| 【発明の名称】 |
縱回転ロック式の雨樋支持具 |
| 【発明者】 |
【氏名】森谷 健 【住所又は居所】大阪府東大阪市横枕東20番地 株式会社オーティス内
【氏名】栗岡 英一郎 【住所又は居所】大阪府東大阪市横枕東20番地 株式会社オーティス内
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| 【要約】 |
【課題】横回転ロックレバーのロック状態が安定でき、また、軸の下端に局所的にかかる荷重を無くすと共に、樋支持具本体の強度を高め、しかも取付杆の上下何れからでも縱回転操作ができる縱回転ロック式の雨樋支持具を提供する。
【解決手段】ストッパー片13が形成された取付杆1と、前、後にスライド可能な樋支持具本体2と、上記取付杆1のストッパー片13と係脱可能な係止部33が形成された縱回転ロックレバー3と、上記樋支持具本体2を支持し、且つ、上記縱回転ロックレバー3の軸孔32と樋支持具本体2のガイド孔11に横方向から貫通される連結軸4とを備えた縱回転ロック式の雨樋支持具Aであって、上記取付杆1のストッパー片13の上端には、上記縱回転ロックレバー3の閉止された上面の内側に密接される長手方向に係止片部13aが形成されたことを特徴にしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】前方の両側に連結軸を貫通するガイド孔が開設された一対の支持片部を下方に向けて延設すると共に、前方の上側に立起させたストッパー片が形成された取付杆と、上記取付杆の一対の支持片部の間に嵌挿され、前、後にスライド可能な雨樋の樋耳掛止部を備えた樋支持具本体と、下方に開放した略コ状に形成され、その一対の両側片部に上記連結軸を貫通する軸孔が開設され、且つ、閉止された上面の内側には、上記取付杆のストッパー片と係脱可能な係止部が形成された縱回転ロックレバーと、上記樋支持具本体を支持し、且つ、上記縱回転ロックレバーの軸孔と樋支持具本体のガイド孔に横方向から貫通される連結軸とを備え、上記縱回転ロックレバーの上側又は下側の操作部を持って、これをロック位置に縱回転したときには、この縱回転ロックレバーの係止部が、上記取付杆のストッパー片に乗り上げると共に、貫通された連結軸を上方に持ち上げ、この連結軸が上記樋支持具本体を取付杆に圧接して固定させる構造にしている縱回転ロック式の雨樋支持具であって、上記取付杆のストッパー片の上端には、上記縱回転ロックレバーの閉止された上面の内側に密接される長手方向に係止片部が形成されたことを特徴にしている縱回転ロック式の雨樋支持具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、軒先等に取付ける雨樋支持具に関し、詳しくは、軒先等に固定される取付杆と、これとスライド可能に連結される樋支持具本体と、縱方向に回転される縱回転ロックレバーと、これらを連結する連結軸とを備え、上記取付杆の上方で縱方向に回転される縱回転ロックレバーを操作して上記樋支持具本体を取付杆に圧接して固定させる構造の縱回転ロック式の雨樋支持具に関する。 【0002】 【従来の技術】図5は、従来の縱回転ロック式の雨樋支持具を示す概略側面図である。 【0003】この雨樋支持具100は、取付杆101とスライド可能に連結した樋支持具本体102と、雨樋支持具100の上方に樋支持具本体102と取付杆101を圧接固定させるための縱方向に回転される縱回転ロックレバー103を備えている。 【0004】また、取付杆101の前方には、軸孔111を開設し、樋支持具本体102には、この軸孔111に重合する長孔112を長手方向に開設している。 【0005】また、長孔112を貫通しない受座104を下端に設け、この受座104に下端を固着した軸105を、下方から樋支持具本体102の長孔112及び取付杆101の軸孔111に貫通し、この軸105の上端には、縱方向に回転する縱回転ロックレバー103の一端が枢着された構造にしている。 【0006】そして、図で示すように、縱回転ロックレバー103を縱方向に回転すると、この縱回転ロックレバー103の回転基板103aの円弧部分が、上記取付杆101の上面で縱方向に回転することによって、軸105が引上げ又は引き下げされる。 【0007】そのため、縱回転ロックレバー103を一方に縱回転し、軸105を引き下げておけば、取付杆101と樋支持具本体102は、圧接することなく、長孔112の範囲でスライド可能となる。 【0008】そして、樋支持具本体102のスライド位置を調節した後、縱回転ロックレバー103を他方に向けて縱回転すると、軸105が引上げられると共に、軸105下端の受座104も引上げられる。 【0009】この受座104は、長孔112を貫通しないので、樋支持具本体102に接合してこれを上方に持ち上げる。 