| 【発明の名称】 |
フイルム等のコア巻取り軸装着用大径コアアダプター |
| 【発明者】 |
【氏名】宮本 正次
【氏名】今泉 泰介
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| 【要約】 |
【課題】フィルム等のコア巻取り軸装着用大径コアアダプターとして、構造及びコア巻取り軸に対する装脱操作が簡単なものを提供する。
【解決手段】それぞれ軸周りに等角度のびるとともに軸周りの中央部にコア当接部13a付きの大径コアチャック13を有しかつ外周部に縮径付勢ばね15を係合した三つのスリーブ部12からなる内スリーブ11と、軸周りに等間隔をおいて形成した三つの大径コアチャック嵌合穴17を有する外スリーブ16を、内スリーブ11の各スリーブ部12の大径コアチャック13を外スリーブ16の各大径コアチャック嵌合穴17に嵌合して組付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転駆動軸に、軸周りに間隔をおいて半径方向に移動可能な複数のコアチャックを設けた多数のコアチャックユニットを、摩擦伝動回転可能に装着して形成したフイルム等のコア巻取り軸装着用大径コアアダプターであって、内スリーブと外スリーブからなり、内スリーブは、各コアチャックユニットのコアチャックの半径方向外方の移動に連動して拡径可能な、軸周りに等角度のびる複数のスリーブ部からなり、各スリーブ部は、軸周りの中央部に半径方向の外方に突出する大径コアチャックを有するとともに外周部に縮径付勢ばねを係合し、外スリーブは、軸周りに等間隔をおいて形成した複数の大径コアチャック嵌合穴を有し、各大径コアチャック嵌合穴に内スリーブの各スリーブ部の大径コアチャックを出没可能に嵌合させてなる大径コアアダプター。 【請求項2】 外スリーブに、外面から僅かに突出する複数の軸方向回転ころを一様な分布状態で取付けてなる、請求項1記載の大径コアアダプター。 【請求項3】 外スリーブの各端部に、内スリーブの縮径状態の内径と実質上同等の内径を有する端リングを固定し、該端リングに、内面から僅かに突出する複数の軸方向回転ころを一様な分布状態で取付けてなる、請求項1又は2記載の大径コアアダプター。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】この発明は、回転駆動軸に、半径方向に移動可能な複数のコアチャックを軸周りに間隔をおいて設けた多数のコアチャックユニットを、摩擦伝動回転可能に密接させて装着することにより形成したプラスチックフイルム、紙などのコア巻取り軸において、コアチャックでチャッキング不可能な大径コアをチャッキングするために、コア巻取り軸に装着する大径コアアダプターに関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の大径コアアダプターとしては、特開2000−103546に開示されているようなものが提案されているが、この既提案のものは、相互に独立分離した左右一対の巻心チャック・中心筒組付け体からなるとともに、各巻心チャック・中心筒組付け体は、特にコア巻取り軸に対する装脱時に、巻心チャックと中心筒を組付けたり分解しなければならず、使い勝手が悪いという問題がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、構造及びコア巻取り軸に対する装脱操作が簡単な大径コアアダプターを提供することを課題としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明に係る大径コアアダプターは、内スリーブと外スリーブからなり、内スリーブは、各コアチャックユニットのコアチャックの半径方向外方の移動に連動して拡径可能な、軸周りに等角度のびる複数のスリーブ部からなり、各スリーブ部は、軸周りの中央部に半径方向の外方に突出する大径コアチャックを有するとともに外周部に縮径付勢ばねを係合し、外スリーブは、軸周りに等間隔をおいて形成した複数の大径コアチャック嵌合穴を有し、各大径コアチャック嵌合穴に内スリーブの各スリーブ部の大径コアチャックを出没可能に嵌合させた構成からなる。 【0005】この大径コアアダプターは、内スリーブ内を通して、並列したコアチャックユニット群からなるコア巻取り軸の任意の位置に、一つの大径コアにつきその軸長に適合する1個又は2個以上を装着した後(2個以上装着する場合は、大径コアの軸長に対応して、相互に密接させるか或いは軸方向に間隔をおいて装着する)、外スリーブ上に大径コアを装着し、この状態で、各コアチャックユニットの各コアチャックを半径方向の外方に移動することにより、内スリーブの各スリーブ部を半径方向の外方に拡径しながら移動し、これにより各大径コアチャックを外スリーブの大径コアチャック嵌合穴から外方に突出させて、その先端部を大径コアの内面に圧接することにより、大径コアをチャッキングする。 【0006】そしてコア巻取り軸の回転駆動軸を介した回転駆動により、所定量のフイルム等を大径コアに巻取った後は、各コアチャックによる大径コアのチャッキングを解除した後、大径コアに巻取ったフイルム等と一緒に又は別々にコア巻取り軸から引き抜いて、次回の使用に供する。 【0007】この発明の大径コアアダプターにおいては、大径コアの外スリーブに対する装脱を容易にする点から、外スリーブに、外面から僅かに突出する複数の軸方向回転ころを、なるべくは一様な分布状態で取付ける。 【0008】またこの大径コアアダプターにおいては、巻取り軸すなわち並列するコアチャックユニット群に対する装脱を容易にするために、外スリーブの両端部に、内スリーブの縮径状態の内径と実質上同等の内径を有する端リングを固定し、該端リングに、内面から僅かに突出する複数の軸方向回転ころを、なるべくは一様な分布状態で取付ける。 