| 【発明の名称】 |
化粧ダクト接続ボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】鹿島 毅人 【住所又は居所】大阪府茨木市宮島2丁目6番1号 因幡電機産業株式会社内生産事業部内
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| 【要約】 |
【課題】化粧ダクト接続ボックスについて設計・製作の容易化、製作コストの低減、在庫管理の容易化を図る。
【解決手段】内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクト7を十字4方向から接続する化粧ダクト接続ボックス8を形成するのに、十字4方向に開口する4つのダクト接続用開口16を側面部に形成した扁平角柱状又は扁平円柱状のボックス本体8Aを設け、ダクト接続用開口16の形成部に装着することでそのダクト接続用開口16を接続対象化粧ダクトの種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する口縁部材18の装着部Sを、ボックス本体8Aにおける4つのダクト接続用開口16のうちの少なくとも1つのダクト接続用開口16の形成部に設けた構造にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクトを十字4方向から接続する化粧ダクト接続ボックスであって、十字4方向に開口する4つのダクト接続用開口を側面部に形成した扁平角柱状又は扁平円柱状のボックス本体を設けるとともに、前記ダクト接続用開口の形成部に装着することでそのダクト接続用開口を接続対象化粧ダクトの種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する口縁部材の装着部を、前記ボックス本体における4つの前記ダクト接続用開口のうちの少なくとも1つのダクト接続用開口の形成部に設けてある化粧ダクト接続ボックス。 【請求項2】 前記口縁部材の装着部を、複数種の化粧ダクトに対して各別に対応する複数種の口縁部材の選択的な装着が可能な構造にしてある請求項1記載の化粧ダクト接続ボックス。 【請求項3】 前記口縁部材の装着部を、前記口縁部材と前記ダクト接続用開口を閉塞する閉塞部材との選択的な装着が可能な構造にしてある請求項1又は2記載の化粧ダクト接続ボックス。 【請求項4】 前記口縁部材を、前記ダクト接続用開口の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに各別に装着する一側用部材と他側用部材とで構成し、一種の口縁部材における一側用部材と、この一種の口縁部材とは幅寸法の異なる化粧ダクトを対応ダクトととする他種の口縁部材における他側用部材とを、前記ダクト接続用開口の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに振り分けて装着することで、そのダクト接続用開口をダクト幅方向に変位した開口に変更する構造にしてある請求項2又は3記載の化粧ダクト接続ボックス。 【請求項5】 内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクトを十字4方向から接続する化粧ダクト接続ボックスであって、十字4方向に開口する4つのダクト接続用開口を側面部に形成した扁平角柱状又は扁平円柱状のボックス本体を設けるとともに、前記ダクト接続用開口の形成部に装着することでそのダクト接続用開口を閉塞する閉塞部材の装着部を、前記ボックス本体における4つの前記ダクト接続用開口のうちの少なくとも1つのダクト接続用開口の形成部に設けてある化粧ダクト接続ボックス。 【請求項6】 前記ボックス本体を、そのボックス本体の底面部及び側面部を形成するボックス基部に対しそのボックス本体の上面部を形成する天板を取り付けることで形成する構造にし、この天板の前記ボックス基部への取り付けにおいて、天板とボックス基部との間に天板歩路化用の補強部材を介在させる天板取付形態と、天板とボックス基部との間への前記補強部材の介在を省略する天板取付形態との選択が可能な構造にしてある請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧ダクト接続ボックス。 【請求項7】 前記口縁部材の装着部又は前記閉塞部材の装着部を、1つのボックス本体における1つのダクト接続用開口と他のボックス本体における1つのダクト接続用開口とを対面させた状態でそれら2つのボックス本体を連結する連結部に兼用する構造にしてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の化粧ダクト接続ボックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクトを十字4方向から接続する化粧ダクト接続ボックスに関する。 【0002】 【従来の技術】内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクトには配管・配線の収容数や収容する配管・配線の種別などの使用条件によって横断面の外形形状や外形寸法が異なる複数種のものがあるが、従来、この化粧ダクトを十字4方向から接続する十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスについては、それら十字4方向の各々について、接続可能な化粧ダクトが一種のものに限られた構造になっていた。 【0003】また従来、化粧ダクトどうしを接続するのに、施設方向が互いに直交する2本の化粧ダクトの接続にはL字形のダクト継手を用い、施設方向が互いに一致する2本の化粧ダクトとそれら2本の化粧ダクトに対して施設方向が直交する化粧ダクトとの3本の化粧ダクトの接続にはT字形のダクト継手を用い、そして、施設方向が十字4方向の4本の化粧ダクトの接続に上記の化粧ダクト接続ボックスを用いるといった使用形態で、化粧ダクトどうしの接続パターンに応じて夫々専用のダクト接続具を使用していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスでは、4方向各々の接続対象化粧ダクトの種別に応じて多種の仕様の化粧ダクト接続ボックスを製作・準備しなければならず、この為、メーカにとっては設計・製作に手間を要する、製作コストが高く付く、在庫管理が煩雑になる等の問題があり、同様に施工者にとっては選定・発注に手間を要する、施設コストが嵩む、施工管理が煩雑になる等の問題があった。 