| 【発明の名称】 |
自動的に表示機能を果たす光学部品を備える表示灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】ジャン・クロード ガスケ
【氏名】マニュエル パネー
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| 【要約】 |
【課題】特に、特定の表示機能を実現するために必要な光学部品の数を減少させ、表示灯のサイズを縮小する。
【解決手段】本発明は、中心光軸(A−A)と、光源(14)と、少なくとも部分的に囲む立体光学部品(12)とを含むタイプの自動車用の表示灯(10)であって、少なくとも、− 母線が前記光軸(A−A)に実質的に平行な方向に存在する1つの入射面(50)と、− 母線が、前部に向かって実質的に傾斜する方向に存在する後部反射面(62)(64)(66)(68)(70)と、− 前部出射面(82)(84)(86)(88)(90)(92)(94)(96)とを含む表示灯(10)において、前記出射面(82)(84)(86)(88)(90)(92)(94)(96)が、一連の基本的な分散光屈折素子(100)から形成され、各光屈折素子(100)が、前記表示灯(10)の前面に配置されたスクリーン上の画像が、実現すべき表示機能に対応する基本的な光ビームを形成するように設計されていることを特徴とする表示灯(10)に関する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 後部から前部に方向付けられた中心光軸(A−A)と、前記光軸(A−A)上に配置されたほぼ1点上にある光源(14)と、前記光軸(A−A)の周囲を少なくとも部分的に囲む立体光学部品(12)とを含むタイプの自動車用の表示灯(10)であって、前記光学部品(12)が、屈折率が空気の屈折率よりも大きい透明材料から製造されて、前記光源の前面に配置され、かつ少なくとも、− 母線が、前記光軸(A−A)と実質的に平行な方向に存在する入射面(50)(126)と、− 母線が、前部に向かって実質的に傾斜する方向に存在する後部反射面(62)(64)(66)(68)(70)(128)と、− 前部出射面(82)(84)(86)(88)(90)(92)(94)(96)(132)とを含み、それにより、前記光源(14)から放射されて、前記入射面(50)(126)から前記光学部品(12)に入射する光束が、全反射の原理により、前記後部反射面(62)(64)(66)(68)(70)(128)に反射し、かつ前記前部出射面(82)(84)(86)(88)(90)(92)(94)(96)(132)に向かって、前記光軸(A−A)とほぼ平行な方向に戻って、特定の表示機能を実現するようになっている表示灯(10)において、前記出射面(82)(84)(86)(88)(90)(92)(94)(96)(132)が、一連の基本的な分散光屈折素子(100)から形成され、各光屈折素子(100)が、前記表示灯(10)の前部に配置されたスクリーン上の画像が、実現される表示機能に対応する基本的な光ビームを形成するように設計されていることを特徴とする表示灯(10)。 【請求項2】 各々の基本的な光屈折素子(100)が、ほぼ半径方向平面に延在し、かつこの光屈折素子(100)が、メッシュを形成していることを特徴とする、請求項1に記載の表示灯(10)。 【請求項3】 前記光屈折素子(100)が、前記光軸(A−A)の周囲にリング状に配置され、各光屈折素子(100)が、角度を形成するリング部分上に延在していることを特徴とする、請求項1に記載の表示灯(10)。 【請求項4】 前記光学部品(12)が、軸方向および半径方向に段を付けた数個の後部反射面(62)(64)(66)(68)(70)(128)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項5】 前記光学部品(12)が、軸方向に後部に向かって、および半径方向に前記光軸(A−A)から外側に向かって段を付けた数個の入射面(126)を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項6】 前記光学部品(12)が、前記光軸(A−A)の周囲を少なくとも部分的に囲む中心部分(54)(118)を備え、前記中心部分(54)(118)が、軸方向に前記光源(14)の前面に配置され、入射する光束を屈折の原理により転換させるように設計された少なくとも1個の後部入射面(54)(120)を備え、光束を前記光軸(A−A)に実質的に平行な方向に、前記光学部品(12)に対応する中心の前部出射面(80)に戻し、実現される表示機能に対応する光ビームを形成するように設計されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項7】 前記中心部分(54)の少なくとも一部が、レンズであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項8】 