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【発明の名称】 充電ライト
【発明者】 【氏名】石橋 一男

【氏名】阿部 悦久

【要約】 【課題】電池を必要とせずに明かりが必要なときに容易にライトを点灯することが可能で、狭い隙間等でも容易に入り込み照らすことを目的とする。

【解決手段】バッテリー16を充電するために発電部10及び歯車部8とを備えた本体部3と、前記バッテリー16と接続され、前記バッテリー16により発光する発光ダイオード18を備え、前記本体部と着脱可能なライト部と、を備え、前記バッテリー16によって発光する充電ライト1を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バッテリーによって発光する充電ライトであって、バッテリーを充電するための本体部と、前記バッテリーと接続され、前記バッテリーにより発光する発光体を備え、前記本体部と着脱可能なライト部と、を備えたことを特徴とする充電ライト。
【請求項2】 前記本体部は、前記本体部の側面で、いずれの方向にも回転可能であって、該回転を前記本体部内へ伝達可能に設けられたハンドルと、前記本体部内へ伝達された回転の速度を変化させるために減速比を変える複数の歯車を備えた歯車部と、前記歯車部から伝達された回転から交流信号を発信できるように変換し、前記歯車部に隣接して設けられた発電部と、前記本体部の端面で、該端面の略中央部に設けられ、前記本体部からライト部へ前記電気信号を供給するための第一接続体と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の充電ライト。
【請求項3】 前記ライト部は、前記ライト部の端面で、該端面の略中央部に設けられ、前記本体部の端面に設けられた第一接続体と着脱可能であるとともに、前記本体部から供給される前記電気信号を受けるための第二接続体と、前記発電部で発電され、第一接続体及び第二接続体を経て供給される前記電気信号を電力として蓄えるためのバッテリーと、前記バッテリーに接続され、前記バッテリーの電力を供給することで発光する発光体と、前記発光体の側面に接近し、前記発光体の上部を被い前記ライト部の先端部に設けられたレンズと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の充電ライト。
【請求項4】 前記発電部で得られた交流信号を直流信号に変換するとともに、前記歯車部から伝達された回転がいずれの方向であっても回転によって生じる交流信号を直流信号に変換することが可能な回路部を、前記本体部あるいはライト部のいずれかに設けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の充電ライト。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルを回すことで得た電力をバッテリーに蓄え、そのバッテリーでライトを点灯させ、ハンドルを含む本体部分とライト部分とを分離することが可能な充電ライトに関する。
【0002】
【従来の技術】懐中電灯は、一般的に非常時のライトとして用いられることが多い。そのために持ち運びの便利さ等を考慮に入れ手で握り易く適度に軽量になっている。そして、用途に応じて使い易くするために種々のものが現在市販されている。また、懐中電灯等は電池等を用いることでライトとしての役割を果たすことになるのが一般的である。従って、懐中電灯等には電池は不可欠なものであり、懐中電灯等を必要としないときも必要時に備えて電池切れにならないように定期的に電池の状態をチェックしておく必要がある。また、懐中電灯は一般的に円筒形をなし、ある程度の大きさを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、懐中電灯等は電池が必要であり、電池がなければ点灯することはない。特に、電池の場合には電池切れの状態が電池外部から見て確認することができない。そのため、懐中電灯等を使用する時には電池切れになっているということが往々にして起こりうる。また、懐中電灯等に電池を用いるため、電池を入れているときにしか、使用可能状態になっておらず電池と切り離して用いてことは不可能であった。さらに懐中電灯等であると、電池とセットになっているため、ある程度の大きさは必要であり、狭い隙間等を照らすことにも限界がある。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、電池を必要とせずに明かりが必要なときに容易にライトを点灯することが可能で、狭い隙間等でも容易に入り込み照らすことが可能な充電ライトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、バッテリーによって発光する充電ライトであって、バッテリーを充電するための本体部と、前記バッテリーと接続され、前記バッテリーにより発光する発光体を備え、前記本体部と着脱可能なライト部と、を備えたことを特徴とする。
【0006】従って、請求項1に記載の発明によれば、バッテリーを充電するための本体部と、バッテリー及び発光体を備えたライト部とを分離可能にすることによって、本体部でライト部内にあるバッテリーを充電し、充電後はライト部を本体部と切り離して持ち運ぶことを可能にするとともに、ライト部の発光体による発光の維持を可能にする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、前記本体部は、前記本体部の側面で、いずれの方向にも回転可能であって、該回転を前記本体部内へ伝達可能に設けられたハンドルと、前記本体部内へ伝達された回転の速度を変化させるために減速比を変える複数の歯車を備えた歯車部と、前記歯車部から伝達された回転から交流信号を発信できるように変換し、前記歯車部に隣接して設けられた発電部と、前記本体部の端面で、該端面の略中央部に設けられ、前記本体部からライト部へ前記電気信号を供給するための第一接続体と、を備えることを特徴とする。