【0005】また、前述の如く化粧ダクトどうしの接続パターンに応じて夫々専用のダクト接続具を使用するのでは、それら複数種の専用ダクト接続具を製作・準備する上でメーカー及び施工者にとって上記と同様の問題があった。 【0006】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、上記の如き問題を効果的に解消できる機能性の高い化粧ダクト接続ボックスを提供する点にある。 【0007】 【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発明は、内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクトを十字4方向から接続する化粧ダクト接続ボックスに係り、その特徴は、十字4方向に開口する4つのダクト接続用開口を側面部に形成した扁平角柱状又は扁平円柱状のボックス本体を設けるとともに、前記ダクト接続用開口の形成部に装着することでそのダクト接続用開口を接続対象化粧ダクトの種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する口縁部材の装着部を、前記ボックス本体における4つの前記ダクト接続用開口のうちの少なくとも1つのダクト接続用開口の形成部に設けてある点にある。 【0008】つまり、この構成によれば、化粧ダクト接続ボックスの設置施工時などの適当な段階で上記装着部に口縁部材を装着すれば、ダクト接続用開口をそれに対して実際に接続する化粧ダクトの種別に応じた形状及び大きさの開口に適宜変更することができるから、十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスの製作・準備において、接続対象化粧ダクトの種別に対応するのに要する化粧ダクト接続ボックスの必要仕様数を削減することができ、これにより、十字4方向の各々について接続可能な化粧ダクトが一種のものに限られていた従来の十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスに比べ、メーカにとっては設計・製作が容易になる、製作コストを低減できる、在庫管理が容易になる等の効果を得ることができ、また同様に、施工者にとっては選定・発注が容易になる、施設コストを低減できる、施工管理が容易になる等の効果を得ることができる。 【0009】なお、請求項1に係る発明の実施においては、口縁部材の装着部を4つのダクト接続用開口のうちの1つのダクト接続用開口の形成部にのみ設ける形態、対向関係あるいは隣り合う関係にある2つのダクト接続用開口夫々の形成部に設ける形態、3つのダクト接続用開口夫々の形成部に設ける形態、あるいは、4つのダクト接続用開口全ての形成部に設ける形態のいずれを採用してもよいが、形成部に口縁部材の装着部を設けるダクト接続用開口(すなわち、口縁部材の装着により形状又は大きさを適宜変更できるダクト接続用開口)の数を多くする方が上記効果をより大きく得ることができる。 【0010】また、口縁部材の装着部を4つのダクト接続用開口全ての形成部に設けるようにすれば、それら4つのダクト接続用開口を全て同一構造にし得ることで、製作を一層容易にし得るとともに、設置施工時におけるボックス設置向きの確認作業なども不要化することができて設置施工性も一層高めることができる。 【0011】〔2〕請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記口縁部材の装着部を、複数種の化粧ダクトに対して各別に対応する複数種の口縁部材の選択的な装着が可能な構造にしてある点にある。 【0012】つまり、この構成によれば、装着する口縁部材の種別選択だけで、より多くの種別の接続対象化粧ダクトに対応することができ、これにより、十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスの製作・準備において、接続対象化粧ダクトの種別に対応するのに要する化粧ダクト接続ボックスの必要仕様数を一層大きく効果的に削減することができて、請求項1に係る発明による前述の効果を一層顕著に得ることができる。 【0013】〔3〕請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記口縁部材の装着部を、前記口縁部材と前記ダクト接続用開口を閉塞する閉塞部材との選択的な装着が可能な構造にしてある点にある。 【0014】つまり、この構成によれば、口縁部材の装着部をボックス本体における4つのダクト接続用開口のうちの幾つのダクト接続用開口の形成部に設けるかにもよるが、口縁部材の装着部に上記閉塞部材を装着してその装着部を設けたダクト接続用開口を閉塞することで、十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスを、施設方向が十字4方向の4本の化粧ダクトの接続に用いる本来の用途の他に、施設方向が互いに一致する2本の化粧ダクトとそれら2本の化粧ダクトに対して施設方向が直交する化粧ダクトとの3本の化粧ダクトを接続するT字形ダクト継手と同等の用途に用いたり、施設方向が互いに直交する2本の化粧ダクトを接続するL字形ダクト継手と同等の用途に用いたりする等のことができる。 