トップ :: B 処理操作 運輸 :: B65 運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い




【発明の名称】 コンテナレンタルシステム
【発明者】 【氏名】川村 日朗

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンテナをレンタルするコンテナレンタル会社を設け、前記コンテナの出庫・入庫・検査・洗浄・保管を行うコンテナ集配施設を設け、前記コンテナにより食品素材を発送する発送会社を設け、前記コンテナにより食品素材を受領する受領会社を設け、前記コンテナレンタル会社は前記発送会社からのレンタルの要求に対応するコンテナを前記コンテナ集配施設から出庫し、前記発送会社は前記出庫されたコンテナを受領して食品素材を収容した後に前記受領会社に発送し、前記受領会社は前記発送されたコンテナを受領して食品素材を取り出した後に前記コンテナ集配施設に返却し、前記コンテナ集配施設は前記返却されて入庫したコンテナの検査・洗浄・保管を行うことを特徴とするコンテナレンタルシステム。
【請求項2】 コンテナをレンタルするコンテナレンタル会社に会社側処理手段を設け、前記コンテナの出庫・入庫・検査・洗浄・保管を行うコンテナ集配施設に施設側処理手段を設け、前記コンテナにより食品素材を発送する発送会社に発送側処理手段を設け、前記コンテナにより食品素材を受領する受領会社に受領側処理手段を設け、前記発送会社の発送側処理手段により前記コンテナレンタル会社の会社側処理手段に食品素材の発送に必要なコンテナのレンタルを要求するレンタル要求情報を発信し、このレンタル要求情報を受信した前記会社側処理手段により前記コンテナ集配施設の施設側処理手段にレンタル要求情報に対応したコンテナの出庫を指示する出庫指示情報を発信し、この出庫指示情報を受信した前記施設側処理手段により前記コンテナ集配施設から前記発送会社にコンテナが出庫されたことを示すコンテナ出庫情報を前記会社側処理手段に発信し、前記発送会社の発送側処理手段により前記出庫されたコンテナを受領して食品素材を収容した後に前記受領会社に発送したことを示すコンテナ発送情報を前記会社側処理手段に発信し、前記受領会社の受領側処理手段により前記発送されたコンテナを受領して食品素材を取り出した後に前記コンテナ集配施設に返却したことを示すコンテナ返却情報を前記会社側処理手段に発信し、前記コンテナ集配施設の施設側処理手段により前記返却されたコンテナが入庫して検査・洗浄・保管が行われたことを示すコンテナ入庫情報を前記会社側処理手段に発信し、前記コンテナ出庫情報とコンテナ発送情報とコンテナ返却情報とコンテナ入庫情報とを受信した前記会社側処理手段によりこれら受信した各情報に基づいて料金を算出するとともにこの算出された料金を料金請求情報として前記発送側処理手段及び受領側処理手段に発信することを特徴とするコンテナレンタルシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンテナレンタルシステムに係り、特に、段ボール箱の買い取りや保管、梱包、開梱、処分等の物流コストを削減し得て、内部を清潔に維持し得て、清潔性を確保し得て、簡易包装による収容を可能にし得て、異物の混入を防止し得て、安全性を確保し得るコンテナレンタルシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】商品を移送する場合には、商品の保護や積み下ろしを容易にするために、段ボール箱等の梱包部材に収容して移送している。梱包部材としての段ボール箱は、商品を発送する会社において商品を収容して梱包した後に発送され、商品を受領する会社において開梱されて商品を取り出した後に廃棄処分される。
【0003】このような物流において、特に、食品業界における原料会社から加工会社への食品素材の物流においては、収容される食品素材を清潔に保護し、異物の混入を防止する必要がある。したがって、食品素材の物流においては、衛生上の問題や安全上の問題から、段ボール箱の清潔性や安全性を厳密に管理する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、段ボール箱を食品素材の物流に使用する場合には、段ボール箱の買い取りや保管、梱包、開梱、処分等に費用がかかるため、物流コストの上昇を招く問題がある。