前記光学部品(12)が、前記光軸(A−A)と同軸の実質的に円筒状の後部筺体(48)であって、前記光源(14)が内部に配置されている筺体(48)を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項9】 前記光学部品(12)が、軸方向に前部に向かって、および半径方向に前記光軸から外側に向かって段を付けた数個の環状後部反射面(62)(64)(66)(68)(70)を含み、隣接する2個の反射面(62)(64)(66)(68)(70)が、前記後部反射面(62)(64)(66)(68)(70)上に反射した光束の経路の外側に配置された光学的に中立の環状後面(72)(74)(76)(78)により分離されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項10】 前記光学部品(12)が、軸方向に前部に向かって、および半径方向に前記光軸(A−A)から外側に向かって、段を付けた数個の環状前部出射面(80)(82)(84)(86)(88)(90)(92)(94)(96)を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項11】 前記光学部品(12)の後面(116)が、前記光軸(A−A)上にセンタリングされたほぼ球状キャップの形状を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項12】 前記光源が発光ダイオード(14)であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の表示灯(10)。 【請求項13】 前記光学部品(12)が、プラスチック成形により1個の部品として製造されていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の表示灯(10)。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の表示灯に関する。 【0002】本発明は、詳細には、後部から前部に方向付けられた中心光軸と、この光軸上に配置されたほぼ1点にある光源と、この光軸の周囲を少なくとも部分的に囲む立体の光学部品とを含むタイプの自動車用の表示灯であって、前記光学部品が、屈折率が空気の屈折率より大きい透明な材料から製造されて、前記光源の前面に配置され、かつ少なくとも、− 母線が前記光軸に実質的に平行な方向に存在する入射面と、− 母線が、前部に向かって実質的に傾斜する方向に存在する後部反射面と、− 前部出射面とを含み、それにより、光源から放射されて、入射面から前記光学部品に入射する光束が、全反射の原理により後部反射面に反射し、かつ前部出射面に向かって、光軸とほぼ平行な方向に戻って、特定の表示機能を実現するようになっている表示灯を提案するものである。 【0003】 【従来の技術】この種の表示灯は、既に公知であり(特許文献1参照)、現在の規制により定められている表示機能を発揮しうる。 【0004】車両灯の表示機能は、実行される各々の表示機能に対する特定の測光条件を定めている規制に準拠しなければならない。 【0005】たとえば、欧州で現在実施されている規制によると、フォグライト機能を発揮する表示灯は、10mのところに配置した測定スクリーン上に、ほぼ菱形の画像を形成しなければならない。 【0006】この菱形は、測定スクリーン上に配列された特徴的な点であって、各々が、光度を受信する必要がある点により画定され、光度の値は、特定の範囲内でなければならない。 【0007】同様に、後退灯の機能を実現する表示灯は、測定スクリーン上に、長さが水平面に平行な特定の寸法の矩形を形成しなければならない。 【0008】特許文献1に記載されているタイプの表示灯は、一般に、所定の表示機能を実現するために数個の光学部品を必要とする。たとえば、第1の光学部品、つまり光束回収器は、光源が放射する光束を回収し、光束を第2の光学部品、つまり、光束回収器の前面に軸方向に配置された光束拡散器の後面上に収束させるために設けられる。 【0009】光束拡散器は、光束を前方に空間的に分散させて、10mのところに配置された測定スクリーン上の画像が、実現される機能の画像、たとえば欧州規制によるフォグライト機能の場合は菱形、または後退灯機能の場合は、水平に延びた矩形に一致する光ビームを形成するように設計される。 【0010】 【特許文献1】フランス国特許公開第2507741号公報【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、特定の表示機能を実現するために、必要な部品の数を減少させ、かつ表示灯のサイズを縮小させることを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、この目的のため、上記タイプの表示灯であって、出射面が、一連の基本的な分散光屈折素子により形成され、各々の素子が、表示灯の前面に配置されたスクリーン上の画像が、実現すべき表示機能に対応する基本的な光ビームを形成するように設計されていることを特徴とする表示灯を提案するものである。 