| 【発明の名称】 |
防振床ユニットおよび防振床の構築方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 隆行 【住所又は居所】静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】防振床を構築するにあたり、大がかりな解体作業ならびに構築作業を必要とせず、工事に伴う騒音の発生を極力低減するようにする。また、防振床を単位ユニット化することによりコストを低減するとともに室内の所望の一部のみを防振床として構築できるようにする。
【解決手段】方形フレーム2で主体を構成し、該方形フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚3を固定してなり、さらにこの方形フレーム2内に地板4、制振遮音シート5およびフロアパネル6を接着して一体化したベースパネルを収容して防振床ユニット1を構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 方形フレームで主体を構成し、該方形フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定してなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シート、フロアパネルを接着して一体化したベースパネルを収容してなることを特徴とする防振床ユニット。 【請求項2】 方形フレームで主体を構成し、該方形フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定してなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シート、フロアパネルを接着して一体化したベースパネルを収容した防振床ユニットを規格統一化して複数構成する一方、室内のリフォームの対象とする部位の床板を前記防振床ユニットの配置可能の数量に相当する面積を除去して施工空間を形成し、前記施工空間に防振床ユニットを配設するようにしたことを特徴とする防振床の構築方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は建築構造物の床面に対する遮音性を向上するようにした防振床ユニットおよび防振床の構築方法に関するもので、特にマンションなどの集合住宅における階下への遮音性能を向上するための施工作業を容易にするようにしたものである。 【0002】 【従来の技術】マンションなどの集合住宅で一般に施工されている防振床構造は、まず、躯体床上に複数の支脚を配置し、この支脚により地板を所定の高さに支持する。そして、この地板上に制振遮音シートを配置し、さらにこの制振遮音シートの上にフローリング材を敷設するようにし、いわゆる二重床構造を構築するようにしている。このような構築方法は、通常、建築構造物を建設する際に、同時に施工するものであり、また、既設の建物のリフォームにおける遮音工事も床部分の全面を対象として行われるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように従来から行われている施工方法による場合は、床となる部分の全面を対象として施工作業を行うもので、床の部分的な作業は容易に実施できるものではなかった。ところが、集合住宅の居住者はその家族の年齢構成が居住年数にしたがって当然変化してゆくもので、例えば、新生児が成長して幼児期に入ると、室内での歩行音も大きくなり、階下への配慮も高くしなければならなくなる。 【0004】このような状況となった場合、床板の防振工事の必要性が生じるものであるが、既に構築されている床板の解体作業、および新たな施工作業には大きな労力、施工費および騒音を発生するものであり、容易に対応できるものではない。また、室内の必要とする特定部分の施工作業も不可能の状態であった。 【0005】本発明は、かかる状況に鑑みなされたもので、容易な施工作業を可能とするもので、現場での構築作業を簡略化できるとともに、防振床ユニットを量産化できるようにすることによりコストの低減を計り、騒音の発生しない施工作業が可能となるようにすることを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的達成するため、本発明は、方形フレームで主体を構成し、該方形フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定してなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シート、フロアパネルを接着して一体化したベースパネルを収容して防振床ユニットを構成する。 【0007】さらに、方形フレームで主体を構成し、該方形フレームの少なくとも四隅に高さ調整可能の支脚を固定してなり、さらにこの方形フレーム内に地板、制振遮音シート、フロアパネルを接着して一体化したベースパネルを収容した防振床ユニットを規格統一化して複数構成する一方、室内のリフォームの対象とする部位の床板を前記防振床ユニットの所望の配置数に相当する面積を除去して施工空間を形成し、前記施工空間に防振床ユニットを配設するようにする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の図に示す実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による防振床ユニット1の完成状態を示す斜視図であり、その具体的構成を図2の分解斜視図に示す。 【0009】図1乃至図2において、符号2は方形フレームであり、全体が金属あるいは剛性の高い合成樹脂により縦縁2Aとフランジ2Bが連続成形された断面略L字状に形成されている。また、この方形フレーム2は、予め設定した外形を基準として複数個を量産できるように規格統一し、必要に応じて複数種類を準備する。 【0010】符号3は支脚であり、支脚柱3Aの上端が前記方形フレーム2の四隅にリベットまたは溶接などの適宜手段により固定されている。そして前記支脚柱3Aの下端は螺条が形成されており、該螺条に防振台座3Bが方形フレーム2の全体の高さ位置の調整が可能となるように螺合されている。 【0011】符号4はパーティクルボード、積層合板などの地板であり、符号5はゴム系あるいは弾性合成樹脂系の制振遮音シートである。符号6は室内に面するフロアパネルであり、外周の二辺にクッション材6Aが取り付けられており、他の二辺には凹溝6Bが形成されている。そして前記地板4、制振遮音シート5およびフロアパネル6を相互に接着して一体化し、ベースパネルを構成し、該ベースパネルを方形フレーム2内に収容し、防振床ユニット1を完成する。 【0012】つぎに、以上のごとく構成された本発明の防振床ユニット1を用いてリフォームにおける防振床の構築の手順を説明する。 【0013】図3は床板のリフォームを実施しようとする室内Aの状況を示すもので、キッチンルームBおよびリビングルームCに根太Dが配され、従来の工法によりフローリングが施工されている状態を示す。ここで、リビングルームCのみに防振床を構築する場合は、まず、予め用意された防振床ユニット1の一辺の長さから割り出した必要な範囲の床板を切断し、床面に空間を形成する。 【0014】つぎに、前記床面の空間に充当させて図4に示すごとく防振床ユニット1を複数個配置する。このとき隣接する一方のフロアパネル6のクッション材6Aと、他方のフロアパネルの凹溝6Bとを嵌合させて配置するとともに各防振床ユニットの防振台座3Bによりその高さを調整する。なお、防振床ユニット1を敷設するにあたり、残存する床板の端部に補助根太D1を配することによりこの部分の強度を向上することができる。 【0015】 【発明の効果】以上詳細に説明したごとく本発明によれば、既設の床板の除去作業のみで防振ユニットの配設で防振床を構築できるので、大掛かりな解体作業ならびに構築作業を必要とせず、工事に伴う騒音の発生を極力低減することができる。また、防振床ユニットは量産することができるので、ユニット単位あたりのコストを低減することができる。そして、防振床をユニット単位化したことにより、室内の所望の一部のみを防振床として構築でき、融通性のある対応が可能となるなど多大な効果を奏するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004075 【氏名又は名称】ヤマハ株式会社 【住所又は居所】静岡県浜松市中沢町10番1号
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| 【出願日】 |
平成13年9月7日(2001.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062225 【弁理士】 【氏名又は名称】秋元 輝雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−82842(P2003−82842A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月19日(2003.3.19) |
| 【出願番号】 |
特願2001−272472(P2001−272472) |
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