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【発明の名称】 |
スチームアイロン |
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【氏名】中村 俊英 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内 【氏名】小林 伸一郎 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内 【氏名】藤本 洋 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内 【氏名】池島 衞 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内 |
【課題】熱と圧力を利用する場合や、スチームを利用するとき等、使い方に応じて効果的に衣類のしわ伸ばし作業が行えるようにする。
【解決手段】スチームを発生させる気化室13を有するベース14を着脱自在に覆うアイロンカバー22を設け、前記アイロンカバー22の表面を布製のカバー24で構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スチームを発生させる気化室を設けたベースと、前記気化室に供給する水を貯える水タンクと、前記気化室で発生したスチームを噴出するスチーム噴出口と、前記べースを着脱自在に覆うアイロンカバーとを具備し、前記アイロンカバーの表面を布製のカバーで構成したスチームアイロン。 【請求項2】 カバーを編物状の繊維体で構成した請求項1記載のスチームアイロン。 【請求項3】 カバーを鹿の子編で構成した請求項1または2記載のスチームアイロン。 【請求項4】 カバーをナイロンまたはナイロンを含む混紡素材により構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のスチームアイロン。 【請求項5】 アイロンカバーは、気化室で発生したスチームを透過させるクッション体と、前記クッション体の外面側を覆う布製のカバーと、前記カバーを固着する保持体を有し、前記保持体に係止部を設けてベースを覆うように取着するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載のスチームアイロン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スチームを噴出して衣類等のしわ伸ばしを行うスチームアイロンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、スチームアイロンは、例えば図3に示すような構成をしていた。図に示すように、1は加熱するヒータ2を埋設したベースで、気化室3とスチーム噴出口4を有し、ベース1はアルミニウム等の金属材料により形成される。5はアイロン本体で、ベース1の上面側を覆ったベースカバー6上にハンドル7を設けている。8は前記気化室へ供給する水を貯える水タンクで、ハンドル7の前方に配置された操作体9を操作することによりノズル部10を開閉し、前記気化室3への給水が制御できるように構成している。 【0003】上記構成において動作を説明すると、ヒータ2に通電してベース1を加熱した状態で、作業者がハンドル7を持ちアイロン本体5の掛け面を下向きにし、アイロン台等に置かれた衣類にアイロン掛けを行う。操作体9を操作してノズル部10を開くと、水タンク8から水が気化室3に滴下して気化し、スチームとなってスチーム噴出口4から噴出される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の構造のものでは、ベース1を硬質の金属材料で構成しているため、衣類等を加圧すると繊維の持つ風合いや特徴を損ない、良好な仕上がり効果が得られないという問題があった。また、加圧により加熱されているベース1の熱で衣類等が直接加熱されるため、熱に弱い繊維を仕上げる場合や、繊維の種類が不明のときは、衣類等を熱で痛めないように当て布等を使用するため、不便で使い勝手が悪いという問題があった。 【0005】また、ベース1を硬質の金属材料で構成しているため、衣類等にスチームを噴出してしわ伸ばしを行うときは、繊維を熱で損傷しないようにベース1の温度を低くしても、スチームが噴出する掛け面と衣類との摩擦が小さく、衣類上を滑らせるだけでは衣類に引っ張り力を作用させることができないため、作業者はアイロンを持つ手と逆の手で衣類を引っ張りながら作業する必要があり、作業性が悪いという問題があった。そして、このような使い方はベース1の温度を低くする必要があるため、十分なスチームの発生が望めないという問題もあった。 【0006】本発明は、上記のような従来の課題を解決するもので、熱と圧力を利用する場合や、スチームを利用するとき等、使い方に応じて効果的に衣類のしわ伸ばし作業が行えるようにすることを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するために、ベースを着脱自在に覆うアイロンカバーの表面を布製のカバーで構成したものである。 【0008】これにより、衣類等を熱で痛めることなくスチームを利用して衣類のしわ伸ばし効果を高めることができるとともに、当て布等を使用する不便さをなくして仕上げ作業を効率よく行うことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明は、スチームを発生させる気化室を設けたベースと、前記気化室に供給する水を貯える水タンクと、前記気化室で発生したスチームを噴出するスチーム噴出口と、前記べースを着脱自在に覆うアイロンカバーとを具備し、前記アイロンカバーの表面を布製のカバーで構成したものであり、スチームアイロンのベースにアイロンカバーを装着することにより、衣類等を熱で痛めることなくスチームを利用して衣類のしわ伸ばし効果を高めることができるとともに、当て布等を使用する不便さをなくして仕上げ作業を効率よく行うことができる。 