【0013】本発明のその他の特徴によると、− 各基本的な光屈折素子は、ほぼ半径方向平面に延在し、かつこの基本的な光屈折素子はメッシュを形成している。 − 光屈折素子は、光軸の周囲にリング状に配置され、各光屈折素子は、角度を形成するリング部分上に延在している。 − 光学部品は、軸方向および半径方向に段を付けた数個の後部反射面を備えている。 − 光学部品は、軸方向に後部に向かって、および半径方向に光軸から外部に向かって、段を付けた数個の入射面を備えている。 − 光学部品は、光軸の周囲を少なくとも部分的に囲む中心部分を備え、この中心部分は、軸方向に光源の前面に配置され、入射する光束を屈折の原理により転換させるように設計された少なくとも1個の後部入射面を備え、光束を光軸に実質的に平行な方向に、光学部品に対応する中心の前部出射面に戻し、実行すべき表示機能に対応する光ビームを形成している。 − この中心部分の少なくとも一部はレンズである。 − 光学部品は、光軸と同軸である実質的に円筒状の後部筺体であって、光源が内部に配置される筺体を備えている。 − 光学部品は、軸方向に前部に向かって、および半径方向に光軸から外部に向かって段を付けた数個の環状後部反射面を備え、2個の隣接する後部反射面は、前記の後部反射面上に反射した光束の経路の外側に配置された光学的に中立の環状後面により分離されている。 − 光学部品は、軸方向に前部に向かって、および半径方向に光軸から外部に向かって段を付けた数個の環状出射面を備えている。 − 光学部品の後面は、光軸上の中心に配置されたほぼ球状キャップの形態を有する。 − 光源は、発光ダイオードである。 − 光学部品は、プラスチック成形により1個の部品として製造されている。本発明のその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読むと明白となると思う。説明を理解するために、添付の図面を参照する。 【0014】 【発明の実施の形態】以下の説明では、実質的に同じであるか、または類似する要素には、同じ符号を付してある。 【0015】図1〜図7は、本発明の第1実施態様により製造されている表示灯10を示す。 【0016】この表示灯10は、発光ダイオード14から成る光源の光束回収器および光束拡散器の両方として機能する立体光学部品10を備えている。 【0017】ダイオード14は、ダイオード14を特に電源系統および制御ユニット(何れも図示しない)に接続することを可能にする支持プレート16上に取り付けた状態で示されている。 【0018】有利には、いわゆる高出力ダイオード14、つまり、光力が数10ルーメン、たとえば30ルーメンを超える、いわゆる低出力ダイオードの10ルーメン未満の出力とは対照的なダイオードを使用する。 【0019】この高出力ダイオード14は、数種類の色で入手可能である。すなわち、ダイオード14が放射する光束の色を選択することが可能である。ダイオード14の色は、たとえばフォグライト機能には赤色、後退灯機能には白色など、発揮するべき表示機能に応じて選択することが好ましい。 【0020】光学部品12およびダイオード14は、図6に示すように、左から右にほぼ水平に延在する中心光軸A−A上に、同軸に配置されている。 【0021】本明細書の他の部分では、図6に示す光軸A−Aに沿って、左から右の向きに対応する後部から前部の軸方向の向きを、非制限的に使用する。 【0022】非制限的に、素子は、光軸A−Aに向かって半径方向に配置されるか、または光軸に対向して配置されるかに応じて、外側または内側と記載する。 【0023】図1を参照すると、ダイオード14は、後部に実質的に円筒状の接続ボックス18と、前部に、光軸A−A上にセンタリングされている実質的に半球体20とを備えている。 【0024】接続ボックス18は、ダイオード14をプレート16上に取り付けるための固定手段および電気接続手段(図示しない)を備えている。 【0025】光学部品12は、屈折率が、この場合は、部品12を囲む周囲環境を構成する空気の屈折率より大きい透明材料から製造されている。 【0026】光学部品12は、たとえばポリメチルメタクリレート(PMMA)などの透明プラスチック材料を成形して、1個の部品として製造するのが好ましい。 【0027】特に図2および図4の破断図で分かるように、光学部品12は、ほぼ円錐台形の主本体22であって、前部が部分的に中空であり、基部が軸方向前端24を形成し、終端部分が軸方向後端26を形成する主本体22を備えている。 【0028】光学部品12は、主本体22の軸方向前端24から軸方向に後部に向かって延在する、この場合は3個の固定耳状突起28、30、32を備えている。 【0029】これら3個の耳状突起28、30、32は、角度的に規則正しく分布し、実質的に半径方向平面内で外側に向かって延在するとともに、軸方向の孔36を備える支持部分34を軸方向後端に備えている。孔36は、公知のタイプの固定システムにより、たとえばねじで固定することにより、光学部品12をライト10の支持体(図示しない)に固定しうるようになっている。 