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【発明の名称】 投光器
【発明者】 【氏名】川又 伸治
【住所又は居所】茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工機株式会社内

【氏名】飯村 良雄
【住所又は居所】茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工機株式会社内

【氏名】折笠 博明
【住所又は居所】茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工機株式会社内

【要約】 【課題】投光器の光の照射範囲外に人が移動したときに、移動した場所の照度低下を防止するため、移動した人に合わせて投光器の光を照射させる。

【解決手段】ライト2と支持台9からなる投光器1に、支持台9に回転台4、8を取付け、該回転台4、8にライト2と人体位置センサー3を取付け、移動する人の位置を人体位置センサー3で検出し、人体位置センサー3の出力により回転台4、8を回転させ、人のいる方向にライト2の照射範囲が向くように投光器1の回転台4、8を制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ライトと支持台からなる投光器において、前記支持台に回転台を取付け、該回転台に人体位置センサーと前記ライトを取付け、前記人体位置センサーの出力にて前記回転台の回転を制御する制御回路を前記回転台に取付け、人体の移動に合わせて前記回転台を回転させることにより前記ライトが人体の移動を追尾できるようにしたことを特徴とする投光器。
【請求項2】 前記回転台は水平方向と垂直方向の回転台からなり、水平・垂直いずれか一方の回転台に水平方向人体位置センサーと垂直方向人体位置センサーおよびライトを取付けたことを特徴とする請求項1記載の投光器。
【請求項3】 水平方向人体位置センサーおよび垂直方向人体位置センサーは一対の人センサーと各々の人センサーの検知エリアを制限するカバーから成ることを特徴とする請求項1または2記載の投光器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は投光器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、夜間工事、夜間の荷物の積み下ろし作業、夜間の屋外レクレーション等において、スタンド型、クランプ型、三脚型等さまざまな形式の投光器が活用されている。これら投光器は人の足元や手元を照らし、行動を容易にさせる働きをするものであるが、光の照射範囲が限られているため人が移動しライトから遠ざかると手元や足元が暗くなり自由な行動に支障をきたすことがある。そのような場合、従来技術においては、(1)手動でライトの向きを変える、あるいは投光器自体を移動させる。
【0003】(2)移動範囲に合わせ投光器を複数台設置する。などして対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例(1)においては、その都度投光器まで往復しなければならず、特に足場の悪い位置からの移動は負担が大きい。また、従来例(2)においては、投光器を複数台購入する費用もさることながら、電源の電流容量の制約から同時には2〜3台使用が実用上の限度であり総通電電流を下げるためスイッチ操作を余儀なくされる、という欠点があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、光の照射範囲外に人が移動することによって生じる照度低下を解消することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、センサーにて人の動きを検出し、水平方向あるいは垂直方向に回転可能な回転台にライトを取付け、移動する人体を自動追尾することにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明投光器の一実施形態を図1から図10を用いて説明する。
【0008】図1において、投光器1は、ライト2、人体位置センサー3を取り付ける垂直方向回転台4、垂直方向回転用モータ5と水平方向回転用モータ6および前記人体位置センサー3の出力に応じて前記モータ5とモータ6の回転を制御する制御回路7を内蔵した水平方向回転台8、水平方向回転台8を支える支持台9、電力を供給するための電源コード10から構成される。
【0009】図2は回路図で、電源コード10にはライト2、人体位置センサー3、制御回路7が並列接続されている。制御回路7には垂直方向回転用モータ5と水平方向回転用モータ6が接続されており、人体位置センサー3の出力に応じて適宜の方向に回転あるいは適宜の位置で停止する。
【0010】図3、図4は人体位置センサー3の構造を示すものであり、水平方向位置センサー11と垂直方向位置センサー12を取り付けた基板13、この基板13を収納するケース14,ケース15から構成されている。水平方向位置センサー11と垂直方向位置センサー12とは類似構造であり、互いに干渉しない位置に90度ずらして取り付けられている。水平方向位置センサー11は右側人センサー16と左側人センサー17と水平方向の検知エリアを制限するためのカバー18から構成される。同様に垂直方向位置センサー12は上側人センサー19と下側人センサー20と垂直方向の検知エリアを制限するためのカバー21から構成される図5は水平方向位置センサー11の水平方向の検知エリアを示す。図6は図5のB−B断面における検知エリアを示し、16a、17aの二点鎖線円内部はそれぞれカバー18をはずした時の右側人センサ16、左側人センサー17の検知エリアで、16b、17bの斜線部はそれぞれカバー18を装着した時の右側人センサ16、左側人センサー17の検知エリアを示す。同様に、図7は垂直方向位置センサー12の垂直方向の検知エリアを示したものであり、図8は図7におけるC−C断面における検知エリアを示し、19a、20aの二点鎖線円内部はそれぞれカバー21をはずした時の上側人センサ19、下側人センサー20の検知エリアで、19b、20bの斜線部はそれぞれカバー21を装着した時の上側人センサ19、下側人センサー20の検知エリアを示す。
【0011】人体位置センサー3が正面で人体を捕えたとき部品の寸法のバラツキ等によっては、左右に人無し(図5のH(0,0)で示す範囲)、あるいは上下に人無し(図7のH(0,0)で示す範囲)と認識されるエリアができるが、モータ5、6の回転を停止させれば良いので追尾性能には影響しない。図9、図10はこの関係を示したもので、上下左右に人有りのときは図9のP1領域、上下左右に人無しのときは図10のP2領域に正対するように人体位置センサー3が動く。
【0012】図5〜図10において、右側人センサー16、左側人センサー17、上側人センサー19および下側人センサー20は、人を検知した時はレベル「1」を、検知しない時はレベル「0」を出力する。図中H(0,0)、V(0,0)等は出力レベルを記号化したもので、これら出力と水平方向回転台8および垂直方向回転台4の動作の関係をそれぞれ図11、図12にまとめて示す。
【0013】図11から右側に人を検知する(H(1,0))と水平方向モータ6の回転により水平方向回転台8は右方向に回転する。右回転を続ければやがては図6における左右両側に人(H(1,1))あるいは図5における左右両側に人なし(H(0,0))の領域に入るので、図11の関係により回転は停止する。左、上、下側についても同様であるので、垂直方向回転台4と水平方向回転台8は人体位置センサー3が人のいる方向に向くように動く。ライト2は人体位置センサー3と同じ垂直方向回転台4に取付けられているので、ライト2は人の動きを追尾できる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ライトが人体の動きを追尾できるので、光の照射範囲外に人が移動することによって生じる照度低下を解消出来る投光器を得ることが出来る。
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【住所又は居所】東京都港区港南二丁目15番1号
【出願日】 平成13年12月28日(2001.12.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−197006(P2003−197006A)
【公開日】 平成15年7月11日(2003.7.11)
【出願番号】 特願2001−398764(P2001−398764)