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【発明の名称】 手すり取付用ブラケット
【発明者】 【氏名】丸山 隆司
【住所又は居所】大阪府東大阪市金物町2番23号 榎本金属株式会社内

【氏名】親川 勝之
【住所又は居所】大阪府東大阪市金物町2番23号 榎本金属株式会社内

【氏名】小川 加奈子
【住所又は居所】大阪府東大阪市金物町2番23号 榎本金属株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】1つの仕切壁3aを背中合わせにしてその左右両側に手すり棒Dの挿入凹部3b,3bを備えたブラケット本体Aと、前記挿入凹部3b,3bの端面部分に着脱自在であってその部分を覆い隠すことができるカバーCとで構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】1つの仕切壁を背中合わせにしてその左右両側に手すり棒Dの挿入凹部を備えたブラケット本体と、前記挿入凹部の端面部分に着脱自在であってその部分を覆い隠すことができるカバーとからなることを特徴とする手すり取付用ブラケット。
【請求項2】仕切壁に手すり棒固定用のネジ4を挿通するための孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の手すり取付用ブラケット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廊下や階段の壁に取り付けて手すり棒を支えることができる手すり取付用ブラケットに関し、さらに詳しくは、1つのもので少なくとも手すり棒の右端部分も左端部分も支えることができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】廊下や階段の壁に取付ネジを用いて手すり取付用ブラケットを取り付け、これで手すり棒を支えることが行われている。この場合において、従来、手すり棒の右端部分を支えるもの(右端用)と左端部分を支えるもの(左端用)との2通りが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、左右別々の形状のもの、いわゆる右勝手のものと左勝手のものとが必要であった。そこで、1つのもので少なくとも手すり棒の右端部分も左端部分も支えることができれば、極めて便利である。本発明は、このような場合に用いると極めて便利な左右兼用の手すり取付用ブラケットを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明による手すり取付用ブラケットは、1つの仕切壁を背中合わせにしてその左右両側に手すり棒Dの挿入凹部を備えたブラケット本体と、前記挿入凹部の端面部分に着脱自在であってその部分を覆い隠すことができるカバーとで構成されている。
【0005】このようにすると、左右両側に位置する挿入凹部のいずれか一方に手すり棒Dの一端を挿入し、他方の挿入凹部にはカバーを取り付けてその部分を覆い隠すことができる。すなわち、1つのもので少なくとも手すり棒Dの右端部分も左端部分も支えることができるので、極めて便利である。
【0006】一方、カバーを用いないで左右両側に位置する挿入凹部に二本の手すり棒D,Dの一端をそれぞれ挿入すれば、図5に示すように、二本の手すり棒D,Dの接続金具としても使うことができる。
【0007】仕切壁に手すり棒固定用のネジ4を挿通するための孔を形成しておくことが好ましい。この孔を利用してカバーを被せる側から手すり棒Dの端面に手すり棒固定用のネジ4を差し込めば、手すり棒Dがブラケット本体に対して回らないように固定できる。ネジ4を差し込んだ方にカバーを取り付ければ、このネジ4もブラケットの挿入凹部も、さらに、仕切壁も見えなくなるので、極めて体裁が良い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の最も好ましい実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。図1、図2に、本発明による手すり取付用ブラケットの一例を示す。このブラケットの本体Aは、円盤状の取付座1から上方に向け支持腕2を彎曲させて伸び出させ、この支持腕2の先端に横筒状のパイプ部材3を一体的に設けるとともに、パイプ部材3内を1つの仕切壁3aで仕切ってその左右両側に手すり棒Dの挿入凹部3b,3bを備えたものである。
