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【発明の名称】 マイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム
【発明者】 【氏名】ベ ヨウン ジン

【要約】 【課題】冷媒の流動流路が形成された熱交換器を内部発熱機器の外側部に取付けることで、内部発熱機器から発生する熱を一層效率的に外部に放出させると共に、外部の異質物が内部に流入しないように密閉される冷却構造を備えたマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムを提供すること。

【解決手段】マグネトロン31と、マイクロウェーブによって光を発生する電球部50と、導波管33とを備える照明機器が、マグネトロン31の外側部に取付けられ冷媒の流路が形成される熱交換器60と、ケーシング51の外部に設置され、熱交換器60の流路を経由しながら加熱された冷媒の熱を放熱させるための放熱部40と、放熱部40の出口と熱交換器60の入口間に設置され、冷媒を熱交換器60及び放熱部40に循環させる流動発生手段10とを具備する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 マイクロウェーブを発生するマグネトロンと、マイクロウェーブによって光を発生する電球部と、前記マグネトロンと電球部間を連結して前記マグネトロンから発生したマイクロウェーブを前記電球部に伝達する導波管と、前記マグネトロン及び導波管を受容して前記電球部に連結されるケーシングとを備えるマイクロウェーブを利用した照明機器において、前記マグネトロンの外側部に取付けられ、冷媒の流路が形成される熱交換器と、前記ケーシングの外部に設置され、前記熱交換器の流路を経由しながら加熱された冷媒の熱を放熱させるための放熱部と、前記放熱部の出口と熱交換器の入口間に設置され、冷媒を前記熱交換器及び放熱部に循環させる流動発生手段と、を包含して構成されたことを特徴とするマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項2】 前記放熱部と流動発生手段間には、冷媒が充填された冷媒タンクが設けられることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項3】 前記冷媒は水であることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項4】 前記マグネトロンの外側部には、熱交換器が一体に形成されることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項5】 前記導波管の外側部には、熱交換器が追加付着されることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項6】 前記照明機器は、前記マグネトロンに高圧の電源を供給する高圧発生器を追加包含して構成され、該高圧発生器の外側部には、熱交換器が追加付着されることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項7】 前記照明機器は、コンデンサを追加包含して構成され、該コンデンサの外側部には熱交換器が追加付着されることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項8】 前記熱交換器は、前記マグネトロンの外側面を巻回するコイル形状のチューブであることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項9】 前記熱交換器は、本体部と、前記本体部の中央に形成され、前記マグネトロンを受容するための受容部と、前記本体部の一方側面に形成され、冷媒を流入するための冷媒流入口と、前記冷媒流入口が形成された面の反対側に形成され、冷媒を排出するための冷媒排出口と、前記本体部の内部に形成され、前記冷媒流入口と冷媒排出口を連結する冷媒流路と、を包含して構成されることを特徴とする請求項1記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項10】 マイクロウェーブを発生するマグネトロンと、マイクロウェーブによって光を発生する電球部と、前記マグネトロンと電球部間を連結して前記マグネトロンから発生したマイクロウェーブを前記電球部に伝達する導波管と、前記マグネトロン及び導波管を受容して前記電球部に連結されるケーシングとを備えるマイクロウェーブを利用した照明機器において、前記照明機器の内部発熱機器の外側部に付着され、冷媒の流路が形成された熱交換器と、前記ケーシングの外部に設置され、前記熱交換器の流路を経由しながら加熱された冷媒の熱を放熱させるための放熱部と、前記放熱部の出口と熱交換器の入口間に設置されて、冷媒を前記熱交換器及び放熱部に循環させる流動発生手段と、を備えて構成されることを特徴とするマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項11】 