| 【発明の名称】 |
葬儀用畳 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀田 登喜夫
【氏名】井口 泰彦
【氏名】松井 康明
【氏名】頃安 雅樹
【氏名】頃安 新
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】棺桶内に敷き込むための畳であって、畳床及び畳表のいずれか一方又は両方に香りがする部材を塗布又は含浸させたことを特徴とする葬儀用畳。 【請求項2】畳床に燃焼しやすい素材を使用した請求項1記載の葬儀用畳。 【請求項3】香りのする部材は、固形物をそのままあるいは粉砕して水で練り合わせたペーストとし、畳床及び畳表の裏面の少なくとも一方に塗布して畳に香りを持たせたことを特徴とする請求項1記載の葬儀用畳。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】本発明は、畳に関するものである。さらに詳細には、葬儀に際して亡くなった人を安置するための棺桶内に敷き込む畳に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、葬儀に際しては棺桶の大きさに合う畳を敷き込んでから亡くなった人を安置することが行われてきていた。しかし、火葬するためには、家屋に敷き込む畳と同様に仕立てた畳では、不燃の材料が使用されていたりするため、通常家屋内に敷き込む畳とは材料を変えて、燃焼しやすい材料を選択する必要があった。 【0003】特に、近年では燃焼の際の排煙、煤塵、臭気等の環境汚染問題が取り上げられており、燃焼しやすい畳については種々の提案がなされてもいる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】まず本発明が解決しようとする課題は、燃焼のしやすさを求めるあまりに畳自体が、家屋内に敷き込む畳に比べてどうしても高級感が今ひとつという感じがしてしまっていた。日本人にとっては、畳は伝統的なものとしてとらえられ、畳の上で往生したいという観念、すなわち穏やかな死を迎えたい、迎えさせたいという思想が今も根強く存在している。そのため棺桶の中に畳を敷き込んで葬儀を行ったりするのであるが、その要望を充分満足させる畳が提供されてはいないという課題があった。そのために、亡くなった人が生前に要望していたことや遺族の満足を得られるような畳を提供する必要があったのである。 【0005】また、遺族が亡くなった人の生前好きだった香りや、お香等の臭いに包まれるようにして、最後のお別れをしたいという要望があったが従来の畳はそのような要望を解決できるものでもなかった。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手段として、本件発明の請求項1は、棺桶内に敷き込むための畳であって、畳床及び畳表のいずれか一方又は両方に香りがする部材を塗布又は含浸させたことを特徴とする葬儀用畳としており、亡くなった人が生前好きであった香りを畳に塗布又は含浸させることによって、棺桶内にその香りを満たすことができ、遺族も丁重にお別れをすることができるようになる。 【0007】本件発明の請求項2は畳、床に燃焼しやすい素材を使用した請求項1記載の葬儀用畳としており、香りを付けて畳の畳床を燃焼しやすい素材としており従来通り燃焼性が良い畳として提供が可能となるのである。 【0008】本件発明の請求項3は、香りのする部材は、固形物をそのままあるいは粉砕して水で練り合わせたペーストとし、畳床及び畳表の裏面の少なくとも一方に塗布して畳に香りを持たせたことを特徴とする請求項1記載の葬儀用畳としており、ペーストとして畳床や畳表、またはその両方に塗布するため香りの基となる部材には限定がほとんどなくなり、生前に好まれていた香りを棺桶内に満たすことができるのである。そうすることによって、遺族もまた満足して亡くなった人とのお別れができるのである。 【0009】 【発明の実施の形態】本件発明の実施の形態について説明すると、畳の構造は図1に示すように、畳表1、畳床2、畳縁3からなり、外観は通常の畳と変わらない構成をしている。畳床2は、燃焼性を考慮して、図1(a)の場合ではインシュレーションボード、木製、紙製、不織布等を使用する。これらの素材を適宜組み合わせた畳床とすることもできる。図1(b)の場合は、紙製のハニカム構造の畳床としている。もちろんこのハニカム構造の芯材だけでなく、図1(a)で開示したインシュレーションボード、木製、紙製、不織布等と組み合わせた畳床とすることができる。図1(c)もハニカムの構造が図1(b)と異なっているだけで基本的には紙製であり、その他の素材との組み合わせについても図1(b)と同様である。この畳表1や畳縁3は、畳床2に燃焼性のよい紙製のテープや両面テープ等で固定されている。 【0010】そして本件発明の特徴として香りを付けるために、この畳床2又は畳表1に香りを持たせる加工を行っている。この加工について説明すると、お香の香りを付けるためにお香を水等で練りペースト状にし、その香りのペーストを畳床2や畳表1の裏面に塗布するのである。 【0011】図2の畳床の側面図に示すように、畳床2の上下面に香りのペースト4を塗布(図2(a))したり、上下面のどちらか一方に香りのペースト4を塗布(図2(b)では上面の場合を示している)する。図2(c)は畳表1の裏面に香りのペースト4を塗布して畳とした図である。 【0012】香りのペースト4の塗布の状態は図3の(a)から(d)に示すように、全面に塗布したり、線状に塗布したり、ブロック状に複数塗布したり、点状に塗布したりと様々な塗布が採用できる。香りとしては葬儀がとどこおりなく終了するまでの間持てばよいため、香りの強さ等を鑑みて、香りの種類によって適宜な量を塗布するとよいのである。 【0013】また、お香は伽羅、白壇、沈香、大茴香、貝甲、桂皮など種々知られているお香を用い、また適宜それらを組み合わせたりしてもよいのである。 【0014】そして、お香以外に亡くなった人が生前好んでいた香り、例えば薔薇・鈴蘭・ブーケ・フローラルなどの花の香りや樹木の香り、その他種々の香りをつけることもできる。遺族にとっては大切な親族との別れとなるため少しでも丁重なお別れを望まれることが多いために、このような生前好んでいた香りを棺桶の中に満たすことは遺族の満足感をも満たすものであり大変に重要なことである。 【0015】ペースト状にできるものは上記の通りペースト4として塗布し、例えば香水のようなもので液体状のものは図4に示すように畳床2に含浸(図4(a))させたり、畳表1に含浸(図4(b))させるとよいのである。 【0016】以上ペースト4は塗布するとして説明をしたが、畳床2は紙製、インシュレーションボード等燃焼性の良い素材であるため、畳床2の一部に穴を開けて、その穴の部分にペースト4を塗り込めるといったことをやっても良い。またその部分をカバーするために通気性の良い不織布等で覆ったりするとより好ましい実施態様となる。 【0017】畳を製造して、香りが逃げないように通気性のないシートやフィルム等で覆い、またはシュリンクパック等を施して、使用時にそのシートやフィルム、あるいはシュリンクパックを取り除いて使用すれば保管性もよい。 【0018】 【発明の効果】 【0019】上記のように詳述したように、燃焼性がよく、灰もほとんど出ず、さらに遺族の要望する亡くなった親族との丁重な別れができる葬儀用の畳が提供できるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000163121 【氏名又は名称】極東産機株式会社
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| 【出願日】 |
平成14年2月8日(2002.2.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−232121(P2003−232121A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月22日(2003.8.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−31955(P2002−31955) |
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