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【発明の名称】 ミスト発生装置
【発明者】 【氏名】津山 達之
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】竹内 愼一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】本発明はミスト発生部の噴霧湯を効果的に演出照明できるミスト発生装置の提供を目的とする。

【解決手段】湯水を噴霧する複数のノズル11を有するミスト発生部5と、噴霧湯に向け照射する集光レンズ6付き発光手段7とからなり、前記発光手段7を前記ミスト発生部5の外部に設け、湯水を噴霧する動作に連動させて噴霧湯に向け光を照射させる。また連動して浴室内を照らす室内照明器4の照度を低下またはOFFさせることで演出照明の効果が増し、ミスト入浴時のリラックス効果、ムード効果をさらに高める。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湯水を噴霧する複数のノズルを有するミスト発生部と、前記ミスト発生部より噴霧する噴霧湯に光を照射する発光手段とからなるミスト発生装置。
【請求項2】 発光手段は、ミスト発生部の外郭に設けた請求項1記載のミスト発生装置。
【請求項3】 発光手段は、ミスト発生部の本体内部に設けた請求項1記載のミスト発生装置。
【請求項4】 発光手段は、複数のノズル周囲部に設けた請求項3記載のミスト発生装置。
【請求項5】 ミスト発生部は、浴室ユニットまたは浴室の壁面に設置し、前記浴室ユニットまたは浴室の壁面の任意の位置に投光窓を設け、発光手段の照射を前記投光窓より行うようにした請求項1または2記載のミスト発生装置。
【請求項6】 浴室ユニットの室内照明器または浴室の室内照明器と発光手段とを連動させ、前記発光手段の作動時に前記室内照明器の照度を低下またはOFFさせるように構成した請求項5記載のミスト発生装置。
【請求項7】 発光手段は、ミスト発生部の噴霧動作に連動させて照射を制御する構成とした請求項1〜6のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【請求項8】 発光手段は、複数色で着色した光を照射する構成とした請求項1〜7のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【請求項9】 発光手段は、ミスト発生部より噴霧される湯温もしくは水量の強弱などの噴霧動作に連動して、光の着色を制御するようにした請求項8記載のミスト発生装置。
【請求項10】 発光手段は、集光レンズを設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のミスト発生装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湯水を噴霧するミスト発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より浴室等に設けられるミスト発生装置として、例えば特開平4−176464号公報に記載されたミスト発生装置が提供されている。このミスト発生装置は配管からの給湯を噴霧ノズルで細かい霧状(ミスト)に分蒸し、熱気と湯気、低温蒸気等で浴室内を高温高湿のサウナ空間にする装置である。この装置を用いての入浴をミスト入浴という。
【0003】また水に演出照明をさせるものについては特開2001−173249公報に記載されたようなものがある。浴槽内の水中を効果的に演出照明できるようにするため浴槽内の水中に没する部位に設けられた投光窓を通してLEDを設置し、浴槽内の水中に気泡を吐き出させる装置に連動させてLEDからの光が浴槽内に照射するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来のミスト発生装置では演出照明はなく、また水に演出照明をさせるものについては浴槽内の水中に光が照射されるものであって浴槽に使用者が入浴するときに楽しむものであり、浴室空間を演出するものとは基本的に異なっており、ミスト入浴時に浴室空間の演出照明をすることはできなかった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもので、ミスト入浴時に光による演出を行い、入浴時のリラックス効果を促進するミスト発生装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決するために、本発明のミスト発生装置は、湯水を噴霧する複数のノズルを有するミスト発生部と、前記ミスト発生部より噴霧する噴霧湯に光を照射する発光手段とからなる。