【0030】固定耳状突起28、30、32は、光学部品12をライト10の支持体上に保持する機能を果たす。光学部品12を、光源、この場合はダイオード14に対して、軸方向および半径方向に保持しなければならない。 【0031】光学部品12を支持体に固定するには、必ずしも耳状突起28、30、32が孔36を備えている必要はない。なぜなら、耳状突起28、30、32は、捲縮または超音波溶接により、支持体に直接固定することができるからである。 【0032】光学部品12の主本体22は、この場合、光軸A−Aの周囲を囲む形状である。 【0033】特に図6を参照すると、主本体22は、軸方向後端26に管状部分38を備えている。この管状部分38は、支柱を形成し、この支柱は、特に、光学部品12をプレート16の前面40に対して軸方向に接触させて取り付ける場合、主本体22がダイオード14に軸方向に接触しないことを保証する。さもなければ、ダイオード14を破損する場合がある。 【0034】管状部分38は、半径方向平面において、光学部品12に対して、ダイオード14をセンタリングする機能も果たす。そのため、管状部分38は、ダイオード14の接続ボックス18の円筒状壁部46と協働する、たとえば3個の軸方向センタリングリブ42またはローレットを内面44に備えている。 【0035】変形実施態様(図示しない)によると、管状部分38は、支持体内に対向して設けられた相補的な孔内に収容される軸方向スパイクを備えている。 【0036】主本体22は、軸方向後端26に、ダイオード14の球体20を軸方向に収容するように設計された筺体48を備えている。詳細には、ダイオード14は、その球体20が筺体48の内部に完全に延在するように構成されている。 【0037】図6では、筺体48は、軸方向の断面で示されており、ほぼ円筒形であることが分かる。筺体48の円筒状の壁部50は、軸方向の後端において、管状部分38の内側円筒状壁部44により、肩状部表面52の境界を定めている。内側円筒状壁部44の内径は、筺体48の内径よりわずかに大きい。 【0038】筺体48の軸方向前端は、光軸A−A上でセンタリングされる収束レンズを形成する凸状(後部に向かって)の壁部54により閉鎖されている。 【0039】次に、光学部品12の主本体22の円錐台形後面56および円錐台形前面58の特定の形状について、特に図6を参照して説明する。 【0040】円錐台形後面56には、半径方向に外側に向かって、およびこの場合、管状部分38の軸方向前端60から軸方向に前部に向かって、段を付けてある。 【0041】したがって、円錐台形後面56は、軸方向に重畳するとともに、実質的に半径方向および環状表面72、74、76、78により互いに接続された一連の同軸円錐台形表面62、64、66、68、70により形成されている。 【0042】各円錐台形表面62、64、66、68、70の母線は、実質的に前部に向かって傾斜する方向に、すなわち後部から前部および光軸A−Aから外側に向かって延在している。 【0043】各円錐台形表面62、64、66、68、70の平均直径は、後部から前部に向かって増加している。 【0044】本明細書の他の部分では、円錐台形後面62、64、66、68、70を反射面と記載する。 【0045】主本体22の円錐台形前面58は、レンズ54に軸方向に対向して配置された実質的に半径方向および円形中心表面80により、後部に対して軸方向に境界を定められている。中心表面80の直径は、この場合は、レンズ54の直径に実質的に等しい。 【0046】中心表面80から光学部品12の軸方向前端24まで、円錐台形前面58には、半径方向に外側に向かって、および軸方向に前部に向かって、段が付いている。したがって、円錐台形前面58は、符号82〜96で示される一連の半径方向環状前面により形成されている。 【0047】本明細書の他の部分では、環状前面82〜96を、出射面と記載する。 【0048】各出射面82〜96の内縁は、実質的に円筒状表面98により、半径方向に内縁に隣接する半径方向表面80または出射面82〜96の外縁に接続されている。 【0049】したがって、図5に示すように前部から見ると、出射面82〜96は、隣接する一連の同心リングを形成している。 【0050】出射面82〜96は平坦ではない。これらの出射面は、各々、隣接する一連の基本的な光屈折素子100または光屈折パターンから形成されている。 【0051】この図に示す実施態様では、各光屈折素子100は、対応する出射面82〜96により形成されるリングを考慮すると、環状リング部分の形状を有する。したがって、特定の出射面82〜96の光屈折素子100は、周方向に分布して周方向に対状に隣接している。 【0052】図3に詳細に示すように、各光屈折素子100は、この場合は、後部に向かってほぼ凹状の輪郭を有する湾曲したファセットを形成している。 【0053】各光屈折素子100は、ジオプタまたはプリズムに同化させることができる。この実施態様では、各光屈折素子100は、その凹状輪郭により発散ジオプタを構成している。 