【0015】そして、このことにより、化粧ダクトどうしの種々の接続パターンに対応するのにT字形ダクト継手やL字形ダクト継手といった他の複数種の専用ダクト接続具の製作・準備を不要にする、ないしは、その必要性を軽減することができ、これにより、請求項1に係る発明や請求項2に係る発明による前述の効果と相俟って、設計・製作の容易化、製作コストの低減、在庫管理の容易化といったメーカーにとっての効果、並びに、選定・発注の容易化、施設コストの低減、施工管理の容易化といった施工者にとっての効果を一層大きく顕著に得ることができる。 【0016】また、上記構成によれば、将来の増設化粧ダクトの接続に備えて一部のダクト接続用開口を閉塞部材の装着により仮に閉塞しておいて、増設化粧ダクトの接続時には口縁部材の装着により増設化粧ダクトの種別に対応するといった使用形態も可能になり、この点でも機能性を効果的に高めることができる。 【0017】なお、3つのダクト接続用開口を上記閉塞部材の装着により閉塞して十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスを1本の化粧ダクトのエンドボックスとして使用する場合を含め、化粧ダクト接続ボックスの使用上は最大3つのダクト接続用開口を閉塞できれば十分であるが、口縁部材と閉塞部材との選択的な装着が可能な上記装着部を4つのダクト接続用開口全ての形成部に設けるようにすれば、前述と同様、それら4つのダクト接続用開口を全て同一構造にし得ることで、製作を一層容易にし得るとともに、設置施工時におけるボックス設置向きの確認作業なども不要化することができて設置施工性も一層高めることができる。 【0018】〔4〕請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記口縁部材を、前記ダクト接続用開口の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに各別に装着する一側用部材と他側用部材とで構成し、一種の口縁部材における一側用部材と、この一種の口縁部材とは幅寸法の異なる化粧ダクトを対応ダクトととする他種の口縁部材における他側用部材とを、前記ダクト接続用開口の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに振り分けて装着することで、そのダクト接続用開口をダクト幅方向に変位した開口に変更する構造にしてある点にある。 【0019】つまり、この構成によれば、夫々単独でもダクト接続用開口の形状又は大きさの変更に使用する二種の口縁部材を利用(具体的には、一方の口縁部材の一側用部材と他方の口縁部材の他側用部材とを利用)して、接続対象化粧ダクトの設置レイアウトなどに応じダクト接続用開口をダクト幅方向に変位した開口に容易に変更することができ、この点で、部材数の増加による設計・製作及び在庫管理の煩雑化や製作コストの増大、あるいは、選定・発注及び施工管理の煩雑化や施設コストの増大を回避しながら、接続対象化粧ダクトの設置レイアウト面で一層機能性の高い十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスにすることができる。 【0020】〔5〕請求項5に係る発明は、内部を配管経路又は配線経路とする化粧ダクトを十字4方向から接続する化粧ダクト接続ボックスに係り、その特徴は、十字4方向に開口する4つのダクト接続用開口を側面部に形成した扁平角柱状又は扁平円柱状のボックス本体を設けるとともに、前記ダクト接続用開口の形成部に装着することでそのダクト接続用開口を閉塞する閉塞部材の装着部を、前記ボックス本体における4つの前記ダクト接続用開口のうちの少なくとも1つのダクト接続用開口の形成部に設けてある点にある。 【0021】つまり、この構成によれば、請求項3に係る発明と同様、閉塞部材の装着部をボックス本体における4つのダクト接続用開口のうちの幾つのダクト接続用開口の形成部に設けるかにもよるが、装着部に上記閉塞部材を装着してその装着部を設けたダクト接続用開口を閉塞することで、十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスを、施設方向が十字4方向の4本の化粧ダクトの接続に用いる本来の用途の他に、施設方向が互いに一致する2本の化粧ダクトとそれら2本の化粧ダクトに対して施設方向が直交する化粧ダクトとの3本の化粧ダクトを接続するT字形ダクト継手と同等の用途に用いたり、施設方向が互いに直交する2本の化粧ダクトを接続するL字形ダクト継手と同等の用途に用いたりする等のことができる。 【0022】そして、このことにより、化粧ダクトどうしの種々の接続パターンに対応するのにT字形ダクト継手やL字形ダクト継手といった他の複数種の専用ダクト接続具の製作・準備を不要にする、ないしは、その必要性を軽減することができ、これにより、メーカにとっては設計・製作が容易になる、製作コストを低減できる、在庫管理が容易になる等の効果を得ることができ、また同様に、施工者にとっては選定・発注が容易になる、施設コストを低減できる、施工管理が容易になる等の効果を得ることができる。 【0023】また、上記構成によれば、将来の増設化粧ダクトの接続に備えて一部のダクト接続用開口を閉塞部材の装着により仮に閉塞しておくといった使用形態も可能になり、この点でも機能性を効果的に高めることができる。 【0024】なお、請求項5に係る発明の実施においては、閉塞部材の装着部を4つのダクト接続用開口のうちの1つのダクト接続用開口の形成部にのみ設ける形態、対向関係あるいは隣り合う関係にある2つのダクト接続用開口夫々の形成部に設ける形態、3つのダクト接続用開口夫々の形成部に設ける形態、あるいは、4つのダクト接続用開口全ての形成部に設ける形態のいずれを採用してもよいが、形成部に閉塞部材の装着部を設けるダクト接続用開口(すなわち、閉塞部材の装着により適宜閉塞できるダクト接続用開口)の数を多くする方が、より多くの化粧ダクト接続パターンに対応することができて、上記効果をより大きく得ることができる。 