【0007】これによって浴室空間を光により演出して、よりリラックス効果を得ることのできるミスト入浴が楽しめる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、湯水を噴霧する複数のノズルを有するミスト発生部と、前記ミスト発生部より噴霧する噴霧湯に光を照射する発光手段とからなる。そして、発光手段が、ミスト発生手段の噴霧する噴霧湯に光を照射して、ミスト入浴時のリラックス効果、ムード効果を高めることができる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、発光手段を、ミスト発生部の外郭に設けた。そして外部の発光手段は、サイズ形状自在にできるとともに任意の浴室壁面に設置できる。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、発光手段は、ミスト発生部の本体内部に設けた。そして、発光手段を一体化することで前記発光手段の設置制限や照射角等の調整が減り、設置自由度が高まり施工性が良い。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、発光手段は、複数のノズル周囲部に設けた。そして、複数のノズルの噴霧と対となるよう個別に光を照射するため、噴霧湯に均一に光を照射することができる。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、ミスト発生部は、浴室ユニットまたは浴室の壁面に設置し、前記浴室ユニットまたは浴室の壁面の任意の位置に投光窓を設け、発光手段の照射を前記投光窓より行うようにした。そして、壁面に設けられた投光窓を通して発光手段の光を照射することで浴室空間のスペースが広がり圧迫感がなくなる。また演出照明に防水機能が不要なため、好みの照明を選択できると共にコスト安になる。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、浴室ユニットの室内照明器または浴室の室内照明器と発光手段とを連動させ、前記発光手段の作動時に前記室内照明器の照度を低下またはOFFさせるように構成した。そして、室内照明を落とすことでより浴室内の演出照明の効果が増すことができる。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、発光手段は、ミスト発生部の噴霧動作に連動させて照射を制御する構成とした。そして、ミスト噴霧操作で自動的に演出照明を施すことができ便利であり、噴霧時以外の無駄な演出照明は行わないためコスト安になる。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、発光手段は、複数色で着色した光を照射する構成とした。噴霧湯に複数色の光を照射でき、ミスト入浴時のリラックス効果、ムード効果をさらに高める。
【0016】本発明の請求項9に記載の発明は、発光手段は、ミスト発生部より噴霧される湯温もしくは水量の強弱などの噴霧動作に連動して、光の着色を制御するようにした。そして、噴霧動作と連動して照射する光の着色をかえることで、ミスト入浴時のリラックス効果、ムード効果をさらに高める。これにより前記演出照明の光の種類により噴霧湯の状態を視覚的に確認したり、光の変化を楽しんだりすることができる。
【0017】本発明の請求項10に記載の発明は、発光手段は、集光レンズを設けたことを特徴とした。そして、集光レンズにより、噴霧湯に対する光照射が乱反射してより演出効果を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0019】(実施例1)図1は本発明の実施例1のミスト発生装置を示す斜視図であり、図2は同ミスト発生装置の配線構成図、図3は同ミスト発生装置の回路構成図である。
【0020】図1に示すように、浴室1には浴槽2、洗い場3、壁付け室内照明器4が設置されて、この洗い場3のコーナー部にミスト発生部5、その上方には集光レンズ6付き発光手段7が設置されている。
【0021】このミスト発生部5は本体8とその本体の両側に付設した一対のノズルユニット9、10と、ガス給湯機もしくは電気温水器から接続された配管からなっている。このガス給湯機もしくは電気温水器、配管は周知の構成、構造のものでよいので図示及び説明は省略する。一対のノズルユニット9、10は湯水を噴霧するノズル11を複数個設けるとともに互いに略直交角に配置し、噴霧した湯水が洗い場内で略直交する構成にしている。
【0022】そしてミスト発生部5の上方には発光手段からの光を集めて直進させたり、絞ったりするフレネルレンズ等の集光レンズ6付き発光手段7が設置されている。発光手段7には蛍光燈、白熱灯、ハロゲンライト、発光LED等を用いる。
【0023】また図2に示すように、浴室1の天井には制御ボックス12が配置されて、前記制御ボックス12でコントロールできるように、前記制御ボックス12と前記壁付け室内照明器4、ミスト発生部5、発光手段7が電気的に接続されている。
