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【発明の名称】 アミド誘導体およびその製造方法
【発明者】 【氏名】高本 孝二
【住所又は居所】大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住友化学工業株式会社内

【氏名】八木 俊一
【住所又は居所】大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住友化学工業株式会社内

【要約】 【課題】工業的に使用困難な試剤を用いず、また廃棄物処理の問題もなく、一般式(4)

【解決手段】一般式(1)
【特許請求の範囲】
【請求項1】一般式(1)

(式中、R1およびR2はそれぞれ同一または相異なって、低級アルキル基を表わし、X1はハロゲン原子または水酸基を表わす。)で示されるアミド誘導体。
【請求項2】一般式(1)の式中、R1およびR2が同一の低級アルキル基である請求項1に記載のアミド誘導体。
【請求項3】一般式(1)の式中、X1がハロゲン原子である請求項1または請求項2に記載のアミド誘導体。
【請求項4】一般式(2)

(式中、X1およびX2はそれぞれ同一または相異なって、ハロゲン原子または水酸基を表わす。)で示されるニコチン酸誘導体と一般式(3)

(式中、R1およびR2はそれぞれ同一または相異なって、低級アルキル基を表わす。)で示されるN,O−置換ヒドロキシルアミン誘導体を反応させることを特徴とする一般式(1)

(式中、R1、R2およびX1は上記と同一の意味を表わす。)で示されるアミド誘導体の製造方法。
【請求項5】一般式(3)の式中、R1およびR2が同一の低級アルキル基である請求項4に記載のアミド誘導体の製造方法。
【請求項6】一般式(3)の式中、X1がハロゲン原子である請求項4または請求項5に記載のアミド誘導体の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミド誘導体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般式(4)

(式中、R3は、置換されていてもよいフェニル基を表わし、R4は水素原子または置換されていてもよいアルキル基を表わす。)で示されるケトン誘導体は、例えばアシル−CoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害作用を有し、高脂血症治療剤および動脈硬化治療剤として有用なナフチリジン誘導体の合成中間体として有用であり(特開平10−212288号)、その製造方法として、2−アミノピリジン誘導体に、n−ブチルリチウムを作用させ、次いでベンジルアルコール誘導体を反応させた後、酸化クロムで酸化する方法が報告されている(J.HeterocyclicChem.,26,105(1989))。しかしながら、かかる方法は、工業的には利用が困難なn−ブチルリチウムや廃棄物処理の点で問題のある酸化クロムを使用しているという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況のもと、本発明者らは、上記一般式(4)で示されるケトン誘導体の工業的に有利な製造方法について鋭意検討したところ、新規な化合物である一般式(1)で示されるアミド誘導体が、工業的に使用困難な試剤を用いることなく、また廃棄物処理の問題もなく、一般式(4)で示されるケトン誘導体に容易に誘導可能であることを見出し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般式(1)

(式中、R1およびR2はそれぞれ同一または相異なって、低級アルキル基を表わし、X1はハロゲン原子または水酸基を表わす。)で示されるアミド誘導体とその製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】一般式(1)

