| 【発明の名称】 |
グリッド天井用照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】斉藤勝秀 【住所又は居所】東京都中央区京橋2丁目18番2号 株式会社ミルックス内
【氏名】三沢広実 【住所又は居所】大阪府大阪市平野区加美東7−2−47 株式会社遠藤照明内
【氏名】福村貴司 【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設株式会社内
【氏名】石原 強 【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】照明器具のコスト低減を図るとともに、照明器具の強度を向上させ、また、安定器の効率と寿命の向上を図る。
【解決手段】正方形の格子状枠を形成する主支持部材2と、前記格子状枠の一部に、2つ分の格子状枠の広さを有する長方形枠4が形成されその中に設置された照明器具11と、照明器具の長さは長方形枠の長辺4aとほぼ等しく、照明器具の幅は長方形枠の短辺4bの半分程度に構成され、照明器具の短辺両側が長方形枠の短辺に固定され、照明器具の長辺両側の中央部と長方形枠の長辺とが補助支持部材12により固定されている構成。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】正方形の格子状枠を形成する主支持部材と、前記格子状枠の一部に、2つ分の格子状枠の広さを有する長方形枠が形成されその中に設置された照明器具と、照明器具の長さは長方形枠の長辺とほぼ等しく、照明器具の幅は長方形枠の短辺の半分程度に構成され、照明器具の短辺両側が長方形枠の短辺に固定され、照明器具の長辺両側の中央部と長方形枠の長辺とが補助支持部材により固定されていることを特徴とするグリッド天井用照明器具。 【請求項2】前記照明器具は、下方が開口されたハウジング状の反射板と、反射板の内部に装着された蛍光灯と、反射板の上面に取り付けられた安定器カバーと、安定器カバーの内部に配設された蛍光灯安定器とを備え、安定器カバーはその両側面の中間で反射板の上面に取り付けられ、安定器カバーの両側面には、反射板の下方に複数の空調レタン用の吸気口が形成されるとともに、反射板の上方に複数の空調レタン用の排気口が形成されていることを特徴とする請求項1記載のグリッド天井用照明器具。 【請求項3】前記反射板の両側面に固定された固定金具と、固定金具に固定される連結金具とを備え、該連結金具により補助支持部材と反射板を固定することを特徴とする請求項1または2記載のグリッド天井用照明器具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、グリッド天井用の照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】グリッド天井は、Tバー(断面略T字形状の支持部材)で構成された格子状枠(グリッド)に天井板(岩綿吸音板等)を組み込んだシステム天井であり、従来からグリッド天井のTバーに設置可能な照明器具が市販されている。 【0003】図3は、従来の照明器具を示し、図3(A)は天井を下から見た図、図3(B)は照明器具の模式的断面図、図3(C)は空調レタンの流れを説明するための図である。図3(A)において、グリッド天井1は、Tバー2により正方形の格子状枠に区画されており、照明器具3は、2つ分の格子状枠(長方形枠)4の中に設置されている。図3(B)に示すように、照明器具3は、反射板5の内部に蛍光灯6を配設しており、反射板5の上面下方に蛍光灯安定器7を設置し、その下方に安定器カバー8を取り付け、安定器カバー8の両側に位置して反射板6の上面に空調レタン用の開口9を設け、開口9に対向して目隠しカバー10を設けている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の市販の照明器具においては、グレア防止の観点からルーバー付きが標準であり、その分コストアップとなる。ルーバーを取り外すことは可能であるが、本来外すことを前提としていないため、内部反射板にルーバー取付用の穴が多数あり、意匠上好ましくない。 【0005】また、空調レタンを天井チャンバからとる場合、照明器具にレタン用の開口が必要であるが、従来の方式では周囲にスリットを設けるため、照明器具が二重構造となりコストアップを招くという問題を有している。 【0006】また、上記従来の照明器具3は、蛍光灯安定器7が反射板5に取り付けられているため、強度上不利であるという問題を有している。 【0007】さらに、図3(C)の矢印に示すように、空調レタンは、反射板5の側面から開口9を通って流れ、蛍光灯安定器7に直接触れないため安定器の温度が上昇してしまうという問題を有し、また、意匠上の観点から空調レタン用の開口9に目隠しカバー10を設けなければならないという問題を有している。 【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、照明器具のコスト低減を図るとともに、照明器具の強度を向上させ、また、安定器の効率と寿命の向上を図ることができるグリッド天井用照明器具を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】そのために、本発明の請求項1記載のグリッド天井用照明器具は、正方形の格子状枠を形成する主支持部材と、前記格子状枠の一部に、2つ分の格子状枠の広さを有する長方形枠が形成されその中に設置された照明器具と、照明器具の長さは長方形枠の長辺とほぼ等しく、照明器具の幅は長方形枠の短辺の半分程度に構成され、照明器具の短辺両側が長方形枠の短辺に固定され、照明器具の長辺両側の中央部と長方形枠の長辺とが補助支持部材により固定されていることを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記照明器具は、下方が開口されたハウジング状の反射板と、反射板の内部に装着された蛍光灯と、反射板の上面に取り付けられた安定器カバーと、安定器カバーの内部に配設された蛍光灯安定器とを備え、安定器カバーはその両側面の中間で反射板の上面に取り付けられ、安定器カバーの両側面には、反射板の下方に複数の空調レタン用の吸気口が形成されるとともに、反射板の上方に複数の空調レタン用の排気口が形成されていることを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1または2において、前記反射板の両側面に固定された固定金具と、固定金具に固定される連結金具とを備え、該連結金具により補助支持部材と反射板を固定することを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明のグリッド天井用照明器具の1実施形態を示し、図1(A)は天井を下から見た図、図1(B)は照明器具の斜視図、図1(C)は図1(B)の模式的断面図、図1(D)は空調レタンの流れを説明するための図である。 