【0054】図7に示す変形実施態様は、本発明の示唆による光学部品12の軸方向断面における部分図である。この変形実施態様により、各光屈折素子100は、収束ジオプタを形成するように、凸状(前部に向かって)で良いことが分かる。 【0055】本発明によると、各光屈折素子100を形成する表面の凹状または湾曲状の形状は、前部に向かって方向付けられて、光軸A−Aに実質的に平行な方向に光屈折素子100の後面102に達する光線が、光屈折素子100の前面104を通って出現し、選択された表示機能を実現する光ビームを前部に形成するように決定されている。 【0056】たとえば、表示灯10が、フォグライト機能を発揮するように設計されている場合、各光屈折素子100は、受光する光線を転換および分散させて、ほぼ菱形状の画像を前部において、測定スクリーン上に生成するように設計される。 【0057】この菱形は、規則的ではなく、垂直軸V−Vに沿った高さが水平軸H−Hに沿った幅より短くなければならない。したがって、半径方向平面における各光屈折素子100の角度方向により、光屈折素子100の凹形は、この場合に求められるほぼ菱形の形状を、測定スクリーン上に生成することができるように最適化しなければならない。 【0058】数学的アルゴリズムは、連続的な「モーフィング」により、光軸A−A周囲における光屈折素子100の角度位置に応じて、各々の光屈折素子100の適切な形状を計算することを可能にする。 【0059】様々な出射面82〜96に属し、光軸A−Aに対する角度位置が実質的にほぼ同じである光屈折素子100は、ほぼ同じ凹状の形状を有することに注目すべきである。 【0060】中心表面80も、この場合は、ほぼ同じ半径方向平面に配置された一連の光屈折素子100によって形成されている。 【0061】出射面82〜96と違って、中心表面80を形成する光屈折素子100は、この場合は、垂直軸V−Vに平行な矩形のメッシュ状に構成されている。 【0062】円の縁部81に隣接する中心表面80の光屈折素子100は、円の円弧の形態である縁部を有する矩形の部分であることに注目すべきである。 【0063】次に、本発明による表示灯10の機能について、ダイオード14が放射する光線の経路を大まかに示す特に図6に関して説明する。 【0064】ダイオード14、および光軸A−Aの全周囲をほぼ囲む光学部品12から成る光学系全体について、光学的機能を図6に示す軸方向の半平面に関してのみ説明する。 【0065】本発明を分かりやすくするために、ダイオード14が放射する光線のいくつかのみを、図6に示してある。 【0066】ダイオード14は、光軸A−A上に配置された1点における光源であることを考慮すると、光線は、半径方向にほぼ前部に向かって、球体20を形成する半球体の中心106から放射されると仮定される。 【0067】ダイオード14が高出力タイプであり、180°に近い開口部を有し、立体角180°で光線を放射することに注目するべきである。 【0068】ダイオード14が放射する光線の大部分は、筺体48の円筒状壁部50上に衝突することが分かる。 【0069】円筒状壁部50上に対するこれら光線の入射角を考えると、これら光線により形成される光束の大部分は、光学部品12の本体22の内側に入射し、従来の光学的法則に従って反射すると考えられる。 【0070】当然、放射される光線のより多くが、図6に示すように垂直方向に近い場合、屈折する光線は、それだけ少なくなる。 【0071】たとえば、ダイオード14が光線R1をダイオード14の中心106から垂直に上方に、その結果円筒状壁部50に垂直に放射するとすると、この光線R1は、逸脱せずに本体22に入射する。 【0072】光学部品12は、ダイオード14が放射する光束の大部分を使用するため、光軸A−Aに最も近い反射面62は、ダイオード14の中心106の後に軸方向に延在する。その結果、後部に最も遠い光線である光線R1は、反射面62により前部に向かって反射することに注目するべきである。対照的な例では、光線R1および隣接する光線は、たとえば管状部分38の外側壁部に向かって屈折することにより、本体22の内側で「失われる」。 【0073】光線は、筺体の円筒状壁部50を通過した後、光学部品22の本体22の反射面62〜70に「衝突」するように屈折する。これらの光線は、反射面62〜70に達すると、空気の屈折率より大きい屈折率を有する媒体中における光の全反射の光学的原理に従って、前部に向かって完全に反射する。したがって、光線は、直行方向から十分に遠く離れた入射角度で、本体22の反射面62〜70上に「衝突」する場合、前記反射面62〜70により完全に反射し、たとえば前記面62〜70上に反射材料を配置する必要はない。 【0074】各反射面62〜70の母線の傾斜は、反射面62〜70が受光する光線が、光軸A−Aにほぼ平行な方向に前部に向かって反射するように設計されている。 【0075】そのため、光軸A−Aに対する反射面62〜70の母線の傾斜角度は、図6で見て時計方向において、光軸A−Aから半径方向に外側に向かって離れると減少する傾向がある。 