(式中、R1およびR2はそれぞれ同一または相異なって、低級アルキル基を表わし、X1はハロゲン原子または水酸基を表わす。)で示されるアミド誘導体(以下、アミド誘導体(1)と略記する。)の式中、低級アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。
【0006】かかるアミド誘導体(1)としては、例えば2−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−エトキシ−N−エチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−n−プロポキシ−N−n−プロピル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−イソプロポキシ−N−イソプロピル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−n−ブトキシ−N−n−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−イソブトキシ−N−イソブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−sec−ブトキシ−N−sec−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−tert−ブトキシ−N−tert−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−エチル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−メトキシ−N−n−プロピル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−イソプロピル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−n−ブチル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−イソブチル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−メトキシ−N−sec−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−メトキシ−N−tert−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、【0007】2−クロロ−N−エトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−メチル−N−n−プロポキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−イソプロポキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−n−ブトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−イソブトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−メチル−N−sec−ブトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−クロロ−N−メチル−N−tert−ブトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、【0008】2−ブロモ−N−メトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−エトキシ−N−エチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−n−プロポキシ−N−n−プロピル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−イソプロポキシ−N−イソプロピル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−n−ブトキシ−N−n−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−イソブトキシ−N−イソブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−sec−ブトキシ−N−sec−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−tert−ブトキシ−N−tert−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−エチル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−メトキシ−N−n−プロピル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−イソプロピル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−n−ブチル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−イソブチル−N−メトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−メトキシ−N−sec−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−メトキシ−N−tert−ブチル−3−ピリジンカルボキシアミド、【0009】2−ブロモ−N−エトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−メチル−N−n−プロポキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−イソプロポキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−n−ブトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−イソブトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−メチル−N−sec−ブトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド、2−ブロモ−N−メチル−N−tert−ブトキシ−3−ピリジンカルボキシアミド等が挙げられる。
【0010】かかるアミド誘導体(1)は、一般式(2)

(式中、X1およびX2はそれぞれ同一または相異なって、ハロゲン原子または水酸基を表わす。)で示されるニコチン酸誘導体(以下、ニコチン酸誘導体(2)と略記する。)と一般式(3)