【0010】したがって、樋支持具本体102は、取付杆101に圧接固定され、そのスライドを規制できるのである。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】このように、縱回転ロックレバー103を縱回転して操作するものは公知である。 【0012】しかし、従来の縱回転ロック式の雨樋支持具100は、上下に貫通された軸105を縱回転ロックレバー103によって引き上げ又は引き下げて、樋支持具本体102を取付杆101に圧接固定する構造であるため、軸105の下端の受座104に全荷重がかかり、受け座104が軸105から外れてしまい、樋支持具本体102が落下する危険があるうえ、縱回転ロックレバー103をロック位置にしたときに、この縱回転ロックレバー103が戻り易く、ロック状態が不安定であるという問題があった。 【0013】また、樋支持具本体102には、軸105を貫通させて、この樋支持具本体102をスライドさせるための長孔112を必要とするので、樋支持具本体102の強度が弱くなる問題もあった。 【0014】さらに、縱回転ロックレバー103は、取付杆101の上方だけに形成されているため、これを縱回転させるときの円周の軌跡が取付杆101の上方では大きくなってしまい、取付杆101の上側に位置される軒先屋根などが邪魔になって、縱回転ロックレバー103を上方から操作できないという問題もあった。 【0015】本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、横回転ロックレバーのロック状態が安定でき、また、軸の下端に局所的にかかる荷重を無くすと共に、樋支持具本体の強度を高め、しかも取付杆の上下何れからでも縱回転操作ができる縱回転ロック式の雨樋支持具を提供する。 【0016】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1に係る縱回転ロック式の雨樋支持具は、前方の両側に連結軸を貫通するガイド孔が開設された一対の支持片部を下方に向けて延設すると共に、前方の上側に立起させたストッパー片が形成された取付杆と、上記取付杆の一対の支持片部の間に嵌挿され、前、後にスライド可能な雨樋の樋耳掛止部を備えた樋支持具本体と、下方に開放した略コ状に形成され、その一対の両側片部に上記連結軸を貫通する軸孔が開設され、且つ、閉止された上面の内側には、上記取付杆のストッパー片と係脱可能な係止部が形成された縱回転ロックレバーと、上記樋支持具本体を支持し、且つ、上記縱回転ロックレバーの軸孔と樋支持具本体のガイド孔に横方向から貫通される連結軸とを備え、上記縱回転ロックレバーの上側又は下側の操作部を持って、これをロック位置に縱回転したときには、この縱回転ロックレバーの係止部が、上記取付杆のストッパー片に乗り上げると共に、貫通された連結軸を上方に持ち上げ、この連結軸が上記樋支持具本体を取付杆に圧接して固定させる構造にしている縱回転ロック式の雨樋支持具であって、上記取付杆のストッパー片の上端には、上記縱回転ロックレバーの閉止された上面の内側に密接される長手方向に係止片部が形成されたことを特徴にしている。 【0017】このものでは、ストッパー片の上端には、長手方向に長い係止片部が形成されているので、縱回転ロックレバーをロック位置に縱回転したときには、この係止片部のエッジ部が、縱回転ロックレバーの閉止された上面の内側に形成された係止部に乗り上げて、上記樋支持具本体を取付杆に圧接して固定でき、しかも、横回転ロックレバーのロック状態を安定させることができるうえ、その戻りをも防止できる。 【0018】また、連結軸の一端に、局所的に荷重がかかることを回避でき、樋支持具本体が落下するという危険を防止できる。 【0019】また、樋支持具本体に長孔を形成しなくても、これをスライドさせることができるので、樋支持具本体の強度を高めることができる。 【0020】さらに、縱回転ロックレバーのロック、アンロックの操作を、雨樋支持具の上方又は下方の何れからでも操作することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る縱回転ロック式の雨樋支持具を図面に基づき説明する。 【0022】図1は、本発明に係る縱回転ロック式の雨樋支持具の分解斜視図、図2は、図1を組立た状態の斜視図である。 