前記内部発熱機器は、マグネトロン、導波管及び高圧発生器であることを特徴とする請求項10記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項12】 前記内部発熱機器は、コンデンサを追加包含することを特徴とする請求項10記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項13】 前記内部発熱機器に付着される複数の熱交換器は、直列連結されることを特徴とする請求項10記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項14】 前記熱交換器は、前記内部発熱機器を受容するための受容部及び複数の冷媒流路が形成された本体部と、前記複数の冷媒流路の一方端部に形成され、冷媒を流入するための冷媒流入口と、前記複数の冷媒流路の他方端部に形成され、冷媒を排出するための冷媒排出口と、を備えて構成されることを特徴とする請求項10記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項15】 前記照明機器のケーシングは、外部の異質物が流入することを防止するために密閉されることを特徴とする請求項10記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【請求項16】 前記冷却システムは、前記ケーシングの内部に設けられて空気流動を発生するためのファンを追加包含することを特徴とする請求項10記載のマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロウエーブを利用した照明機器に係るもので、詳細には、マイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロウェーブ(microwave)を利用した照明機器は、無電極(electrodeless)プラズマ電球にマイクロウェーブを加えて可視光線または紫外線を発光させる装置であって、通常の白熱灯や蛍光灯よりもランプの寿命が永く、照明効果に優れるという特徴を有する。
【0003】このような従来のマイクロウェーブを利用した照明機器は、図14に示すように、ケーシング1の内部に装着されてマイクロウェーブを生成するマグネトロン2と、常用交流電源を高圧に昇圧してマグネトロン2に供給する高圧発生器3と、マグネトロン2の出口部に連通されてマイクロウェーブを伝達する導波管4と、内部に発光物質が封入され、導波管4を介して伝達されたマイクロウェーブエネルギーによって封入物質がプラズマ化されて光を発生する電球部5と、導波管4及び電球部5の前方側に装着され、マイクロウェーブの外部漏洩は遮断して電球5から発光された光は通過させる共振器6と、該共振器6を受容して電球部5から発生する光を前方側に集中反射する反射鏡7と、電球部5の後方側の共振器6の内部に装着されて、マイクロウェーブは通過させ光は反射させる誘電体ミラー8と、ケーシング1の内部一方側に装着され、マグネトロン2及び高圧発生器3を冷却させる冷却ファン組立体9とを具備している。
【0004】ここで、電球部5は、石英またはセラミックにより形成され、マイクロウェーブによって励起されながら発光する発光物質が内部に封入される発光部5aと、該発光部5aに熔接結合されてケーシング1の内側に延長された軸部5bとにより構成されて、発光部5aから発生する高熱を軸部5bの端部に連結された電球モータ10によって回転しながら冷却するように構成されている。
【0005】このように構成された従来のマイクロウェーブを利用した照明機器の作用を説明する。外部から電源が印加されると、マグネトロン2がマイクロウェーブを発生し、このように発生されたマイクロウェーブは、導波管4及び共振器6を介して電球部5の発光部5a内の発光物質を励起させるので、該発光部5aが光を発生する。そして、発光部5aから発生された光は、反射鏡7によって反射されて照明機器としての機能をなす。
【0006】然しながら、従来のマイクロウェーブを利用した照明機器の作動時には、マグネトロン2、導波管4及び高圧発生器3などの発熱部から高熱が発生され、それを冷却するために、冷却ファン組立体9を利用して外部の空気をケーシング1の内部に流入させ、マグネトロン2などの発熱部を冷却させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従来のマイクロウエーブを利用した照明機器は、照明機器が室内だけでなく室外でも使用されるが、発熱部を冷却するために冷却ファンを利用する空冷式照明機器の場合は、外部の昆虫やホコリなどの異質物または雨水が機器の内部に侵入し、機器内部の部品に損傷を与え、機器の寿命を短縮させるという問題がある。特に、照明機器の容量を大きくする場合は、機器内部から発生する熱をより効率的に放出させる必要がある。