(式中、R1およびR2はそれぞれ同一または相異なって、低級アルキル基を表わす。)で示されるN,O−置換ヒドロキシルアミン誘導体(以下、ヒドロキシルアミン誘導体(3)と略記する。)を反応させることにより製造することができる。
【0011】ニコチン酸誘導体(2)の式中、X1およびX2はそれぞれ同一または相異なって、ハロゲン原子または水酸基を表わす。ハロゲン原子としては、上記したものと同様のものが挙げられる。
【0012】かかるニコチン酸誘導体(2)としては、例えば2−フルオロニコチン酸、2−クロロニコチン酸、2−ブロモニコチン酸、2−ヨードニコチン酸、2−フルオロニコチン酸クロリド、2−クロロニコチン酸クロリド、2−ブロモニコチン酸クロリド、2−ヨードニコチン酸クロリド等が挙げられる。
【0013】ヒドロキシルアミン誘導体(3)の式中、R1およびR2はそれぞれ同一または相異なって、低級アルキル基を表わし、低級アルキル基としては、上記したものと同様のものが挙げられる。
【0014】かかるヒドロキシルアミン誘導体(3)としては、例えばN,O−ジメチルヒドロキシルアミン、N,O−ジエチルヒドロキシルアミン、N,O−ジ−n−プロピルヒドロキシルアミン、N,O−ジイソプロピルヒドロキシルアミン、N,O−ジ−n−ブチルヒドロキシルアミン、N,O−ジイソブチルヒドロキシルアミン、N,O−ジ−sec−ブチルヒドロキシルアミン、N,O−ジ−tert−ブチルヒドロキシルアミン、O−エチル−N−メチルヒドロキシルアミン、N−メチル−O−n−プロピルヒドロキシルアミン、O−イソプロピル−N−メチルヒドロキシルアミン、O−n−ブチル−N−メチルヒドロキシルアミン、N−メチル−O−sec−ブチルヒドロキシルアミン、N−メチル−O−tert−ブチルヒドロキシルアミン、N−エチル−O−メチルヒドロキシルアミン、O−メチル−N−n−プロピルヒドロキシルアミン、N−イソプロピル−O−メチルヒドロキシルアミン、N−n−ブチル−O−メチルヒドロキシルアミン、O−メチル−N−sec−ブチルヒドロキシルアミン、O−メチル−N−tert−ブチルヒドロキシルアミン等が挙げられる。
【0015】かかるヒドロキシルアミン誘導体(3)は、酸付加塩であってもよく、酸付加塩の酸としては、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸等の無機酸、例えば酢酸、ギ酸、乳酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。
【0016】かかるヒドロキシルアミン誘導体(3)またはその酸付加塩は、市販のものを用いてもよいし、例えば特開平8−283222号公報等の公知の方法に準じて製造したものを用いてもよい。
【0017】ニコチン酸誘導体(2)とヒドロキシルアミン誘導体(3)との反応は、通常溶媒の存在下に、その両者を混合することにより実施される。その混合順序は特に制限されないが、ヒドロキシルアミン誘導体(3)と溶媒の混合物に、ニコチン酸誘導体(2)を加えることが好ましい。ニコチン酸誘導体(2)は、一括で加えてもよいが、連続的または間欠的に加えることが好ましく、連続的に加えることがより好ましい。
【0018】溶媒としては反応を阻害しないものであれば特に制限されず、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒、例えばジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、例えばジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒等の単独または混合溶媒が挙げられ、好ましくはハロゲン化炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒が、さらに好ましくは芳香族炭化水素系溶媒が挙げられる。かかる溶媒の使用量は、ヒドロキシルアミン誘導体(3)に対して、通常1〜50重量倍である。
【0019】反応温度は、通常−50℃〜反応液の還流温度の範囲であり、好ましくは0℃〜反応液の還流温度である。
【0020】ヒドロキシルアミン誘導体(3)の酸付加塩を用いる場合は、該酸付加塩の酸を中和するに足る量の塩基を併用することが好ましい。かかる塩基は、予め酸付加塩と混合しておいてもよい。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基が挙げられる。かかる塩基はそのまま用いてもよいし、水溶液として用いてもよい。
【0021】反応終了後、水および必要に応じて水に不溶の有機溶媒を加え、分液処理することにより、アミド誘導体(1)を含む有機層が得られ、該有機層を、必要に応じて洗浄処理した後、濃縮処理することにより、アミド誘導体(1)を取り出すことができる。取り出したアミド誘導体(1)は、例えば再結晶、カラムクロマトグラフィ等の通常の精製手段により、さらに精製してもよい。水に不溶の有機溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、その使用量は制限されない。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
【0023】実施例1反応容器に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン・塩酸塩15.8g、トルエン157.7gおよび8重量%水酸化ナトリウム水溶液169.1gを加え、室温で、2−クロロニコチン酸クロリド25.9gを含むテトラヒドロフラン/トルエン混合溶液86.2gを滴下し、同温度で攪拌し、反応させた。高速液体クロマトグラフィ分析により、2−クロロニコチン酸クロリドの消失が確認された時点で、反応終了とした。反応液を分液処理し、得られた有機層を水洗した後、濃縮処理した。濃縮残渣を、内温0〜5℃に冷却した後、同温度でヘキサン24gを加え、析出した結晶を濾取し、ヘキサンで洗浄後、減圧乾燥し、2−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド18.0gを得た。収率:77%。
