| 【発明の名称】 |
車両用前照灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】木ノ内 利行 【住所又は居所】静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸製作所静岡工場内
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| 【要約】 |
【課題】水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯において、たとえそのリフレクタの上下幅が小さい場合であってもホットゾーンの光量を十分に確保して自車線側の遠方視認性を高める。
【解決手段】リフレクタ20の反射面20aを、水平カットオフラインCL1を形成するための光反射を行う第1反射領域Z1と、斜めカットオフラインCL2を形成するための光反射を行う第2反射領域Z2とを有する構成とする。その際、第2反射領域Z2は、灯具光軸Axの左右両側に該灯具光軸Axに関して対角線配置で2箇所に設け、その反射光により形成される配光パターンP1、P2を重畳させることにより、ホットゾーンHZの光量増大を図る。そして、両第2反射領域Z2よりも外周側の左右2箇所に第1反射領域Z1を設けることにより、水平カットオフラインCL1を形成可能とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両前後方向に延びる灯具光軸と略同軸で配置された光源と、この光源からの光を前方へ反射させる反射面を有するリフレクタとを備えてなり、水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯において、上記反射面が、上記水平カットオフラインを形成するための光反射を行う第1反射領域と、上記斜めカットオフラインを形成するための光反射を行う第2反射領域とを有しており、上記第2反射領域が、上記灯具光軸の左右両側に、該灯具光軸に関して対角線配置で2箇所に設けられており、上記第1反射領域が、上記両第2反射領域よりも外周側の左右2箇所に設けられている、ことを特徴とする車両用前照灯。 【請求項2】 上記光源を備えた光源バルブが、上記光源からの光を上記反射面の全領域に入射させ得るように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】車両用前照灯のロービーム用の配光パターンとしては、図10に示すように、水平カットオフラインCL1および斜めカットオフラインCL2を有する配光パターンP(L)が多く採用されている。このロービーム配光パターンP(L)においては、水平カットオフラインCL1を対向車線側に配置するとともにこの水平カットオフラインCL1から斜めに立ち上がる斜めカットオフラインCL2を自車線側に配置することにより、対向車ドライバへのグレア防止を図りつつ自車ドライバの前方視認性を確保するようになっている。 【0003】そしてこのロービーム配光パターンP(L)を得るため、従来の車両用前照灯においては、車両前後方向に延びる灯具光軸Axと略同軸で光源2を配置するとともに該光源2からの光をリフレクタ4の反射面4aに入射させ、該反射面4aにおける灯具光軸Axの左右両側の反射領域4a1、4a2で反射した光により、両カットオフラインCL1、CL2を形成するように構成されている。 【0004】このロービーム配光パターンP(L)においては、そのエルボ点E(両カットオフラインCL1、CL2の交点)の左側近傍部位にホットゾーン(高光度領域)HZが形成されるが、このホットゾーンHZは、主として反射領域4a2の外周寄りの部分からの反射光により形成されるようになっている。 【0005】なお、同図において破線で示す領域Dは、光源2の下方近傍に配置されたインナシェード6の遮光作用によって光が入射しない領域である。また、同図において2点鎖線で示す配光パターンPo(L)は、反射面4aが灯具光軸Axを中心軸とする回転放物面で構成されていると仮定した場合に照射される基本配光パターンである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の車両用前照灯においては、図11に示すようにリフレクタ4の上下幅が小さくなると、次のような問題が生じてしまう。 【0007】すなわち、水平カットオフラインCL1は反射領域4a1の下端縁の水平ラインL1の反転像として形成され、斜めカットオフラインCL2は反射領域4a2の下端縁の斜めラインL2の反転像として形成されるが、リフレクタ4の上下幅が小さくなると、その反射面4aの下端縁で斜めラインL2が途切れてしまう。 