【0076】各反射面62〜70の母線は、屈折光線の入射角度に徐々に適合するようにわずかに凹状の曲線であると有利であり、屈折光線の入射角度は、円筒状壁部50上における屈折光線の入射点の軸方向位置に応じて変化する。 【0077】したがって、反射面62〜70上に反射する光線は、出射面82〜96を形成する光屈折素子100の後面102上において、光軸A−Aとほぼ平行な方向に前部に向かって方向付けられる。 【0078】光屈折素子100は、各光屈折素子100から前部に向かって放射される光ビームが、フォグライトの場合は、ほぼ菱形を形成するように光線を生じる。 【0079】図6では、上記の光線の経路は、ビームF1およびビームF2により示されている。 【0080】半径方向環状表面72、74、76、78は、光学部品12の内部における光線の透過に関して、光学的に中立な表面であることに注目するべきである。これは、本体2の内部において、円筒状壁部50を通って屈折する光線が、光線が傾斜しているために、これら半径方向環状表面72、74、76、78に達することができないためである。 【0081】半径方向環状表面72、74、76、78は、円錐台形後面56には段がなく、したがって、1つの後部反射面のみを形成するため、重要ではない。 【0082】しかし、反射面62〜70の段は、光学部品12の外径を増加させ、したがって、表示機能を実現する可視光表面を増加させることを可能にする。 【0083】これは、表示機能を実行する場合、前部照明機能と違って、本発明による表示灯10を装備された車両の後に続く車両内にいる人は、光源の方向を注視しなければならないためである。したがって、前記の人を眩惑させることを防止するために、単位面積当たりのライト10の輝度を最小限にすることが重要である。 【0084】筺体48の円筒状壁部50を、筺体48の軸方向前端108に近接して通過し、後部から、円筒状壁部50を通過するほぼ「最後の」光線を構成する光線R2は、好ましくは光学部品12の本体22の最小軸方向厚さ、および本体22の外径を決定する。 【0085】これは、この光線R2が、本体22の内部で屈折する場合、前部に対して最も遠く位置するためである。したがって、出射面82〜96を、この光線R2の軸方向前部に配置して、これら出射面が光線R2と、光線R2を反射させる備えを面上に有する反射面70との間に挿置されないようにすることが好ましい。出射面82〜96の軸方向の位置は、本体22の軸方向の厚さを部分的に決定する。 【0086】さらに、光線R2は、半径方向に最も外側にあり、前部に対して軸方向に最も遠い反射面70上に反射する。したがって、光線R2は、半径方向外側にある反射面70の軸方向前端24の軸方向位置および半径方向位置を決定し、したがって、光学部品12の本体22の外径および軸方向の奥行きを決定する。 【0087】本明細書に記載する実施態様では、軸方向の余裕は、光線R2と出射面82〜96との間に残されている。 【0088】ダイオード14が放射する光線の一部であって、光軸A−Aに対して最小の傾斜を有する部分は、レンズ54に衝突する。 【0089】このレンズ54は、この場合、入射光線をレンズ54の後面上に転換させる収束レンズを形成し、その結果、入射光線は、光学部品12の本体22内部において、光軸A−Aにほぼ平行な方向に屈折する。 【0090】したがって、これらの光線は、光軸A−Aと平行に、中心表面80の光屈折素子100の後面102上に達し、光屈折素子100は、光屈折素子100により形成される画像に類似する画像を出射面82〜96上に形成するように、光線を空間的に分布させる。 【0091】図6では、レンズ54を通って光学部品12の本体22に入射する光線の経路は、ビームF3により示されている。 【0092】ビームF1およびF2が光学部品12の出口に生成する光束は、この光束の光線が光学部品12の反射面62〜70上に反射されるため、反射束と呼ばれる場合がある。 【0093】ビームF3が光学部品12の出口に生成する光束は、この光束の光線が光学部品12の内部で反射しないため、直接光束と呼ばれる場合がある。 【0094】筺体50の円筒状壁部48、後部反射面62〜70、およびレンズ54は、光束回収器を形成する。 【0095】前部出射面80〜86は、光束分散器を形成する。 【0096】本発明による表示灯10は、新規な高出力ダイオードの使用を最適化する。これは、本発明による光学部品12は、ダイオード14が放射した光束の大部分を回収することを可能にし、その結果、ダイオード14および光学部品12は、規制上の表示機能を実現するための測光要件を十分に満たすからである。従来、表示灯の出口において十分な光エネルギーを取得するためには、数個のダイオードが必要であった。 【0097】したがって、本発明による表示灯10は、比較的小型のライトを使って、規制上の表示機能を実現することを可能にし、特に、車内におけるライトの配置を容易にする。 【0098】しかし、本発明の変形実施態様(図示しない)によると、数個の光学部品12および対応する数個の低出力ダイオードにより、特定の表示機能を実現することができる。 