【0025】また、3つのダクト接続用開口を上記閉塞部材の装着により閉塞して十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスを1本の化粧ダクトのエンドボックスとして使用する場合を含め、化粧ダクト接続ボックスの使用上は最大3つのダクト接続用開口を閉塞できれば十分であるが、閉塞部材の装着部を4つのダクト接続用開口全ての形成部に設けるようにすれば、前述と同様、それら4つのダクト接続用開口を全て同一構造にし得ることで、製作を一層容易にし得るとともに、設置施工時におけるボックス設置向きの確認作業なども不要化することができて設置施工性も一層高めることができる。 【0026】〔6〕請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記ボックス本体を、そのボックス本体の底面部及び側面部を形成するボックス基部に対しそのボックス本体の上面部を形成する天板を取り付けることで形成する構造にし、この天板の前記ボックス基部への取り付けにおいて、天板とボックス基部との間に天板歩路化用の補強部材を介在させる天板取付形態と、天板とボックス基部との間への前記補強部材の介在を省略する天板取付形態との選択が可能な構造にしてある点にある。 【0027】つまり、この構成によれば、化粧ダクト接続ボックスの天板を歩路(作業者などの通路)にする必要性の有無に対して、上記2つの天板取付形態の選択だけで容易に対応することができる。 【0028】そして、上記構成によれば、補強部材の固設的組み付けや強度の高い天板形成材の使用などによって天板を歩路化した1仕様のものだけを、施設条件としての天板歩路化の必要性の有無にかかわらずに使用するのに比べ、天板形成材を低強度のもので済ませられることと補強部材の省略が可能なこととでコストの低減が可能になる。 【0029】なお、請求項6に係る発明の実施において、天板や天板歩路化用の補強部材を、90度ずつ回転させたいずれの姿勢においても4つのダクト接続用開口に対応させて適切にボックス基部に取り付けられる構造にしておけば、それら天板や補強部材の取り付け時における取付向きの確認作業を不要化することができて、天板取り付け作業を一層容易にすることができる。 【0030】また、歩路化する天板には歩路用の滑り止め材を貼設するのが望ましいが、この場合、天板を90度ずつ回転させたいずれの姿勢においても適切にボックス基部に取り付けられる構造にし、そして、歩路用天板として歩路用滑り止め材を十字形に貼設した天板と、歩路用滑り止め材をT字形に貼設した天板と、歩路用滑り止め材をL字形に貼設した天板と、歩路用滑り止め材を一文字に貼設した天板との4種を準備するようにすれば、その4種の歩路用天板の選択使用と天板取り付け向きの選択だけで、種々の歩路レイアウトに対応することができる。 【0031】〔7〕請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記口縁部材の装着部又は前記閉塞部材の装着部を、1つのボックス本体における1つのダクト接続用開口と他のボックス本体における1つのダクト接続用開口とを対面させた状態でそれら2つのボックス本体を連結する連結部に兼用する構造にしてある点にある。 【0032】つまり、この構成によれば、1つのボックス本体における1つのダクト接続用開口と他のボックス本体における1つのダクト接続用開口とを対面させた状態でのそれら2つのボックス本体の連結をもって、ダクト接続用開口数のより多い化粧ダクト接続ボックスを必要に応じて適宜形成することができ、この点で、機能性の一層高い十字4方向用の化粧ダクト接続ボックスにすることができる。 【0033】そしてまた、前記口縁部材の装着部又は前記閉塞部材の装着部を連結部に兼用利用してボックス本体どうしの連結を行なうから、ボックス本体どうしの連結のための専用の連結部を口縁部材の装着部や閉塞部材の装着部とは別に各ボックス本体に装備するのに比べ、構造を簡略にすることができて化粧ダクト接続ボックスの製作を容易にし得るとともに、その製作コストを安価にすることができる。 【0034】 【発明の実施の形態】図1はビルの屋上に施設された配管設備を示し、1はビル内を縦に貫通する配管シャフトPSの塔屋(いわゆる、ハト小屋)であり、このシャフト塔屋1の側壁1a(外壁)に形成された配管用貫通口2を通して配管シャフトPS内から屋上へ引き出した複数の管3(例えば、冷媒配管や冷却水配管など)を、屋上スラブ4上で横引き配管して屋上設置の各機器(図示せず)に接続してある。 【0035】シャフト塔屋1の側壁外面において配管用貫通口2の形成部には、その配管用貫通口2を通じて配管シャフトPS内へ雨水が侵入するのを防止するフードボックス5を取り付けてあり、配管用貫通口2から引き出した管3は、その引き出し管3を伝っての配管シャフトPS内への雨水侵入を防止する為にフードボックス5内において一度立ち下げ配管した上でフードボックス5の前面開口5a(後述する配管化粧ダクトの接続口)からボックス外部へ前向きに引き出してある。 【0036】そして、フードボックス5から引き出した複数の管3は架台6により屋上スラブ4から浮かせた状態で屋上スラブ4上を横引き配管し、その横引き配管経路では、内部を配管経路とする化粧ダクト7により横引き管3を覆ってある。 【0037】また、横引き配管経路の途中におけるT形配管分岐部やL形配管変向部には化粧ダクト接続ボックス8を設置し、その化粧ダクト接続ボックス8に対し各方向の化粧ダクト7(すなわち、化粧ダクト接続ボックス8に対して導出入する横引き管3を覆っている各方向の化粧ダクト7)を接続してある。 【0038】化粧ダクト7は、図2,図3に示す如く、適当間隔に配置した架台6に対し連結固定する左右一対の板金製ダクト側壁9(親桁)と、ダクト長手方向で適当間隔ごとに配置して両ダクト側壁9の下端部どうしの間に横架するリブ付き帯板状の金属製小桁10と、両ダクト側壁9の上端部どうしにわたらせた状態に装着する板金製の天蓋11を主要構成部材とするものであり、ダクト内部において複数の管3をダクト幅方向に並べた状態で小桁10により支持する。 【0039】両ダクト側壁9夫々の下端部には、斜め下向きでダクト内方側に延びる下部傾斜辺部9aと、その下部傾斜辺部9aの先端から水平姿勢でダクト内方側に延出する下部折縁部9bを形成してあり、この下部折縁部9bには小桁10や架台6をボルト・ナット連結するためのボルト孔9cをダクト長手方向で一定間隔ごとに形成してある。