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【発明の名称】 面状光源装置及びこれを用いた液晶表示装置並びに液晶表示装置の検査方法
【発明者】 【氏名】太田 久士
【住所又は居所】熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株式会社アドバンスト・ディスプレイ内

【氏名】寺本 賢司
【住所又は居所】熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株式会社アドバンスト・ディスプレイ内

【氏名】門田 卓也
【住所又は居所】熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株式会社アドバンスト・ディスプレイ内

【要約】 【課題】液晶表示装置の点灯検査を行う際に、検査作業を簡略化し、高品質の液晶表示装置を得る。

【解決手段】面状光源装置3において、光を放出する一表面とは反対側の面にランプの電源端子と接続された導電性パッドであるランプ点灯端子4を形成する。そして、このランプ点灯端子4と検査装置の端子とを接触させることで、液晶表示装置を点灯させ、検査を行う。尚、この面状光源装置3には、光源からの光を側面から入射させて一表面に放出させる導光体9を備えるようにしてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源からの光を一表面から放出させる光放出手段と、前記光源を収納する保持手段と、を備えた面状光源装置であって、前記一表面以外の面において、前記光源の電源端子に接続された導電性パッドを具備することを特徴とする面状光源装置。
【請求項2】 前記導電性パッドは、前記光を放出させる一表面とは反対側の面に具備されることを特徴とする請求項1記載の面状光源装置。
【請求項3】 前記光放出手段は、前記光源からの光を側面から入射させて一表面に放出させる導光体を備えることを特徴とする請求項1または2記載の面状光源装置。
【請求項4】 前記光源は前記導光体の少なくとも1側面近傍に配設されることを特徴とする請求項3記載の面状光源装置。
【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の面状光源装置と、対向する2枚の絶縁性基板間に液晶材料が挟持され、且つ前記面状光源装置の一表面上に配設された液晶パネルとを備えることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】 請求項5記載の液晶表示装置において、前記面状光源装置の一表面以外の面に配設された導電性パッドに、検査装置の電源端子を接触させ、前記光源を点灯させることを特徴とする液晶表示装置の検査方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置などに用いられる面状光源装置および面状光源装置の検査方法に関するものであり、とくに液晶表示装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置の分解斜視図を図7に示す。図7において、1は液晶パネル、2はフレーム、3は面状光源装置(バックライト)、5はコネクター、6は導電線、7は回路基板である。従来の液晶表示装置は液晶パネル1を、たとえば金属などの筐体であるフレーム2と、面状光源装置3とにより挟持した構造となっている。従来の液晶表示装置では、液晶パネル1の表示面とは反対側に配置された面状光源装置3から放出された光を、回路基板7から出力される制御信号によって液晶パネル1内の画素個々の透過率を変化させることで液晶パネル1上に画像を表示する。したがって、透過型液晶表示装置では面状光源装置を液晶パネル1の表示面とは反対側に配置させることが必須となっている。
【0003】従来の液晶表示装置の面状光源装置に用いられているランプなどの光源の配線概略図を図8に示す。図8において、5はコネクター、6は導電線、12は蛍光管などからなるランプ、13はランプの電源端子である。発光源であるランプ12は、その両端のランプの電源端子13をたとえば半田付けなどにより接続された導電線6を通じ、コネクター5などを介してインバータなどに電気的に接続されることで、電流を供給され発光する構成となっている。
