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【発明の名称】 再生機能付き軟水器
【発明者】 【氏名】松岡 孝
【課題】軟水採取と、食塩水によるイオン交換樹脂の再生とが簡単に切り換えることができ、安価で、小型な軟水器の提供。

【解決手段】水道水導入口7−2と、軟水排出口6−2と、上下端にフィルター23、28を有する軟水導パイプ26とを設けたヘッド部6と、イオン交換樹脂容器4とよりなる軟水器に於いて、水道水導入口に二方向切り替えバルブ7を設ける。軟水採取時は、水道水が直接イオン交換樹脂層13を流れ、排出口より軟水を採取する。再生操作時は、二方向切り換えバルブ7のハンドルを90度回転し、二方向切り換えバルブ7の導入口7−2より水道水が導入され、蛇管9、食塩水吸入部10、逆止弁37、食塩水導入管14よりヘッド部6へと流れ、フィルター受け22、フィルター23よりイオン交換樹脂13を通過する。その時、イオン交換樹脂13に吸着されたCa++、Mg++の硬水成分は、食塩水のNa++で置換され再生される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】水道水導入口と、軟水排水口と、上端、下端にフィルターを有する軟水導パイプを設けたヘッド部と、イオン交換樹脂容器とよりなる軟水器に於いて、水道水導入口に二方向切り替えバルブを設け、内部イオン交換樹脂層に、直接、導入する流路と、食塩水容器と連結した食塩水吸入部と、逆止弁部とを設けた流路とを二方向切り替えるよえにした再生機能付き軟水器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道蛇口に連結して使用する再生機能付きの小型で、簡易型のイオン交換樹脂軟水器に関する。二方向切り換えバルブの切り換えのみで、軟水採取と、劣化したイオン交換樹脂に食塩水を通し、再活性化することのできる、再生機能付きのイオン交換樹脂軟水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型のイオン交換樹脂による軟水器においては、劣化したイオン交換樹脂は、布袋に入ったイオン交換樹脂を軟水器より取り出し、予め、再生した布袋入りイオン交換樹脂と交換するか、または、上部のキャップを外し、一定量の食塩を軟水器容器に入れて、水道水を流しながら再活性化せしめるなどしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】小型の軟水器においては、イオン交換樹脂の容量も少なく、それだけ、劣化がはやく、再生する頻度も多くなる。そこで、再生操作も効率性、簡便性、安全性が要求される。最近、小型の軟水器も、この再生操作が不便なため、普及率が十分上がらなかったり、また、普及したものも、十分活用されなかったりしていた。本発明は、家庭の主婦でも、容易に、効率よく、かつ、安全に再生操作できる小型で安価な軟水器を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】水道水導入口と、軟水排水口と、上端、下端にフィルターを有する軟水導パイプを設けたヘッド部と、イオン交換樹脂容器とよりなる軟水器に於いて、水道水導入口に二方向切り替えバルブを設け、内部イオン交換樹脂層に、直接、導入する流路と、食塩水容器と連結した食塩水吸入部と、逆止弁部とを設けた流路とを二方向切り替えるよえにした再生機能付き軟水器。このように、二方向切り替えバルブを切り換えるのみで、軟水採取と、イオン交換樹脂の食塩水による再生を簡単に切り換えるようにした再生機能付き軟水器【0005】
【作用】本発明の食塩水による再生機能付き軟水器は、水道蛇口1に直結して使用するまず、前記二方向切り換えバルブ7を軟水採取の位置に設定すると、前記二方向切り換えバルブ7により、水道水はイオン交換樹脂容器4の内部のイオン交換樹脂13の上層より下層方向に流れる時、イオン交換樹脂13にCa++、Mg++の硬水成分が吸着され、軟水が排出導管3より採取される。次に、前記二方向切り換えバルブ7を90度回転させ、前記二方向切り換えバルブ7を再生の位置に設定すると、水道水は食塩水吸入部10、逆止弁37を流れヘッド部6よりイオン交換樹脂容器4内部のイオン交換樹脂13に流れ込む。この時、予め、食塩水吸入部10に連結した食塩水吸入管11より、食塩水容器12の食塩水が吸入される。この食塩水が、イオン交換樹脂層13の上層より下層に流れる時、イオン交換樹脂13に吸着されたCa++Mg++の硬水成分は、食塩水のNaイオンで置換され再生される。食塩水容器12には、予め、イオン交換樹脂1リットルにつき、約120グラムの割合で食塩を入れ準備しておく。
【0006】
【実施例】本発明の具体的一実施例を、図面により説明する。(図1)は、本発明の再生機能付き軟水器を水道蛇口1に取り付けた時の外観見取り図を示す。1は水道蛇口で、導管2でイオン交換樹脂容器4に導かれ、内部のイオン交換樹脂13で硬水成分であるCa++とMg++が吸着され、軟水として、排出導管3より軟水が採取される。6はヘッド部、7は二方向切り換えバルブ、8はハンドルである。一方、二方向切り換えバルブ7よりの他の流路として、蛇管9、食塩水吸入部10、食塩水導入管14よりヘッド部6、イオン交換樹脂容器4に食塩水が導入されるよう構成されている。食塩水吸入部10には食塩水吸入管11、食塩水容器12が連結されている。次に、本発明、再生機能付き軟水器は、外観上にも小型で、合理的に構成されかつ、機能美に優れているので、その各面の展開図を(図2)より(図10)に示す。(図2)は、本発明、再生機能付き軟水器の側面図を示す。6−1は水道水導入口金、6−2は軟水排出口金、7−1は連結ナット、9−1は蛇管連結ナット、10−1は食塩水吸入部連結ナット、11は食塩水吸入管、14−1は食塩水導入管連結ナットを示す。(図3)は(図2)の右側面図を示す。15はエァー抜き口金、16はエァー抜きボタン、17は食塩水吸入金具、18は食塩水吸入口金を示す。(図4)は(図2)の左側面図を示す。(図5)は(図2)の上面図を示す。(図6)は(図2)の下面図を示す。(図7)は(図2)の側面図の二方向切り換えバルブ7のハンドル8を90度回転させ、イオン交換樹脂を食塩水により、再生する時の側面図を示す。(図8)は(図7)の右側面図を示す。(図9)は(図7)の上面図を示す。(図10)は(図7)の下面図を示す。
