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【発明の名称】 マイナスイオン発生材及びその製法
【発明者】 【氏名】須田 良江

【要約】 【課題】格別に化学装置としてのマイナスイオン生成装置等を不要として、素材としてそのままで十分な量のマイナスイオンを発生させることができ、各種産業や目的あるいは家庭内にあってもその有効性を得ることを可能としたマイナスイオン発生材及びその製法とする。

【解決手段】マイナスイオン発生材は粉砕した自然石末と30〜70%容量の励起剤とを混合してあることとし、また、マイナスイオン発生材の製法は粉末状としたトルマリンにイオン鉱石、浄化石、活性アルミナ、コ−ディエライト、蛙目粘土、珪酸ジルコンを混合し粉末状とした励起剤を容量30〜70%で混合させることとする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粉砕した自然石末と30〜70%容量の励起剤とを混合してあることを特徴とするマイナスイオン発生材。
【請求項2】 前記した自然石末としてトルマリンを用いてあることを特徴とする請求項1に記載のマイナスイオン発生材。
【請求項3】 前記した励起剤としてイオン鉱石、浄化石、活性アルミナ、コ−ディエライト、蛙目粘土、珪酸ジルコンを混合し粉末化したものを使用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイナスイオン発生材。
【請求項4】 添着剤としてポリアクリルアミド系高分子剤を用いてあることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のマイナスイオン発生材。
【請求項5】 前記したトルマリンに酸化チタンを混入してあることを特徴とする請求項2、請求項3または請求項4に記載のマイナスイオン発生材。
【請求項6】 バクテリアを添加投入し、混入してあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のマイナスイオン発生材。
【請求項7】 粉末状としたトルマリンにイオン鉱石、浄化石、活性アルミナ、コ−ディエライト、蛙目粘土、珪酸ジルコンを混合し粉末状とした励起剤を容量30〜70%で混合させることを特徴とするマイナスイオン発生材の製法。
【請求項8】 ポリアクリルアミド系高分子添着剤を混入することを特徴とする請求項7に記載のマイナスイオン発生材の製法。
【請求項9】 酸化チタンを混入することを特徴とする請求項7または請求項8に記載のマイナスイオン発生材の製法。
【請求項10】 バクテリアを添加投入して混入することを特徴とする請求項7、請求項8または請求項9に記載のマイナスイオン発生材の製法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は種々の物に混入、塗布等することでマイナスイオンを発生させることができるマイナスイオン発生材及びその製法に関する。
【0002】
【発明の背景】従来よりマイナスイオンは中性の原子、原子団が1個以上の電子を失って生ずる粒子であり、かかる状態となった物質は電気抵抗が小さく、即ち通電性を持っている。マイナスイオンはアノ−ド(陽極)へ向う特性を有し、溶解塩や溶液の中のみでなく気体の放射線照射や分子の中での電子移動によっても生成される。そして、無限に離れた中性原子と電子とが結合してマイナスイオンを生成するときに放出されるエネルギ−は電子親和力とされ原子のマイナスイオンになり易さを示し、このエネルギ−は物質に対して、腐蝕、腐敗(酸化)を防ぎ、即ち、雑菌の繁殖を抑制し,食品については加えて旨味のもと、まろやかさを発揮する各種アミノ酸やグルタミン酸ソ−ダ、ヌクルオチド誘起させることとなる。
【0003】上記したマイナスイオンは自然界にも存在することは勿論であるが、これを生活環境に取り入れ、有効性を得るためには、大量のものが必要となり従来開発提供されているマイナスイオンの発生材はその量がどうしても足りず、十分に満足できる効果は得ることができなかった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は係る従来の実情、問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消して、格別に化学装置としてのマイナスイオン生成装置等を不要として、素材としてそのままで十分な量のマイナスイオンを発生させることができ、各種産業や目的あるいは家庭内にあってもその有効性を得ることを可能としたマイナスイオン発生材及びその製法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、本発明に係るマイナスイオン発生材は粉砕した自然石末と30〜70%容量の励起剤とを混合してあることを特徴とし、前記した自然石末としてトルマリンを用いてあることを特徴とし、前記した励起剤としてイオン鉱石、浄化石、活性アルミナ、コ−ディエライト、蛙目粘土、珪酸ジルコンを混合し粉末化したものを使用することを特徴とし、添着剤としてポリアクリルアミド系高分子剤を用いてあることを特徴とし、前記したトルマリンに酸化チタンを混入してあることを特徴とし、バクテリアを添加投入し、混入してあることを特徴としている。
【0006】また、本発明に係るマイナスイオン発生材の製法は粉末状としたトルマリンにイオン鉱石、浄化石、活性アルミナ、コ−ディエライト、蛙目粘土、珪酸ジルコンを混合し粉末状とした励起剤を容量30〜70%で混合させることを特徴とし、ポリアクリルアミド系高分子添着剤を混入することを特徴とし、酸化チタンを混入することを特徴とし、バクテリアを添加投入して混入することを特徴としている。
【0007】
【作用】上記した構成としたことによって、自然石、特にトルマリンの有する効力をその基底状態よりエネルギ−を高め、添着剤で吸着能を高め、酸化チタンによって表面美感を増し、バクテリアによって効能の高上と保持及び強度の高上を得ることができ、従来にない有用なものとなり、多様な物に対しての使用が考えられ、その汎用性も大きなものとなるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の一例を、特にペ−パ−添加剤として実施したもので説明する。
【0009】まず、自然石の一つとしてのトルマリンを粉砕し、平均粒度を3P程度の粉末とし、このトルマリンに対して励起剤を30〜70%容量、特に1:1の容量%で混合する。
【0010】この励起剤としてはイオン鉱石、浄化石、活性アルミナ、コ−ディエライト、蛙目粘土、珪酸ジルコンの6種素材を混合して平均粒度を前記トルマリンと同様の3P程度の粉末とする。
【0011】上記のうちコ−ディエライトは菫青石と称され造岩鉱物の一つで、花崗岩、ペグマタイト、安山岩等に含まれ、この実施例では遠赤外線の発光素材として使用される。
【0012】また、蛙目粘土はカオリナイト鉱物を主成分とする花崗岩、花崗班石等を母材とする風化残留粘土で、この実施例ではコ−ティング剤として使用される。
【0013】そして、珪酸ジルコンは微弱電気特性を示し、エネルギ−置換に効を奏し、また、その特性から、表面光沢を付随させることにも有効となる。
【0014】ここで、イオン鉱石は量を多くして混ぜることでマイナスイオンの生成量は増加するが、それに伴なって放射物質の発生もあり、その量は微少な調整が必要とされるもので、微量の混入でも2000〜3000個のマイナスイオンが1cc中に発生することが判明し、その際に放射物質の発生は認められていない。
【0015】さらに、この励起剤中に酸化チタンを混入させると、釉薬等に使用した際に虹色の美しい表面効果と分解作用が得られるがマイナスイオンの生成量は低下することとなる。
【0016】そして、バクテリア(微生物)を混入すると、捏ねてセラミック状に焼き上げる場合に通常の必要温度も低い温度での焼き上がりが可能となり、しかもその温度の低さによってバクテリアを死滅させてしまうことなく強度、硬度を得ることができ、そのバクテリアによる活性度を保つことが可能となる。
【0017】また、上記したままの粉末状に粉砕された素材は高分子系の添着剤に抱合された状態となり、トルマリンの有するマイナスイオンの発生機能を十分に引き出してやることが難しいが、ポリアクリルアミド系の高分子添着剤を用いることで解消された。このポリアクリルアミド系高分子は表面固有電気抵抗が102〜105Ωcmの微弱な電気特性を有していることにより、トルマリンのマイナスイオンの発生機能を阻害することがない。
【0018】
【実施例】上記した構成のマイナスイオン発生材をペ−パ−に塗り付け抗酸化紙としたものの実験結果を表1として示す。
【0019】
【表1】