【0009】 【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、この発明に係る大径コアアダプターの実施形態を説明する。 【0010】図示の実施形態では、大径コアアダプター10を構成する内スリーブ11と外スリーブ16のうち前者は、それぞれ軸周りに等間隔をおいて等角度のびるとともにコア巻取り軸25の半径よりも若干大きい半径を有する三つの弧状のスリーブ部12からなっている。 【0011】各スリーブ部12には、軸周りの中央部の外周部に、軸方向に間隔をおいて、コア当接部(頂部)13aを摩擦係数が大きい、従ってチャックキング力が大きいゴムで形成した前後一対の細長い角壁状の大径コアチャック13が立設してあるとともに、軸方向の両端部と中央部には、相互に対応してのびる軸周溝部14が設けてあり、これらの軸周溝部14には、スリーブ部12をコア巻取り軸25の外径より僅かに大きい内径まで半径方向の内方に付勢する縮径付勢ばね15が嵌合させてある。 【0012】他方外スリーブ16は、軸周りに等間隔をおいた3個所に、軸方向に間隔をおいて、前後一対の細長い大径コアチャック嵌合穴17を備えており、各大型コアチャック嵌合穴17には、内スリーブ11の各スリーブ部12に設けた大径コアチャック13が嵌合して、両者が縮径付勢ばね15の付勢のもとで組付け状態になっている。この両者の組付け状態では、縮径付勢ばね15の作用力により、内スリーブ11の各スリーブ部12は、コア当接部13aを含む大径コアチャック13が大径コアチャック嵌合穴17内に没するとともにコア巻取り軸25に装着可能な内径の縮径状態を取る。 【0013】また外スリーブ16は、軸周りに及び軸方向に等間隔をおいて形成した複数のころ取付け穴18を備えており、各ころ取付け穴18には、外周面から僅かに突出する状態で軸方向回転ころ19が取付けてある。 【0014】さらに外スリーブ16には、各端部に、スリーブ部12相互が離間した縮径状態の内スリーブ11の内径と同等の内径を有する端リング20が、内リング11の端面に隣接する形態で取付けてある。各端リング20は、軸周りに等間隔をおいて形成した、内側が開口する複数のころ取付け穴21を備えており、各ころ取付け穴21には、内面から僅かに突出する状態で軸方向回転ころ22が取付けてある。 【0015】図示した形態は上記のような構成で、端リング20に取付けた軸方向回転ころ22を介して、コアチャックユニット26群からなるコア巻取り軸25の任意の部位に装着した後、外スリーブ16に取付けた軸方向回転ころ19を介して、その外周部に大径コア23を装着する(図面には、大径コアアダプター10より短い大径コア23をチャッキングする状態が例示してある)。 【0016】次いで各コアチャックユニット26の各コアチャック27(図面の簡略化のために、図1の左端部に示すコアチャックユニット26についてのみ示してある)を半径方向外方に移動(図1の左端部のコアチャック27参照)させる操作によって、図示はしないが、内スリーブ11の各スリーブ部12を半径方向の外方に移動して拡径し、各大径コアチャック13を外スリーブ16の大径コアチャック嵌合穴17を越えて外方に突出させ、そのコア当接部13aを大径コア23の内面に圧接して、所望のチャッキングを行う。 【0017】この後回転駆動軸(図示せず)によるコア巻取り軸25の回転駆動によって、大径コア23に対する所定のフイルム等の巻取り操作を行った後は、コアチャック27を半径方向内方へ移動した後、端リング20の軸方向回転ころ22を介して、フイルム等を巻き取った大径コア23を保持する大径コアアダプター10をコア巻取り軸25から抜き出した後、外スリーブ16の軸方向回転ころ19を介して、フイルム等を保持する大径コア23と大径コアアダプター10とを分離する。 【0018】この発明の大径コアアダプターは、このほか、種々の形態で実施することができるもので、上記の形態に限定されるものではない。 【0019】 【発明の効果】この発明に係る大径コアアダプターは、内スリーブと外スリーブを一体的に組付けたスリーブ構造からなるため、コア巻取り軸に対する装脱を、軸方向への移動というワンタッチ的な操作で簡単に行うことができる。 【0020】また外スリーブや内スリーブに軸方向回転ころを付設することにより、この大径コアアダプターのコア巻取り軸に対する装脱を一層容易化することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595067741 【氏名又は名称】宮本 正次 【識別番号】595067752 【氏名又は名称】今泉 泰介
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| 【出願日】 |
平成14年3月25日(2002.3.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071995 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 英朗
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| 【公開番号】 |
特開2003−276912(P2003−276912A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月2日(2003.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2002−82242(P2002−82242) |
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