【0008】このため、ホットゾーンHZの光量が不十分となり、自車線側の遠方視認性を十分に確保することができなくなってしまう、という問題がある。 【0009】本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯において、たとえそのリフレクタの上下幅が小さい場合であってもホットゾーンの光量を十分に確保して自車線側の遠方視認性を高めることができる車両用前照灯を提供することを目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本願発明は、リフレクタの反射面の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。 【0011】すなわち、本願発明に係る車両用前照灯は、車両前後方向に延びる灯具光軸と略同軸で配置された光源と、この光源からの光を前方へ反射させる反射面を有するリフレクタとを備えてなり、水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯において、上記反射面が、上記水平カットオフラインを形成するための光反射を行う第1反射領域と、上記斜めカットオフラインを形成するための光反射を行う第2反射領域とを有しており、上記第2反射領域が、上記灯具光軸の左右両側に、該灯具光軸に関して対角線配置で2箇所に設けられており、上記第1反射領域が、上記両第2反射領域よりも外周側の左右2箇所に設けられている、ことを特徴とするものである。 【0012】上記「光源」は、灯具光軸と略同軸で配置されたものであれば特定の光源に限定されるものではなく、例えば、ハロゲンバルブ等のフィラメントや放電バルブの放電発光部等が採用可能である。また、この「光源」は、光源バルブの一部として構成されるが、その際、この光源バルブは、上記「光源」からリフレクタの反射面へ向かう光の一部を遮蔽する遮光手段(例えば、インナシェードや遮光膜等)を備えたものであってもよいし、このような遮光手段を備えていないものであってもよい。 【0013】上記「第2反射領域」は、灯具光軸の左右両側において該灯具光軸に関して対角線配置で2箇所に設けられたものであれば、その大きさ、輪郭形状等は特に限定されるものではない。 【0014】上記「第1反射領域」は、両第2反射領域よりも外周側の左右2箇所に設けられたものであれば、その大きさ、輪郭形状等は特に限定されるものではない。 【0015】 【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯は、水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成されているが、そのリフレクタの反射面は水平カットオフラインを形成するための光反射を行う第1反射領域と斜めカットオフラインを形成するための光反射を行う第2反射領域とを有しており、第2反射領域が灯具光軸の左右両側に該灯具光軸に関して対角線配置で2箇所に設けられるとともに第1反射領域が両第2反射領域よりも外周側の左右2箇所に設けられているので、次のような作用効果を得ることができる。 【0016】すなわち、第2反射領域が灯具光軸の左右両側に該灯具光軸に関して対角線配置で2箇所に設けられているので、これら2箇所の第2反射領域からの反射光により形成される配光パターンを重畳させることにより、ホットゾーンの光量増大を図ることができる。 【0017】したがって、たとえリフレクタの上下幅が小さくなり、斜めカットオフラインを反転像として形成する斜めラインが反射面の下端縁で途切れてしまうようなことがあっても、ホットゾーンの光量を十分に確保することが可能となる。 【0018】また、第1反射領域が両第2反射領域よりも外周側の左右2箇所に設けられているので、第2反射領域を灯具光軸の左右両側に対角線配置で2箇所に設けるようにした場合においても、水平カットオフラインを形成することができる。 【0019】このように本願発明によれば、水平および斜めカットオフラインを有する配光パターンでロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯において、たとえそのリフレクタの上下幅が小さい場合であっても、ロービーム配光パターンにおけるホットゾーンの光量を十分に確保して自車線側の遠方視認性を高めることができる。また、リフレクタの上下幅が大きい車両用前照灯においては、ホットゾーンの光量増大により、自車線側の遠方視認性をより一層高めることができる。 