【0008】従って、請求項2に記載の発明によれば、本体部の側面に設けられたハンドルを回転することにより、回転が本体部内の歯車部に伝達され、複数の歯車により回転の速度が変化させられ、その変化させられた速度の回転が発電部へ伝達され、発電部内で回転による機械エネルギーを電気エネルギーである交流信号に変換し、その交流信号を直流信号に変換し、その直流信号を本体部の端面に設けられた第一接続体へ送り、第一接続体からライト部内のバッテリーへ送ることを可能にする。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、前記ライト部は、前記ライト部の端面で、該端面の略中央部で凸状に設けられ、前記本体部の端面に設けられた第一接続体と着脱可能であるとともに、前記本体部から供給される前記電気信号を受けるための第二接続体と、前記発電部で発電され、第一接続体及び第二接続体を経て供給される前記電気信号を電力として蓄えるためのバッテリーと、前記バッテリーに接続され、前記バッテリーの電力を供給することで発光する発光体と、前記発光体の側面に接近し、前記発光体の上部を被い前記ライト部の先端部に設けられたレンズと、を備えたことを特徴とする。
【0010】従って、請求項3に記載の発明によれば、本体部内の第一接続体と係合しているライト部内の第二接続体に、第一接続体からの直流信号が伝達され、第二接続体からの直流信号である電気信号がバッテリーへ送られ、充電され、充電された電気信号は発光体に送られ、その発光体を発光させレンズを通して発光する光が照明としての働きをなすことを可能にする。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成に加え、前記発電部で得られた交流信号を直流信号に変換するとともに、前記歯車部から伝達された回転がいずれの方向であっても回転によって生じる交流信号を直流信号に変換することが可能な回路部を、前記本体部あるいはライト部のいずれかに設けることを特徴とする。
【0012】従って、請求項4に記載の発明によれば、回路部は交流信号を直流信号に変換し、発光体の点灯を可能にするとともに、ハンドルの回転方向がいずれの方向であっても発生する交流信号を直流信号に変換することが可能であり、本体部あるいはライト部のいずれにも設置することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の充電ライトの組立断面図である。本発明の充電ライト1は、図1に示すように、全体的に略円筒形状をなしており、本体部3とライト部2とから構成されている。図示していないが、本体部3は把持し易いようにカット面が設けられており、充電ライト1を把持したときに手から落ち難くなっている。ライト部2は本実施の形態では三角錐状の形状をなしているが、特にこの形状に限定されることなく他の形状とすることも可能である。
【0015】本体部3の詳細は、図2に示されており、本体部3の内部及び本体部3の外周の構成が示されている。本体部3の内部には、発電部10、回路基板12及びギヤボックス8が設けられている。本体部3の端面3aの略中心部には第一接続体4が設けられている。第一接続体4は凹状の形状をなしており、本体部3内に設けられており、凸状の接続体と係合できる機構にとなっている。また、接続体として、例えばコネクターを用いることも可能である。
【0016】本体部3の下面にはハンドル6が設けられており、ハンドル6は握り部6aを、ハンドル中央部6bを中心に回転させることが可能になっている。そして、握り部6aの回転によりハンドル中央部6bが回転し、ハンドル中央部6bの中心に設けられた中心軸6cの回転が本体部3内の歯車部であるギヤボックス8に伝達されることになっている。
【0017】ギヤボックス8の詳細は、図4に示されており、中心軸6cにはギヤボックス8内では第一歯車7が取り付けられており、第一歯車7には第一歯車7より小型の第二歯車5が噛み合っている。第二歯車5の中心には中心軸5cが設けられており、中心軸5cの回転が発電部10へ伝達されることになっている。発電部10では、回転によって生じた機械エネルギーを電気エネルギーに変換する働きをなしている。
【0018】具体的には、図示していないが、発電部10内にある中心軸5cにコイルを設け、このコイルの周囲に固定された永久磁石が設けられ、中心軸5cが回転すると中心軸5cに設けたコイルも回転し、交流電流(交流信号)を発生することになる。本実施の形態では、発電部10内において永久磁石、コイルといった構成により機械エネルギーを電気エネルギーに変換しているが、特にこの構成に限定されることなく他の構成を採ることも可能である。
【0019】回路部である回路基板12上の回路では、機械エネルギーから電気エネルギーへの変換の制御を行うだけではなく、回路上の複数のダイオード(不図示)により、ハンドル6の回転方向に拘わらず機械エネルギーから電気エネルギーへの変換の制御も兼ねる働きをなしている。つまり、握り部6aを回転させる方向に拘わらず回転により生ずる機械エネルギーを電気エネルギーに変換し、交流電流を発生させ、その交流電流(交流信号)を直流電流(直流信号)へ変換を行っている。回路基板12上の回路で生成された直流電流(直流信号)は図示しない配線等により、第一接続体4を経てライト部2へ送られる。