【0024】図3に示すように、電源回路12aを動作させミスト発生部5の運転を開始すると制御ボックス12内のマイコン12bがその信号を受け、位相制御回路12cを制御し、壁付け室内照明4は照度を低下またはOFFする。同時にスイッチ回路12dが働き、発光手段7から照射された光は集光レンズ6を通すことによって、ミスト発生部5から噴き出す湯水に照射される。
【0025】上記構成及び作用により、ミスト入浴時に浴室空間を光で演出をすることによってムード効果、リラックス効果がより得られることとなる。
【0026】なお図4、5に示すようにこのミスト発生部5及び集光レンズ6付きの発光手段7の設置位置は、浴室内四方壁面及び天上面のどの一面でもよく、またその形態は湯水を噴霧するノズル11を複数個設けた形態であればよく、横形、縦形等様々な形態が考えられる。
【0027】なお図6に示すように、この発光手段の設置位置がミスト発生部を設置した壁面に対向する壁面の上方に位置している構成としてもよい。
【0028】なお図7に示すように、この発光手段が二ヶ所の異なる壁面に設置され、双方からミスト発生部の噴霧湯を照射する構成としてもよい。
【0029】なお図8に示すように、この発光手段7は利用者にとって邪魔にならないよう浴室壁面に投光窓13を設置し、壁面裏側から投光窓13を通して光を照射する構成としてもよい。
【0030】なおあらかじめ集光レンズ6に複数色のカラーフィルムを貼り付けておくことで、発光手段7からの光が集光レンズ6を通過し、ミスト発生部5から噴き出す湯水に数色の光を表現することもできる。
【0031】なおミスト発生部5の噴霧湯状態(湯温の高低や水量の強弱、間欠)に応じて異なる色の光が噴霧湯に向け照射されるように構成してもよい。
【0032】なお演出照明が連続点灯するだけでなく、一定周期で発光量の増加、減少を繰り返す構成としてもよい。
【0033】(実施例2)図9は本発明の実施例2のミスト発生装置を示す斜視図である。
【0034】浴室1には浴槽2、洗い場3、壁付け照明器4が設置されて、この洗い場4のコーナー部にミスト発生部5が設置されている。
【0035】実施例1と異なる部分は、本体8には集光レンズ6付きの発光手段7(例えば白熱灯、ハロゲンライト、発光LEDが好ましい)が内部装着されている点である。
【0036】この構成により、発光手段7とミスト発生部5を一体化させることでコスト安になると共に発光手段の設置制限、照射角等の調整が減り、設置自由度が高まり施工性が良い。
【0037】なお図10、11に示すようにこのミスト発生部の設置位置はコーナー部に限らず浴室内四方壁面のどの一方でもよく、またその形態は湯水を噴霧するノズル11を複数個設けた形態で本体内部中央に発光手段を装着した横形、縦形、多角形等様々な形態が考えられる。
【0038】(実施例3)図12は本発明の実施例3のミスト発生装置を示す斜視図である。
【0039】浴室1には浴槽2、洗い場3、壁付け照明器4が設置されて、この洗い場3のコーナー部にミスト発生部5が設置されている。
【0040】実施例1と異なる部分は、ノズルユニット9、10内にノズル11周辺に設けられた集光レンズ6付きの発光手段7(例えば発光LEDが好ましい)が個々のノズルに対応して装着されている点である。
【0041】この構成により、複数のノズル11の噴霧と対となるよう個別に光を照射するため、噴霧湯に均一に光を照射する事ができる。また個別に複数色の光を照射することも可能である。また発光LEDを使用することで、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0042】なお図13、14に示すようにこのミスト発生部の設置位置はコーナー部に限らず浴室内四方壁面のどの一方でもよく、またその形態は湯水を噴霧するノズル11を複数個設けた形態で個々のノズルに対応して発光手段を装着した横形、縦形、多角形等様々な形態が考えられる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湯水を噴霧するミスト発生部に、発光手段の光が集光レンズを通して噴霧湯に向かい照射させるよう構成したことにより、この光が噴霧湯にあたり反射されてミスト入浴時に浴室空間のムード効果、リラックス効果を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年3月29日(2002.3.29)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−297118(P2003−297118A)
【公開日】 平成15年10月17日(2003.10.17)
【出願番号】 特願2002−96483(P2002−96483)