【0023】この雨樋支持具Aは、前方の両側に連結軸4を貫通するガイド孔11が開設された一対の支持片部12を下方に向けて延設すると共に、前方には上方に立起したストッパー片13が形成された取付杆1と、上記取付杆1の一対の支持片部12の間に嵌挿され、前、後にスライド可能な雨樋Tの樋耳掛止部21を備えた樋支持具本体2と、下方に開放した略コ状に形成され、その一対の両側片部31に連結軸4を貫通する軸孔32が開設され、且つ、閉止された上面の内側には、上記取付杆1のストッパー片13と係脱可能な係止部33が形成された縱回転ロックレバー3と、樋支持具本体2を支持し、且つ、縱回転ロックレバー3の軸孔32と樋支持具本体2のガイド孔11に横方向から貫通される連結軸4と、より成る。 【0024】取付杆1は、軒先等に固定される取付板14の上端中央から前方に向けて足杆15を延設し、この足杆15の前端に、段落ち形成した連結片部16を形成している。 【0025】この連結片部16には、ストッパー片13が形成されるが、このストッパー片13は、幅方向に比べて長手方向に長く形成され、この長辺側上面を係止片部13aとしている。 【0026】本実施例では、連結片部16の中央に上方に向けて且つ左右に開放させて切り起こしたストッパー片13を形成し、その長辺側上面を係止片部13aにしている。 【0027】また、連結片部16の両側には、一対の支持片部12を下方に向けて延設している。 【0028】樋支持具本体2は、取付杆1の一対の支持片部12の間に嵌挿される下方に開放した断面コ状のスライド本体22を形成して、取付杆1に対して前、後にスライド可能とし、このスライド本体22の前後端に、雨樋Tの耳部を掛止させる樋耳掛止部21を形成している。 【0029】これら取付杆1や樋支持具本体2の形状は、取付場所や雨樋Tの形状に応じて適宜選択され、これに限定されるものではない。 【0030】縱回転ロックレバー3は、下方に開放した略コ状に形成され、その一対の両側片部31は、取付杆1の支持片部12を上方から跨ぐようにして取付けられている。 【0031】この両側片部31には、連結軸4を貫通する軸孔32が開設されており、この軸孔32は、支持片部12のガイド孔11と重合している。 【0032】また、両側片部31は、少なくとも取付杆1の支持片部12よりも下方に長く形成しており、そのため、軸孔32を回転中心として縱回転したときには、両側片部31の下端側を持ってこれを操作することができる。 【0033】また、縱回転ロックレバー3の閉止された上面は、これを持って縱回転操作することができるが、この上面の内側には、取付杆1のストッパー片13と係脱可能な係止部33が形成されている。 【0034】ここでは、閉止された上面を図のように折り曲げ、その内側に突条部分を形成しているが、要するに、取付杆1のストッパー片13と係脱可能に形成されるものであれば足りる。 【0035】なお、軸孔32の位置は、連結軸4がガイド孔11の上端に位置されたときには、係止部33が取付杆1のストッパー片13に乗り上げて係合され、また、ガイド孔11の下端に位置したときには、係止部33が取付杆1のストッパー片13から離脱する位置に形成している。 【0036】このように形成された縱回転ロックレバー3の軸孔32の一側方から、図で示すように、リベットなどの連結軸4の軸部42を挿通して取付杆1のガイド孔11に貫通させ、樋支持具本体2の下面を支持しながら、対面する取付杆1のガイド孔11、縱回転ロックレバー3の軸孔32を更に貫通させた後、その先端を抜け止め加工して、これらを相互に連結している。 【0037】このような本発明によれば、連結軸4を横方向から貫通して連結するという新規な構造であるため、この連結軸4が軸方向に上下する従来の構造とは異なり、連結軸4は回転中心軸として機能すると共に、樋支持具本体2を連結軸4の全体で支持しているめ、連結軸4の一端に局所的な荷重がかかることを回避でき、樋支持具本体2が落下するという危険を防止できる。 【0038】また、樋支持具本体2を連結軸4で支持しているため、樋支持具本体2に長孔を形成しなくても、これをスライドさせることができるので、樋支持具本体2の強度を高めることができる。 【0039】さらに、縱回転ロックレバー3の回転中心位置は、従来のものよりも下方に位置付けされているため、これを縱回転させるときの円周の軌跡を取付杆1の上方では小さくでき、たとえ取付杆1の上側に位置される軒先屋根などがあっても、縱回転ロックレバー3の上方からの操作が容易にできる。 【0040】もっとも、上記軒先屋根が縱回転ロックレバー3と近接されており、これを上方から操作できない状況下であっても、縱回転ロックレバー3のロック、アンロックの操作を、雨樋支持具Aの下方からでも操作することができる。 【0041】また、この連結軸4にかかる荷重を減少するため、この連結軸4とは別に、取付杆1の一対の支持片部12に、樋支持具本体2を支持するための支持杆(不図示)を別途に架設することもできる。 【0042】このような支持杆(不図示)を別途形成すれば、連結軸4の荷重負担を分散させて軽減できるうえ、樋支持具本体2をより確実に支持できる。 