また、両ダクト側壁9夫々の上端部には、斜め上向きでダクト内方側に延びる上部傾斜辺部9dと、その上部傾斜辺部9dの先端から水平姿勢でダクト内方側に延出する上部折縁部9eを形成してあり、この上部折縁部9eには天蓋11をビス固定するためのビス孔9fをダクト長手方向で一定間隔ごとに形成してある。 【0040】そして、天蓋11の両側縁部は、それら両側縁部を両ダクト側壁9の上端部に載せ置いて天蓋11を両ダクト側壁9の上端部どうしにわたらせた状態において両ダクト側壁9の上部傾斜辺部9d及び上部折縁部9eと凹凸嵌合する屈折横断面形状にしてあり、この凹凸嵌合により天蓋11をその装着操作において両ダクト側壁9の上端部に対し適切かつ安定的に載置装着できるようにしてある。 【0041】一方、化粧ダクト接続ボックス8は、十字4方向からの化粧ダクト接続を可能にしたものであって、図4〜図7に示す如く、一対の門型取付架台12に対し連結固定する板金製の底板13と、その底板13の四隅部に取り付ける4つの金属製柱部材14と、それら柱部材14に取り付ける板金製の天板15とを基本構成部材としており、これら底板13と柱部材14と天板15とにより、十字4方向に開口するダクト接続用開口16を四側面部の各々に形成した扁平正四角柱状のボックス本体8Aを形成して、このボックス本体8Aにおける4つのダクト接続用開口16に対し選択的に化粧ダクト7を差し込み接続する構造にしてある。 【0042】底板13は正方形の平板製底面部13aの周縁に立上部13bを設けたパン構造のものであり、底面部13aには門型取付架台12をボルト・ナット連結するためのボルト孔13cを形成し、4辺の立上部13b夫々の左右両端部には柱部材14をボルト・ナット連結するためのボルト孔13dを形成してある。 【0043】天板15は底板13と同じく正方形の平板製上面部15aの周縁に立下部15bを設けたパン構造のものであり、上面部15aの四隅部には柱部材14に対して天板15をボルト・ナット連結するためのボルト孔15cを形成してある。また、天板15は、立下部15bと柱部材14との間に後述する補強部材17の縦片部17bが介在することを許す隙間分だけ底板13よりも大きな正方形にしてある。 【0044】柱部材14は、横断面視においてL字状配置で各々の上下両端部に張出部を形成した2枚の縦板部14aと、それら縦板部14aの上端で水平姿勢に設けた上板部14bとを備える構造のものであり、各縦板部14aの下端部には、底板13の立上部13bに形成したボルト孔13dと重ね合わせた状態でボルトを通して柱部材13を底板14に連結するナット付きボルト孔14cを設け、上板部14bには、天板15の上面部15aに形成したボルト孔15cと重ね合わせた状態でボルトを通して天板15を柱部材14に連結するナット付きボルト孔14dを設けてある。 【0045】また、柱部材14の各縦板部14aにおける上寄り部分及び下寄り部分には、ダクト接続用開口16を接続対象化粧ダクト7の種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する板状の口縁部材18をボルト連結によりボックス本体8Aの外側から各ダクト接続用開口16の形成部に取り付けるためのナット付きボルト孔14e,14fを設けてある。 【0046】つまり、4本の柱部材14の夫々において、この2つのナット付きボルト孔14e,14fを設けた各縦板部14aは上記口縁部材18の装着部Sを構成している。 【0047】化粧ダクト7には大別して、側壁高さ寸法の小さな標準型のものと側壁高さ寸法の大きな大型のものとの2種があり、また、標準型ダクト7の設置方式には、設置床からの浮かし寸法の小さな標準設置と設置床からの浮かし寸法の大きな桁高設置との2種があることに対し対応するのに、上記の柱部材14には短尺柱部材14Lと長尺柱部材14Hとを製作・準備してあり、短尺柱部材14Lを用いて図5に示す高さ寸法の小さなボックス本体8Aを形成した場合には、標準設置する標準型ダクト7の接続のみが可能になり、図8に示す如く長尺柱部材14Hを用いて高さ寸法の大きなボックス本体8A′を形成した場合には、大型ダクト7の接続と桁高設置する標準型ダクト7の接続とが可能になる。 【0048】なお、短尺柱部材14Lを用いる場合及び長尺柱部材14Hを用いる場合のいずれにおいても底板13及び天板15の夫々は兼用である。 【0049】板状の口縁部材18は、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付けるもの及び長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付けるものの各々について、横断面の外形形状や外形寸法が異なる複数種の化粧ダクト7に対し各別に対応する複数種のものを製作・準備してあり、具体的には、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける口縁部材18については、図9〜図11に示す如く3種の標準型ダクト7A,7B,7Cの標準設置に対して各別に対応する3種の口縁部材18A,18B,18Cを製作・準備してある。 【0050】また、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける口縁部材18については、図12〜図17に示す如く4種の標準型ダクト7A,7B,7C,7Dの桁高設置に対して各別に対応する4種の口縁部材18A′,18B′,18C′、18D′と2種の大型ダクト7E,7Fに対して各別に対応する2種の口縁部材18E,18Fとの計6種を製作・準備してある。 