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【発明の名称】 発光ロッド
【発明者】 【氏名】真辺 治一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】外部の広い範囲から視認できる発光ロッドを提供する。

【解決手段】一端から供給された光を全体に導入可能な光透過性の発光体7及び発光体7の長手方向に沿って配置され導入された光を外側に向けて反射させる反射体4を備える発光ロッドにおいて、発光体7の外周の複数箇所に長手方向に沿って一体的に設けられた棒状レンズ部5a〜5kを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一端から供給された光を全体に導入可能な光透過性の発光体及び該発光体の長手方向に沿って配置され導入された光を外側に向けて反射させる反射体を備える発光ロッドにおいて、前記発光体の外周の複数箇所に長手方向に沿って一体的に設けられた棒状レンズ部を有することを特徴とする発光ロッド。
【請求項2】 前記棒状レンズ部は、断面円弧状に形成されると共に前記発光体の中心に対して前記反射体の逆側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の発光ロッド。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード(LED)を利用した半導体発光による照明装置を光源として発光する発光ロッドに係り、特に広告や装飾用に用いられる発光ロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の形状、構造を有する光ファイバーロッドが考案され使用されている。一般的に使用されている光ファイバーロッドは、透明樹脂からなるコアの外側にアクリル樹脂からなるクラッドを設け、コアとクラッドとの間に全反射を起こさせ、軸方向の基端部に入射した光を先端まで伝送し、先端部を発光させるものである。
【0003】また、図2に示すように、硬質で円柱形に形成された光ファイバーロッド71においては、クラッド72とコア73との間に軸方向に長い特殊樹脂からなる光反射層74を設けている。光反射層74によって、コア73の内部を通過する光を側方に反射させ、指向性の強い発光を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の光ファイバーロッド71においては外形断面が円形に形成されているため、半径方向の一側に配置された光反射層74で反射された光の一部は他側の外周部から光ファイバーロッド71の外部に出るが、表面で屈折して光反射層74に垂直な面75に近接する方向に進む。このため、光ファイバーロッド71の発光状態を外部から観察すると、垂直な面75上から観察した場合には、帯状の光の幅が広く見えるが、この位置を外れると、光の幅が光ファイバーロッド71の直径に比べて細く見え視認性が悪くなる。
【0005】そこで、本発明では、外部の広い範囲から視認できる発光ロッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明の発光ロッドは、発光ロッドの発光体の外周の複数箇所に棒状レンズ部を有している。
【0007】本発明によれば、棒状レンズ部を有しているので、各棒状レンズ部で屈折した多数の線状の光で構成される幅広の光の帯を外部の広い範囲から見ることができ、視認性を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、一端から供給された光を全体に導入可能な光透過性の発光体及び該発光体の長手方向に沿って配置され導入された光を外側に向けて反射させる反射体を備える発光ロッドにおいて、前記発光体の外周の複数箇所に長手方向に沿って一体的に設けられた棒状レンズ部を有することを特徴とする発光ロッドなので、各棒状レンズ部で屈折された複数本の線状の光で構成される幅広の光の帯を外部から視認でき、視認性を向上させることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記棒状レンズ部は、断面円弧状に形成されると共に前記発光体の中心に対して前記反射体の逆側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の発光ロッドなので、反射体で反射する光は、棒状レンズ部が設けられていない発光体の外周部分で全反射し、棒状レンズ部が設けられている部分から外側に出ることになり、特に、発光ロッドの反射体側を壁等に取り付けて使用する場合に効率よく発光させることができる。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0011】(実施の形態1)図1は本発明の第1実施の形態における半導体発光照明装置を示す正面図である。
【0012】図1において、発光ロッド1は、コア2及びコア2の外周を覆うクラッド3を備え、コア2及びクラッド3によって発光体7を構成している。また、コア2とクラッド3の間には、内側を平面状に形成した所定幅B1の反射体4が設けられている。
【0013】コア2の円柱状のコア本体2aの外側であって、発光ロッド1の軸心Oを挟んで反射体4とは逆側の半周上には、断面円弧状の突起部が18°おきに長手方向に平行に形成されている。各突起部及びその外側を覆うクラッド3の一部によって棒状レンズ部5a〜5kがそれぞれ形成されている。
【0014】発光ロッド1の軸方向の端部に発光ダイオード等の光源を配置し、発光ロッド1に光を供給すると、光は発光ロッド1内を通過して反射体4によって反射される。反射した光線の一部は棒状レンズ部5a〜5kの表面からそれぞれ外側に出る。
【0015】反射体4の一端から棒状レンズ部5cに向かう光線Lcは、例えば、棒状レンズ部5cが設けられていない場合には、コア本体2aの外周面に大きな入射角θ2で進入することになるので、大きく屈折して反射体4の垂直面6に近接する。しかし、棒状レンズ部5cが設けられている場合には、棒状レンズ部5cの表面に小さな入射角θ1で進入して、少し屈折して空気中に進むので、垂直面6から離反する方向に直進する。
【0016】このように、例えば棒状レンズ部5c〜5eが無い場合の光線L2は互いに近接して狭くなるが、棒状レンズ部5a〜5kを通過する光線L1は、拡がって進むことになるので、発光ロッド1の外側の広い範囲から視認することができる。
【0017】また、棒状レンズ部5a,5bが無い場合の光線L3は全反射して発光ロッド1の内部から出ないが棒状レンズ部5a,5bがある場合には屈折して外側に出るので、より効率的に発光させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、棒状レンズ部を設けているので、各棒状レンズ部で屈折された複数本の線状の光で構成される幅広の光の帯を外部から視認でき、視認性を向上させることができる。また、棒状レンズ部が反射体の逆側に配置されているので、特に、発光ロッドの反射体とは逆側の面の視認性を向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成13年9月19日(2001.9.19)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−100101(P2003−100101A)
【公開日】 平成15年4月4日(2003.4.4)
【出願番号】 特願2001−285463(P2001−285463)