【0043】図3(a)、(b)は、縱回転ロックレバーをロック、アンロック状態に操作した動作説明図、図4(c)、(d)は、図3で示したロック、アンロック状態に操作した時の要部の拡大縦断面図である。 【0044】ここで、図3(a)は、ロック時における雨樋支持具Aの側面図、図3(b)は、アンロック時における雨樋支持具Aの側面図を示している。また、図4(c)は、ロック時の要部の拡大縦断面図、図4(d)は、アンロック時の要部の拡大縦断面図である。 【0045】なお、図1、2と共通する部位には、共通の符号を付し、その説明は省略している。 【0046】このように構成された雨樋支持具Aの動作を図1〜図4に基づき説明する。 【0047】先ず、軒先等に取付杆1の取付部14を釘、ネジ等で固定する。 【0048】そして、樋支持具本体2を取付杆1に対して前、後にスライドさせ、そのスライド位置を決める。 【0049】この位置で、縱回転ロックレバー3の上側又は下側の操作部35を持って、これをロック位置に縱回転すれば、その係止部33が取付杆1のストッパー片13の後端側のエッジ部13bに当接する。 【0050】そして、これを更に縱方向に回転すれば、その係止部33がエッジ部13bを乗り越えた後、その係止部33の後方に隣設された係止面33aが、ストッパー片13の係止片部13aに乗り上げて係止される。 【0051】この乗り上げと同時に、貫通された連結軸4も上方に持ち上げられ、この連結軸4は樋支持具本体2を上方に持ち上げるため、樋支持具本体2を取付杆1に圧接されて固定し、樋支持具本体2の前、後スライドがロックされる〔図3(a)、図4(c)参照〕。 【0052】一方、ロックを解除するには、縱回転ロックレバー3を、先程とは逆方向、つまり、係止部33がストッパー片13のエッジ部13bから離脱する位置まで縱回転させれば、縱回転ロックレバー3は、取付杆1のストッパー片13から離脱してズレ落ちると共に、貫通された連結軸4もガイド孔11に沿って下方にズレ落ち、その結果、この連結軸4と共に樋支持具本体2も下方に下がるため、取付杆1と樋支持具本体2との圧接が解除され、樋支持具本体2を所望の位置にスライド移動できるのである〔図3(b)、図4(d)参照〕。 【0053】なお、図4(c)で示すように、縱回転ロックレバー3の閉止された上面の端部にストッパー止め部34を形成すれば、ロック時におけるストッパー片13を確実に係止させることができる。 【0054】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果がある。 【0055】請求項1に係る縱回転ロック式の雨樋支持具によれば、ストッパー片の上端には、長手方向に係止片部が形成されているので、縱回転ロックレバーをロック位置に縱回転したときには、この係止片部のエッジ部が、縱回転ロックレバーの閉止された上面の内側に形成された係止部に乗り上げて、上記樋支持具本体を取付杆に圧接して固定でき、しかも、横回転ロックレバーのロック状態を安定させることができるうえ、その戻りをも防止できる。 【0056】また、連結軸の一端に、局所的に荷重がかかることを回避でき、樋支持具本体が落下するという危険を防止できる。 【0057】また、樋支持具本体に長孔を形成しなくても、これをスライドさせることができるので、樋支持具本体の強度を高めることができる。 【0058】さらに、縱回転ロックレバーのロック、アンロックの操作を、雨樋支持具の上方又は下方の何れからでも操作することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593178409 【氏名又は名称】株式会社オーティス 【住所又は居所】大阪府大阪市天王寺区城南寺町5番41号
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| 【出願日】 |
平成14年1月31日(2002.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087664 【弁理士】 【氏名又は名称】中井 宏行
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| 【公開番号】 |
特開2003−221902(P2003−221902A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月8日(2003.8.8) |
| 【出願番号】 |
特願2002−23522(P2002−23522) |
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