【0005】また、段ボール箱は、紙等の柔軟で容易に塑性変形する素材で形成されているため、繰り返しの使用に耐えられなず、耐久性、頑強性において劣る問題があるとともに、複数段に積み上げると潰れるおそれがあるため、コンテナを搬送するトラックへの積載性において劣る問題がある。
【0006】さらに、段ボール箱は、弱い力で容易に破断したり突き通すことができるため、内部への異物の混入を防止しにくい問題があり、清潔性や安全性を確保することが困難な問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、コンテナをレンタルするコンテナレンタル会社を設け、前記コンテナの出庫・入庫・検査・洗浄・保管を行うコンテナ集配施設を設け、前記コンテナにより食品素材を発送する発送会社を設け、前記コンテナにより食品素材を受領する受領会社を設け、前記コンテナレンタル会社は前記発送会社からのレンタルの要求に対応するコンテナを前記コンテナ集配施設から出庫し、前記発送会社は前記出庫されたコンテナを受領して食品素材を収容した後に前記受領会社に発送し、前記受領会社は前記発送されたコンテナを受領して食品素材を取り出した後に前記コンテナ集配施設に返却し、前記コンテナ集配施設は前記返却されて入庫したコンテナの検査・洗浄・保管を行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】このように、この発明のコンテナレンタルシステムは、発送会社から受領会社に食品素材を移送する場合に、コンテナレンタル会社は発送会社からのレンタルの要求に対応するコンテナをコンテナ集配施設から出庫し、発送会社はコンテナに食品素材を収容した後に受領会社に発送し、受領会社はコンテナから食品素材を取り出した後にコンテナ集配施設に返却し、コンテナ集配施設は返却されて入庫したコンテナの検査・洗浄・保管を行う。これにより、このコンテナレンタルシステムは、段ボール箱を必要とすることなく、清浄且つ堅固なコンテナに食品素材を収容して移送することができ、食品素材を清潔に保持することができ、食品素材を外部の衝撃から保護することができ、外部から異物の混入を阻止することができ、トラック等の移送手段に積み上げて積載することができる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。図1において、2はコンテナレンタルシステムである。コンテナレンタルシステム2は、コンテナレンタル会社4と、コンテナ集配施設6と、コンテナ8と、発送会社10と、受領会社12とから構成される。
【0010】コンテナレンタル会社4は、コンテナ8をレンタルする。コンテナ集配施設6は、コンテナ8の出庫・入庫・検査・洗浄・保管を行う。コンテナ8は、アルミニウム等の軽量で強固な素材により折り畳み・組み立て可能に形成され、洗浄されて清浄な状態で保管されている。なお、コンテナ8は、例えば、折り畳み時の重量を60Kg未満、組み立て時の食品素材の最大積載量を500Kgとなるように形成される。
【0011】発送会社10は、食品素材を販売する会社であり、コンテナ8により食品素材を受領会社12に発送する。受領会社12は、食品素材を加工して製品化する会社であり、コンテナ8により食品素材を受領する。
【0012】コンテナレンタルシステム2においては、コンテナレンタル会社4に対して発送会社10及び受領会社12がコンテナ8をレンタルする契約をする。
【0013】コンテナレンタルシステム2においては、発送会社10が受領会社12に食品素材を移送する場合に、発送会社10がコンテナレンタル会社2に食品素材の発送に必要なコンテナ8のレンタルを要求する。レンタルの要求内容は、例えばコンテナ8のレンタル個数、レンタル期間等である。