【0020】つぎに、発電部10から発せられる直流信号を供給するライト部2について、図3を用いて説明する。ライト部2の端面2aには、図3に示すように、第二接続体14が設けられている。第二接続体14は端面2aの略中央部で凸状になるように、ライト部2に設けられている。そして、第二接続体14は本体部3の端面3aに設けられた第一接続体4と着脱可能であるとともに、本体部3の発電部10から供給される電気信号を受けることが可能になっている。
【0021】発電部10から供給される直流信号はバッテリー16で電力として蓄えられる。バッテリー16は、図3に示すように、本実施の形態では2個用いているが、2個に限定されることなくライト部2の大きさによって決定されることになる。バッテリー16で蓄えられた電力は最終的には発光体である発光ダイオード18に送られることになる。ただし、図示していないが、必要以上の直流電流が発光ダイオード18に流れないように制御するための抵抗も設けられている。
【0022】発光ダイオード18のまわりはライト部2の先端部に設けられたレンズ20で被われており、レンズ20の一部は発光ダイオード18の側面に接近し、レンズの上部が発光ダイオード18の上部を被っている。本実施の形態では、発光体として、発光ダイオード18を用いているが、特に発光ダイオードに限定されることなく他の発光体であっても用いることは可能である。
【0023】なお、本実施の形態においては、着脱可能になるように、本体部3の端面3aの略中心部に設けられた第一接続体4は凹状の形状をなしており、ライト部2の端面2aの略中央部に設けられた第二接続体14は凸状の形状をなしているが、特に、このように限定されるものではなく、第一接続体4と第二接続体14とが着脱可能であれば、第一接続体4を凸状の形状にし、第二接続体14を凹状の形状とすることも可能である。
【0024】つぎに、充電ライト1の動作(使用方法)について説明する。まず、ハンドル6の握り部6aを、ハンドル中央部6bを中心に回転させる。ハンドル中央部6bが回転し、ハンドル中央部6bの中心に設けられた中心軸6cの回転がギヤボックス内8の第一歯車7に伝達される。そして、第一歯車7が回転し、その回転が第一歯車7に噛み合っている第二歯車5に伝達され、第二歯車5が回転する。その回転により第二歯車5に設けられた中心軸5cが回転し、その回転が発電部10に伝達される。
【0025】発電部10内の固定された永久磁石内で中心軸5cに設けられたコイルが回転し、交流電流(交流信号)を発生し、その発生した交流電流(交流信号)を回路基板上の回路により直流電流(直流信号)に変換する。このようにして、回転による機械エネルギーを電気エネルギーに変換される。電気エネルギーとされた直流信号が回路基板12上を経て、図示しない配線により第一接続体4へ送られる。
【0026】そして、第一接続体4で受けた直流信号は第一接続体4と係合している第二接続体14に伝達され、本体部2からライト部2へ直流信号が移動する。第二接続体14から直流信号は、図示しない配線によりバッテリー16へ送られ、バッテリー16内で直流信号が電力して蓄えられる。蓄えられた電力は、図示しない配線を経て発光ダイオード18へ送られ、発光ダイオード18を発光させ、発光ダイオード18を被っているレンズ20によりより明るい光を発することになる。
【0027】本発明の充電ライト1は、本体部3とライト部2とが分離することが可能であるため、所定時間ハンドル6を回転させて、ライト部2のバッテリー16に充電しておけば、本体部3とライト部2を分離してライト部2だけにしても明るい光の発光を持続させることが可能になる。従って、狭い場所等を照らす必要があればライト部2だけを狭い場所に持ち込み照らすということも可能になる。特に、ライト部2の形状は、本実施の形態では、三角錐状の形状としているが、この形状に限定されることなく棒状の形状として狭い隙間等に差し込んで照らすこができ、これまでの懐中電灯等では照らし得なかった場所での照明の実現を可能にすることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、バッテリーを充電するための本体部と、バッテリー及び発光ダイオードを備えたライト部に充電ライトを分離可能な構造としているので、ライトとして使用する場合に本体部とライト部とをつなげた状態でも、ライト部だけを分離した状態でも、いずれの状態でも使用することができる。特に、分離した状態のライト部は、狭い隙間等にも容易に入り込むことが可能であるため、従来では懐中電灯等を持ち込めないような場所にも容易に持ち込め照らすことができる。
【0029】また、本発明はハンドルを手動で回転させバッテリーを充電する構成であるため、必要なときにハンドルを回転させバッテリーを充電して照明として用いることができる。そのため、停電等の非常時に照明器具の電池等の切れによる使用不能という状態を招くことなく、確実に照明(明かり)を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】502082030
【氏名又は名称】株式会社ノーベルエレクトロン
【出願日】 平成14年3月6日(2002.3.6)
【代理人】 【識別番号】100106161
【弁理士】
【氏名又は名称】竹島 智司
【公開番号】 特開2003−257201(P2003−257201A)
【公開日】 平成15年9月12日(2003.9.12)
【出願番号】 特願2002−61074(P2002−61074)