| 【発明の名称】 |
衣類の保管用収納袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】久保田 祐司 【住所又は居所】群馬県桐生市堤町3丁目7−44 株式会社久保田ドライ内
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| 【要約】 |
【課題】クリーニングされた衣類をハンガーに吊架したまま収納袋に密封し、該収納袋をフックで吊下げ保管しても、保管中にカビ、虫食い、変色などが防止できる保管用収納袋を提供する。
【解決手段】高気密性フィルムによって密封性を有する収納袋1を矩形状に形成し、該収納袋1の縦長方向の一側に、高気密性ファスナー2を装着して衣類の出し入れ用開口部3を開閉自在に形成すると共に、上記収納袋1の縦長方向の上端側中央部位の袋内に、円筒部材の外周面4にハンガー5吊持用の溝部6と、対向面の中心部にフック係止用の貫通孔9をそれぞれ形成した衣類保管用吊下体10を位置させ、該吊下体10の対向面7を収納袋1の内側面に固着して吊下体10と収納袋1とを一体的に構成し、収納袋1には脱酸素剤11を封入した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 高気密性フィルムによって密封性を有する収納袋を矩形状に形成し、該収納袋の縦長方向の一側に、高気密性ファスナーを装着して衣類の出し入れ用開口部を開閉自在に形成すると共に、上記収納袋の縦長方向の上端側中央部位の袋内に、円筒部材の外周面にハンガー吊持用の溝部と、対向面の中心部にフック係止用の貫通孔をそれぞれ形成した衣類保管用吊下体を位置させ、該吊下体の対向面を収納袋の内側面に固着して吊下体と収納袋とを一体的に構成し、収納袋に脱酸素剤を封入してなることを特徴とする衣類の保管用収納袋。 【請求項2】 衣類保管用吊下体の外周面には、ハンガー吊持用の溝部が複数個形成されていることを特徴とする請求項1記載の衣類の保管用収納袋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、衣類の保管用収納袋に係り、詳しくは、クリーニングされた衣類をハンガーに吊架したまま、フックで吊り下げたまま収納袋に保管することができ、その際、収納袋の高気密性と袋内に封入される脱酸素剤との相乗的効果により、保管中に起こり得る衣類のカビ、虫食い、変色などが防止でき、しかも、1枚の収納袋でありながら複数の衣類をハンガーに吊架し得て、コンパクトに保管することができる衣類の保管用収納袋に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、クリーニングされた衣類は、そのままの状態を保持するため、ハンガーに吊架して保存されるのが通例である。そのため、クリーニング店では仕上げた衣類に微塵が付着しないように、ビニール等の合成樹脂フィルムからなる収納袋に収納し、開口部を熱融着して顧客に手渡しているが、上記収納袋は密封状態であっても高気密性が保持されないため、保管中にカビ、虫食い、変色などのトラブルが発生する惧れがあるうえ、着用時には収納袋を破らなければならないので、保管後の収納袋が廃品となる不具合があった。 【0003】一方、収納袋に吸気弁を設け、電気掃除機を利用して収納袋内の空気を吸引し、真空状態として衣類を保管する収納袋も提案されているが、真空脱気の状態で、ファッション衣類を保管すると、布地が折れたり、皺が発生したりして、商品価値を低下させるばかりでなく、着用時には再びクリーニング店に仕上げを依頼しなければならないという不具合がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような実状に鑑み、従来の欠点を一掃すべく、全く新しい構想に基づいて創案されたものであって、その意図するところは、クリーニングされた衣類をハンガーに吊架したまま収納袋に密封し、該収納袋をフックで吊り下げて保管するにあたり、収納袋の高気密性と袋内に封入される脱酸素剤との相乗効果により、保管中に起こり得る衣類のカビ、虫食い、変色などのトラブルの発生を防止できると共に、1枚の収納袋でありながら複数の衣類をハンガーに吊架し得て、コンパクトに保管できるうえ、ハンガーに吊架した衣類の荷重が収納袋にかからず、また収納袋を外部からフックで吊り下げても収納袋の気密性が損なわれることが全くなく、準備品的に耐用命数を長く保持することができる衣類の保管用収納袋を提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】課題を解決するため本発明が採用した第1の技術的手段は、高気密性フィルムによって密封性を有する収納袋を矩形状に形成し、該収納袋の縦長方向の一側に、高気密性ファスナーを装着して衣類の出し入れ用開口部を開閉自在に形成すると共に、上記収納袋の縦長方向の上端側中央部位の袋内に、円筒部材の外周面にハンガー吊持用の溝部と、対向面の中心部にフック係止用の貫通孔をそれぞれ形成した衣類保管用吊下体を位置させ、該吊下体の対向面を収納袋の内側面に固着して吊下体と収納袋とを一体的に構成し、収納袋に脱酸素剤を封入してなることを特徴とするものである。 【0006】本発明が採用した第2の技術的手段は、衣類保管用吊下体の外周面には、ハンガー吊持用の溝部が複数個形成されていることを特徴とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は衣類が保管用収納袋に保管されている状態を示す正面図、図2(A)は衣類保管用吊下体の正面図、(B)は同上A−A線断面図、(C)は同上他の実施例を示すA−A線断面図であって、上記図において、1は高気密性フィルムによって形成された密封性を有する収納袋で、該収納袋1は矩形状に形成されている。 