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【発明の名称】 リフレクタランプ
【発明者】 【氏名】イェルン クリスティアーン ランゲフォールト

【氏名】ブルーノ テネッセン

【氏名】エヴァ ジーゲルト

【要約】 【課題】照明特性及び寿命を満足に保ち、技術的に簡単で廉価に且つ部分的に又は完全に自動生産しうるリフレクタランプを提供する。

【解決手段】少なくとも1本の電流導体(3)が外部に向けて貫通している封止部(2)を有する電球(1)と、少なくとも反射等高部(5)及びリフレクタネック部(6)を有するリフレクタ(4)とを少なくとも具えるリフレクタランプであって、前記封止部(2)がリフレクタネック部(6)内に配置され、少なくとも1本の電流導体(3)が前記リフレクタネック部(6)の底部(7)を貫通している当該リフレクタランプにおいて、前記電球(1)を前記リフレクタネック部(6)の内部で接触面(8)により支持し、すべての電流導体(3)を前記リフレクタネック部(6)の底部(7)に貫通させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1本の電流導体が外部に向けて貫通している封止部を有する電球と、少なくとも反射等高部及びリフレクタネック部を有するリフレクタとを少なくとも具えるリフレクタランプであって、前記封止部がリフレクタネック部内に配置され、少なくとも1本の電流導体が前記リフレクタネック部の底部を貫通している当該リフレクタランプにおいて、前記電球が前記リフレクタネック部の内部で接触面により支持されており、すべての電流導体が前記リフレクタネック部の底部を貫通していることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項2】 請求項1に記載のリフレクタランプにおいて、前記電球が、前記封止部の少なくとも一部の領域に配置された接触面により前記リフレクタネック部の内部に形状適合で支持されていることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項3】 請求項2に記載のリフレクタランプにおいて、前記形状適合が、前記封止部の外周及び前記リフレクタネック部の内部に配置された対応する接触手段の接触面により達成されていることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項4】 請求項3に記載のリフレクタランプにおいて、前記接触手段は突起部として且つこの突起部に対する収容スペースとして形成され、これらが円錐状、特にV字状及び半球状の双方又はいずれか一方の断面形状を有していることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項5】 請求項1に記載のリフレクタランプにおいて、前記封止部の外周に配置した突起部の断面がリフレクタの底部の方向に向うにつれて小さくなっており、前記リフレクタネック部の内部に配置された対応する収容スペースの自由な断面もリフレクタの底部の方向に向うにつれて小さくなっていることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項6】 請求項1に記載のリフレクタランプにおいて、前記電球がガラスより成り、前記リフレクタがガラス、セラミック、金属及びプラスチックのうちの少なくとも1つより成っていることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項7】 請求項1に記載のリフレクタランプにおいて、前記電球と前記リフレクタとを固定させる付加手段が設けられ、この手段は力又はこれらの材料特性により固定作用を達成していることを特徴とするリフレクタランプ。
【請求項8】 請求項1に記載のリフレクタランプにおいて、1つよりも多い接触手段が用いられていることを特徴とするリフレクタランプ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1本の電流導体が外部に向けて貫通している封止部を有する電球と、少なくとも反射等高部及びリフレクタネック部を有するリフレクタとを少なくとも具えるリフレクタランプであって、前記封止部がリフレクタネック部内に配置され、少なくとも1本の電流導体が前記リフレクタネック部の底部を貫通している当該リフレクタランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなリフレクタランプは、例えば、ドイツ国実用新案公開第29910604号明細書に記載されており、既知である。この既知のリフレクタランプは、電球に連結されたディスク状のランプ支持体を有しており、これがリフレクタネック部の領域内で支持されている。突出スタッドを有するガラス電球の封止部は、I字状凹所内に挿入後に、固定用のタグを突出スタッドの後方に鎖錠させることにより、ランプ支持体に固定連結されている。プレストレスの下で封止部に連結されるタグは、リフレクタランプの有効寿命を決定するファクタの1つである、ランプからの熱の除去を不充分にしか達成しない。