【0004】またその他の従来の液晶表示装置として、たとえば特開2000−305101号公報が開示されている。図9は従来の液晶表示装置の分解斜視図であり、図9において、1は液晶パネル、3はバックライト(面状光源装置)、7は回路基板、17a、17bはガラス板、18はパネル駆動用電極端子、19a、19bはバックライト用電極端子、20a、20bはアライメントマーク、21a、21bは電極端子、22はバックライト(面状光源装置)の上面、23はパネル駆動用信号線、24a、24bはバックライト点灯制御用信号線、25a、25bはアライメントマークである。図9において、液晶パネル1のガラス板17aの一側縁部にバックライト用電極端子19a、19bを配置し、回路基板7にバックライトを点灯制御するためのバックライト点灯制御用信号線24a、24bを配置し、ガラス板17aに配置されたバックライト用電極端子19a、19bに、バックライト3に設けられた電極端子21a、21bと回路基板7に配置されたバックライト点灯制御用信号線24a、24bとを電気的に接続する。
【0005】このような構成とすることで、液晶パネルのガラス板上の一側縁部に配置されたパネル駆動用電極端子と回路基板に設けられたパネル駆動用信号線とを接続するときに、同時にバックライト用電極端子とバックライト点灯制御用信号線とを接続できるので、従来に比べて作業性が向上するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した図7に示す従来技術においては、面状光源装置を液晶表示装置に組み込んだ時点で、表示性能を検査する点灯検査などを行う際には、検査画面の信号を入力するコネクターおよび面状光源装置に電流を供給するためのコネクター5などを液晶表示装置に接続した上で実施される。近年の液晶表示装置へのさまざまな市場からの要求により、高画質、高輝度のものが求められており、液晶パネル内の画素のより細かいピッチ(高解像度)での配置、または液晶パネルのより複雑な信号制御もしくは面状光源装置に使用されるランプの使用数の増加などにより上記の要求に対応している。その結果、液晶表示装置を点灯させる場合、接続される信号入力ケーブルの増加に伴って、面状光源装置3における接続部またはコネクター5などが増加し、液晶表示装置製造工程での検査時に液晶表示装置を点灯させるために必要な接続作業が増加することで検査作業自体に大きな負荷が生じる、または検査時の接続ミスなどにより接続コネクターを破損することもあり、検査自体により品質低下を生じるという問題があった。
【0007】また、図9に示す従来技術においても同様に、バックライト(面状光源装置)3に電極端子21a、21bを具備しているものの、該電極端子21a、21bは面状光源装置の光を放出する面に形成されており、面状光源装置を液晶表示装置として組み込んだ後の例えば点灯検査時に、該電極端子に検査装置側の端子を接触させることは困難であり、上述したように液晶表示装置を点灯させる場合、接続される信号入力ケーブルの増加に伴って、面状光源装置3における接続部またはコネクター5などが増加し、液晶表示装置製造工程での検査時に液晶表示装置を点灯させるために必要な接続作業が増加することで検査作業自体に大きな負荷が生じる、または、検査時の接続ミスなどにより接続コネクターを破損することもあり、検査自体により品質低下を生じるという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、検査作業を簡略化することにより、高品質の面状光源装置および液晶表示装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の面状光源装置は、光源からの光を一表面から放出させる光放出手段と、前記光源を収納する保持手段とを備えた面状光源装置であって、前記一表面以外の面において、前記光源の電源端子に接続された導電性パッドを具備することを特徴とするものである。
【0010】本発明の第2の面状光源装置は、上記第1の面状光源装置において、前記導電性パッドは、前記光を放出させる一表面とは反対側の面に具備されることを特徴とするものである。
【0011】本発明の第3の面状光源装置は、上記第1または2の面状光源装置において、前記光放出手段は、前記光源からの光を側面から入射させて一表面に放出させる導光体を備えることを特徴とするものである。
【0012】本発明の第4の面状光源装置は、上記第3の面状光源装置において、前記光源は前記導光体の少なくとも1側面近傍に配設されることを特徴とするものである。
【0013】本発明の第5の液晶表示装置は、上記第1乃至4のいずれかの面状光源装置と、対向する2枚の絶縁性基板間に液晶材料が挟持され、且つ前記面状光源装置の一表面上に配設された液晶パネルとを備えることを特徴とするものである。
