3の幅W3より大きくなる。これは、光源13から遠ざかる方向で、第2群凹部13Eの断面三角形の傾斜部のうち光源13と反対側の傾斜部が長くなるため、光反射面が増加することが原因である。光源13から遠ざかる方向で光が減少するが、光源13から遠ざかるにつれてW3と比べてW4がより大きくなることにより、光源13から離れた位置においても発光面16の方向に反射され光量が減少せず、液晶表示パネル31に入射することになる。したがって、発光面16から出光される光量の均一性を増すことになる。また発光面16から略垂直方向に出射する光が増加することになり、光源13からの光を効率よく出射できる。
【0029】なお、第2の実施形態において点光源13が導光板14の側面14Aに沿って一列に配置されているが、光源13の設置距離M(図5)は導光板14の上端と下端に接近した部位で小さく、中央付近で一番大きくなるようにする。これにより、発光面16から出射される光量の均一性を増すことができる。
【0030】また、第2の実施形態では本発明の光源装置をバックライトとして使用した場合について述べたが、この場合には各導光体、導光板の反射面に反射膜を付けることにより、光源装置から出射される光量が一層増える。
【0031】さらに、第1の実施形態の発光面12および第2の実施形態の発光面16に反射防止膜を設けることにより、液晶表示パネルから戻ってくる光を反射できるので、効率よく、光源の光を表示パネルに出射することができる。
【0032】さらに、第1および第2の実施形態の説明では光源を発光ダイオードとして説明したが、ケミカル蛍光ランプ(CFL)などを使用することも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、導光体または光源に少なくとも2群の断面三角形の凹部を設けたので、出射面に対して直交する方向に出射する出射光の光量を増やすことができる。また、光源の全面での輝度の均一性を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
【住所又は居所】東京都目黒区目黒1丁目4番1号
【識別番号】591043569
【氏名又は名称】パイオニア精密株式会社
【住所又は居所】埼玉県鶴ケ島市富士見6丁目1番1号
【出願日】 平成13年9月25日(2001.9.25)
【代理人】 【識別番号】100083839
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 泰男
【公開番号】 特開2003−100135(P2003−100135A)
【公開日】 平成15年4月4日(2003.4.4)
【出願番号】 特願2001−291783(P2001−291783)