【0003】リフレクタネック部内でのランプ支持体ディスクの固定は、リフレクタネック部内で突出部と協同する、ランプ支持体におけるいわゆるプレフォーカス手段により行われる。ランプ支持体と電球との信頼的なアセンブリは複雑であり、これを自動生産するのは、特にリフレクタ軸線上に所定通りに位置決めすることにより充分に良好な照明特性を達成する必要がある場合に、困難となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、照明特性及び寿命を満足に保ち、技術的に簡単で廉価に且つ部分的に又は完全に自動生産しうるリフレクタランプを提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、少なくとも1本の電流導体が外部に向けて貫通している封止部を有する電球と、少なくとも反射等高部及びリフレクタネック部を有するリフレクタとを少なくとも具えるリフレクタランプであって、前記封止部がリフレクタネック部内に配置され、前記電球が前記リフレクタネック部の内部で直接支持されており、すべての電流導体が前記リフレクタネック部の底部を貫通している当該リフレクタランプにより達成される。
【0006】本発明によれば、主構成素子、特に、封止部を有する電球と、反射等高部及びネック部を有するリフレクタとを互いに独立的に製造でき、その後簡単に且つ部分的に又は完全に自動的に互いに連結しうるリフレクタランプを提供しうる。
【0007】基本的に、例えば従来から既知のランプ支持体のように複雑な構成の追加の素子を用いることなく、リフレクタと電球との確実で局部的に規定された連結が達成される。これにより、必要とする素子数を減少させるか或いは必要とする素子を簡単な手段と置き換え、製造費を低減させることができ、資源をより有効に利用しうる。本発明によれば、前記ドイツ国実用新案公開明細書に記載されているいわゆるセメントレス構造の利点が更に高まる。
【0008】本発明の他の効果は、電球の封止部とリフレクタネック部内に位置する領域との間の連結用接触手段の適切な選択、寸法決め及び形状決定により、それぞれの分野又はランプの種類に適合した本発明による解決策の具体的な構成例を可能にするということである。寸法決め、特に接触面の寸法の選択がリフレクタランプの内部の熱伝導特性に、特に電球からリフレクタへの熱の所望の除去に直接影響を及ぼす。結合連結を達成する本発明による接触手段は、自己調整及び信頼的な位置決めが装着中に、特に振動により達成されるように既知の手段から選択しうる。
【0009】更に、本発明による解決策によれば、リフレクタの軸線と反射面とにより規定される焦点に対する簡単で正確な調整を可能にする。本発明は、一端又は両端をつまみ封止したリフレクタランプ、或いは、型成形による電球に関するものである。使用する口金は例えば、通常の金属、ガラス又はセラミックの口金か或いは二重ピン口金とすることができる。
【0010】本発明の範囲内のリフレクタランプは、熱輻射器、放電ランプ及びハロゲンランプのような、リフレクタを有するあらゆる種類のランプである。
【0011】この場合、本発明によるリフレクタは、ガラス、金属及び合成樹脂の何れか又は任意の組合せのような通常の材料より成る。反射等高部には通常の反射材料を被覆することができる。電球に対しては、適切なガラス又は石英材料を用いる。
【0012】本発明による解決策によれば、約60V〜250Vの範囲を意味する通常のあらゆる電源電圧での私的な及び商業的な分野に用いることができ、種々の出力定格を有するリフレクタランプをうることができる。本発明は、(60Vよりも低い)低電圧で点灯するように設計されたリフレクタランプにも同様に適用することができる。
【0013】本発明によるリフレクタランプの電球及びリフレクタのアセンブリは、特に部分的に又は完全に自動生産する場合に、以下の工程を有する。すなわち、リフレクタを自動機械内に好ましくは垂直方向で挿入し、電球を、特にその封止部がリフレクタネック部の内側スペース内に入るように、上側からリフレクタ内に挿入する。次に、リフレクタを振動させる。この振動は、電球の電流導体を落としてリフレクタネック部における対応の孔に自動的に通す。この孔はテーパーが付いた形状にして、電流導体が孔に通るのを容易にするのが好ましい。この工程と同時に又はその後に、接触面が互いの上に自動的に位置するようになる。その理由は、これらの接触面は予め規定した状態で適合している為である。
【0014】他の工程で、力の下で又は材料特性の為に固定作用を達成するそれ自体既知の適切な手段により、リフレクタの軸線の方向での電球とリフレクタとの追加の固定処理を達成しうる。
【0015】本発明による解決策の好適例では、電球とリフレクタとを互いに組み立てた後に存在する接触面の少なくとも部分領域により、リフレクタネック部の内部で電球の封止部がこれと適合する形状の部分と接触するようにする。リフレクタネック部の底部に向う方向での封止部とリフレクタネック部との部分的な領域間の適合連結は接触面により実現され、この接触面は同時に熱を除去する作用をする。
【0016】電球がリフレクタの方向にシフトするのを防止するために、しばしば、力又は材料特性により固定作用をする連結手段により、追加の固定を達成する必要がある。しかし、これらの連結手段は、技術的に簡単な構成のものとすることができる。その理由は、これらが行う必要があることは、主としてリフレクタの軸線の方向での固定にすぎない為である。この固定は、弾力性のある構成にするのが好ましい。
【0017】本発明による解決策の他の好適例は、リフレクタネック部の内部に且つ封止部の外周に配置した対応する接触手段の接触面に関するものである。接触手段を封止部の外周に配置することにより、組み立て中に自動位置決め特性が得られるという利点が生じる。又、接触手段を封止部の外周に配置することにより、電球の他の領域又はリフレクタネック部の内部以外の領域に比べて表面特性の高い接触面を技術的に簡単に製造しうる。