【0020】上記構成において、上記光源を備えた光源バルブとして、例えばH4タイプのハロゲンバルブ等のように、インナシェードにより上記光源からリフレクタの反射面へ向かう光の一部を遮蔽するように構成された光源バルブを採用することも可能であるが、例えばH7タイプのハロゲンバルブ等のように、上記光源からの光を反射面の全領域に入射させ得るように構成された光源バルブを採用すれば、反射面全体を有効に利用してロービーム配光パターンをより明るく形成することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。 【0022】図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯10を示す正面図である。 【0023】図示のように、この車両用前照灯10は、正面視において横長略矩形状の輪郭形状を有する灯具であって、素通し状の透光カバー12とランプボディ14とで形成される灯室内に、リフレクタユニット16が、図示しないエイミング機構により上下方向および左右方向に傾動可能に設けられてなっている。 【0024】図2は、リフレクタユニット16を単品で示す側断面図である。 【0025】この図にも示すように、リフレクタユニット16は、光源バルブ18とリフレクタ20とを備えてなり、車両前後方向に延びる灯具光軸Axを有している。なお、このリフレクタユニット16は、正規のエイミング調整が行われた状態では、その灯具光軸Axが車両前後方向に対して僅かに(0.5〜0.6°程度)下向きとなるように構成されている。 【0026】光源バルブ18は、単一のフィラメントを光源18aとして有するハロゲンバルブ(H7タイプのハロゲンバルブ)であって、その光源18aが車両前後方向に延びる灯具光軸Axと略同軸で配置されるようにしてリフレクタ20の後頂部に取り付けられている。具体的には、光源バルブ18は、そのバルブ中心軸を灯具光軸Axに対して上方側へ僅かに平行移動させることにより、その光源18aの下端を灯具光軸Aと一致させるようにしてリフレクタ20に取り付けられている。 【0027】リフレクタ20は、灯具正面視において上下幅の狭い(例えば上下幅40mm程度)横長矩形状の輪郭形状を有している。このリフレクタ20は、灯具光軸Axを中心軸とする回転放物面上に複数の反射素子20sが形成されてなる反射面20aを有している。そして、この反射面20aを構成する各反射素子20sにより光源18aからの光を前方へ拡散偏向反射させるようになっている。 【0028】図3は、本実施形態に係る車両用前照灯10により灯具前方25mの位置に配置された鉛直スクリーン上に形成されるロービーム配光パターンP(L)を、リフレクタユニット16と共に該リフレクタユニット16の背面側から透視的に示す図である。 【0029】このロービーム配光パターンP(L)は、対向車線側に水平カットオフラインCL1を有するとともに自車線側に15°で立ち上がる斜めカットオフラインCL2を有しており、そのエルボ点Eは、H−V(灯具前方真正面方向)のやや下方(0.5〜0.6°程度下方)に位置している。そして、このロービーム配光パターンP(L)には、エルボ点Eをやや左寄りに囲むようにしてホットゾーンHZが形成されている。本実施形態においては、シェード等を用いることなく反射面20aの形状を工夫することによって、水平および斜めカットラインCL1、CL2を形成するようになっている。以下、この点について詳述する。 【0030】図4は、リフレクタユニット16を単品で示す正面図である。 【0031】図示のように、反射面20aは、水平カットオフラインCL1を形成するための光反射を行う第1反射領域Z1と、斜めカットオフラインCL2を形成するための光反射を行う第2反射領域Z2と、ロービーム配光パターンP(L)の他の部分を形成するための光反射を行う第3反射領域Z3とからなっている。 【0032】第1反射領域Z1は、反射面20aの左右両端部2箇所に設けられており、第2反射領域Z2は、灯具光軸Axの左右両側に、該灯具光軸Axに関して対角線配置で2箇所(灯具正面視において左下と右上)に設けられている。そして、これら第1および第2反射領域Z1、Z2以外の部分が、第3反射領域を構成している。第1反射領域Z1とその外周側に位置する第2反射領域Z2との境界線の位置は、灯具光軸Axから左下15°方向および右上15°方向へ延びる斜めラインL2(これについては後述する)が反射面20aの下端縁と交差する位置あるいはその左右両側近傍位置に設定されている。 