【0010】また、請求項2に記載した発明は、上記請求項1に記載の発明において、カバーを編物状の繊維体で構成したものであり、衣類にアイロンカバーを接触させた状態で移動させたとき、布を形成している糸が編まれているため、相互の位置がずれることなく糸と糸との間隔を保持し、スチームを透過させる際の抵抗を小さくしてスムーズに噴出させることができる。 【0011】また、請求項3に記載した発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、カバーを鹿の子編で構成したものであり、衣類にアイロンカバーを接触させた状態で移動させたとき、布を形成している糸の相互の位置がずれることなく糸と糸との間隔を強固に保持することができる。 【0012】また、請求項4に記載した発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、カバーをナイロンまたはナイロンを含む混紡素材により構成したものであり、長期に亘って擦るように使用しても、衣類との摩擦や熱およびスチームによって破れ等の損傷がなく、堅牢で耐久性に優れたカバーを得ることができる。 【0013】また、請求項5に記載した発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、アイロンカバーは、気化室で発生したスチームを透過させるクッション体と、前記クッション体の外面側を覆う布製のカバーと、前記カバーを固着する保持体を有し、前記保持体に係止部を設けてベースを覆うように取着するようにしたものであり、アイロンカバーを衣類に押し当てると、クッション体が変形してカバーを弾力的に支持することができるとともに、保持体によりベースを覆った状態でクッション体を保持して着脱することができる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0015】(実施例1)図1および図2に示すように、アイロン本体11は、蓋体12で覆われた気化室13を形成したベース14と、前記気化室13で発生したスチームをベース14の掛け面から外部へ噴出するスチーム噴出口15と、水タンク16に貯えた水を気化室13に供給するポンプ装置などで構成した給水装置17を有している。 【0016】給水装置17としてのポンプ装置は、シリンダ18と、このシリンダ18内を上下動するピストンを有した操作部19と、水タンク16内の水を吸い込む吸水パイプ20と、この吸水パイプ20からシリンダ18内に吸引した水を吐出する吐出部21を有し、この吐出部21から吐出された水は気化室13内に供給されてスチームが発生する。 【0017】22はベース14の掛け面を覆ってアイロン本体11に着脱自在に構成したアイロンカバーで、気化室13で発生しスチーム噴出口15から噴出するスチームを透過させるクッション体23と、このクッション体23の外面側を覆う布製のカバー24と、このカバー24を固着する樹脂製の保持体25を有し、アイロンカバー22の外周縁部は、ベース14の上面側を覆っているベースカバー26の外周縁に沿って上方へ立ち上がるように設けている。 【0018】クッション体23は、例えば耐熱性のシリコーン発泡体等で形成し、スチームがスムーズに透過するように構成している。カバー24は、例えばナイロンまたはナイロンを含む混紡素材からなる耐熱性の布製で、鹿の子編等の編物状の繊維体で構成している。 【0019】アイロンカバー22の保持体25には、ベース14の掛け面を覆うようにアイロン本体11に取着する係止部27が設けてあり、ベースカバー26の前部26aに嵌合する凹状に形成した第1の係止部27aと、ベースカバー26の両側部に設けた孔26bに嵌合する第2の係止部27bを有しており、これらを嵌合することにより、アイロン本体11に対してアイロンカバー22を着脱自在に装着される構成となっており、アイロンカバー22をベース14から離れる方向へ引き出すことにより、第1の係止部27aと第2の係止部27bを取外すことができるようになっている。 【0020】上記構成において動作を説明すると、水タンク16内に水を入れて給水装置17を動作させると、水タンク16内の水は、吸水パイプ20からシリンダ18内に吸引され、吐出部21を通して気化室13に供給される。気化室13で発生したスチームは、スチーム噴出口15からアイロンカバー22のクッション体23およびカバー24を透過して噴出する。 【0021】アイロン本体11に装着したアイロンカバー22のカバー24を衣類に軽く押し当てると、衣類とアイロンカバー22との摩擦抵抗により、衣類に引っ張り力を作用させることができ、スチームアイロンを持つ手と逆の手で衣類を引っ張りながら作業する必要もなく、衣類等を熱で痛めることなくスチームを利用して衣類のしわ伸ばし効果を高めることができるとともに、当て布等を使用する不便さをなくして仕上げ作業を効率よく行うことができる。 【0022】また、アイロンカバー22をアイロン本体11から取り外すと、アルミニウム合金等で形成したベース14が外部に露出するため、平板上でプレスしながらのアイロン掛けが可能となり、通常のスチームアイロンとして使用できる。 【0023】 【発明の効果】本発明の請求項1〜5に記載の発明によれば、アイロンカバーを装着することにより、ベースの熱で衣類等を痛めることなくスチームを利用して衣類のしわ伸ばし効果を高めることができるとともに、当て布等を使用する不便さをなくして仕上げ作業を効率よく行うことができる。また、アイロンカバーを取外すことにより通常のスチームアイロンとして使用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成13年6月28日(2001.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−10600(P2003−10600A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月14日(2003.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−196046(P2001−196046) |
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