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、冷媒の流動流路が形成された熱交換器を内部発熱機器の外側部に取付けることで、内部発熱機器から発生する熱を一層效率的に外部に放出させると共に、外部の異質物が内部に流入しないように密閉される冷却構造を有する、マイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するため、本発明に係るマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムは、マイクロウェーブを発生するマグネトロンと、マイクロウェーブによって光を発生する電球部と、前記マグネトロンと電球部間を連結して前記マグネトロンから発生したマイクロウェーブを前記電球部に伝達する導波管と、前記マグネトロン及び導波管を受容して前記電球部に連結されるケーシングとを備えるマイクロウェーブを利用した照明機器において、前記マグネトロンの外側部に取付けられ、冷媒の流路が形成される熱交換器と、前記ケーシングの外部に設置され、前記熱交換器の流路を経由しながら加熱された冷媒の熱を放熱させるための放熱部と、前記放熱部の出口と熱交換器の入口間に設置され、冷媒を前記熱交換器及び放熱部に循環させる流動発生手段とを包含して構成されたことを特徴とする。
【0010】そして、前記目的を達成するため、本発明に係るマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムは、マイクロウェーブを発生するマグネトロンと、マイクロウェーブによって光を発生する電球部と、前記マグネトロンと電球部間を連結して前記マグネトロンから発生したマイクロウェーブを前記電球部に伝達する導波管と、前記マグネトロン及び導波管を受容して前記電球部に連結されるケーシングとを備えるマイクロウェーブを利用した照明機器において、前記照明機器の内部発熱機器の外側部に付着され、冷媒の流路が形成された熱交換器と、前記ケーシングの外部に設置され、前記熱交換器の流路を経由しながら加熱された冷媒の熱を放熱させるための放熱部と、前記放熱部の出口と熱交換器の入口間に設置されて、冷媒を前記熱交換器及び放熱部に循環させる流動発生手段とを備えて構成されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本発明に係るマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムは、図1に示すように、電球部50と、ケーシング51の内部に具備された内部発熱機器30とを包含するマイクロウェーブを利用した照明機器において、冷媒の流路が形成されて内部発熱機器30の外側部に取付けられる熱交換器60と、ケーシング51の外部に設置され、熱交換器60の流路を介して加熱された冷媒の熱を放熱させるための放熱部40と、該放熱部40の出口と熱交換器60の入口間に設置されて、冷媒を熱交換器60及び放熱部40に循環させる流動発生手段10とを具備している。
【0012】そして、前記マイクロウエーブを利用した照明機器は、図2に示すように、マイクロウェーブを生成するマグネトロン31と、該マグネトロン31と電球部50間に連結され、マグネトロン31から発生するマイクロウェーブを電球部50に伝達する導波管33と、マグネトロン31及び導波管33を受容して電球部50に結合されるケーシング51とを具備している。更に、前記照明機器は、マグネトロン31に電源を印加するための高圧発生器32及びコンデンサ34を包含することができる。
【0013】また、内部発熱機器30としては、図2に示すように、マグネトロン31、導波管33、高圧発生器32及びコンデンサ34などが包含され、それらは照明機器の作動時に高熱を発生して温度が100℃以上となり、ここで、発熱量は、マグネトロン31、高圧発生器32、導波管33及びコンデンサ34の順である。
【0014】従って、前記照明機器の作動時、内部機器の安全性及び照明機器の寿命を向上するためには、熱交換器60を利用して内部発熱機器30から発生する熱を放出、即ち、冷却すべきである。
【0015】ここで、熱交換器60は、図3に示すように、冷媒が流入するための流入口60a及び冷媒を排出するための排出口60bが熱交換器60の両方端部にそれぞれ形成され、該熱交換器60の内部には、流入口60aと排出口60b間に複数の冷媒流路60dが形成され、更に、内部発熱機器30を受容するための受容部60cが形成されている。
【0016】このような熱交換器60は、内部発熱機器30の形状に応じて多様に構成することが可能で、熱交換器60の一実施例として、マグネトロン31を冷却するための熱交換器においては、例えば、図4〜図6に示すように、熱交換器61をコイル形態のパイプ状に形成してマグネトロン31の外側部を巻回するように構成することも可能で、また、図7〜図10に示すように、熱交換器62をボックス形態に形成してマグネトロン31に取付けるように構成することもできる。