【0014】コンテナレンタル会社4は、コンテナ集配施設6にレンタルの要求に対応したコンテナ8の出庫を指示する。コンテナ集配施設6は、出庫の指示に従い、清浄に保管され且つ堅固に組み立てられるコンテナ8を、折り畳んだ状態でトラック等の移送手段(図示せず)に積み込んで、発送会社10に出庫する。
【0015】発送会社10は、出庫されたコンテナ8を受領して組み立て、食品素材を収容した後に、コンテナ8をトラック等の移送手段に積み込んで受領会社12に発送する。受領会社12は、発送されたコンテナ8を受領して食品素材を取り出し、折り畳んだ後に、コンテナ8をトラック等の移送手段に積み込んでコンテナ集配施設6に返却する。
【0016】コンテナ集配施設6は、返却されて入庫したコンテナ8の検査し、例えば摂氏100度以上の高温高圧の蒸気で殺菌洗浄した後に保管する。保管されたコンテナ8は、次回のレンタルに供される。
【0017】コンテナレンタル会社4は、コンテナ8のレンタルの要求内容(レンタル個数、レンタル期間等)、後述する検品表の記載(破損、異常等)等に基づいて料金を算出し、発送会社10及び受領会社12に料金を請求する。
【0018】このように、コンテナレンタルシステム2は、発送会社10から受領会社12に食品素材を移送する場合に、コンテナレンタル会社4は発送会社10からのレンタルの要求に対応するコンテナ8をコンテナ集配施設6から出庫し、発送会社10はコンテナ8に食品素材を収容した後に受領会社12に発送し、受領会社12はコンテナ8から食品素材を取り出した後にコンテナ集配施設6に返却し、コンテナ集配施設6は返却されて入庫したコンテナ8の検査・洗浄・保管を行う。
【0019】これにより、このコンテナレンタルシステム2は、段ボール箱を必要とすることなく、清浄且つ堅固なコンテナ8に食品素材を収容して移送することができ、清浄なコンテナ8によって食品素材を清潔に保持することができ、堅固なコンテナ8によって食品素材を外部の衝撃から保護することができ、外部からの異物の混入を阻止することができ、トラック等の移送手段にフォークリフトを利用して容易に積み込み・積み下ろしすることができ、移送手段に積み上げて積載することができる。
【0020】このため、このコンテナレンタルシステム2は、段ボール箱の買い取りや保管、梱包、開梱、処分等の物流コストを削減することができ、コンテナ8の内部を清潔に維持することができ、収容する食品素材の清潔性を確保することができ、食品素材の簡易包装による収容を可能にし得て、食品素材への異物の混入を防止でき、食品素材の安全性を確保することができ、移送手段への積載効率を向上し得て、物流コストを低減することができる。
【0021】また、このコンテナレンタルシステム2は、レンタルのサイクル中にコンテナ8の検査を行っている。コンテナ8の検査においては、図2に示す如く、コンテナ集配施設6において、出庫の際にコンテナ8を検査し、検査結果(破損の有無等)を記入した検品表の作成が行われる。検査結果を記入した検品表は、コンテナ8とともに受領会社12に出庫される。なお、検査結果が異常の場合は、コンテナ8の修理・部品交換等が行われる。
【0022】発送会社10においては、受領したコンテナ8を検査して検品表に検査結果を記入する。検査結果が正常の場合は、正常の検査結果を検品表に記入し、コンテナ8に食品素材を収容し、コンテナ8とともに検品表を受領会社12に発送する。検査結果が異常の場合は、異常の検査結果を検品表に記入し、コンテナレンタル会社2に連絡する。コンテナレンタル会社4は、異常の検査結果に対応した処理、例えば、コンテナ集配施設6にコンテナ8交換等の指示をする。
【0023】受領会社12においては、受領したコンテナ8を検査して検品表に検査結果を記入する。検査結果が正常の場合は、正常の検査結果を検品表に記入し、コンテナ8から食品素材を取り出し、コンテナ8とともに検品表をコンテナ集配施設6に返却する。検査結果が異常の場合は、異常の検査結果を検品表に記入し、コンテナレンタル会社4に連絡する。コンテナレンタル会社4は、異常の検査結果に対応した処理をする。
