|
|
【発明の名称】 |
デッキ構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】前川 輝男 【住所又は居所】岐阜県本巣郡穂積町大字本田474番地の1 三甲株式会社内 |
【課題】ベランダ,バルコニー等の床面にウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板を簡単に敷き詰められるようにするデッキ構造を提供する。
【解決手段】プラスチック製で正方形升状に形成され支脚16によって略水平に支持される支持構造体1と、ウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板50と、該表面板を前記支持構造体の上面に重畳固定する際の媒介となるプラスチック製の格子状成形体30とからなり、支持構造体の外側面に互いに嵌り合う溝3,4と突起5,6が形成されていて該支持構造体どうしを互いに連結し得るようにするとともに、該支持構造体の上面に複数の爪片9,9a,10,10aが突設され、前記格子状成形体は該支持構造体と略々同径の正方形状に形成され、該格子状成形体の上面に前記表面板を固着したうえ該格子状成形体を前記爪片に係合させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラスチック製で正方形升状に形成され支脚によって略水平に支持される支持構造体と、ウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板と、該表面板を前記支持構造体の上面に重畳固定する際の媒介となるプラスチック製の格子状成形体とからなり、支持構造体の外側面に互いに嵌り合う溝と突起が形成されていて該支持構造体どうしを互いに連結し得るようにするとともに、該支持構造体の上面に複数の爪片が突設され、前記格子状成形体は該支持構造体と略々同径の正方形状に形成され、該格子状成形体の上面に前記表面板を固着したうえ該格子状成形体を前記爪片に係合させることを特徴としたデッキ構造。 【請求項2】 格子状成形体の上面に位置決溝が形成され、該位置決溝に表面板の下面に形成された突条を合致させて該表面板を該格子状成形体の上面に固着したうえ該格子状成形体を前記爪片に係合させることを特徴とした請求項1に記載のデッキ構造。 【請求項3】 格子状成形体の下面から位置決溝内に挿通したタッピングネジを突条に螺合することで表面板を該格子状成形体に固着した請求項1または2に記載のデッキ構造。 【請求項4】 格子状成形体を水平面内で90度回転させた状態にて定置方向を問わず格子状成形体に係合し得るように、支持構造体に複数の爪片を突設した請求項1〜3に記載のデッキ構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ベランダ,バルコニー等の床面にウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板を簡単に敷き詰めることができるデッキ構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】支持脚によってフロアパネルを水平に支持してガーデンフロア等を簡単に構成できるようにした床構造は特開平8−35316号公報等により従来から知られており、その支持高さを自在に調節できるように支持脚をネジ軸によって構成することも知られている。また、特開2000−17723号公報等に示されたガーデンフロアでは、フロア本体の上に表面板を係合させて並べられるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで上記特開平8−35316号公報に示された構造では、ウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板の寸法,形状,強度等が異なる場合に対応できない欠点があり、消費者の種々の要望に応じられないおそれがあった。また、特開2000−17723号公報等に示された構造では、下面に鉤状の係合部が一体に形成された特殊仕様の表面板を使わねばならず、普通の表面板を使用できない欠点があった。