【0014】本発明の第6の液晶表示装置の検査方法は、上記第5の液晶表示装置において、前記面状光源装置の一表面以外の面に配設された導電性パッドに、検査装置の電源端子を接触させ、前記光源を点灯させることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の第1の実施の形態を図1〜図4により説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における面状光源装置および液晶表示装置の斜視図であり、図2は本発明の面状光源装置の分解斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における面状光源装置のランプの配線概略図、図4(a)は本発明の第1の実施の形態における液晶表示装置の点灯検査時(非点灯時)の概略斜視図、図4(b)は本発明の第1の実施の形態における液晶表示装置の点灯検査時(点灯時)の概略斜視図を示したものである。
【0016】図1〜図4において、2はフレーム(筐体)、3は面状光源装置(バックライト)、4はランプ点灯端子、5はコネクター、6は導電線、7は回路基板、8は光学シート、9は導光体、10は反射シート、11はモールドフレーム、12は蛍光管などからなるランプ、13はランプの電源端子、14は液晶表示装置、15は検査装置、16は検査装置の端子を示している。
【0017】図1に示されるように、面状光源装置3において、光を放出する一表面とは反対側の面にランプの電源端子と接続された導電性パッドであるランプ点灯端子4を形成する。図1においては、導電性パッドは後述するモールドフレームの裏面に形成されている。図2は面状光源装置の分解斜視図であり、ランプ12を収納する保持手段であるモールドフレーム11上に、反射シート10を配置し、さらに光源からの光を一表面から放出させる光放出手段である導光体9を配置し、さらに必要に応じて光学シート8を配置することで、面状光源装置が完成される。図2においてはランプ12は、導光体9の一側面近傍に1本配置される構成となっている。図1および図2においてはランプからの光を導光体の側面から入射させ、一表面に放出させるエッジライト型の液晶表示装置を示している。
【0018】その後、面状光源装置3の光を放出する一表面側に、対向する2枚の絶縁性基板間に液晶材料が挟持された液晶パネルを配置し、金属などの筐体であるフレームで固定することで、液晶表示装置が完成される。図2においては、図示しないモールドフレーム11の裏面側(反射シート、導光体、光学シートが配置されない側)にランプ点灯端子4が形成されている。さらに、図3は面状光源装置3のランプの配線概略図であり、ランプの電源端子13は、面状光源装置3の外部へと引き出される導電線6およびコネクター5とは別に、ランプ点灯端子4に接続されており、該ランプ点灯端子4が図1に示すように面状光源装置3において光を放出する一表面とは反対側の面に形成されている。
【0019】次に図4は液晶表示装置の検査方法を示す図であり、図4(a)に示すように検査装置15は、液晶表示装置の裏面側に設けられたランプ点灯端子4と対応する位置に検査装置の端子16を有している。その後、図4(b)に示すように、液晶表示装置側のランプ点灯端子4と検査装置の端子16とを接触させることで、液晶表示装置を点灯させ、検査を行うことができる。
【0020】以上のような構成とすることで、液晶表示装置の点灯検査を行う場合、コネクタの抜き差しを行う必要もなく、検査作業が簡略化されるため、作業効率が向上し、さらに、接続コネクターの破損なども防止することが可能となり、高品質な液晶表示装置を得ることができる。
【0021】実施の形態2.本発明の第2の実施の形態を図5、図6により説明する。図5は本発明の第2の実施の形態における面状光源装置および液晶表示装置の斜視図であり、図6は本発明の第2の実施の形態における面状光源装置のランプの配線概略図を示している。図5、図6において、図1〜図4と同じ構成部分については同一符号を付しており、差異について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態とは異なり、図5に示されるように、面状光源装置3において、光を放出する一表面とは反対側の面にランプの電源端子と接続された導電性パッドであるランプ点灯端子4を形成するのみで、導電線6およびコネクター5を面状光源装置から引き出していない。即ち図6の面状光源装置のランプの配線概略図に示されるように、ランプの電源端子13は、ランプ点灯端子4のみに接続されており、該ランプ点灯端子4が図5に示すように光を放出する一表面とは反対側の面に形成されている。
【0022】上述したように、本実施の形態の構成とすることで、第1の実施の形態と同様に検査作業の効率化、接続コネクターの破損などを防止する効果が得られると共に、本実施の形態においては導電線6およびコネクター5を有していないため、液晶表示装置をモニター装置などのディスプレイ筐体に組み込む際に、ランプ点灯端子を通じてランプに電源を供給する。これによって、液晶表示装置の面状光源装置からの導電線の引き回しなどが不要となるため、導電線の断線なども無く、確実に接続可能となる。
