| 【発明の名称】 |
減容された発泡スチロールを用いた新規接着剤およびその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 真
【氏名】佐藤 嘉高
|
| 【要約】 |
【課題】本発明の課題は、カトンゲルを用いて十分な剪断接着強度を得られる接着剤を提供する事にある。
【解決手段】カトンゲルに芳香族炭化水素(例えばキシレン等)、リモネン、シトラスオイル、エコカトン50等の粘度調整剤を添加し、続いて粘着付与剤として炭化水素系粘着剤例えばポリイソブチレンを添加して作成する新規接着剤。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】発泡スチロールを減容して得たカトンゲル100容に芳香族炭化水素、リモネン、シトラスオイル、エコカトン50等の10から100容を添加して粘度調整を行った後、炭化水素系粘着剤例えばポリイソブチレンを粘着付与剤として1から50容好ましくは3から15容を添加して作成した新規接着剤。 【請求項2】請求項1に充填剤を添加した新規接着剤。 【請求項3】請求項3の充填剤として炭酸カルシウム、クレー、タルク、チタンホワイト等が用いられる請求項1の新規接着剤。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エコカトン50等の溶媒を用いて得られる減容された発泡スチロールをもちいて創製される新規接着剤およびその製造方法に関する。 【0002】 【従来技術】本発明者等は、これまでに天然果実の果皮油等を用いた発泡スチロールの減容剤エコカトン50を発明し(特願平11−199522)出願してきた。さらに前記減容剤を用いて得られる減容化された発泡スチロール(以降カトンゲルと呼称)を用いての接着剤も出願してきた(特願平11−376435、特願平2000−147101)。今回の発明はカトンゲルを用いて作成されたカトンゲルに粘着付与剤および又は充填剤を添加した接着剤に関する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題は、カトンゲルを用いて十分な剪断接着強度を得られる接着剤を提供する事にある。 【0004】 【課題を解決する手段】上記課題を解決する為、鋭意努力した結果、カトンゲルを用いた接着剤に関して十分な剪断接着強度を得るためには、カトンゲルからゴミ等の不純物を除去後、カトンゲルの粘度を調整した後、適切な粘着補助剤および/又は充填剤を添加して新規接着剤を作成することにあることを見出し本発明を完成させた。カトンゲルの粘度調整にあたっての粘度の測定は比重測定によって適正粘度を測定しても良いが本発明においては、比重測定に用いられる方法であればいずれの測定方法でもよい。具体的には粘度の調整は芳香族炭化水素、リモネン、シトラスオイル、エコカトン50等をカトンゲル100に粘度測定を行いながら、10から100程度を添加して行う。次に粘着付与剤として炭化水素系粘着剤を1から50好ましくは3から15添加して作成する。また上記にさらに充填剤を添加する事もできる。 【0005】 【発明の実施の態様】カトンゲルの粘度の調整は芳香族炭化水素(例えばキシレン等)、リモネン、シトラスオイル、エコカトン50等をカトンゲル100に粘度測定を行いながら、10から100程度を添加して行う。次に粘着付与剤として炭化水素系粘着剤例えばポリイソブチレンを1から50好ましくは3から15添加して作成するが、炭化水素系粘着剤はポリイソブチレンに限定されるものではない。また上記にさらに充填剤を添加する事もできる。充填剤としては炭酸カルシウム、クレー、タルク、チタンホワイト等が好ましいがこれに限定されるものではない。こうして得られた新規接着剤は通常の剪断接着強度測定において十分に実用的な強度を示した。 【0006】 【実施例】以下に実施例を示すが本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1カトンゲルの作成エコカトン50にて減容後粘度をエコカトン50の添加によって調整後遠心分離によって不要ゴミを除去する。再度得られた減容物に対して比重を測定して一定の比重と適正粘度にエコカトン50を用いてもどしてカトンゲルを作成する。 【0007】実施例2カトンゲルの100容をエコカトン50等で作成後、芳香族炭化水素、キシレンの50容を添加しさらに粘着付与剤としてポリイソブチレンを5容入れて混合後、新規接着剤Iを得た。こうして得た新規接着剤Iは木材に塗布しての剪断接着強度測定によって240N/cm2を得た。 【0008】実施例3カトンゲルの100容をエコカトン50等で作成後、芳香族炭化水素キシレンの50容を添加しさらに粘着付与剤としてポリイソブチレンを5容入れた後、さらに充填剤として炭酸カルシウム100容を加えて混合後、新規接着剤IIを得た。こうして得た新規接着剤IIは木材に塗布しての剪断接着強度測定によって250N/cm2を得た。 【0009】実施例4カトンゲルの100容をエコカトン50等で作成後、柑橘類果皮抽出油シトラスオイルを50容入れて、さらに粘着付与剤としてポリイソブチレンを5容入れて混合後、新規接着剤IIIを得た。こうして得た新規接着剤IIIは木材に塗布しての剪断接着強度測定によって300N/cm2を得た。さらにJISA5536「ビニル系床剤用接着剤に準拠した引張り接着試験」を実施したけっか、60N/cm2以上の引張り強さを得た。ちなみに当JISにおける規格値は酢ビ系のもので50N/cm2以上となっており規格値値以上の数値を示した。 【0010】 【発明の効果】カトンゲルを用いて作成された接着剤は十分な剪断接着強度と引張り接着強度を発揮し実用的なものであった。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】502047693 【氏名又は名称】株式会社レーザー・プロ 【識別番号】596142889 【氏名又は名称】バイオベンチャーバンク株式会社
|
| 【出願日】 |
平成13年12月29日(2001.12.29) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−201456(P2003−201456A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月18日(2003.7.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−403252(P2001−403252) |
|