そこで本発明は、上記問題点を解消し、各種表面板を簡単に取り付け施工できるデッキ構造を提供しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】そのために本発明のデッキ構造は、プラスチック製で正方形升状に形成され支脚によって略水平に支持される支持構造体と、ウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板と、該表面板を前記支持構造体の上面に重畳固定する際の媒介となるプラスチック製の格子状成形体とからなり、支持構造体の外側面に互いに嵌り合う溝と突起が形成されていて該支持構造体どうしを互いに連結し得るようにするとともに、該支持構造体の上面に複数の爪片が突設され、前記格子状成形体は該支持構造体と略々同径の正方形状に形成され、該格子状成形体の上面に前記表面板を固着したうえ該格子状成形体を前記爪片に係合させることを特徴とする。また本発明は上記デッキ構造において、格子状成形体の上面に位置決溝が形成され、該位置決溝に表面板の下面に形成された突条を合致させて該表面板を該格子状成形体の上面に固着したうえ該格子状成形体を前記爪片に係合させることを特徴とする。また本発明は上記デッキ構造において、格子状成形体の下面から位置決溝内に挿通したタッピングネジを突条に螺合することで表面板を該格子状成形体に固着したことを特徴とする。また本発明は上記デッキ構造において、格子状成形体を水平面内で90度回転させた状態にて定置方向を問わず格子状成形体に係合し得るように、支持構造体に複数の爪片を突設したことを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明に係るデッキ構造の実施の形態を説明する。図1は本発明のデッキ構造を構成するプラスチック製の支持構造体の斜視図で、該支持構造体1は4つの側壁2a〜2dからなる正方形升状に形成され、その相隣わる側壁2aと側壁2bの外側面に一対の蟻孔形溝3および半円形溝4が形成され、側壁2cと側壁2dの外側面には該蟻孔形溝3および半円形溝4に遊嵌し得る金床形突起5および半円形突起6が形成されている。なお、図2にその部分拡大斜視図を示すように、3aは蟻孔形溝3の開口部の両内側面に形成された突条で、該突条を金床形突起5の外側面に圧接させることにより隙間なく遊嵌できるようにしている。また、図3にこの支持構造体の裏面の部分拡大斜視図を示したように、各側壁2a〜2dの内側に間隔13を隔てリブ14によって連結した正方形升状の内壁22が一体に形成され、該内壁22と側壁2a〜2dの厚さを夫々4mm程度に設定することにより所要の強度,剛性が得られる。そして、該内壁22の内側にさらに補強のため厚さ2mm程度の縦リブ7および横リブ8を升目状に複数形成している。 【0006】また、該縦リブ7に沿って上縁に複数の鉤状爪片9,9aを適宜間隔を置いて突設し、横リブ8の上縁にも複数の鉤状爪片10,10aを適宜間隔を置いて突設している。なお、上記爪片9,9aのうちの爪片9aについては、図10にも示したように、縦リブ7の側面に一体に形成された平面コ字状の基部11に突設される。また、爪片10aについても横リブ8の側面に一体に形成された平面コ字状の基部12に突設される。 【0007】また、該支持構造体1の中央部と四隅角部と各側壁2a〜2dの中程内側に夫々上下に貫通状の円筒部15(図では上面貫通部の形状は角孔)を形成し、図7に示したように、該各円筒部に下方から支脚16が取着されるようにしている。該支脚16は、雌ネジ体17と、雌ネジ体に螺合するネジ軸18と、該ネジ軸の下端を支持する弾性敷具19からなり、該雌ネジ体17の外周に形成された鍔部20を円筒部15に外嵌することにより取着され、強度上必要な本数を取着することにより該支持構造体1を略水平に支持する。そして該ネジ軸18の上端部に一文字状の係合溝21が形成され、マイナスドライバーを該係合溝に差し込んでネジ軸18を回転することにより該ネジ軸が上下することから該支持構造体1の高さを調節できる。なお、25はプラスチック材の肉盗みのためにスリット状,角筒状等に形成された貫通孔である。26は該支持構造体1の上面に形成された窪部、27は水抜孔である。 【0008】一方、図4〜図6に示したように、30は複数の縦桟31と複数の横桟32とからなる格子状成形体で、該格子状成形体は前記支持構造体1と略々同径の正方形状で厚さ8mm程度にプラスチックで一体に成形され、該縦桟31は上方に開口する横断面コ字状に形成することで上面に位置決溝33を形成し、その溝底に透孔34を複数開設している。また、横桟32は下方に開口する横断面コ字状に形成され、その上面に透孔35が複数開設されている。また、37は縦桟31と平行なるように一体に成形された横断面楔形の係合桟である。なお、縦桟31は格子状成形体30の横幅を3等分する位置と5等分する位置に形成されていることから計7本形成される。 【0009】また、50は押出成形により下面に突条51が一体に形成された樹脂含浸再生木材からなる表面板で、図示した表面板50は格子状成形体30の横幅を略5等分する幅より少し狭い幅員に形成されている。 