【0051】そして、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける3種の口縁部材18A〜18Cの夫々には、図18,図20に示すように、短尺柱部材14Lの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通してそれら口縁部材18A〜18Cを短尺柱部材14Lにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つの共通ボルト孔18a,18bを形成し、また同様に、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける6種の口縁部材18A′〜18D′,18E,18Fの夫々には、図19(図20参照)に示すように、長尺柱部材14Hの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通してそれら口縁部材18A′〜18D′,18E,18Fを長尺柱部材14Hにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つの共通ボルト孔18a′,18b′を形成して、柱部材14の各縦板部14a(すなわち、口縁部材18の装着部S)に対する複数種の口縁部材18の選択的な装着を可能にしてある。 【0052】さらにまた、ダクト接続用開口16の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに各別に装着する一側用部材18mと他側用部材18nとの2部材で口縁部材18を構成する3種の口縁部材18A〜18Cのうちの2種のもの18A,18Cについては、図21,図22に示す如く、口縁部材18Aの一側用部材18mと口縁部材18Cの他側用部材18nとをダクト接続用開口16の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに振り分けて装着したり、あるいは逆に、口縁部材18Cの一側用部材18mと口縁部材18Aの他側用部材18nとをダクト接続用開口16の形成部におけるダクト幅方向の一側部と他側部とに振り分けて装着したりすることで、ダクト接続用開口16をダクト幅方向に変位した開口に変更できるようにしてある。 【0053】なお、図23に示す如く、ダクト幅の最も大きい標準型ダクト7Dの標準設置の場合は、口縁部材18を装着せずに、底板13と2本の短尺柱部材14Lと天板15のみにより形成されるダクト接続用開口16をもって対応するようにしてあり、また、図24に示す如く、ダクト幅の最も大きい大型ダクト7Gに対しては、口縁部材18を装着せずに、底板13と2本の長尺柱部材14Hと天板15のみにより形成されるダクト接続用開口16をもって対応するようにしてある。 【0054】18cは撓み防止のために口縁部材18の上縁部に取り付けた補強部材、18dは柱部材14を底板13に連結するボルトのボルト頭と口縁部材18との干渉を回避するために口縁部材18の下部に形成した逃がし穴である。 【0055】口縁部材18の装着部Sである柱部材14の各縦板部14aは、図25に示す如く、ダクト接続用開口16を閉塞する板状閉塞部材19の装着部も兼ねており、この閉塞部材19の装着によりボックス本体8Aにおける4つのダクト接続用開口16を選択的に閉塞することで、十字4方向からの化粧ダクト接続が可能な化粧ダクト接続ボックス8を十字4方向からの化粧ダクト接続の他、図26(イ)〜(ニ)の夫々に示す如き形態で使用できるようにしてある。 【0056】すなわち、図26(イ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうちの1つのみを閉塞部材19により閉塞することで、施設方向が一致する2本の化粧ダクト7とそれら2本の化粧ダクト7に対して施設方向が直交する1本の化粧ダクト7との計3本の化粧ダクト7を接続するT字形ダクト継手として使用(すなわち、前記したT形配管分岐部で使用)し、図26(ロ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうち隣り合う関係にある2つのダクト接続用開口16を閉塞部材19により閉塞することで、施設方向が互いに直交する2本の化粧ダクト7を接続するL字型ダクト継手として使用(すなわち、前記したL形配管変更部で使用)する。 【0057】また、図26(ハ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうち対向関係にある2つのダクト接続用開口16を閉塞部材19により閉塞することで、施設方向が一致する2本の化粧ダクト7を接続するダクト中継ボックスとして使用し、図26(ニ)に示す使用形態では、4つのダクト接続用開口16のうちの3つのダクト接続用開口16を閉塞部材19により閉塞することで、1本の化粧ダクト7に対するエンドボックスとして使用する。 【0058】閉塞部材19には、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さいものと、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きなものとの2種を製作・準備してあり、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さい閉塞部材19の両側部には、口縁部材装着用として短尺柱部材14Lの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の小さい閉塞部材19を短尺柱部材14Lにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔19a,19bを形成してある。 【0059】また同様に、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きい閉塞部材19(図示せず)の両側部には、長尺柱部材14Hの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の大きい閉塞部材19を長尺柱部材14Hにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔を形成してあり、これにより、装着部Sとしての柱部材14の各縦板部14aに対する複数種の口縁部材18と閉塞部材19との選択的な装着を可能にしてある。 