| 【発明の名称】 |
自動搬送式納骨壇 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡本 文宏 【住所又は居所】大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39号 株式会社日本アルミ内
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| 【要約】 |
【課題】限られたスペースの納骨堂内に、各飾り壇毎に参拝スペースを確保しながら、多くの遺骨を収納できるようにした自動搬送式納骨壇を提供する。
【解決手段】前面に参拝口2を有する本体ケース1内に、複数のラック10及び該ラック10を本体ケース1内で周回させる無端式搬送機構を配置してある。無端式搬送機構はたとえば駆動スプロケット20、従動スプロケット21及び搬送チェーン22等から構成され、各ラック10には遺骨を納めるための厨子11等の飾り壇を設置している。無端式搬送機構を駆動制御することにより、各ラック10を搬送経路に沿って移動し、目的の飾り壇が設置されたラック11を参拝口2の位置に停止させる。無端式搬送機構の搬送経路は上下方向に長くなっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面に参拝口を有する本体ケース内に、複数のラック及び該ラックを本体ケース内で周回させる無端式搬送機構を配置し、各ラックには遺骨を納めるための厨子等の飾り壇をそれぞれ設置し、無端式搬送機構を駆動制御することにより、各ラックを搬送経路に沿って移動し、目的の飾り壇が設置されたラックを参拝口の位置に停止できるようにしていることを特徴とする自動搬送式納骨壇。 【請求項2】 請求項1記載の自動搬送式納骨壇において、無端式搬送機構の搬送経路は上下方向に長くなっていることを特徴とする自動搬送式納骨壇。
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【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】 【0001】本願発明は、お寺、霊園あるいは葬祭場に建立されている納骨堂等に設置される集合型の納骨壇に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、納骨堂内のスペースを有効利用する例として、多段ロッカー式の集合型納骨壇を設置し、各集合型納骨壇の前に参拝スペースを確保した納骨堂がある。この構造によると、納骨堂内のスペースを立体的に有効利用できる。 【0003】別の例として、特開平2000−310062号公報に記載されているように、納骨堂内には納骨エリアとは別に参拝エリアを設け、納骨エリア内には多段式の棚を設置して、各棚に納骨箱等を保管し、自走式の搬送台車により、納骨エリヤで所望の納骨箱を取り出し、参拝エリアまで搬送する方式の納骨堂もある。この構造によると、参拝エリアを納骨エリアと別にしているので、納骨堂内を立体的及び平面的にも有効利用することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前者の多段ロッカー式構造では、段数を多くして収納量を増やそうとしても、参拝者に対して上段側あるいは下段側の棚の納骨箱は不自然な高さに位置し、お供え等を置きにくくなると共に、自然な姿勢で拝みにくくなる。 【0005】後者の自走式台車による搬送式では、納骨堂全域に渡る搬送装置を設置しなければならず、搬送装置が大掛かりなものになると共に、コストが高くつく。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本願請求項1記載の自動搬送式納骨壇は、前面に参拝口を有する本体ケース内に、複数のラック及び該ラックを本体ケース内で周回させる無端式搬送機構を配置し、各ラックには遺骨を納めるための厨子等の飾り壇をそれぞれ設置し、搬送機構を駆動制御することにより、各ラックを搬送経路に沿って移動し、目的の飾り壇が設置されたラックを参拝口の位置に停止できるようにしている。 【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動搬送式納骨壇において、無端式搬送機構の搬送経路は上下方向に長くなっていることを特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は本願発明を適応した自動搬送式納骨壇の斜視図であり、本体ケース1の前面には、横に細長い長方形状の参拝口2が形成され、該参拝口2は昇降式の扉3により開閉するようになっている。参拝口2の下側には供え物や仏具等を置くためのカウンター5が設けられ、参拝口2の横には操作部6が設けられている。 【0009】本体ケース1内には、前面が開口する複数の角箱状ラック10が収納され、該角箱状ラック10は横に細長い形状となっており、ラック10内には複数の厨子11が前方から拝める姿勢で、横並びに設置されている。 【0010】図4はラック10の単体の斜視図であり、ラック10は左右端壁12、後壁16及び上壁14を有しており、左右端壁12の上端部には吊下用の軸受ブラケット13が設けられている。ラック10の内部には各厨子間を仕切る仕切り壁15が形成され、該仕切り壁15は補強リブとしての役目も果たしている。 【0011】図2は図1の納骨壇の縦断側面図であり、本体ケース1内には各ラック10を周回させるための無端式搬送機構が備えられている。