【0024】コンテナ集配施設6においては、入庫したコンテナ8を検査し、検品表とのチェックが行われる。検査結果が正常の場合は、コンテナ8を洗浄した後に保管する。検査結果が異常の場合は、コンテナ8の修理・部品交換等を行い、洗浄した後に保管する。
【0025】これにより、コンテナ8は、コンテナ集配施設6の出庫時及び入庫時、発送会社10の受領時、受領会社12の受領時に夫々破損や異常の検査が行なわれるため、レンタルのサイクル中に常に検査されて正常な状態を維持することができ、収容した食品素材の安全性を確保することができる。
【0026】なお、コンテナ8は、図3に示す如く、異なる複数のレンタル対象地区14−1〜14−3毎に設けられたコンテナ集配施設6−1〜6−3に保管され、同一のレンタル対象地区14−1〜14−3内のコンテナ集配施設6−1〜6−3と発送会社10及び受領会社12との間での出庫・移送・入庫だけでなく、異なるレンタル対象地区14−1〜14−3のコンテナ集配施設6−1〜6−3と発送会社10及び受領会社12との間での出庫・移送・入庫が行われる。異なるレンタル対象地区14−1〜14−3のコンテナ集配施設6−1〜6−3に入庫されたコンテナ8は、適宜の移送手段により出庫元のコンテナ集配施設6−1〜6−3に回送される。
【0027】次に、コンテナレンタルシステム2の具体例を図4〜図6に従って説明する。コンテナレンタルシステム2は、前述の如く、コンテナ8をレンタルするコンテナレンタル会社4と、コンテナ8の出庫・入庫・検査・洗浄・保管を行うコンテナ集配施設6と、アルミニウム等の軽量で強固な素材により折り畳み・組み立て可能に形成されるコンテナ8と、コンテナ8により食品素材を発送する発送会社10と、コンテナ8により食品素材を受領する受領会社12とから構成される。
【0028】コンテナレンタルシステム2は、図4に示す如く、コンテナレンタル会社4に会社側処理手段16を設け、コンテナ集配施設6に施設側処理手段18を設け、発送会社10に発送側処理手段20を設け、受領会社12に受領側処理手段22を設けている。会社側処理手段16と施設側処理手段18と発送側処理手段20と受領側処理手段22とは、例えばインターネット等を介して接続してネットワークを形成して設けている。
【0029】会社側処理手段16は、施設側処理手段18に対して、出庫依頼、回収依頼、回送依頼等の各種情報を発信し、発送側処理手段20に対して、在庫情報、出庫報告、損料請求、修理代請求等の各種情報を発信し、受領側処理手段22に対して、入庫報告、検品報告、損料請求、修理代請求等の各種情報を発信する。
【0030】施設側処理手段18は、会社側処理手段16に対して、在庫情報、出庫報告、回収報告、検品報告、洗浄報告、委託料請求等の各種情報を発信する。発送側処理手段20は、会社側処理手段16に対して、発注・出庫依頼、入庫報告、検品報告、出荷報告等の各種情報を発信する。受領側処理手段22は、会社側処理手段16に対して、入庫報告、検品報告、回収依頼、出庫報告等の各種情報を発信する。
【0031】コンテナレンタルシステム2は、会社側処理手段16と施設側処理手段18と発送側処理手段20と受領側処理手段22とによって、コンテナ8のレンタル状態を管理する。
【0032】次に、コンテナレンタルシステム2によるコンテナ8の運用を図5・図6に従って説明する。
【0033】コンテナレンタルシステム2は、運用に際して、コンテナレンタル会社4に対して発送会社10及び受領会社12がコンテナ8をレンタルする契約をする。
【0034】コンテナレンタルシステム2においては、発送会社10が受領会社12に食品素材を移送する場合に、発送会社10の発送側処理手段20により食品素材の発送に必要なコンテナ8のレンタルを要求するレンタル要求情報を、コンテナレンタル会社4の会社側処理手段16に発信する(100)。レンタル要求情報の内容は、例えばコンテナ8のレンタル個数、レンタル期間等である。
【0035】会社側処理手段16によりレンタル要求情報を受信したコンテナレンタル会社4は、コンテナ集配施設6にレンタルの要求に対応したコンテナ8の出庫を指示する。