【0017】一方、熱交換器60の他の実施例として、導波管を冷却させるための熱交換器63は、図11に示すように、冷媒が流入するための流入口63aと、冷媒を排出するための排出口63bと、流入口63aと排出口63b間に連結され、導波管33の外側部に取付けられた冷媒流路である複数のコイル型パイプ63dとにより構成される。ここで、導波管33を冷却させるための熱交換器62は、導波管33と一体に形成されて、該導波管33の外壁内に流路を形成することが好ましい。
【0018】一方、高圧発生器32またはコンデンサ34を冷却させるための熱交換器60としては、上述したマグネトロンまたは導波管を冷却させるための熱交換器と同様に、コイル型パイプ、または、内部発熱機器を受容するための受容部が形成されて内部に冷媒流路が形成されたボックス型のものが使用される。
【0019】図1に示すように、ケーシング51の内部でより円滑に熱交換を行い得るように、該ケーシング51の内部には空気流動を発生するためのファン52が付着されることが好ましい。
【0020】また、放熱部40は、図12に示すように、熱交換器60の排出口60bに連結された流入口40aと、熱交換器60の流入口60aに連結された排出口40bとを有するラジエータ41と、冷却ファン42とにより構成される。
【0021】更に、流動発生手段10としてはポンプなどが用いられ、放熱部40の排出口40bと熱交換器60の入口部60a間に設置されて、冷媒がそれら熱交換器60と放熱部40間を循環するように構成されている。特に、循環する冷媒の量を調節するために、放熱部40の排出口40bと流動発生手段10間に冷媒タンク20を設置することができる。
【0022】ここで、冷媒タンク20においては、図13に示すように、ラジエータ41から冷媒が流入する流入口11は、冷媒が均一に混合されて全体温度を低下させるように下端部に形成され、その上部には遮断部11aが設けられる。また、冷媒タンク20から冷媒が排出される排出口12の端部には重り13を取付けて、冷媒タンク20の装着位置が変化しても常に冷媒が流入するように構成される。
【0023】一方、ケーシング51には、熱交換器60と放熱部40間を連結する連結パイプが貫通するための孔が穿孔形成され、該連結パイプの外周面と前記孔の外周面間は、該ケーシング51の内部を密閉するために密封される。
【0024】ケーシング51の外部に位置する放熱部40、冷媒タンク20及び流動発生手段10は、システムの小型化を図るために一つのケース70内に収納することでモジュール化して、冷却システムを備えた照明機器の構成を小型化することができる。
【0025】なお、冷却システムに用いられる冷媒としては、システムの製作費用、冷却性能及び照明機器が常温で使われている点を考慮すると水が最も好ましい。以下、このように構成された本発明に係るマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムの作用を説明する。
【0026】先ず、外部から電源が印加されてマグネトロン31がマイクロウェーブを発生すると、該マイクロウェーブは導波管33を介して電球部50内の発光物質を励起させ、よって、電球部50が光を発生するようになる。また、このように前記照明機器が作動すると、マグネトロン31、高圧発生器32、導波管33及びコンデンサ34などの内部発熱機器30が高熱を発生する。
【0027】一方、前記マイクロウェーブを利用した照明機器の作動と共に前記照明機器に設置された本発明の冷却システムも一緒に作動して、流動発生手段10は内部発熱機器30に取付けられた熱交換器60に形成された流路及び放熱部40を循環する冷媒の流動を発生させる。
【0028】次いで、循環する冷媒は、熱交換器60に形成された流路を経由しながら内部発熱機器30から発生した熱を吸収し、放熱部40を経由しながら熱交換器60から吸収した熱を外部に放出するようになる。
【0029】従って、内部発熱機器30から発生する熱は、密閉状態であっても外部に安定的に放出されるので、高熱による内部機器の損傷が発生せず安定的に作動することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムは、密閉構造であるので、ケーシングの内部に異質物が流入することが防止されて屋外で使用することができると共に、外部からの流入物または高熱による内部機器の損傷を防止して照明機器の寿命を延長し得るという効果を奏する。
【0031】本発明に係るマイクロウェーブを利用した照明機器の冷却システムでは、冷却効率が向上して照明機器の大容量化を図り得ると共に、照明機器を縮小し得るという効果がある。
【出願人】 【識別番号】590001669
【氏名又は名称】エルジー電子株式会社
【出願日】 平成14年5月29日(2002.5.29)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
【公開番号】 特開2003−257207(P2003−257207A)
【公開日】 平成15年9月12日(2003.9.12)
【出願番号】 特願2002−155850(P2002−155850)