| 【発明の名称】 |
自転車用ヘッドライト |
| 【発明者】 |
【氏名】二見 和光 【住所又は居所】神奈川県茅ヶ崎市下町屋1丁目1番1号 宮田工業株式会社内
【氏名】山崎 祐路 【住所又は居所】神奈川県茅ヶ崎市下町屋1丁目1番1号 宮田工業株式会社内
【氏名】関本 力 【住所又は居所】神奈川県茅ヶ崎市下町屋1丁目1番1号 宮田工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】反射鏡と該反射鏡を覆う照射レンズの構造を改良する事により、自転車の走行前方部照射のみならず、側面及び後方からの視認性を良好にする。
【解決手段】走行前方に向けて取付けられるところの、求心部に位置して電球が取付けられる凹面の反射鏡、該反射鏡の前面を覆う照射レンズからなり、反射鏡は、その端縁の一部に左右側面方向に向けて開口させた側面窓を有すると共に、該側面窓には側面窓を仕切る一定間隔毎の複数の板状をした反射リブが同じく側面方向に向けて形成され、照射レンズは取付け状態において前記反射鏡の側面窓を覆う透明な側面レンズ部を一体に有し、該側面レンズ部には前記反射鏡における側面窓に形成した複数の板状をした反射リブの、各々の中間位置に対応する位置に、外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブを形成してなる。これにより、特に側面方向および斜め後方に対する発光能力を高め、安全性を向上させる事ができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】走行前方に向けて取りつけられるところの、求心部に位置して電球が取りつけられる凹面の反射鏡と、該反射鏡の前面を覆う照射レンズとからなり、反射鏡は、その端縁の一部に左右側面方向に向けて開口させた側面窓を有すると共に、さらに該側面窓には側面窓を仕切る一定間隔毎の複数の板状をした反射リブが同じく側面方向に向けて形成され、また照射レンズは、取りつけ状態において前記反射鏡の側面窓を覆う透明な側面レンズ部を一体に有し、しかも該側面レンズ部には前記反射鏡における側面窓に形成した複数の板状をした反射リブの、それぞれの中間位置に対応する位置に、外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブを形成してなることを特徴とする自転車用ヘッドライト。 【請求項2】照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブは、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有するものであるところの請求項1に記載の自転車用ヘッドライト。 【請求項3】照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブは、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有し、しかも側面方向に向けた平坦部と斜め後方に向けた平坦部との接線が角をなすものであるところの請求項1又は2に記載の自転車用ヘッドライト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用ヘッドライトに関し、さらに具体的には反射鏡と該反射鏡を覆う照射レンズの構造を改良することにより、自転車の走行前方部照射のみならず、側面および後方からの視認性を良好にして夜間における走行の安全性を高めることを目的とする。 【0002】 【従来の技術】従来公知の自転車用ヘッドライトは、自転車の走行に伴う車輪の回転力を利用して発電させるダイナモ使用のものや、あるいは乾電池を内蔵した照明灯をハンドルに取り付けるものなどがある。 これらはいずれのものも、求心位置に電球を位置せしめるようにした凹面の反射鏡を、自転車の走行前方に向けて取りつけるとともに、その前面に照射レンズを取りつけて前方照射光量を増幅させる構造のものである。 また最近では照射レンズの一部を側面方向に向けて開口させることにより、走行時に側面方向からの視認性を確保するようにした構造のものも開発されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の自転車用ヘッドライトは、走行前方に対する照射能力には優れているものの、上記した照射レンズの一部を側面方向に向けて開口させて照射光の一部を側面方向に分散させるようしした構造のものをも含め、側面方向(自転車の走行方向に対する交差方向)に対する発光が不十分で、特に夜間走行時の安全性の面で問題が多い。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記した従来型のヘッドライトの構造を改良し、前方に対する照射のみならず、側面方向に対する発光能力を著しく高め、さらに後方に対する発光機能をも十分にして周囲からの視認性を良好にすることにより、夜間走行に際しての安全性を向上させるようにしたものである。 【0005】すなわち具体的には、請求項1の発明は、走行前方に向けて取りつけられるところの、求心部に位置して電球が取りつけられる凹面の反射鏡と、該反射鏡の前面を覆う照射レンズとからなり、反射鏡は、その端縁の一部に左右側面方向に向けて開口させた側面窓を有すると共に、さらに該側面窓には側面窓を仕切る一定間隔毎の複数の板状をした反射リブが同じく側面方向に向けて形成され、また照射レンズは、取りつけ状態において前記反射鏡の側面窓を覆う透明な側面レンズ部を一体に有し、しかも該側面レンズ部には前記反射鏡における側面窓に形成した複数の板状をした反射リブの、それぞれの中間位置に対応する位置に、外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブを形成してなることを特徴とする自転車用ヘッドライトに関する。 【0006】また請求項2の発明は、照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブが、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有するものであるところの請求項1に記載の自転車用ヘッドライトに関する。 さらに請求項3の発明は、照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブが、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有し、しかも側面方向に向けた平坦部と斜め後方に向けた平坦部との接線が角をなすものであるところの請求項1又は2に記載の自転車用ヘッドライトに関する。 【0007】上記の構成において、図示しないダイナモなどによる発電装置やバッテリーからの電源をもとにヘッドライトの電球を発光させると、光は凹面の反射鏡により走行前方と側面窓方向とに向けて反射され、前方への光は照射レンズを介して走行前方に向けて照射され、また側面窓方向に反射された光は側面窓に形成された複数の板状をした反射リブの各側板面に反射されて、さらにこれら反射リブの各中間位置に対応する照射レンズ側の側面レンズ部に形成したところの、外方に突出させた透明な各突出リブに集光され、これらの各突出リブが自転車の側面方向に向けて強い発光を照射する。 