【0036】この指示は、レンタル要求情報を受信した会社側処理手段16により、コンテナ集配施設6の施設側処理手段18に、レンタル要求情報に対応したコンテナ8の出庫を指示する出庫指示情報を発信することにより行われる(102)。
【0037】施設側処理手段18により出庫指示情報を受信したコンテナ集配施設6は、出庫の指示に従い、清浄に保管され且つ堅固に組み立て可能なコンテナ8を検査し、コンテナ8を折り畳んだ状態でトラック等の移送手段(図示せず)に積み込み、発送会社10に出庫する(104)。
【0038】出庫指示情報を受信した施設側処理手段18は、コンテナ集配施設4から発送会社10にコンテナ8が出庫されたことを示すコンテナ出庫情報を、会社側処理手段16に発信する(106)。
【0039】発送会社10は、出庫されたコンテナ8を受領して検査し、組み立てて食品素材を収容した後にコンテナ8をトラック等の移送手段に積み込んで、受領会社12に発送する(108)。
【0040】発送会社10の発送側処理手段20は、出庫されたコンテナ8を受領して検査し、食品素材を収容した後に受領会社12に発送したことを示すコンテナ発送情報を、会社側処理手段16に発信する(110)。
【0041】受領会社12は、発送会社10から発送されたコンテナ8を受領して検査し、食品素材を取り出して折り畳んだ後にコンテナ8をトラック等の移送手段に積み込んで、コンテナ集配施設6に返却する(112)。
【0042】受領会社12の受領側処理手段22は、発送されたコンテナ8を受領して検査し、食品素材を取り出した後にコンテナ集配施設6に返却したことを示すコンテナ返却情報を、会社側処理手段16に発信する(114)。
【0043】コンテナ集配施設6は、返却されて入庫したコンテナ8の検査し、例えば摂氏100度以上の高温高圧の蒸気で殺菌洗浄した後に保管する。保管されたコンテナ8は、次回のレンタルに供される。
【0044】コンテナ集配施設6の施設側処理手段18は、返却されたコンテナ8が入庫して検査・洗浄・保管が行われたことを示すコンテナ入庫情報を、会社側処理手段16に発信する(116)。
【0045】コンテナレンタル会社4は、コンテナ8のレンタル要求内容(レンタル個数、レンタル期間等)、前述の検品表の記載(破損、異常等)等に基づいて料金を算出し、発送会社10及び受領会社12に料金を請求する。
【0046】この請求は、コンテナ出庫情報とコンテナ発送情報とコンテナ返却情報とコンテナ入庫情報とを受信した会社側処理手段16により、これら受信した各情報に基づいて料金を算出するとともに、この算出された料金を料金請求情報として発送側処理手段20及び受領側処理手段22に発信することにより行われる(118)。
【0047】このように、コンテナレンタルシステム2は、発送会社10から受領会社12に食品素材を移送する場合に、発送会社10からのレンタルの要求に対応するコンテナ8をコンテナ集配施設6から検査して出庫し、発送会社10において受領して検査したコンテナ8に食品素材を収容して受領会社12に発送し、受領会社12において受領して検査したコンテナ8から食品素材を取り出してコンテナ集配施設6に返却し、コンテナ集配施設6において返却されたコンテナ8を検査・洗浄・保管する間のコンテナ8のレンタル状態を、会社側処理手段16と施設側処理手段18と発送側処理手段20と受領側処理手段22との間の各種情報の交換によって管理することができる。
【0048】これにより、このコンテナレンタルシステム2は、段ボール箱を必要とすることなく、清浄且つ堅固なコンテナ8に食品素材を収容して移送することができ、清浄なコンテナ8によって食品素材を清潔に保持することができ、堅固なコンテナ8によって食品素材を外部の衝撃から保護することができ、外部からの異物の混入を阻止することができ、トラック等の移送手段にフォークリフトを利用して容易に積み込み・積み下ろしすることができ、移送手段に積み上げて積載することができ、コンテナ8のレンタル状況を把握することができる。
