| 【発明の名称】 |
サイディングおよび外回り化粧部材等の接合構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】杉山 久一 【住所又は居所】群馬県新田郡新田町小金井329 ベスト資材株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】建物の外壁等の入隅部や出隅部に用いられる隅部用サイディングに好適なサイディング接合構造を提供する。
【解決手段】隣合うサイディング1、2同志の端面を接合するサイディング接合構造であって、前記隣り合うサイディング1、2の接合端面1a、2aそれぞれに、面より奥に向かって拡大し、且つ、接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成した溝3を設け、前記端面に塗布するとともに前記溝内に注入充填した硬化性接着剤4によりサイディング接合端面同志を接合することを特徴とするサイディング接合構造。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】隣合うサイディング同志の端面を接合するサイディング接合構造であって、前記隣り合うサイディングの接合端面それぞれに、面より奥に向かう溝を形成し、少なくとも前記溝内に注入充填した硬化性接着剤によりサイディング接合端面同志を接合することを特徴とするサイディングの接合構造。 【請求項2】隣合うサイディング同志の端面を接合するサイディング接合構造であって、前記隣り合うサイディングの接合端面それぞれに、面より奥に向かって拡大し、且つ、接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成した溝を設け、少なくとも前記溝内に注入充填した硬化性接着剤によりサイディング接合端面同志を接合することを特徴とするサイディングの接合構造。 【請求項3】隣合う化粧部材同志の端面を接合する化粧部材接合構造であって、前記隣り合う化粧部材同志の接合端面それぞれに、面より奥に向かっう溝を形成し、少なくとも前記溝内に注入充填した硬化性接着剤により化粧部材端面同志を接合することを特徴とする化粧部材の接合構造。 【請求項4】隣合う化粧部材同志の端面を接合する化粧部材接合構造であって、前記隣り合う化粧部材の接合端面それぞれに、面より奥に向かって拡大し、且つ、接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成した溝を設け、少なくとも前記溝内に注入充填した硬化性接着剤により化粧部材接合端面同志を接合することを特徴とする化粧部材の接合構造。 【請求項5】前記溝は端面に対して複数形成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の接合構造。 【請求項6】前記溝はアリミゾ、逆T型溝、逆三角型溝など面に形成する開口部が小さくなっており、内部に充填された硬化性接着剤が溝内から引き抜き出来ない形状として構成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の接合構造。 【請求項7】前記隣合うサイディングまたは化粧部材は直角に接合されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の接合構造。 【請求項8】前記硬化性接着剤は好ましくは湿気硬化反応型ホットメルトであることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の接合構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、建物の外壁等に用いられるサイディングや外回り化粧部材同志の接合構造に係り、特に建物の外壁等の入隅部や出隅部に用いられる隅部用サイディング(具体的には二枚のサイディングの端部どうしを接合してこれらの二枚のサイディングを直角をなして連結させて形成された隅部用サイディング)、隅部用化粧部材に好適なサイディングおよび外回り化粧部材等の接合構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、建物の外壁や車庫の内壁等には、サイディングが使用されている。この際、外壁等の入隅部や出隅部にもサイディングを設置しなければならないが、このような隅部に用いるサイディングとしては、二枚のサイディングを直角に連結して形成された図6に示すような出隅サイディング等が実用化されている。この出隅サイディング90は、二枚のサイディング91,92の各端部を表裏面に対して斜めに切断し、これらの斜めに切断された切断面93どうしを接着剤で接合することにより、二枚のサイディング91,92を直角をなして連結させて形成されたものである。ところで、上記のような出隅サイディングは、図7に示すようにプレス成形され略直角に形成された治具の上に、表裏面に対して斜めに切断された切断面に液性の接着剤を塗布した二枚のサイディングを載置し,接合面同志を面に塗布した接着剤で接合して製造する。この時図7に示すように治具と出隅サイディングとを交互に複数段積み上げながら製造してゆく。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような接合方法では、液状接着剤が硬化するまで約1日程度の時間がかかり、製造効率が良くない。また自動接着も装置が複雑、高価となるため実際上困難である。