【0009】そして、両挿入凹部3b,3bの端面部分に着脱自在であってその部分を覆い隠すことができるカバーCが備えられている。このカバーCはブラケット本体Aと同一材料の合成樹脂製もしくはダイキャスト製とすることができる。例えば、ブラケット本体Aが合成樹脂製の場合には、カバーCも合成樹脂製とすることができ、また、ブラケット本体Aがダイキャスト製の場合には、カバーCもダイキャスト製とするか、あるいは、カバーCのみを合成樹脂製とすることもできる。円盤状の前記仕切壁3aには、その中心を通る線上に手すり棒固定用のネジ4を挿通するための2つの孔3c,3cが、さらに、前記取付座1にはブラケット固定用のネジ5を挿通するための孔1aが均等に3つ形成されている。
【0010】前記取付座1に形成されている各孔1a,1aを利用して、ブラケット固定用のネジ5,5を廊下や階段の壁Eにねじ込むと、図4に示すように、ブラケット本体Aを壁Eの所定位置に取り付けることができる。この場合において、図4の右側に示すように、ブラケット本体Aの左右両側に位置する挿入凹部3b,3bのうち左側に位置する挿入凹部3bに、手すり棒Dの右端を挿入し、他方の挿入凹部3b、すなわち、ブラケット本体Aの右側に位置する挿入凹部3bに、図1の一点鎖線で示す方向からカバーCを取り付けてその部分を覆い隠すことができる。なお、図1では、ブラケット本体Aの右側に位置する挿入凹部3bにカバーCを取り付けた状態を一点鎖線で示してある。
【0011】一方、手すり棒Dの左端においては、図4の左側に示すように、右側に用いたブラケット本体Aと同じブラケット本体Aであってその左右両側に位置する挿入凹部3b,3bのうち右側に位置する挿入凹部3bに、手すり棒Dの左端を挿入し、他方の挿入凹部3b、すなわち、左側に位置する挿入凹部3bに、図1の二点鎖線で示す方向からカバーCを取り付けてその部分を覆い隠すことができる。なお、図1では、ブラケット本体Aの左側に位置する挿入凹部3bにカバーCを取り付けた状態を二点鎖線で示してある。
【0012】このように、1つのもので少なくとも手すり棒Dの右端部分も左端部分も支えることができるので、極めて便利である。そして、二つの同じブラケット本体A,Aのそれぞれ不要な挿入凹部3b,3b(図4の右側に位置するブラケットでは、右側の挿入凹部、図4の左側に位置するブラケットでは、左側の挿入凹部)をいずれも同じカバーB,Bで覆うことができるので、極めて体裁が良い。
【0013】なお、この場合において、仕切壁3aに形成されている孔3c,3cを利用して、カバーを被せる側から手すり棒Dの端面に手すり棒固定用のネジ4,4を差し込むことにより、手すり棒Dがブラケット本体Aに対して回らないように固定できる。ネジ4を差し込んだ方はカバーCが取り付けられているので、ネジ4もブラケットの挿入凹部3bも、さらに、仕切壁3aも見えなくなるので、極めて体裁が良い。
【0014】一方、このブラケット本体Aは、図5に示すように、図4に示す場合とは異なる使い方ができる。すなわち、カバーCを用いない使用態様である。この場合において、前記取付座1に形成されている各孔1a,1aを利用して、ブラケット固定用のネジ5,5を廊下や階段の壁Eにねじ込むと、図5に示すように、ブラケット本体Aを壁Eの所定位置に取り付けることができる。そして、このブラケット本体Aの左右両側に位置する挿入凹部3b,3bに二本の手すり棒D,Dの一端をそれぞれ挿入すれば、図5に示すように、このブラケット本体Aを二本の手すり棒D,Dの接続金具としても使うことができる。この使用態様の場合において、二本の手すり棒D,Dのうち左側の手すり棒Dの左端と、右側の手すり棒Dの右端は、図4に示す場合と同じように、二つの同じブラケット本体A,Aを用いて支えておくとよい。
【0015】なお、図1、図2に示すブラケットにおいては、取付座1に形成された孔1aからブラケット固定用のネジ5を差し込んで取付座1を壁Eに固定したときのネジ5を目隠しするためのキャップ6が備えられている。このキャップ6は取付座1の上面と外周面とを覆い隠すことができるものであって、例えば図3に示すように、前記支持腕2の付け根部分に係合させるためのトラック状の孔6aと、この孔6aに連続していてその長軸方向に外周囲まで延び、しかも、この孔6aの大きさよりも幅の狭い切欠部6bが形成されている。そして、この切欠部6bは前記取付座1の上面から外周面にわたって形成されている突壁面1bの段差部分に係合し、このキャップ6で取付座1の上面と外周面とブラケット固定用の取付ネジ5とを覆い隠すことができるようになっている。キャップ6は合成樹脂製とすることができる。