【0049】このため、このコンテナレンタルシステム2は、段ボール箱の買い取りや保管、梱包、開梱、処分等の物流コストを削減することができ、コンテナ8の内部を清潔に維持することができ、収容する食品素材の清潔性を確保することができ、食品素材の簡易包装による収容を可能にし得て、食品素材への異物の混入を防止でき、食品素材の安全性を確保することができ、移送手段への積載効率を向上し得て、コンテナ8を適切にレンタルすることができ、物流コストを低減することができる。
【0050】また、このコンテナレンタルシステム2の具体例においても、前述の如く、コンテナ集配施設6におけるコンテナ8の出庫時及び入庫時、発送会社10におけるコンテナ8の受領時、受領会社12におけるコンテナ8の受領時に、夫々破損や異常の検査を行なって検品表に記載することにより、コンテナ8をレンタルのサイクル中に常に検査して正常な状態を維持することができ、収容した食品素材の安全性を確保することができる。
【0051】なお、このコンテナレンタルシステム2は、コンテナ集配施設6においてコンテナ8の洗浄を行っているが、洗浄装置を搭載したコンテナ洗浄車(図示せず)をコンテナ集配施設6に配備しておき、受領会社12にコンテナ洗浄車を配送することにより、受領会社12において食品素材を取り出した後のコンテナ8を殺菌洗浄することができるため、コンテナ集配施設6にコンテナ8を返却することなく、次のレンタル要求先の発送会社10に直ちにコンテナ8を出庫することができ、コンテナ8の稼働率を高めることができる。
【0052】また、このコンテナレンタルシステム2は、コンテナ8だけをレンタルしているが、コンテナ8とともに扉ロック式荷台及びGPS付き通報手段を備えたコンテナ搭載車(図示せず)をコンテナ集配施設6に配備しておき、受領会社12にコンテナ8とともにコンテナ搭載車をレンタルすることにより、扉のロックによって搭載したコンテナ8への接近を阻止できるため、移送中のコンテナ8への異物の混入を確実に防止することができ、収容した食品素材の安全性を確保することができるとともに、GPS付き通報手段によって位置をコンテナレンタル会社4に通報できるため、移送中においてもコンテナ8の位置を確実に把握することができ、コンテナ8の管理精度を高めることができる。
【0053】さらに、このコンテナレンタルシステム2は、コンテナ8の出庫・入庫・検査・洗浄・保管を行うコンテナ集配施設6を設けているが、発送会社10及び受領会社12の間に食品素材を移送するルートを環状に設定し、発送会社10及び受領会社12に夫々コンテナ集配施設6を並設してコンテナ8とともにコンテナ搭載車(図示せず)を配備しておき、環状ルートに沿ってコンテナ搭載車を運行することにより、コンテナ8を環状ルートに沿ったコンテナ集配施設6間で循環させることができるため、回収作業を不要にすることができ、コンテナ8を短時間で出庫・入庫させることができ、コンテナ8の稼働率を高めることができる。
【0054】
【発明の効果】このように、この発明のコンテナレンタルシステムは、段ボール箱を必要とすることなく、清浄且つ堅固なコンテナに食品素材を収容していることによって、食品素材を清潔に保持することができ、食品素材を外部の衝撃から保護することができ、外部から異物の混入を阻止することができ、トラック等の移送手段に積み上げて積載することができる。
【0055】このため、このコンテナレンタルシステムは、段ボール箱の買い取りや保管、梱包、開梱、処分等の物流コストを削減し得て、内部を清潔に維持し得て、清潔性を確保し得て、簡易包装による収容を可能にし得て、異物の混入を防止し得て、安全性を確保し得る。
【出願人】 【識別番号】502112614
【氏名又は名称】リヴテック株式会社
【出願日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【代理人】 【識別番号】100080056
【弁理士】
【氏名又は名称】西郷 義美
【公開番号】 特開2003−327218(P2003−327218A)
【公開日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【出願番号】 特願2002−135472(P2002−135472)