また治具を使用して二枚のサイディングを位置決め安定させているが、接着剤をサイディングの接合面に塗布してから抱き合わせ治具の上に作業者が一つ一つ載置して行くため、サイディング同志のズレが生じやすく、不良品が出やすい、等の問題がある。上記とは別に、接着時間の短縮化を図ることができる接着剤として上記のような硬化接着剤とは異なるホットメルトを使用して接合するサイディングもある。このホットメルトは高温状態のときには液状であり、冷却すると硬化する性質を持ち、サイディングの接合面にプライマを塗ってからホットメルトで接合することができる。しかしこのような接合法では、サイディングの材料によって(たとえばサイディング内に木片チップが混合されているか否か、セメント等の粒子径の大きさがどの程度か)等によって接合力が左右され、実用的ではない。発明者らの実験によれば、上記のようなホットメルトを使用して接合をしたサイディングの場合、落下試験では従来品の約1/10程度の強度しかない。このため長期間に渡って商品保証をする必要があるサイディングとしてはこのようなホットメルトによる接合では商品化が困難である。 【0004】そこで本発明は、隣り合う二枚のサイディングあるいは化粧部材同志を確実に接合でき、さらに長期に渡っても接合強度を維持することができるサイディング、外回り化粧部材同志の接合構造を提供し、上記問題点を解決することを目的とする。このサイディングあるいは化粧部材の接合構造は出隅、入隅サイディング、あるいは出隅、入隅化粧部材の接合部に適用できるばかりでなく、隣り合うサイディングあるいは化粧部材を平面状に接合する必要がある構造部にも適用でき、極めて利用価値の高い接合構造である。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発明が採用した技術解決手段は、隣合うサイディング同志の端面を接合するサイディング接合構造であって、前記隣り合うサイディングの接合端面それぞれに、面より奥に向かう溝を形成し、前記端面に塗布するとともに前記溝内に注入充填した硬化性接着剤によりサイディング接合端面同志を接合することを特徴とするサイディングの接合構造である。また、隣合うサイディング同志の端面を接合するサイディング接合構造であって、前記隣り合うサイディングの接合端面それぞれに、面より奥に向かって拡大し、且つ、接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成した溝を設け、前記端面に塗布するとともに前記溝内に注入充填した硬化性接着剤によりサイディング接合端面同志を接合することを特徴とするサイディングの接合構造である。また、隣合う化粧部材同志の端面を接合する化粧部材接合構造であって、前記隣り合う化粧部材同志の接合端面それぞれに、面より奥に向かっう溝を形成し、前記端面に塗布するとともに前記溝内に注入充填した硬化性接着剤により化粧部材端面同志を接合することを特徴とする化粧部材の接合構造である。また、隣合う化粧部材同志の端面を接合する化粧部材接合構造であって、前記隣り合う化粧部材の接合端面それぞれに、面より奥に向かって拡大し、且つ、接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成した溝を設け、前記端面に塗布するとともに前記溝内に注入充填した硬化性接着剤により化粧部材接合端面同志を接合することを特徴とする化粧部材の接合構造である。また、前記溝は端面に対して複数形成したことを特徴とする接合構造である。また、前記溝はアリミゾ、逆T型溝、逆三角型溝など面に形成する開口部が小さくなっており、内部に充填された硬化性接着剤が溝内から引き抜き出来ない形状として構成したことを特徴とする接合構造である。また、前記隣合うサイディングまたは化粧部材は直角に接合されることを特徴とする接合構造である。また、前記硬化性接着剤は好ましくは湿気硬化反応型ホットメルトであることを特徴とする接合構造である。 【0006】 【実施の形態】以下、本発明に係る実施形態をサイディングを例にとって説明する。図1は出隅(入隅)サイディングの斜視図、図2は同サイディングの一方側の接合面の斜視図、図3は出隅(入隅)サイディングの平面図である。図1において、二枚のサイディング1、2の各端部1a、2aは表裏面に対して約45°に斜めに切断されており、これらの斜めに切断された切断面(接合面)同志を後述するホットメルト接着剤で接合することにより、二枚のサイディングを直角に連結することができる。 【0007】二枚のサイディングの接合面には図1、図2に示すような、接合面よりも奥に向かって断面積が拡大するアリ溝3が形成されている。このアリ溝3は接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成されている。なおアリ溝は本例では接合端面に1本が形成されているが、サイディングの厚さが厚い場合には複数本形成することができる。このように形成された二枚のサイディングを接合するには、まず接合面1a、2a、アリ溝3内にプライマリーを塗布し、その後に高温状態の時には液状をしており冷却すると硬化する硬化性接着剤を塗布し、図3に示すように両者の端面同志を位置決めして接合する。硬化性接着剤4は比較的短時間(数十秒〜数分程度)で硬化する性質を有しており、接合状態で冷却すると硬化性接着剤が硬化し、接着剤が両サイディングのアリ溝3内で硬化し、さらに互いのアリ溝内の接着剤が一体となるため、二枚のサイディングは接合面およびアリ溝部で硬化性接着剤により強固に接合され、分離することがない。