【0033】第1反射領域Z1に属する各反射素子20sは、縦長矩形状に形成されており、水平カットオフラインCL1に対応すべき反射面20a上の水平ラインL1(光軸Axを含む水平面と反射面20aとの交線)の上下に跨って配置されている。これら第1反射領域Z1に属する各反射素子20sの光軸Axに平行な鉛直断面形状は、図4のV-V 断面で例示的に示すと図5(a)に示すような形状になっている。 【0034】すなわち、この反射素子20sの鉛直断面形状は、水平ラインL1より上側の領域では、灯具光軸Ax上における光源18aの後端位置を焦点F1とし、その後方に位置する所定点O(反射面20aの基準面となる回転放物面の頂点)を頂点とする放物線Pr1と同一形状に設定されており、一方、水平ラインL1より下側の領域では、灯具光軸Ax上における光源18aの前端位置を焦点F2とし、上記所定点Oを頂点とする放物線Pr2と同一形状に設定されている。 【0035】そしてこれにより、図5(b)に示すように、この反射素子20sからの反射光により形成される配光パターンp1は、水平ラインL1の上側および下側の各領域からの反射光が折り畳まれるようにして形成され、その上端縁が水平カットオフラインCL1の一部を構成するようになっている。 【0036】一方、第2反射領域Z2に属する各反射素子20sは、鉛直方向に対して15°傾斜した縦長平行四辺形に形成されており、斜めカットオフラインCL2に対応すべき反射面20a上の斜めラインL2(水平面に対して15°回転した面と反射面20aとの交線)の上下に跨って配置されている。これら第2反射領域Z2に属する各反射素子20sの光軸Axに平行な15°傾斜断面形状は、図4のVI-VI 断面で例示的に示すと図6(a)に示すような形状になっている。 【0037】すなわち、この反射素子20sの15°傾斜断面形状は、斜めラインL2より上側の領域では、灯具光軸Ax上における光源18aの後端位置を焦点F1とし、その後方に位置する上記所定点Oを頂点とする放物線Pr1と同一形状に設定されており、一方、斜めラインL2より下側の領域では、灯具光軸Ax上における光源18aの前端位置を焦点F2とし、上記所定点Oを頂点とする放物線Pr2と同一形状に設定されている。 【0038】そしてこれにより、図6(b)に示すように、この反射素子20sからの反射光により形成される配光パターンp2は、斜めラインL2の上側および下側の各領域からの反射光が折り畳まれるようにして形成され、その上端縁が斜めカットオフラインCL2の一部を構成するようになっている。 【0039】図7〜9は、第1〜第3反射領域Z1〜Z3からの反射光により形成される配光パターンP1〜P3を透視的に示す図である。 【0040】図7に示すように、左右1対の第1反射領域Z1からの反射光により形成される配光パターンP1は、その上端縁により水平カットオフラインCL1を形成するように照射され、その左端部によりホットゾーンHZの一部を形成するようになっている。なお、両第1反射領域Z1は、反射面20aの左右両端部に位置しているので、その各反射素子20sからの反射光により形成される光源18aの像はかなり小さいものとなり、このため配光パターンP1の上下幅はかなり狭いものとなる。 【0041】図8に示すように、左右1対の第2反射領域Z2からの反射光により形成される配光パターンP2は、その上端縁により斜めカットオフラインCL2を形成するように照射され、その右端部によりホットゾーンHZの大半を形成するようになっている。この配光パターンP2は、両第2反射領域Z2における外側寄りの領域Z2Aからの反射光により形成される配光パターンP2Aと、内側寄りの領域Z2Bからの反射光により形成される配光パターンP2Bとの合成パターンとして形成されるようになっている。 【0042】その際、外側寄りの領域Z2Aに属する反射素子20sからの反射光により形成される光源18aの像は比較的小さいものとなるので、配光パターンP2AはホットゾーンHZ寄りの比較的小さい配光パターンとして形成されるようになっている。一方、内側寄りの領域Z2Bに属する反射素子20sからの反射光により形成される光源18aの像は比較的大きいものとなるので、配光パターンP2Aは斜めカットオフラインCL2の全長にわたって広がる比較的大きい配光パターンとして形成されるようになっている。 【0043】図9に示すように、左右1対の第3反射領域Z2からの反射光により形成される配光パターンP3は、ロービーム配光パターンP(L)における配光パターンP1、P2以外の部分を形成するよう、左右方向に大きく広がる広拡散配光バターンとして形成されるようになっている。