【0011】図1(A)において、グリッド天井1は、Tバー(断面略T字形状の長尺部材)からなる主支持部材2により正方形の格子状枠(グリッド)に区画されている。この主支持部材2は、天井スラブにハンガーを介して吊りボルトにより取り付けられている。 【0012】各々の格子状枠には、天井板(岩綿吸音板等)が組み込まれ、格子状枠の一部に、2つ分の格子状枠の広さを有する長方形枠4が形成されその中に、本発明に係わる照明器具11が設置されている。照明器具11の長さは長方形枠4の長辺4aとほぼ等しく、照明器具11の幅は長方形枠4の短辺4bの半分程度に構成されている。これにより従来の照明器具と比べて小型化を図ることができコストを低減することができる。 【0013】そして、照明器具11の短辺両側が長方形枠4の短辺4bに支持、固定され、照明器具11の長辺両側がその中央部でTバーからなる補助支持部材12に支持、固定されている。長方形枠4の照明器具11の周囲は岩綿吸音板などの天井板またはスチールパネルで塞ぐようにする。 【0014】照明器具11は、図1(B)および図1(C)に示すように、下方が開口されたハウジング状の反射板5と、反射板5の内部に装着された2本の蛍光灯6と、反射板5の上面5aに取り付けられた安定器カバー13と、安定器カバー13の内部に配設された蛍光灯安定器7とを備えている。なお、反射板5の開口部にルーパーを取り付けるようにしてもよい。 【0015】前記安定器カバー13は、断面略五角形状のボックスからなり、その頂点が下向きで且つ安定器カバー13の両側面13aの中間で反射板5の上面5aに取り付けられている。この構造により反射板5の強度を向上させることができるとともに、ランプ裏面と反射板との距離が長くなり照明効率を向上させることができる。 【0016】安定器カバー13の両側面13aには、反射板5の下方に複数の空調レタン用の吸気口14が形成されるとともに、反射板5の上方に複数の空調レタン用の排気口15が形成され、さらに安定器カバー13の上面13bにも複数の空調レタン用の排気口16が形成されている。反射板5の両側面5bの中央部には、図1(A)で説明した補助支持部材12を固定するための固定金具17が固定されている。 【0017】上記構成からなる照明器具11においては、図1(D)に示すように、空調レタンは、反射板5の下方から吸気口14を通って安定器カバー13内に流れ、排気口15、16を通って排気されるため、蛍光灯安定器7の昇温を防止し、蛍光灯安定器7の寿命を延ばすことができる。また、吸気口14および排気口15、16は下方から見えにくくなり、従来の目隠しカバー10が不要になる。 【0018】次に、図2により、照明器具11と補助支持部材12の連結方法について説明する。反射板5の側面5bに固定される固定金具17は、側面5bに固定される固定部17aと、固定部17aから山状に形成され側面5bとの間に間隙が形成された係合部17bと、係合部17bの上方に形成された切欠部17cと、この切欠部17c内で係合部17bに折曲可能に形成された折曲片17dとからなっている。 【0019】補助支持部材12は、上部の膨出部12aと、中間部の垂直部12bと、下部の水平部12cが一体に成形されたもので、この補助支持部材12を前記固定金具17に連結するための連結金具19が用意されている。 【0020】連結金具19は、補助支持部材12の膨出部12aに嵌合される嵌合部19aと、嵌合部19aから幅が広がるように延設された幅広部19bと、幅広部19bの先端から下方に延びる係合片19cとからなっている。 【0021】そして、図2(A)および図2(B)に示すように、連結金具19の嵌合部19aを補助支持部材12の膨出部12aに嵌合させるとともに、係合片19cを固定金具17の係合部17bに差し込んだ後、図2(C)に示すように、幅広部19bの側面をプライヤー等により変形させて固定金具17と補助支持部材12を緊結し、さらに、折曲片17dを手前側に折り曲げて補助支持部材12に突き当てて連結金具19の外れ止めとしている。さらに、必要に応じてタッピングネジ20で嵌合部19aと膨出部12aを固定するようにしている。 【0022】以上の連結構造により、照明器具11は、その短辺側で主支持部材2により支持され、照明器具11本体で補助支持部材12および天井板を支持することにより、グリッド天井に必要な強度を確保することができる。 【0023】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、照明器具のコスト低減を図るとともに、照明器具の強度を向上させ、また、安定器の効率と寿命の向上を図ることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】592145903 【氏名又は名称】株式会社ミルックス 【住所又は居所】東京都中央区京橋2丁目18番2号 明海京橋ビル 【識別番号】000140269 【氏名又は名称】株式会社遠藤照明 【住所又は居所】大阪府大阪市西区西本町1丁目2番17号 【識別番号】000002299 【氏名又は名称】清水建設株式会社 【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目2番3号
|
| 【出願日】 |
平成13年6月21日(2001.6.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092509 【弁理士】 【氏名又は名称】白井 博樹 (外7名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−7119(P2003−7119A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月10日(2003.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−188023(P2001−188023) |
|