【0099】本発明のもう1つの変形実施態様(図示しない)によると、ダイオード14は、白熱電球に置き換えられる。しかし、この変形実施例では、特に、フィラメントが生成する熱の放出を可能にするために、光学部品12のサイズを著しく増加させる必要がある。さらに、白熱灯が放射する光束の大部分は、追加の回収装置を追加しなければ、光学部品によって回収することはできない。 【0100】本発明のさらにもう1つの変形実施態様(図示しない)によると、前部出射面82〜96には段がなく、光学部品12の本体22は、光学部品12の軸方向前端24に配置された円形の半径方向表面を形成する出射面を1つだけ有する。 【0101】次に、光屈折素子100は、すべて、ほぼ同じ半径方向平面に配置される。この光屈折素子100は、上記の実施態様のように、同じ配置を維持することができるため、前面図における光学部品12の外観は図4と同じであるか、またはすべての光屈折素子100を矩形のメッシュ状に配置することができる。 【0102】しかし、図1〜図7に関して記載した実施態様による前部出射面82〜86の段は、光学部品12の平均軸方向厚さを最小限にすることを可能にする。この特徴は、特に、光学部品12を製造するために必要な材料の量を減少させるために、射出成形材料を使って光学部品12を製造することを容易にする。 【0103】図8〜図11は、本発明により製造される表示灯10の第2実施態様を示す。表示灯10は、第1実施態様と同様に、支持プレート16上に取り付けられた高出力発光ダイオード14と、表示灯10の支持体(図示しない)上に、ダイオード14の前面に取り付けられた光学部品12とを含む。 【0104】特に図9から分かるように、光学部品12は、全体的に、ダイオード14が配置される光軸A−Aの周囲を囲む形状を有する。 【0105】光学部品12は、ほぼ球状キャップの形態を有し、このキャップは、後部が中空であり、光学部品12の軸方向後端114から半径方向平面内に延在する正反対の2個の耳状突起110、112を有する。 【0106】支持耳状突起110、112は、たとえば、第1実施態様の光学部品12の耳状突起28、30、32の支持部分34に類似している。 【0107】光学部品12の凹状(前部に向かって)後面116は、従来技術で十分に周知されているフレネルレンズタイプの光束回収器の形態を有する。詳細については、このタイプの光束回収器を記載している参考文献1を参照するのがよい。 【0108】したがって、後面116は、フレネルレンズまたは段付きレンズの形態を有する。 【0109】特に図10から分かるように、後面116は、一連の収束環状ジオプタ120から成る中心部分118を備えている。 【0110】中心部分118の収束ジオプタ120は、半径方向に外側に向かって、および軸方向に後部に向かって段がある。 【0111】これらジオプタは、ダイオード14がある立体角で放射する光線を収集し、ダイオード14は光軸A−A上にセンタリングされ、たとえば約60°の小さい開口部を有する。 【0112】中心部分118は、単純な屈折で機能するように設計され、中心部分118が受光する光線は、光学部品12内部で屈折し、光軸A−Aに実質的に平行な方向に転換される。 【0113】中心部分118は、ダイオード14の接続ボックス18の直径に実質的に等しい直径を有する。 【0114】後面116は、一連の環状ジオプタまたはプリズム124から成る環状外周部分112を備えている。 【0115】これら環状ジオプタ124は、後面116上に鋸歯状の輪郭を形成している。 【0116】特に図11から分かるように、各環状ジオプタ124は、母線が光軸A−Aと実質的に平行な方向に延在する内部入射面126と、母線が前部に向かって入射面126の軸方向後端130から、実質的に傾斜する方向に延在する外部反射面128とを備えている。 【0117】光軸A−Aに対する反射面128の傾斜角度は、光軸A−Aに近い環状ジオプタ124から、光軸A−Aから離れた環状ジオプタ124に向かって増加し、その結果、反射面128の傾斜は、反射面128が受光する、ダイオード14から入射する光線の傾斜角度に適合している。 【0118】外周部分122は、外周部分122の環状ジオプタ124の入射面126上で屈折する光線を収集することにより屈折し、また光線が、外周部分122の環状ジオプタ124の反射面128上に反射した後、光軸A−Aに実質的に平行な方向に光線を転換することにより反射するという、両面で機能するように設計されている。 【0119】本発明により、光学部品12の前部出射面132は、一連の基本的な分散光屈折素子100により形成されている。これら光屈折素子100は、第1実施態様に関して説明した光屈折素子に類似している。 【0120】各光屈折素子100は、図7に示す変形実施態様と同様、収束ジオプタを形成するように凹状前面104を有する。 【0121】光屈折素子100は、この場合、実質的に方形の形状(前面図で)を有する。 【0122】図8から分かるように、光屈折素子100は、この場合、矩形のメッシュを形成している。 