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【発明の名称】 シート部材
【発明者】 【氏名】小野寺 修
【住所又は居所】千葉県松戸市根本122番1 オークビルB1 株式会社モード内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体部材と、この本体部材に形成された粘着層と、この粘着層に形成された剥離層とからなる印刷用シート部材であって、前記粘着層は、少なくとも第1粘着部と第2粘着部とから構成されており、前記第1粘着部は、粘着力の低い粘着剤が使用されており、前記第2粘着部には、粘着力の高い粘着剤が使用されているシート部材。
【請求項2】 第1粘着部と第2粘着部とを、所望の形状で配置している請求項1記載の印刷用シート部材。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用シート部材に係わり、特に、粘着層を、粘着力の低い粘着剤の部分と、粘着力の高い粘着剤の部分を形成することにより、所望の粘着力の粘着層を形成し、印刷機器の屈曲した内部を移動させても、剥離層が内部で捲れてしまうことがないシート部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、粘着剤を剥離シートで覆った印刷用シートが存在しており、広く一般的な印刷機器(例えば複写機やレーザープリンター、インクジェットプリンター等)で印刷が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の印刷用シートは、例えば、粘着剤の粘性を低下させて粘着力をある程度以下に低くした場合、印刷機器の屈曲した内部を移動している最中に印刷用シートに付随する剥離シートが内部で捲れてしまい、紙詰まり等のトラブルを発生させるという問題点があった。このため、粘着剤の粘着力をある程度以上に高くせざるを得ず、使用者が、張り直し等の作業を行うには、粘着力が高すぎて、作業能率が低下するという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み案出されたもので、本体部材と、この本体部材に形成された粘着層と、この粘着層に形成された剥離層とからなる印刷用シート部材であって、前記粘着層は、少なくとも第1粘着部と第2粘着部とから構成されており、前記第1粘着部は、粘着力の低い粘着剤が使用されており、前記第2粘着部には、粘着力の高い粘着剤が使用されている。
【0005】また第1粘着部と第2粘着部とを、所望の形状で配置する構成にすることもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以上の様に構成された本発明は、本体部材に粘着層を形成し、この粘着層に剥離層を形成した印刷用シート部材であり、第1粘着部は、粘着力の低い粘着剤が使用されており、第2粘着部には、粘着力の高い粘着剤が使用されている。
【0007】また第1粘着部と第2粘着部とを、所望の形状で配置することもできる。
【0008】
【実施例】
【0009】図1と図2に示す様に、印刷用シート部材1000は、本体部材100と、この本体部材100の上面部に形成された粘着層200と、この粘着層200の上面部に形成された剥離層300とから構成されている。なお印刷用シート部材1000は、本体部材100の下面部に粘着層200を形成し、この粘着層200の下面部に剥離層300を形成してもよい。即ち印刷用シート部材1000の積層構成は、自由に決定できる。
【0010】本体部材100は、紙およびプラスチック製等のシートから構成されており、透明又は半透明、不透明の何れであってもよい。
【0011】粘着層200は、第1粘着部230と、第2粘着部240とから構成されている。第1粘着部230は、粘着力の低い粘着剤が使用されており、第2粘着部240には、粘着力の高い粘着剤が使用されている。本実施例では、第1粘着部230と第2粘着部240とにより、格子状の2種類の粘着剤を配置しており、矩形部分が、第1粘着部230となっている。
【0012】第1粘着部230と第2粘着部240の配置は、適宜変更することができ、第1粘着部230と第2粘着部240との面積の割合や、位置関係等を適宜調整することにより、所望の粘着力の強さの粘着層200を形成することができる。
【0013】第1粘着部230と第2粘着部240は、一般的に使用される粘着層が使用されており、適宜の粘着剤が使用される。即ち粘着層200は、本体部材100と剥離層300とを一体化させて印刷するためのものであり、印刷後、剥離層300を剥離することができる。剥離層300は、印刷後、分離剥離できるものであれば、何れのシート類等を使用することができる。
【0014】図3は、第1粘着部230と第2粘着部240とを格子状に配置した場合の拡大図である。
【0015】図4は、粘着力の高い粘着剤である第2粘着部240を、ドット状にちりばめてあり、粘着層200の第2粘着部240以外の場所には、粘着力の低い粘着剤である第1粘着部230となっている。
【0016】図5は、粘着層200の外枠部に、粘着力の高い粘着剤である第2粘着部240を配置し、中央部に、粘着力の低い粘着剤である第1粘着部230を配置している。
【0017】更に図6では、印刷用シート部材1000の粘着層200の少なくとも一辺に、粘着力の高い粘着剤である第2粘着部240を形成している。粘着層200の第2粘着部240以外の場所には、粘着力の低い粘着剤である第1粘着部230となっている。
【0018】以上の様に構成された本実施例は、第1粘着部230と第2粘着部240との面積比や配置等を調整することにより、印刷用シート部材1000の粘着層200の粘着力を所望の強さに設定することができる。
【0019】この結果、印刷機器の屈曲した内部を移動している最中に印刷用シート部材1000に付随する剥離層300が内部で捲れてしまい、紙詰まり等のトラブルを発生させることがないという効果がある。粘着剤の粘着力が高すぎることもないので、使用者が、張り直し等の作業を行う場合でも、作業能率が低下しないという効果がある。
【0020】そして本発明は、印刷機器の紙詰まり等の防止だけでなく、剥離紙付きの郵送物等の郵送時又は搬送時の剥がれ防止にも適用できる。
【0021】
【効果】以上の様に構成された本発明は、本体部材と、この本体部材に形成された粘着層と、この粘着層に形成された剥離層とからなる印刷用シート部材であって、前記粘着層は、少なくとも第1粘着部と第2粘着部とから構成されており、前記第1粘着部は、粘着力の低い粘着剤が使用されており、前記第2粘着部には、粘着力の高い粘着剤が使用されているので、使い勝手を犠牲にせずに、印刷用シート部材全体の粘着力の強さを調節することができる。従って、印刷機器の屈曲した内部を印刷用シート部材が移動しても、剥離層が簡単に捲れることがなく、紙詰まり等のトラブルを防止することができるという卓越した効果がある。
【0022】
【出願人】 【識別番号】597086737
【氏名又は名称】株式会社 モード
【住所又は居所】千葉県松戸市根本122番1 オークハイツB1
【出願日】 平成13年12月3日(2001.12.3)
【代理人】 【識別番号】100089967
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 雄一
【公開番号】 特開2003−171626(P2003−171626A)
【公開日】 平成15年6月20日(2003.6.20)
【出願番号】 特願2001−369332(P2001−369332)