該無端式搬送機構は、左右1対の上部駆動スプロケット20と、左右1対の下部従動スプロケット21と、上下のスプロケット20、21間に掛け亘された搬送チェーン22等から構成され、上下方向に長い長円形(フィールド形)の搬送経路を有している。 【0012】各ラック10は搬送経路方向に等間隔を置いて配置され、左右の軸受ブラケット13がピン25を介して搬送チェーン22に回動可能に連結されている。すなわち、各ラック10は上端部がピン25を介して吊下げ支持された状態となっており、いかなる搬送経路位置においても、図2のような水平状態を維持できるようになっている。 【0013】駆動スプロケット20及び扉3は、それぞれ図示しない動力伝達機構を介して駆動モータに連動連結しており、各駆動モータは制御装置に接続し、制御装置は図5で示す操作部6に接続している。 【0014】図5は操作部の一例を示しており、たとえば1〜9の数字を記した複数の数字ボタン31、搬送機構駆動ボタン32及び扉開閉ボタン33等を有するプッシュボタン操作部分35と、操作状況等を表示するパネル部36と、非常ボタン37と、安全確認ボタン38等が設けられている。 【0015】図3は厨子11の拡大斜視図であり、前面に開口部40並びに縁台や欄41等が設けられており、また、上壁43はヒンジ式に開閉自在となっており、上方からたとえば骨壺44等を納めるようになっている。 【0016】 【作用】納骨堂を訪れた参拝者は、納骨堂の案内人や世話人等と共に目的の厨子が収納されている納骨壇の前まで行き、案内人が操作部6を操作することにより、まず無端式搬送機構を駆動して、目的の厨子11が設置されているラック10を参拝口2まで移動させる。たとえば、図5において、厨子11に対して関連付けられた番地を数字ボタン31により押し、次に駆動ボタン32を押すことにより、搬送機構を駆動する。これにより、目的の厨子11が収納されているラック10は参拝口2まで移動し、たとえばリミットスイッチ等により停止する。 【0017】続いて扉開閉用のボタン33により扉3を開くと、目的の厨子11は参拝口2を通して前方から拝める状態になっており、また、その厨子11はランプあるいは電気式灯明等が点燈していることにより、認識できる。参拝を終えると、再び扉3を閉じる。 【0018】 【その他の発明の実施の形態】(1)図2の無端式搬送機構は簡略化して示したものであり、たとえば垂直なガイド板を配置して、ラック10の前後の揺れを防いだり、また、搬送経路に沿ってガイド溝を形成し、該ガイド溝に前記ピン25を摺動可能に係合して、ラック10の搬送をより安定したものとすることも可能である。 【0019】(2)ラック10としては、たとえば上壁を有しないものも適用でき、極端な場合には棚板のみの構造とすることもできる。 【0020】(3)ラック10内に設置する飾り壇として、図3のような厨子の代わりに、仏壇型の箱あるいはその他各種形状の箱を用いることも可能である。 【0021】(4)また、厨子のような飾り壇に入れるものとしては、骨壺の他に骨箱あるいは墓状の骨箱等を収納することも可能である。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、(1)前面に参拝口を有する本体ケース内に、複数のラック及び該ラックを本体ケース内で周回させる無端式搬送機構を配置し、各ラックには遺骨を納めるための厨子等の飾り壇をそれぞれ設置し、搬送機構を駆動制御することにより、各ラックを搬送経路に沿って移動し、目的の飾り壇が設置されたラックを参拝口の位置に停止できるようにしているので、限られたスペースの納骨堂内に各納骨壇毎の参拝スペースを確保しながらも、立体的かつ平面的に納骨堂内を有効利用することができる。それにより、多段ロッカー式に比べて遺骨収納量を大幅に増加させることができる。 【0023】(2)ラックを周回させ、目的の飾り壇を定位置の参拝口で停止し、参拝するようにしているので、多段ロッカー式に比べて、いかなるラックに収納された飾り壇でも、必ず参拝に適した位置でセットすることができ、参拝し易くなる。 【0024】(3)本体ケース内に無端式搬送機構及び複数のラックを配置しているので、従来の自走式台車を利用した搬送装置に比べ、納骨堂全体に亘る大掛かりな装置は必要とせず、小型化及びコストダウンができると共に、搬送機構自体が外部に露出せず、納骨堂内の荘厳性を維持することができる。 【0025】(4)無端式自動搬送機構の搬送経路を上下方向に長くしていると、納骨堂内のスペースをより立体的に有効利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004732 【氏名又は名称】株式会社日本アルミ 【住所又は居所】大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番39号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062144 【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−227246(P2003−227246A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月15日(2003.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−23753(P2002−23753) |
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