【0008】また、この場合に照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブが、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有するものである場合においては、上記した反射鏡の板状をした反射リブと照射レンズ側の透明な突出リブによる強い光の一部が自転車の斜め後方部へ向けても照射される。 【0009】さらにこの場合に、照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブが、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有し、しかも側面方向に向けた平坦部と斜め後方に向けた平坦部との接線が角をなすものである場合においては、この角部分のエッジ効果により、より一層の集光機能が発揮されて、自転車の側面方向のみならず、後方への発光が強化される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内容を図1〜3にあらわした実施例をもとに説明すると、1は自転車用ヘッドライトをあらわし、2は該ヘッドライト1における反射鏡、7は照射レンズを示している。 反射鏡2は凹面をなし、求心部に電球取りつけ穴3が形成されており、凹面部を自転車の走行前方に向けて取りつけられ、また照射レンズ7は、上記反射鏡2の前面を覆うべく取りつけられる。 【0011】さらに具体的に説明すると、反射鏡2は、図2にあらわしたように周端縁にフランジ4が形成され、その端縁の一部に左右の側面方向に向けてそれぞれ開口させた側面窓5を有し、さらに該側面窓5には側面窓5を、該側面窓5の開口方向に平行して伸びる板状をした反射リブ6が、一定間隔毎に複数、同じく側面方向に向けて形成されている。 なお図2において(A)は正面図、(B)は(A)図におけるa−a線であらわした部分の断面図、(C)は右側面図、(D)は半裁断面であらわした底面図をそれぞれあらわしている。 【0012】また照射レンズ7は、図3にあらわしたように、取りつけ状態において前記反射鏡2の側面窓5を覆う透明な側面レンズ部8を一体に有し、しかも該側面レンズ部8には前記反射鏡2における側面窓5に形成した複数の板状をした反射リブ6の、それぞれの中間位置に対応する位置に、外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブ9を形成している。 【0013】さらに該突出リブ9は、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部9aと、少なくとも斜め後方に向けた平坦部9bとを有し、しかも側面方向に向けた平坦部9aと斜め後方に向けた平坦部9bとの接線が角をなして角部9cを形成している。 なお図3において、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は底面図、(D)は(A)図におけるbーb線断面図をあらわしている。 【0014】上記した構成において、図示しないダイナモなどによる発電装置やバッテリーからの電源をもとにヘッドライト1の電球を発光させると、光は凹面の反射鏡2により走行前方と側面窓5方向とに向けて反射され、前方への光は照射レンズ7を介して走行前方に向けて照射され、また側面窓5方向に反射された光は側面窓5に形成された複数の板状をした反射リブ6のそれぞれの側板面に反射されて、さらにこれら板状をした反射リブ6の各中間位置に対応する照射レンズ7側の側面レンズ部8に形成したところの、外方に突出させた透明な各突出リブ9に集光され、これらの各突出リブ9が自転車の側面方向に向けて強い発光を照射する(図4参照)。 【0015】また、この場合に照射レンズ7に一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブ9が、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部9aと、少なくとも斜め後方に向けた平坦部9bとを有するものである場合においては、上記した反射鏡2側の板状をした反射リブ6と照射レンズ7側の透明な突出リブ9による強い光の一部が自転車の斜め後方部へ向けても照射される。 【0016】さらにこの場合に、照射レンズ7に一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブ9が、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部9aと、少なくとも斜め後方に向けた平坦部9bとを有し、しかも側面方向に向けた平坦部9aと斜め後方に向けた平坦部9bとの接線が角をなすものである場合においては、この角部9cによるエッジ効果により、より一層の集光機能が発揮されて、自転車の側面方向のみならず、後方への発光が強化される。 【0017】 【発明の効果】本発明は上記したように、自転車用のヘッドライトにおいて、走行前方に向けて取りつけられるところの、求心部に位置して電球が取りつけられる凹面の反射鏡と、該反射鏡の前面を覆う照射レンズとからなり、反射鏡は、その端縁の一部に左右側面方向に向けて開口させた側面窓を有すると共に、さらに該側面窓には側面窓を仕切る一定間隔毎の複数の板状をした反射リブが同じく側面方向に向けて形成され、また照射レンズは、取りつけ状態において前記反射鏡の側面窓を覆う透明な側面レンズ部を一体に有し、しかも該側面レンズ部には前記反射鏡における側面窓に形成した複数の板状をした反射リブの、それぞれの中間位置に対応する位置に、外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブを形成してなるものであるために、前方に対する照射のみならず、側面方向に対する発光能力を著しく高めることができ、自転車の夜間走行に際しての安全性を著しく高めることができる。 【0018】また照射レンズに一体に形成したところの、側面外方に向けて突出させた複数の透明な突出リブは、一定の幅を有すると共に突出端が側面方向に向けた平坦部と、少なくとも斜め後方に向けた平坦部とを有するものである場合においては、さらに後方に対する発光機能をも十分にすることができ、さらに上記した透明な突出リブに関し、側面方向に向けた平坦部と斜め後方に向けた平坦部との接線が角をなして角部を形成するようにした場合においては、エッジ効果により当該部分の集光性が、より一層増し、その結果自転車の周囲からの視認性を最良にすることにより、夜間走行に際しての高い安全性を確保することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000161437 【氏名又は名称】宮田工業株式会社 【住所又は居所】神奈川県茅ヶ崎市下町屋1丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成13年9月27日(2001.9.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070183 【弁理士】 【氏名又は名称】吉村 公一
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| 【公開番号】 |
特開2003−109410(P2003−109410A) |
| 【公開日】 |
平成15年4月11日(2003.4.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−296615(P2001−296615) |
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