【0016】本発明は、上に例示したブラケットと形態の異なるブラケットにも適用することができる。例えば、図6、図7においてBで示すように、円盤状の取付座1'から上方に向け筒状の外半分を切り欠いた支持腕2'を彎曲させて伸び出させ、この支持腕2'の先端に横筒状のパイプ部材3'を一体的に設けるとともに、パイプ部材3'内を1つの仕切壁3a' で仕切ってその左右両側に手すり棒Dの挿入凹部3b',3b' を備えた形態のものである。なお、筒状の外半分を切り欠いた支持腕2'の切り欠かれた部分は、着脱自在のカバー7で覆い隠すことができるようにしてある。このカバー7は、ブラケット本体Bを壁Eに固定するのに用いたネジ5を覆い隠すとともに、筒状の外半分を切り欠いた部分に被せて筒状の支持腕2'とするのに用いられる。
【0017】そして、両挿入凹部3b',3b' の端面部分に着脱自在であってその部分を覆い隠すことができるカバーC'が備えられている。このカバーC'はブラケット本体Bと同一材料の合成樹脂製もしくはダイキャスト製とすることができる。例えば、ブラケット本体Bが合成樹脂製の場合には、カバーC'も合成樹脂製とすることができ、また、ブラケット本体Bがダイキャスト製の場合には、カバーC'もダイキャスト製とするか、あるいは、カバーC'のみを合成樹脂製とすることもできる。円盤状の前記仕切壁3a' には、その中心を通る線上に手すり棒固定用のネジ4を挿通するための2つの孔3c',3c' が、さらに、前記取付座1'にはブラケット固定用のネジ5を挿通するための孔1a' が均等に3つ形成されている。
【0018】図6、図7においてBで示すブラケット本体の壁Eへの取り付け方、このブラケット本体Bでの手すり棒Dの支え方、ならびに、カバーC'の使い方については、図1,図2、図4、図5に示すブラケット本体Aの場合と全く同じであるから、それらに関する詳細な説明は省略する。図6、図7に示すブラケット本体Bでも、1つのもので少なくとも手すり棒Dの右端部分も左端部分も支えることができる。そして、二つの同じブラケット本体B,Bのそれぞれ不要な挿入凹部3b',3b' をいずれも同じカバーC',C'で覆うことができる。なお、図6では、ブラケット本体Bの右側に位置する挿入凹部3b' にカバーC'を取り付けた状態を一点鎖線で、また、ブラケット本体Bの左側に位置する挿入凹部3b' にカバーC'を取り付けた状態を二点鎖線で示してある。
【0019】この場合において、仕切壁3a' に形成されている孔3c',3c' を利用して、カバーを被せる側から手すり棒Dの端面に手すり棒固定用のネジ4,4を差し込むことによって、手すり棒Dがブラケット本体Bに対して回らないように固定できるのも、ブラケット本体Aの場合と全く同じである。
【0020】一方、このブラケット本体BがカバーC'を用いない使い方ができるのも、ブラケット本体Aの場合と全く同じである。この場合において、前記取付座1'に形成されている各孔1a',1a' を利用して、ブラケット固定用のネジ5,5を廊下や階段の壁Eにねじ込むと、ブラケット本体Bを壁Eの所定位置に取り付けることができ、このブラケット本体Bの左右両側に位置する挿入凹部3b',3b' に二本の手すり棒D,Dの一端をそれぞれ挿入すれば、このブラケット本体Bを二本の手すり棒D,Dの接続金具としても使うことができることも、ブラケット本体Aの場合と全く同じである。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、1つのもので少なくとも手すり棒Dの右端部分も左端部分も支えることができるので、極めて便利である。また、カバーを用いないで左右両側に位置する挿入凹部に二本の手すり棒D,Dの一端をそれぞれ挿入すれば、二本の手すり棒D,Dの接続金具としても使えるので、極めて便利である。
【0022】請求項2記載の発明によれば、手すり棒固定用のネジ4を挿通するための孔を利用して、カバーを被せる側から手すり棒Dの端面にネジ4を差し込むことによって、手すり棒Dがブラケット本体に対して回らないように固定できる。ネジ4を差し込んだ方にカバーを取り付ければ、このネジ4もブラケットの挿入凹部も、さらに、仕切壁も見えなくなるので、極めて体裁が良い。
【出願人】 【識別番号】591145461
【氏名又は名称】榎本金属株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市西区南堀江2丁目10番10号
【出願日】 平成14年2月6日(2002.2.6)
【代理人】 【識別番号】100103654
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 邦彦 (外2名)
【公開番号】 特開2003−232110(P2003−232110A)
【公開日】 平成15年8月22日(2003.8.22)
【出願番号】 特願2002−29869(P2002−29869)