この配光パターンP3は、両第3反射領域Z3における外側寄りの領域Z3Aからの反射光により形成される配光パターンP3Aと、内側寄りの領域Z3Bからの反射光により形成される配光パターンP3Bとの合成パターンとして形成されるようになっている。 【0044】その際、外側寄りの領域Z3Aに属する反射素子20sからの反射光により形成される光源18aの像は比較的小さいものとなるので、配光パターンP3Aは水平カットオフラインCL1の下方近傍において水平方向に拡散するように形成され、これにより上下幅の狭い配光パターンP1の手前側の明るさを補強するようになっている。一方、内側寄りの領域Z3Bに属する反射素子20sからの反射光により形成される光源18aの像は比較的大きいものとなるので、配光パターンP3Bはロービーム配光パターンP(L)の全体にわたって広がる大きい配光パターンとして形成されるようになっている。 【0045】以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、水平および斜めカットオフラインCL1、CL2を有する配光パターンP(L)でロービーム照射を行うように構成されているが、そのリフレクタ20の反射面20aは水平カットオフラインCL1を形成するための光反射を行う第1反射領域Z1と斜めカットオフラインCL2を形成するための光反射を行う第2反射領域Z2とを有しており、第2反射領域Z2が灯具光軸Axの左右両側に該灯具光軸Axに関して対角線配置で2箇所に設けられるとともに第1反射領域Z1が両第2反射領域Z2よりも外周側の左右2箇所に設けられているので、次のような作用効果を得ることができる。 【0046】すなわち、第2反射領域Z2が灯具光軸Axの左右両側に該灯具光軸Axに関して対角線配置で2箇所に設けられているので、これら2箇所の第2反射領域Z2からの反射光により形成される配光パターンP1、P2を重畳させることにより、ホットゾーンHZの光量増大を図ることができる。 【0047】したがって、たとえリフレクタ20の上下幅が小さくなり、斜めカットオフラインCL2を反転像として形成する斜めラインL2が反射面20aの下端縁で途切れてしまうようなことがあっても、ホットゾーンHZの光量を十分に確保することが可能となる。 【0048】また、第1反射領域Z1が両第2反射領域Z2よりも外周側の左右2箇所に設けられているので、第2反射領域Z2を灯具光軸Axの左右両側に対角線配置で2箇所に設けるようにした場合においても、水平カットオフラインCL1を形成することができる。 【0049】このように本実施形態によれば、水平および斜めカットオフラインCL1、CL2を有する配光パターンP(L)でロービーム照射を行うように構成された車両用前照灯10において、そのリフレクタ20の上下幅が小さいにもかかわらず、ロービーム配光パターンP(L)におけるホットゾーンHZの光量を十分に確保して自車線側の遠方視認性を高めることができる。 【0050】特に本実施形態においては、光源バルブ18としてH7タイプのハロゲンバルブが用いられており、光源18aからの光を反射面20aの全領域に入射させ得る構成となっているので、反射面20a全体を有効に利用してロービーム配光パターンP(L)をより明るく形成することができる。 【0051】なお、本実施形態のように上下幅が小さいリフレクタ20ではなく、上下幅が大きいリフレクタを有する車両用前照灯においては、本実施形態と同様の構成を採用してホットゾーンの光量増大を図ることにより、自車線側の遠方視認性をより一層高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001133 【氏名又は名称】株式会社小糸製作所 【住所又は居所】東京都港区高輪4丁目8番3号
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| 【出願日】 |
平成14年3月14日(2002.3.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099999 【弁理士】 【氏名又は名称】森山 隆
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| 【公開番号】 |
特開2003−272413(P2003−272413A) |
| 【公開日】 |
平成15年9月26日(2003.9.26) |
| 【出願番号】 |
特願2002−69577(P2002−69577) |
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