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【発明の名称】 軒樋吊具
【発明者】 【氏名】小川 進
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】竹田 國浩
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【氏名】片又 英司
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

【要約】 【課題】屋根の軒先部から落下した雨水が軒樋本体の板体の上面に当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない軒樋吊具を提供するものである。

【解決手段】軒樋本体1の上端部に吊り耳部2a,2bを有する軒樋Bの吊り耳部2a,2bを係止する軒樋吊具本体3の前方に前耳係止部4、後方に後耳係止部5とを板体6で連接した吊り部7とこの吊り部7の後端に釘孔8を設けた四角形状の取付固定板9を設け,板体6の上端面10を下方に向かって略円弧状に形成したものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軒樋本体の上端部に吊り耳部を有する軒樋の吊り耳部を係止する軒樋吊具本体の前方に前耳係止部、後方に後耳係止部とを板体で連接した吊り部と該吊り部の後端に取付固定板を設けた軒樋吊具において、軒樋吊具本体の前耳係止部と後耳係止部とを連設する板体の上端面を下方に向かって略円弧状に形成して成る軒樋吊具。
【請求項2】 上記軒樋吊具本体が合成樹脂製で一体成形することを特徴とする請求項1記載の軒樋吊具。
【請求項3】 上記軒樋吊具本体の前面に軒樋の前面の裏面形状に沿った軒樋形状保持部を形成して成る請求項1又は請求項2記載の軒樋吊具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製や金属製の軒樋を吊り下げるための軒樋吊具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8に示したように、軒樋20は軒樋本体21の上端部に設けられている前耳部22及び後耳部23を有する吊り耳部24とで構成されている。そして、この前耳部22及び後耳部23を軒樋吊具25で吊るようにしていた。このとき、軒樋吊具25は軒樋吊具本体26の前方に前耳係止部27、後方に後耳係止部28とを上面29が水平面に形成された板体30で連接した吊り部31を形成し、この吊り部32の後端に四角形状の取付固定板を設けたものが汎用されていた。
【0003】しかしながら、この軒樋吊具25に設けられている板体31の上面29が水平面に形成されているので、この板体31の水平面に屋根の軒先部から落下した雨水が当たり、水跳ねが発生し軒樋20を越えて外側に飛び散るという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、屋根の軒先部から落下した雨水が軒樋本体の板体の上面に当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない軒樋吊具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の軒樋吊具は、軒樋本体の上端部に吊り耳部を有する軒樋の吊り耳部を係止する軒樋吊具本体の前方に前耳係止部、後方に後耳係止部とを板体で連接した吊り部と該吊り部の後端に取付固定板を設けた軒樋吊具において、軒樋吊具本体の前耳係止部と後耳係止部とを連設する板体の上端面を下方に向かって略円弧状に形成して成るものである。
【0006】したがって、屋根の軒先部から落下した雨水が軒樋吊具本体の板体の上端面に当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない軒樋吊具を得ることができる。
【0007】本発明の請求項2記載の軒樋吊具は、請求項1記載の軒樋吊具本体が合成樹脂製で一体形成されていることを特徴とするものである。
【0008】したがって、上記効果に増して、軒樋吊具を一体成形等により、簡単に且つ経済的に製作することができる。
【0009】本発明の請求項3記載の軒樋吊具は、請求項1又は請求項2記載の軒樋吊具本体の前面に軒樋の前面の裏面形状に沿った軒樋形状保持部を形成して成るものである。