【0007】次に、本発明の再生機能付き軟水器の構造について、図面により説明する。(図11)は(図2)の断面図を示す。イオン交換樹脂容器4の中にイオン交換樹脂13が入れられている。イオン交換樹脂容器4の上部に、ヘッド部6がOリング19を介してネジ込まれている。ヘッド部6の側面左右には、水道水導入口金6−1、軟水排出口金6−2が、それぞれOリング20、21を介してネジ込まれている。ヘッド部6の下部には、外周に複数の穴22−1を有するフィルター受け22がネジ込まれている。フィルター受け22の外周には、フィルター23が被されている。ヘッド部6の下部中心には、Oリング25を介して、軟水導パイプ26が固定され、更に、下部にフィルター受け27、フィルター28が固定されている。水道水導入口金6−1には、Oリング30を介して、二方向切り換えバルブ7が連結ナット7−1により固定されている。ヘッド部6の上面には、食塩水導入管14がOリング40を介してネジ込まれている。食塩水吸入部10の内部にはエジェクター38、39が設けられ、かつ、逆止弁37、圧縮バネ34がOリング33を介して、食塩水吸入部連結ナット10−1でネジ込まれている。更に、これらの部材は、Oリング35を介して食塩水導入管連結ナット14−1でネジ込まれている。二方向切り換えバルブ7の他端と、食塩水吸入部10の他端は、それぞれOリング31、32を介して、蛇管連結ナット9−1、9−2でネジ込み固定されている。(図12)は(図11)の二方向切り換えバルブ7のハンドル8を90度回転させ、食塩水でイオン交換樹脂13を再生させる時の断面図を示す。逆止弁37は水道水の流れにより、開放状態になっている。(図13)は(図12)の上面図を示す。17は食塩水吸入金具、18は食塩水吸入口金でOリング41を介してネジ込み固定されている。食塩水吸入口金18の先端18−1には、食塩水吸入管11、食塩水容器12が連結されている。(図14)は蛇管9の平面図を示す。両端に蛇管連結ナット9−1、9−2が回転自在に設けられている。両端には、31、32のOリングがある。(図15)はエジェクター原理の説明図を示す。Aの方向に流体が流れると、C部の圧力が下がり、B方向に流体が吸引される。このエジェクター原理を利用して、食塩水を吸入したものである。
【0008】次に、このように構成された本発明、再生機能付き軟水器の作用について説明する。(図1)と(図11)により、軟水を採取する時の、作用を説明する。二方向切り換えバルブ7のハンドル8が(図1)のように、タテ方向、即ち、軟水採取の位置に設定する。水道蛇口1を開放すると、導管2で導かれた水道水は(図11)に示すように、矢印の方向に流れる。即ち、二方向切り換えバルブ7の導入口7−2より、水道水導入口金6−1、フィルター受け22、フィルター23よりイオン交換樹脂13を通過する。その時、水道水のCa++、Mg++の硬水成分が吸着され、軟水化されて、フィルター28より軟水導パイプ26を流れ、軟水排出口金6−2より軟水が採取される。フィルター23、28はイオン交換樹脂13が流出しないように設けられている次に、再生操作する時の作用について、(図1)(図7)(図12)(図13)により説明する。まず、(図7)(図12)に示すように、二方向切り換えバルブ7のハンドル8を90度回転せしめ、再生に設定する。次に、水道蛇口1を開放すると、導管2で導かれた水道水は(図12)に示すように、矢印の方向に流れる。即ち、二方向切り換えバルブ7の導入口7−2より水道水が導入される。二方向切り換えバルブ7により、蛇管9、食塩水吸入部10、逆止弁37、食塩水導入管14よりヘッド部6へと流れる。後は軟水採取と同じ流路を流れる。即ち、ヘッド部6、、フィルター受け22、フィルター23よりイオン交換樹脂13を通過する。その時、イオン交換樹脂13に吸着されたCa++、Mg++の硬水成分は、食塩水のNa++で置換され再生される。再生に作用した食塩水は、フィルター28より軟水導パイプ26を流れ、軟水排出口金より排泄される。水道水がエジェクター38、39を流れる時、水圧により、食塩水吸入管11により、食塩水容器12の食塩水が吸引され、水道水と合流して、イオン交換樹脂13に流される。
【発明の効果】本発明の再生機能付き軟水器には、次のような効果がある。
(1)二方向切り換えバルブを利用することにより、軟水採取と、食塩水によるイオン交換樹脂の再生とが、簡単に切り換えることができる。
(2)市販の二方向切り換えバルブが利用できるので、安価で、小型に構成することができる。
(3)(図1)で分かるように、蛇管9、食塩水吸入部10、食塩水導入管14の部分が、把手としての機能を兼ねるよう構成されている。
(4)外観が機能美に優れている。
【出願人】 【識別番号】595086030
【氏名又は名称】箕浦 佳美
【識別番号】595044971
【氏名又は名称】松岡 孝
【出願日】 平成13年8月29日(2001.8.29)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−71441(P2003−71441A)
【公開日】 平成15年3月11日(2003.3.11)
【出願番号】 特願2001−306916(P2001−306916)