【0020】この表1におけるペ−パ−は具体的にビ−ル、キムチ、鶏卵について使用してみたところ、ビ−ルにあっては独特に苦みに加えてまろやかさが出ており、キムチでは辛いのみではなく、まろやかな唐味がある独特の旨味のある味が得られた。そして鶏卵の鮮度保持はその状態が顕著に表われた結果となった。
【0021】そして、前記したペ−パ−で鮪刺身を覆って雑菌の発生を検査したところ、表2に示す結果が得られた。
【0022】
【表2】

この検査結果によれば、ペ−パ−の使用により、雑菌の発生(一般生菌数)が大きく抑制されていることが解る。
【0023】また、前記したマイナスイオン発生材による焼成成形品の曲げ強度を表3と表4で比較して示す。表3は基準となる試料品のもので乾燥粘土に水分25%を加えた配合品の成形体であり、表4は乾燥粘土にバクテリア液を5%、水分を25%加えた配合品の成形体である。なお、各試料の焼成時間は800℃〜950℃で昇温時間は4〜4.5時間、1000℃〜1100℃で昇温時間は6時間、キ−プ時間は一律に0.5時間である。
【0024】
【表3】

【0025】
【表4】

【0026】
【発明の効果】本発明に係るマイナスイオン発生材及びその製法は上述のように構成されている。そのために、簡易な調合によって有効性の大きなマイナスイオン発生材を得ることができ、このマイナスイオン発生材は実施例として述べたペ−パ−のほかにも塗料や皿、器等の食器類、建築資材、ビン等の容器等々幅広く応用実施することができ、特に食品類に対応させた場合に酸化を防止し、旨味を増加させ、コクも出るものとなり、生鮮食品の鮮度維持にも大きな効果を発揮するものとなる。
【出願人】 【識別番号】398042956
【氏名又は名称】宗教法人總泉寺
【出願日】 平成13年12月25日(2001.12.25)
【代理人】 【識別番号】100081570
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 彰芳
【公開番号】 特開2003−183620(P2003−183620A)
【公開日】 平成15年7月3日(2003.7.3)
【出願番号】 特願2001−391516(P2001−391516)