【0010】したがって、軒樋吊具本体の軒樋形状保持部によって、軒樋の製品形状を保持しているので、軒樋吊具本体の板体の上端面に雨水が当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示したように、本発明の一実施形態に係わる軒樋吊具Aは、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等でできた合成樹脂製や金属製の軒樋本体1の上端部に吊り耳部2a,2bを有する軒樋Bの吊り耳部2a,2bを係止する軒樋吊具本体3の前方に前耳係止部4、後方に後耳係止部5とを板体6で連接した吊り部7とこの吊り部7の後端に軒先の鼻板等に固着するための釘孔8を設けた四角形状の取付固定板9を設けたものである。この軒樋吊具本体3の前耳係止部4と後耳係止部5とを連設する板体6の上端面10を下方に向かって略円弧状に形成したものである。この軒樋吊具Aは塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等でできた合成樹脂製あり、射出成形や注型により成型される。この軒樋吊具Aの前耳係止部4と後耳係止部5とを連設する板体6の上端面10を略円弧状に形成したのは、屋根の軒先部から落下した雨水が軒樋吊具本体3の板体6の上端面10に当たっても軒樋を越えて外側に飛び散らないようにするためである。尚、軒樋吊具本体3の前面に軒樋Bの前面の裏面形状に沿った軒樋形状保持部11を形成して成る。
【0012】以下、本発明に係わる一実施例に係わる軒樋吊具Aに軒樋Bを取付けるための構造を説明する。
【0013】図1及び図2において、軒先の軒樋吊具Aの鼻板等に取付固定板9を釘孔8を介して固定する。その後、この軒樋吊具Aの吊り部7の前耳係止部4に軒樋本体1の上端部に設けられている吊り耳部2aを回動させながら係止する。そして、軒樋吊具本体3の前面に設けている軒樋形状保持部11に軒樋Bの裏面を当接させながら被装し、この軒樋Bの吊り耳部2bを軒樋吊具Aの後耳係止部5に係止する。
【0014】さらに、異なる実施例に係わる図3乃至図6に示した軒樋吊具Cについて説明する。
【0015】軒樋吊具Cは、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等でできた合成樹脂製の軒樋吊具本体3の前方に前耳係止部4及び後方に後耳係止部5とを板体6で連接した吊り部7とこの吊り部7の後端に軒先の鼻板等に固着するための釘孔8を設けた四角形状の取付固定板9を設けたものである。この軒樋吊具本体3の前耳係止部4と後耳係止部5とを連設する板体6の上端面10を下方に向かって略円弧状に形成したものである。さらに、板体6の周囲には、I型状をした補強リブ12が設けられ曲げ強度の向上を図っている。
【0016】したがって、前記実施例と同様に、軒先の軒樋吊具Aの鼻板等に取付固定板9を釘孔8を介して固定する。その後、この軒樋吊具Aの吊り部7の前耳係止部4に軒樋本体1の上端部10に設けられている吊り耳部2aを回動させながら係止する。そして、軒樋吊具本体3の前面に設けている軒樋形状保持部11に軒樋Bの裏面を当接させながら被装し、この軒樋Bの吊り耳部2bを軒樋吊具Aの後耳係止部5に係止する。
【0017】このようにすることにより、屋根の軒先部から落下した雨水が軒樋吊具本体3の板体6の上端面10に当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない軒樋吊具を得ることができる。さらに合成樹脂で一体成形しているので、成形が簡便と成る。
【0018】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の軒樋吊具は、軒樋本体の上端部に吊り耳部を有する軒樋の吊り耳部を係止する軒樋吊具本体の前方に前耳係止部、後方に後耳係止部とを板体で連接した吊り部と該吊り部の後端に取付固定板を設けた軒樋吊具において、軒樋吊具本体の前耳係止部と後耳係止部とを連設する板体の上端面を下方に向かって略円弧状に形成して成るから、屋根の軒先部から落下した雨水が軒樋吊具本体の板体の上端面に当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない軒樋吊具を得ることができる。
【0019】本発明の請求項2記載の軒樋吊具は、軒樋吊具本体が合成樹脂製で一体成形しているので、簡単に且つ経済的に製作することができる。
【0020】本発明の請求項3記載の軒樋吊具は、軒樋吊具本体の前面に軒樋の前面の裏面形状に沿った軒樋形状保持部を形成しているので、軒樋吊具本体の軒樋形状保持部によって、軒樋の製品形状を確実に保持しているので、軒樋吊具本体の板体の上端面に雨水が当たっても軒樋を越えて外側に飛び散ることもない。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
【出願日】 平成14年2月6日(2002.2.6)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二
【公開番号】 特開2003−232108(P2003−232108A)
【公開日】 平成15年8月22日(2003.8.22)
【出願番号】 特願2002−29043(P2002−29043)