特にアリ溝3内で硬化した硬化性接着剤4は、硬化した状態では極めて強固、強靱となるため、この接着剤自体が一つの接合部材として機能することになり、両サイディング1、2の分離が阻止される。 【0008】つづいて前記溝の他の形態を説明する。図5に示す溝7は平行溝であり、この溝は端面に対して直角あるいは適宜角度を以て形成する。この溝も硬化性接着材を充填することにより上記実施形態と同様にサイディング同志を強固に接合することができる。溝は接合強度を考慮して、サイディングあるいは化粧部材の厚さに応じて所定間隔をもって2本以上適宜本数とすることができる。この溝は、接着強度等を考慮して必ずしも平行溝だけでなく、硬化性接着材を充填保持することができる種々の形状を採用することができる。 【0009】以上サイディングの接合構造を例にとって説明したが、この接合構造は住宅の外回りの化粧部材(例えば、破風、幕板等の化粧部材)、さらには同様の機能を達成する部材にも同じように適合できることは当然である。また、本発明では、上記のように硬化性接着剤を使用し、接合するサイディング(化粧部材)の接合面に奥に向かう溝を設け、この溝内にサイディング(化粧部材)接合部に塗布する硬化性接着剤を充填することにより、さらには、前記溝をサイディング(化粧部材)の接合面に奥に向かって拡大する溝とし、この溝内にサイディング(化粧部材)接合部に塗布する硬化性接着剤を充填することにより、硬化時において硬化性接着剤自体を一つの部品として活用することができ接合強度を大幅に向上することができる。硬化性接着剤としては、高温時に液状をしており、冷却する硬化し、さらに硬化時において強度、強靱性、耐久を備えたいるものであれば、どのような硬化性接着剤でも使用できるが、湿気硬化反応型ホットメルト、商品名としては日立化成ポリマー(株)ハイボン4837、(株)大響のアルメイトPU70等が好適である。しかし、その他同様の機能を奏する接着剤を使用することができることは当然である。 【0010】なお、本発明は前記実施例に限定されるものではない。例えば端面に形成する奥に向かって拡大する溝は図4(イ)に示すように×印形状でもよいし、(ロ)に示すように逆T型でもよく、同様の機能を達成できる溝であれば種々の形状をした溝を採用することができる。またこの接合部はサイディング(化粧部材)の出隅、入隅部に限定することなく、図4(ハ)に示すように平面のサイディング(化粧部材)11、12接合部にも適用できることは当然であり、さらに二枚のサイディング(化粧部材)の接合角度も出隅、入隅サイディングのように90度にこだわることなく、使用場所に応じて0°〜180°の間の適宜角度を選択できることも当然である。また本明細書中で使用する溝という用語は接着材を充填保持できる形状を含む広い概念であることは当然である。また接着材の塗布、あるいは充填法としては、接着材を溝内にのみ充填したり、あるいは接着面と溝の両方に塗布充填する等種々の形態が適用できる。さらに、本発明はその精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。また、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。 【0011】 【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、隣り合うサイディングあるいは化粧部材の接合端面それぞれに、面より奥に向かう溝、あるいは面より奥に向かって拡大し、且つ、接合端面同志を連結した時に互いに位置が一致するように形成した溝を設け、前記溝内に注入充填した硬化性接着剤により隣合うサイディングあるいは化粧部材の接合面同志を接合するものであり、これによって、耐久性があり、かつ容易に接合できるサイディングあるいは化粧部材の接合構造を提供することができる。また、溝内に充填された硬化性接着剤により接合部からの雨水の侵入等を確実に防止することができる。また、二枚のサイディングあるいは化粧部材を、ずれることなく確実に所望の状態で連結でき、製品の品質向上や外観向上を図ることができる。さらにこのような品質向上効果や外観向上効果は、隅部用サイディング(あるいは隅部用化粧部材)、出隅サイディング(あるいは出隅用化粧部材)とした場合にも、さらには平板のサイディング(あるいは出隅用化粧部材)とした場合にも得ることができる、等の優れた効果を達成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502046375 【氏名又は名称】ベスト資材株式会社 【住所又は居所】群馬県新田郡新田町小金井329
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| 【出願日】 |
平成14年2月7日(2002.2.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099265 【弁理士】 【氏名又は名称】長瀬 成城
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| 【公開番号】 |
特開2003−232117(P2003−232117A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月22日(2003.8.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−30333(P2002−30333) |
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