【0024】2−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミドの1H−NMRスペクトルデータ(δ:ppm,CDCl3溶媒,TMS基準)
3.41(s,3H),3.50(s,3H),7.27−7.33(m,1H),7.69−7.71(m,1H),8.45−8.47(m,1H)
【0025】参考例1反応容器に、マグネシウム14.2g、トルエン71.1g、テトラヒドロフラン71.1gおよびジブロモエタン4.4gを加え、内温10℃で、3−ブロモアニソール109.4gを含むテトラヒドロフラン溶液437.7gを30分かけて滴下した後、同温度で1時間攪拌した。これに、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール0.4gを加え、内温20℃に昇温した後、2−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド39.1gを含むテトラヒドロフラン溶液704.2を1時間かけて滴下し、同温度で1時間30分攪拌、保持し、反応させた。反応液に、トルエン1104gを加え、5重量%塩酸水溶液552g、10重量%炭酸ナトリウム水溶液552g、さらに水552gで洗浄処理した後、濃縮処理し、2−クロロ−3−(3−メトキシベンゾイル)ピリジンを含むトルエン溶液200.7gを得た。該トルエン溶液を高速液体クロマトグラフィにより分析したところ、2−クロロ−3−(3−メトキシベンゾイル)ピリジンの含量は、21.4重量%であった。収率:88%。
【0026】参考例2反応容器に、参考例1と同様に実施して得られた2−クロロ−3−(3−メトキシベンゾイル)ピリジンを含むトルエン溶液(含量:19.6重量%)99.8gおよびn−ブチルアミン57.7gを加え、内温80℃に昇温し、同温度で8時間攪拌、保持し、反応させた。反応終了後、反応液を濃縮処理し、残存するn−ブチルアミンを留去した。濃縮残渣に、トルエン97.7gを加え、12重量%塩化アンモニウム水溶液97.7gで2回、水97.7gで2回それぞれ洗浄処理した後、濃縮処理し、2−(n−ブチルアミノ)−3−(3−メトキシベンゾイル)ピリジンを含むトルエン溶液46.1gを得た。該トルエン溶液を高速液体クロマトグラフィにより分析したところ、2−(n−ブチルアミノ)−3−(3−メトキシベンゾイル)ピリジンの含量は42.1重量%であった。収率:86%。
【0027】参考例3反応容器に、マグネシウム7.3g、トルエン36.5g、テトラヒドロフラン36.5gおよびジブロモエタン2.3gを加え、内温25℃で、3−(ベンジルオキシ)ブロモベンゼン52.6gを含むテトラヒドロフラン溶液210.5gを30分かけて滴下した後、同温で1時間攪拌した。これに、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール0.2gを加えた後、2−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−3−ピリジンカルボキシアミド20.1gを含むテトラヒドロフラン溶液220.7gを1時間かけて滴下し、同温で1時間攪拌、保持し、反応させた。反応液に、トルエン401gを加え、10重量%塩酸水溶液401g、10重量%炭酸ナトリウム水溶液401g、さらに水401gで洗浄処理した後、濃縮処理し、2−クロロ−3−(3−ベンジルオキシベンゾイル)ピリジンを含むトルエン溶液74.5gを得た。該トルエン溶液に、イソプロパノール323.8gを、内温40℃で加えた後、内温0℃まで冷却し、析出した結晶を濾取し、イソプロパノールで洗浄、減圧条件下で乾燥し、2−クロロ−3−(3−ベンジルオキシベンゾイル)ピリジン26.0gを得た。収率:80%。
【0028】反応容器に、得られた2−クロロ−3−(3−ベンジルオキシベンゾイル)ピリジン24.9gおよびn−ブチルアミン56.3gを加え、内温80℃に昇温し、同温度で4時間攪拌、保持し、反応させた。反応終了後、反応液にトルエン124.7gを加え、10重量%塩酸水溶液308.8gを滴下し、内温50℃に調整し、同温度で2時間攪拌、保持した。テトラヒドロフラン60gを加え、室温まで冷却した後、分液処理し、有機層を得た。該有機層を4重量%水酸化ナトリウム水溶液124.7gおよび水124.7gで2回洗浄処理した後、濃縮処理し、2−(ブチルアミノ)−3−(3−ベンジルオキシベンゾイル)ピリジンを含むトルエン溶液30.5gを得た。該トルエン溶液を高速液体クロマトグラフィにより分析したところ、2−(ブチルアミノ)−3−(3−ベンジルオキシベンゾイル)ピリジンの含量は、78.9重量%であった。収率:86%。
【0029】
【発明の効果】本発明の新規化合物であるアミド誘導体は、高脂血症治療剤および動脈硬化治療剤として有用なナフチリジン誘導体の合成中間体として有用なケトン誘導体に、容易に誘導可能であり、工業的に有用である。
【出願人】 【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学工業株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号
【識別番号】000183370
【氏名又は名称】住友製薬株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区道修町2丁目2番8号
【出願日】 平成14年3月11日(2002.3.11)
【代理人】 【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆 (外2名)
【公開番号】 特開2003−261537(P2003−261537A)
【公開日】 平成15年9月19日(2003.9.19)
【出願番号】 特願2002−64945(P2002−64945)