【0018】接触手段は、突起部として且つこの突起部に対する収容スペースとして形成され、これらが円錐状、特にV字状及び半球状の双方又はいずれか一方の断面形状を有しているのが好ましい。それぞれの突起部と、これに対応する関連の収容スペースとを有する接触手段の円錐状によれば、組み立て中に高度の自動位置決めを達成しうる。このことは、封止部の外周に配置した突起部の断面がリフレクタの底部に向って小さくなり、対応の収容スペースの自由な断面もリフレクタの底部に向って小さくなっている構成においても成り立つ。
【0019】リフレクタと電球との材料の組合せには、種々の材料が可能であり、温度が上昇するにつれ、ガラス‐合成樹脂、ガラス‐金属、ガラス‐ガラス及びガラス‐セラミックの材料構成が好ましい。
【0020】電球とリフレクタとの間には追加の固定がしばしば必要となる。この固定は、力又は材料特性により固定作用をする既知の手段により達成するのが好ましく、これらの手段の選択は、適用分野に応じて決める。これらの手段は、本発明の範囲内で技術的に極めて簡単な手段とすることができ、例えば、緊締部材及びくさびのような機械的な鎖状装置、又は特にリフレクタの軸線の方向で追加の固定を達成する固着点とすることができる。
【0021】複数の接触手段、例えば、2つの緊締部材を用いて、横方向での旋回を防止する安全性を高めるのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は、一般的な照明目的の低電圧点灯用ハロゲン白熱ランプに基づくリフレクタ(反射型)ランプの電球1の側面図を示す。
【0023】この電球1はこの場合、石英ガラスから成り、この電球には、しばしば通常のハロゲン添加物を有するそれ自体既知の混合ガスが充填されている。この電球1は、原理的に、適切な封止部2を有するものとすることができる。白熱体(図1に図示せず)を収容する電球1は、封止部2によってハーメチック封止されている。中央位置にある片側封止部2の互いにほぼ平行な外側面から接触手段9が突出して、これら接触手段がランプ軸線に対しほぼ対称的に配置されている。
【0024】V字状突起部として形成した接触手段9は、2つの脚部の外側面の各々に接触面8を有する。電流導体3に向う方向で連続的に狭くなるこのV字状突起部は、特に装着中の自動的な位置決めに役立つように先端で丸まっている。ランプの軸線とそれぞれの接触面8とが成す角度は、約30°とするのが好ましいが、他の角度範囲にするのも可能である。2本の電流導体3はランプ軸線に対し平行で且つ対称的となるように封止部2を貫通している。
【0025】図2a及び2bは、ハロゲン白熱ランプのリフレクタ(反射器)を示す平面図及び縦断面図である。内面で反射材料が被覆され、特に反射等高部5とリフレクタネック部6とを有する、ガラスより成るリフレクタ4はリフレクタ軸線を有する。装着中に隙間をあけて電流導体3を通す孔が、リフレクタネック部6の底部7に配置されている。これらの孔と電流導体との間の隙間は、電球1の連結支持が、少なくとも封止部2の部分的な領域内に配置された接触面8によりリフレクタネック部6の内部で実現しうるような隙間とする。2つの接触手段9は、図2a及び2bから明らかなように、底部7中の2つの孔が配置されている軸線に対し平行な、リフレクタネック部6の内部における突起部用収容スペースとして形成されている。V字状収容スペースは図1に示す突起部に、形状、寸法及び位置において一致している。
【0026】各収容スペースの自由な断面は底部7の方向に向けて連続的に小さくなる。リフレクタネック部6の内側における自由なスペースは、電球1を正しく装着した後に、接触面8の領域を除いてある程度の隙間が残るような寸法にする。
【0027】図3は、電球1を装着した後のこの電球とリフレクタ4とを、その一部を断面として示す側面図であり、電球1は図1に対して90°回転させて示している。電球1は、接触手段9の接触面8によりリフレクタネック部6の内部で直接支持されている。接触面8の各々は標準ガラスの表面特性を有する。封止部2の外周に配置した2つの突起部は、これに適合するスペースを有するネック部6の2つの収容スペースに当接する。この所望の位置決めの為に、リフレクタの軸線と電球の軸線とが一致し、白熱体がリフレクタランプの、予め規定した焦点に位置する。電流導体3は、ある程度の隙間をもってリフレクタネック部6の底部7を貫通する。上述した連結に加えて、電球1とリフレクタ4とを固定する手段が設けられている。この手段は、力又はその材料の特性により固定作用を達成するものである。例えば、上述した実施例では、電球1とリフレクタ4とを互いに装着した後に、少なくとも1本の電流導体3をリフレクタネック部6の底部7に固着させることにより、上述した固定作用を達成することができる。この点は図1〜3に図示していない。或いはまた、それ自体既知で特にリフレクタ及びランプの軸線の方向での固定を達成する機械的な緊締素子を簡単に用いることができる。
【出願人】 【識別番号】590000248
【氏名又は名称】コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【出願日】 平成14年6月10日(2002.6.10)
【代理人】 【識別番号】100072051
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 興作 (外1名)
【公開番号】 特開2003−16807(P2003−16807A)
【公開日】 平成15年1月17日(2003.1.17)
【出願番号】 特願2002−168610(P2002−168610)