【0010】上記支持構造体1は、ベランダ,バルコニー等の床面に並べ、隣り合う支持構造体どうしを蟻孔形溝3および半円形溝4に金床形突起5および半円形突起6を遊嵌することで連結するとともに、上記支脚16のネジ軸18を回転させ高さ調節をすることにより該支持構造体1を略水平に支持する。そして表面板50を敷き詰めるにあたっては、上記格子状成形体30の位置決溝33に該表面板の突条51を合致させ、該格子状成形体の下面から透孔34にタッピングネジ53を通し、該タッピングネジを位置決溝内に挿通することで該タッピングネジを該突条51に螺合し、該格子状成形体30の上面に表面板50を固着する。こうしたうえで該格子状成形体30を支持構造体1の上面に重畳し、上から押さえることで前記爪片9,9aに係合桟37に係合させる。これにより各表面板50は格子状成形体30を媒介として支持構造体1上に固定される。 【0011】その際、支持構造体1および格子状成形体30は共に正方形状であるので支持構造体1に対して格子状成形体30を水平面内で90度回転させた状態で重畳すれば爪片10,10aが係合桟37に係合することから、各表面板50を長手方向を所望方向にして支持構造体1上に固定することができる。このため、図11に例示したように表面板50の長手方向を交互に違えた配置が可能となる。 【0012】なお、上記爪片9aおよび爪片10aは、図10に例示したように、平面コ字状の基部11,12に突設したことから弾力性が増し、係合桟37への充分な係合幅が確保され係合強度が得られる。 【0013】また、図12に示したように、幅広の表面板60を使用する場合は、格子状成形体30の横幅を3等分する位置に形成された縦桟31に該各表面板60をタッピングネジ53によって固着したうえで、該格子状成形体を支持構造体1上に固定することで、幅広の表面板60でもこの格子状成形体30を媒介とした固定ができる。 【0014】また、この実施形態では下面に突条51が一体に形成された表面板50を示したが、このような突条を形成した表面板に限らず、普通形状のウッドデッキ材,フロアパネルは勿論、タイル,人工芝,カーペット等の寸法,形状,強度等が異なる種々の表面板をも上記のように格子状成形体30を媒介とすることにより簡単に支持構造体1上に固定できる。その際に前記透孔35に固定手段としてのタッピングネジを挿通してもよい。そして、支持構造体1の形状は変更することなく、格子状成形体30の形状を少しその表面板に合わせて変えるだけで、多様な表面板を敷き詰めることが可能であるので、トータルコストを軽減することができる。 【0015】なお、爪片9,9aおよび爪片10,10a等の数は所要なる係合強度に従い適宜個数が形成される。また、この実施形態では、支持構造体1に爪片を形成したが、格子状成形体30の下面に爪片を一体に形成し、該爪片を支持構造体1に係合させるようにしてもよい。 【0016】 【発明の効果】このように本発明のデッキ構造は、プラスチック製で正方形升状に形成され支脚によって略水平に支持される支持構造体と、ウッドデッキ材,フロアパネル等の表面板と、該表面板を前記支持構造体の上面に重畳固定する際の媒介となるプラスチック製の格子状成形体とからなり、支持構造体の外側面に互いに嵌り合う溝と突起が形成されていて該支持構造体どうしを互いに連結し得るようにするとともに、該支持構造体の上面に複数の爪片が突設され、前記格子状成形体は該支持構造体と略々同径の正方形状に形成され、該格子状成形体の上面に前記表面板を固着したうえ該格子状成形体を前記爪片に係合させるものであるので、簡単に種々の形状の表面板を取り付け施工することができるようにする有益な効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591006944 【氏名又は名称】三甲株式会社 【住所又は居所】岐阜県瑞穂市本田474番地の1
|
| 【出願日】 |
平成14年4月8日(2002.4.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112531 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 浩二
|
| 【公開番号】 |
特開2003−301589(P2003−301589A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月24日(2003.10.24) |
| 【出願番号】 |
特願2002−105740(P2002−105740) |
|