【0023】上記第1と第2の実施の形態においては、ランプ点灯端子4を液晶表示装置の光を放出する一表面とは反対側の面に2箇所形成した例について示しているが、該一表面以外の側面でもよく、検査装置の端子と容易に接触可能な位置に形成されればよい。
【0024】また、上記第1と第2の実施の形態においては、面状光源装置3のランプ12は1本設置した場合について示しているが、導光体を挟んで両側に1本ずつの計2本など複数本設置してもよく、その際はそれぞれのランプの電源端子と対応し、かつ光を放出する一表面以外の面にランプ点灯端子を配置すればよい。さらには、複数本のランプを配置する場合は、異なるランプの電極端子の同極を共通のランプ点灯端子で形成してもよい。
【0025】さらに、上記第1と第2の実施の形態においては、ランプ点灯端子4の形状は略四角形のものを示しているが、形状に関しては検査装置の端子16やディスプレイ筐体側のランプ用電源端子などの、ランプ点灯端子4と接続される部位のさまざまな形状に対応させることが可能である。たとえば、互いの端子を凹凸形状として嵌合させる形状、または第2の実施の形態のように、ディスプレイ筐体からの電源供給をランプ点灯端子によって行う場合、液晶表示装置をディスプレイ筐体に取り付ける際に使用する取付けネジ部と対応する上記液晶表示装置のランプ点灯端子の一部にネジ切り加工を施し、該ディスプレイ筐体側のネジ部と対応させ接続することで、ネジを介してランプに電源を供給することも可能であり、その場合は接触させる場合と比較してより確実に接続可能となる。
【0026】以上、上記第1と第2の実施の形態においては、光を放出する一表面以外の面に導電性パッドを形成した面状光源装置をエッジライト型の液晶表示装置に適用した場合について説明を行っているが、それに限定されることなく、直下型の液晶表示装置に適用してもよく、さらには面状光源装置を用いたあらゆる表示装置に適用しても同様の効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】本発明の第1の面状光源装置は、光源からの光を一表面から放出させる光放出手段と、前記光源を収納する保持手段とを備えた面状光源装置であって、前記一表面以外の面において、前記光源の電源端子に接続された導電性パッドを具備することを特徴としているので、検査作業を簡略化することが可能となる。
【0028】本発明の第2の面状光源装置は、上記第1の面状光源装置において、前記導電性パッドは、前記光を放出させる一表面とは反対側の面に具備されることを特徴としているので、検査作業をより簡略化することが可能となる。
【0029】本発明の第3の面状光源装置は、上記第1または2の面状光源装置において、前記光放出手段は、前記光源からの光を側面から入射させて一表面に放出させる導光体を備えることを特徴としているので、検査作業を簡略化することが可能となる。
【0030】本発明の第4の面状光源装置は、上記第3の面状光源装置において、前記光源は前記導光体の少なくとも1側面近傍に配設されることを特徴ととしているので、検査作業を簡略化することが可能となる。
【0031】本発明の第5の液晶表示装置は、上記第1乃至4のいずれかの面状光源装置と、対向する2枚の絶縁性基板間に液晶材料が挟持され、且つ前記面状光源装置の一表面上に配設された液晶パネルとを備えることを特徴としているので、検査作業の簡略化とともに、品質を向上させることが可能となる。
【0032】本発明の第6の液晶表示装置の検査方法は、上記第5の液晶表示装置において、前記面状光源装置の一表面以外の面に配設された導電性パッドに、検査装置の電源端子を接触させ、前記光源を点灯させることを特徴としているので、検査作業が簡略化されるとともに、高品質な液晶表示装置を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】595059056
【氏名又は名称】株式会社アドバンスト・ディスプレイ
【住所又は居所】熊本県菊池郡西合志町御代志997番地
【出願日】 平成13年10月17日(2001.10.17)
【代理人】 【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
【公開番号】 特開2003−123502(P2003−123502A)
【公開日】 平成15年4月25日(2003.4.25)
【出願番号】 特願2001−318953(P2001−318953)