【0123】本発明の一変形実施態様によると、光屈折素子100を、第1実施態様と同様に、リング状に構成することができる。 【0124】光屈折素子100は、この場合、半径方向に外側に向かって、また軸方向に後部に向かって段があり、したがって、光軸A−Aから外側および後部に向かって減少する段を形成している。 【0125】したがって、各光屈折素子100は、光軸A−Aに実質的に平行な表面134を介して、半径方向に隣接する光屈折素子100に接続されている。 【0126】本発明のもう1つの変形実施態様(図示しない)によると、光学部品12の前面132は、すべての光屈折素子100がほぼ同じ半径方向平面に含まれるように、ほぼ平坦で良い。この変形実施例によると、光学部品12は、半径方向前部出射面132と、球状キャップの形態の凹状後面136とを有するほぼ円筒状の形状を有する。 【0127】本明細書に記載する実施態様では、中心部分118に軸方向に対向して配置された光屈折素子100は、ほぼ同じ半径方向平面内に含まれ、その結果、中心の前部出射面80を形成していることに注目されたい。 【0128】光学部品12の球状キャップの形状により、球状キャップは、ダイオード14の球体20全体を囲み、実質的に被覆するため、ダイオード14が放射するすべての光線は、光学部品12の後面116により回収される。 【0129】本発明の第2実施態様による表示灯12の機能は、第1実施態様に関して説明した機能と類似する。 【0130】ダイオード14が中心部分118の後面上に放射する光線、たとえば光線R3およびR4は、光学部品12の内部において、光軸A−Aと実質的に平行な方向に屈折する。次に、この光線は、光屈折素子100に面する後面102に達し、この後面102は、光線を表示灯10の前部に向かって分散させて、所定の表示機能を発揮する。 【0131】ダイオード14が外周部分122の後面上に放射する光線R5、R6、R7、R8、たとえば、図11に詳細を示す光線R8は、先ず光学部品12の内部で屈折し、環状ジオプタ124の入射面126を通過して、次に環状ジオプタ124の対応する反射面128上に反射し、光学部品12の内部に残存し、前部に向かって光軸A−Aに実質的に平行な方向に転換する。次に、光線R8は、対面する光屈折素子100の後面102に達し、この後面102は、光線R8を表示灯10の前部に向かって分散させて、所定の表示機能を発揮する。 【0132】本発明の変形実施態様(図示しない)によると、この第2実施態様は、ダイオード14の代わりに、白熱灯を使って機能させることができるが、光学部品12の寸法を増加させる必要がある。この変形例による光学部品12の寸法は、好ましくは、特に白熱灯を冷却するために、比率が光源の物理的な差に関連する相似変換により求められる。 【0133】たとえば、相似変換は、光源の中心に関して、すなわち白熱灯の場合は、フィラメントに関して、ダイオード14の場合は、球体20の中心106に関して行われる。採用される変換マトリックスの係数は、ダイオード14から白熱灯に変更する場合は3である。 【0134】上記の2つの実施態様の場合、光学部品12を囲む円形形状は、ダイオード14が放射する光束の大部分を回収することを可能にする最適な形状であることに注目するべきである。 【0135】しかし、光学部品12に、その他の形状、たとえば、前面視または後面視で楕円形または矩形を採用することができる。 【0136】本発明による表示灯10では、光学部品12は、光学レベルで「自立」しており、光学部品12は、光学部品12自体で表示機能を実現し、反射器または拡散ガラスを追加する必要がない。本発明による光学部品12は、光源14が放射する光線の回収、および選択された表示機能を発揮させるために、前部に対する光線の分散という両方を実行する。 【0137】当然、本発明による表示灯10は、外側の保護ガラスを含むケーシング内、たとえば、様々な規制上の機能に対応するすべての表示灯を集めるケーシング内に配置することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391011607 【氏名又は名称】ヴァレオ ビジョン 【氏名又は名称原語表記】VALEO VISION
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| 【出願日】 |
平成15年2月20日(2003.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−281907(P2003−281907A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月3日(2003.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願2003−42362(P2003−42362) |
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