【0008】収納袋1の材質は脱酸素剤を封入する必要上、酸素透過度の低い包装材料が望ましく、例えばラミネートフィルム、ポリビニールアルコール系フィルムが好適であるが、更に収納袋1の片面(裏面)をアルミ蒸着したり、アルミ箔を介装したりしてガスバリア性を向上させれば、より一層酸素透過度を低くすることができる。 【0009】上記収納袋1の縦長方向の一側には、高気密性を有するファスナー2が装着されて衣類を出し入れする開口部3が開閉自在に形成されている。高気密性ファスナー2の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成されたものが望ましく、本実施例では耐衝撃性に優れ、かつ密封性が保持されたポリエチレン製の公知のファスナーが使用されている。 【0010】収納袋1の縦長方向の上端側中央部位の袋内には、硬質合成樹脂で形成された円筒部材の外周面4にハンガー5を吊持するための溝部6と、対向面7の中心部に収納袋1を外部からフック8で吊り下げるための貫通孔9をそれぞれ形成した衣類保管用吊下体10を位置させ、該吊下体10の対向面7を収納袋1の内側面に熱融着して吊下体10と収納袋1とが一体化されている。 【0011】なお、上記吊下体10の外周面4に形成した溝部6は、図3に示すように1個に限定されるものではなく、図4に示すように複数個形成して、1枚の収納袋1に複数のハンガー5を吊持できるようにしてもよい。 【0012】11は収納袋1内に封入される脱酸素剤であって、該脱酸素剤11は鉄系の脱酸素剤が使用されるが、その際、脱酸素剤小袋の酸素吸収面が収納袋1のフィルムに密着すると、酸素吸収速度を低下させたり、脱酸素効果が失われる惧れがあるので、酸素吸収面に空気が十分に循環できるように封入するのが望ましい。 【0013】叙上の構成において、いま、クリーニングされた衣類を収納袋1に保管するには、ファスナー2を開封し、ハンガー5に吊架された衣類を開口部3から収納袋1内に挿入し、衣類保管用吊下体10の外周面4に形成した溝部6にハンガー5を吊持し、脱酸素剤11を所要数封入してからファスナー2を閉封して開口部3を密閉すればよい。 【0014】次に衣類を内装した収納袋1をフック8で所望の個所に吊り下げるが、その際、衣類保管用吊下体10に形成した貫通孔9に対面する収納袋1のフィルムを切り抜いて貫通孔9を露出させ、該貫通孔9にフック8を係止して収納袋1を吊り下げればよい。この場合、フック8を係止するために貫通孔9に対面するフィルムを切り抜いても、切り抜かれない部分が対向面7に固着されているので、フック8の係止によって収納袋1の高気密性が損なわれる惧れがないと共に、袋内の空気に含有する酸素は脱酸素剤11によって吸収されるので、保管中に起り得る衣類のカビ、虫食い、変色などのトラブルの発生が防止され、衣類はクリーニングされたままの状態で保持される。 【0015】そのうえ、衣類保管用吊下体10の外周面4に複数個の溝部6を形成した場合には、1枚の収納袋1でありながら、複数の衣類をハンガー5に吊架できるので、コンパクトに保管することができ、しかも、ハンガー5に吊架した衣類の荷重は収納袋1にはかからないため、収納袋1の耐用命数も長く保持できて大変都合がよい。 【0016】 【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、高気密性フィルムによって密封性を有する収納袋を矩形状に形成し、該収納袋の縦長方向の一側に、高気密性ファスナーを装着して衣類の出し入れ用開口部を開閉自在に形成すると共に、上記収納袋の縦長方向の上端側中央部位の袋内に、円筒部材の外周面にハンガー吊持用の溝部と、対向面の中心部にフック係止用の貫通孔をそれぞれ形成した衣類保管用吊下体を位置させ、該吊下体の対向面を収納袋の内側面に固着して吊下体と収納袋とを一体的に構成し、収納袋に脱酸素剤を封入してなるものであるから、次のような格別顕著な効果を奏する。 (1)クリーニングされた衣類をハンガーに吊架したまま収納袋内に密封し、該収納袋をフックで吊り下げて保管するにあたり、収納袋の高気密性と袋内に封入し脱酸素剤との相乗的効果により、保管中に起り得る衣類のカビ、虫食い、変色などのトラブルの発生を防止することができ、クリーニングされたままの状態で保管することができる。 (2)衣類保管用吊下体の外周面に、ハンガー吊持用の溝部を複数個形成した場合には、1枚の収納袋でありながら、複数の衣類をハンガーに吊架し得てコンパクトに保管することができる。 (3)ハンガーに吊架した衣類の荷重は、収納袋にはかからないうえ、収納袋を外部からフックで吊り下げる際、衣類保管用吊下体に形成した貫通孔に対面する収納袋のフィルムを切り抜いて、外部からフックを係止しても、収納袋の機密性が損なわれる惧れがまったっくないので、耐用命数を長く保持することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502098732 【氏名又は名称】株式会社 久保田ドライ 【住所又は居所】群馬県桐生市堤町3丁目7−44
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| 【出願日】 |
平成14年3月19日(2002.3.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066876 【弁理士】 【氏名又は名称】稲葉 昭治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−276778(P2003−276778A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月2日(2003.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2002−76745(P2002−76745) |
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