【0060】そしてまた、口縁部材18の装着部と閉塞部材19の装着部とを兼ねる柱部材14の各縦板部14aは、図27,図28に示す如く、2つのボックス本体8Aを連結する連結部も兼ねており、1つのボックス本体8Aにおける1つのダクト接続用開口16と他のボックス本体8Aにおける1つのダクト接続口16とを対面させた状態において、それら対面部の両側夫々で面一状に並ぶ状態になる2つの柱部材14の縦板部14aの夫々に対し連結板20をそれら面一状の2つの縦板部14aどうしにわたらせた状態でボルト連結することにより、それら2つのボックス本体8Aを各々1つのダクト接続用開口16どうしを対面させた状態で連結する。 【0061】すなわち、この連結構造により2つの化粧ダクト接続ボックス8を連結する、また場合によっては3つ以上の化粧ダクト接続ボックス8を連結することで、ダクト接続用開口16の開口数を多くした二連型や三連型の化粧ダクト接続ボックスを必要に応じて形成する。 【0062】連結板20には、口縁部材18や閉塞部材19と同様、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さいものと、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きなものとの2種を製作・準備してあり、短尺柱部材14Lの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の小さい連結板20には、口縁部材装着用として短尺柱部材14Lの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の小さい連結板20を短尺柱部材14Lにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔20a,20bを、一方の短尺柱部材14Lに対するものと他方の短尺柱部材14Lに対するものとの2組形成してある。 【0063】また同様に、長尺柱部材14Hの縦板部14aに取り付ける高さ寸法の大きい連結板20(図示せず)には、長尺柱部材14Hの縦板部14aに形成した2つのナット付きボルト孔14e,14fに重ね合わせた状態でボルトを通して、その高さ寸法の大きい連結板20を長尺柱部材14Hにおける縦板部14aの外面側に貼り付ける状態に取り付けるための2つのボルト孔を、一方の長尺柱部材14Hに対するものと他方の長尺柱部材14Hに対するものとの2組形成してあり、これにより、装着部Sとしての柱部材14の各縦板部14aに対する複数種の口縁部材18と閉塞部材19と連結板20との選択的な装着を可能にしてある。 【0064】なお、口縁部材18と連結板20とは重ね合わせた状態で柱部材14における共通の1つの縦板部14aにボルト連結することができるから、連結板20の取り付けにかかわらず、その連結板20を取り付けたダクト接続用開口16を口縁部材18の取り付けにより接続対象化粧ダクト7の種別に応じた形状及び大きさの開口に変更する機能は維持される。 【0065】また、閉塞部材19も連結板20と重ね合わせた状態で柱部材14における共通の1つの縦板部14aにボルト連結することができるから、連結板20の取り付けにかかわらず、その連結板20を取り付けたダクト接続用開口16を閉塞部材19の取り付けにより閉塞する機能も同様に維持される。 【0066】20cは柱部材14を底板13に連結するボルトのボルト頭と連結板20との干渉を回避するために連結板20の下部に形成した逃がし穴である。 【0067】天板15はボックス本体8Aの上面部を形成し、底板13とそれに連結した4本の柱部材14とは、ボックス本体8Aの底面部及び側面部を形成するボックス基部21を構成するが、このボックス基部21に対する天板15の取り付け(具体的には4本の柱部材14の上板部14bに対する天板15のボルト連結)においては、先の図4,図5に示した如く天板15とボックス基部21との間に他部材を介在させずに天板15をボックス基部21に対し直接に取り付ける標準の取付形態と、図29,図30に示す如く天板15とボックス基部21との間に天板歩路化用の補強部材17を介在させた状態で天板15をボックス基部21に取り付ける天板歩路化用の取付形態との選択が可能であり、天板歩路化用の取付形態を採って補強部材17により天板15の全体を補強することで天板15上の歩行を可能にする。 【0068】補強部材17は、天板15における対向2辺部の夫々において上面部15aと立下部15bとで形成されるコーナー部分に嵌め合わせ状態で位置させるL型横断面形状の2本の金属製親棧部材17Aと、適当間隔に配置して2本の親棧部材17Aに横架したツバ付きC型横断面形状の複数本の金属製子棧部材17Bとからなる格子構造にしてあり、親棧部材17Aの両端部には親棧部材17Aを柱部材14の上板部14bに連結するためのボルト孔17aを形成してある。 【0069】そして、この補強部材17の取り付けについては、各親棧部材17Aにおける縦片部17bの両端部を柱部材14の縦板部14aと天板15の立下部15bとの間の隙間部に位置させ、かつ、各親棧部材17Aにおける横片部17cの両端部を柱部材14の上板部14bと天板15の上面部15aとの間に挟んだ状態において、天板15のボルト15cと親棧部材17Aのボルト孔17aと柱部材14における上板部14bのナット付きボルト孔14dとの三者にボルトを通すことで、天板15とのいわゆる共締めにより補強部材17をボックス本体8Aに取り付ける構造にしてある。 【0070】天板15には、上面に歩路用滑り止め材を貼設していない標準天板15Aと上面に歩路用滑り止め材を貼設した歩路用天板とを製作・準備してあり、また、歩路用天板には図31(イ)〜(ニ)に示す如く、歩路用滑り止め材15dを十字形に貼設した天板15Bと、歩路用滑り止め材15dをT字形に貼設した天板15Cと、歩路用滑り止め材15dをL字形に貼設した天板15Dと、歩路用滑り止め材15dを一文字に貼設した天板15Eとの4種を製作・準備してあり、天板15を歩路化する場合には、これら4種の歩路用天板15B〜15Eの選択使用と、天板15を90度ずつ回転させる天板取り付け向きの選択とをもって、種々の歩路レイアウトに対応できるようにしてある。 【0071】一方、化粧ダクト7には、図32に示す如く、化粧ダクト接続ボックス8のダクト接続用開口16に対する差し込み接続部の近傍(換言すれば、化粧ダクト7のダクト長手方向における端部の近傍)において必要に応じ天蓋11に対する金属製の補強具22を装着し、この補強具22により天蓋11の自重による撓みを防止するようにしてある。 【0072】この補強具22は、図32,図33に示す如く、両端部を両ダクト側壁9の上端部に対する載置支持部22aにした水平装着姿勢の帯板状架設部22Aにおける両側縁に、上端縁を天蓋11の下面に対して当接させる縦装着姿勢の帯板状受止部22Bを、それらの長手方向が一致する状態に備えさせたコの字状横断面形状のものであり、両端部の載置支持部22aを両ダクト側壁9の上端部に載置して両ダクト側壁9の上端部どうしにわたる架設状態に補強具22を装着した後に、天蓋11を両ダクト側壁11に装着することで、天蓋11の自重による撓みを補強具22により受け止め防止する。 【0073】帯板状架設部22Aの両端部における載置支持部22aは、両ダクト側壁9の上端縁を形成する水平姿勢の上部折縁部9eの上面に対して載置する単純な平面形状にしてあり、これにより、両ダクト側壁9の上端部で水平姿勢の上部折縁部9eがダクト長手方向に一様に連続する構造の化粧ダクト7において、補強具両端部の載置支持部22aをダクト長手方向における任意の箇所で両ダクト側壁9の上端部に対し一定の載置姿勢で適切に載置できるように(換言すれば、補強具22をダクト長手方向において任意の箇所で両ダクト側壁9の上端部にわたる架設状態に適切に装着できるように)して、状況によらず補強具22を天蓋11の撓みを最も効果的に受け止め得る最適装着位置に装着できるようにしてある。 【0074】また、この補強具22における帯板状架設部22Aの両端部には、両ダクト側壁9の上部折縁部9eに対する載置支持部22aの設置に伴い上部折縁部9eの内縁とダクト幅方向において近接対向関係になる横ずれ防止用段部としての切起片部22bを形成してあり、これら切起片部22bと両ダクト側壁9における上部折縁部9eの内縁との係合により補強具22の脱落を防止して、補強具22の架設装着状態を安定的に保つことができるようにしてある。 【0075】〔別実施形態〕本発明による化粧ダクト接続ボックス8は、水平姿勢で床面に支持する設置形態に限らず、縦姿勢で壁面などに支持する設置形態や水平姿勢で天井から吊下げ支持する設置形態など、種々の設置形態を採ることができる。 【0076】ボックス本体8Aの具体的構造は、前述の実施形態で示した構造に限られるものではなく種々の構成変更が可能であり、また、接続対象である化粧ダクト7も前述の実施形態で示した構造のものに限らず、どのような構造のものであってもよい。 【0077】口縁部材用装着部Sは、前述の実施形態で示した如くボルト連結により口縁部材18を取り付ける構造のものに限らず、係合や嵌合あるいはクランプ具などにより口縁部材18を取り付ける構造のものであってもよく、また、複数種の口縁部材18の選択的取り付けや、口縁部材18と閉塞部材19との選択的取り付け、あるいは、口縁部材18と閉塞部材19と連結板20との選択的取り付けを可能にするための構造も種々の構成変更が可能である。 【0078】請求項5に係る発明の実施において、閉塞部材用の装着部は閉塞部材19の装着のみを行なうものであってもよい。 【0079】口縁部材18の装着部や閉塞部材19の装着部は、ボックス本体8Aにおいて4つのダクト接続用開口16のうちの一部のものの形成部にのみ設けてもよく、また、全てのダクト接続用開口16の形成部に設けてもよい。 【0080】口縁部材18、閉塞部材19、連結板20夫々の具体的構造は、それらの装着部の構造に応じて、また、接続対象の化粧ダクト7の構造に応じて種々の構成変更が可能である。 【0081】請求項6に係る発明の実施において、天板15をボックス基部21に取り付けるための構造、及び、天板歩路化用補強部材17の構造は、前述の実施形態で示した構造に限らず種々の構成変更が可能である。 【0082】また、請求項6に係る発明の実施において、天板15とボックス基部21との間に天板歩路化用の補強部材17を介在させた天板取付形態と、天板15とボックス基部21との間への天板歩路化用補強部材17の介在を省略する天板取付形態との選択を可能にするための構造も、前述の実施形態で示した構造に限らず種々の構成変更が可能である。 【0083】接続対象の化粧ダクト7は、配管に対する化粧ダクト、あるいは、配線に対する化粧ダクト、あるいはまた、配管と配線とに対する兼用の化粧ダクトであってもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000119830 【氏名又は名称】因幡電機産業株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市西区立売堀4丁目11番14号
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| 【出願日】 |
平成14年2月7日(2002.2.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−232127(P2003−232127A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月22日(2003.8.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−31052(P2002−31052) |
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