| 【発明の名称】 |
シートのウォークインスライダー |
| 【発明者】 |
【氏名】新本 義治 【住所又は居所】広島県安芸郡府中町新地1番14号 デルタ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】レリーズプレートの構造を工夫して、シート高さを低くする。
【解決手段】レリーズプレート17をサイドフレーム11aの内面側に配置するとともに、連動プレート19をサイドフレーム11aの外面側に配置して、連動プレート19とレリーズプレート17とを連結部材16で連結することにより、クッションパッド12を支持するSバネ13をシートクッション2のサイドフレーム11aの内面側の低い位置に係止できて、連動プレート19がSばね13に干渉しなくなるので、シートクッション高さを低くすることが可能になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シートクッションにシートバックが前後傾可能に支持されるとともに、フロア側に固定されるロアチャンネルにシートクッション側に固定されるアッパーチャンネルが前後スライド自在に嵌合されて、アッパーチャンネルに揺動可能に設けられたロックプレートがロアチャンネルに設けられたロック部に係合することにより、シートが所定のスライド位置にロックされるようにしたシートのスライダーにおいて、上記シートクッションのサイドフレームの内面側に、下方に延在して上記ロックプレートをアンロック揺動可能なレリーズプレートが配置されるとともに、上記サイドフレームの外面側に、上方に延在して操作手段に連動する連動プレートが配置されて、この連動プレートとレリーズプレートとが連結部材で連結されていることを特徴とするシートのウォークインスライダー。 【請求項2】 上記連結部材は、サイドフレームに固定されたブッシュと、このブッシュで回転可能に支持されてサイドフレームの内外に貫通するシャフトとを有して、シャフトの内端部に上記レリーズプレートが固定され、シャフトの外端部に上記連動プレートが固定されている請求項1記載のシートのウォークインスライダー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シートのウォークインスライダーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば自動車用のシートクッションにシートバックが前後傾可能に支持されると共に、フロア側に固定されるロアチャンネルにシートクッション側に固定されるアッパーチャンネルが前後スライド自在に嵌合されて、アッパーチャンネルの外部に揺動可能に設けられたロックプレートがロアチャンネルに設けられたロック部に係合することにより、シートが所定のスライド位置にロックされるようにしたシートのスライダーが提案されている。 【0003】また、操作手段の操作(例えば、レバー操作、ペダル操作、シートバックの前傾操作など)によって、ロックプレートをアンロック揺動させて、シートバックとともにシートクッションを前スライドさせることにより、後席の乗員の乗降をしやすくしたシートのウォークインスライダーも提案されている。 【0004】ところで、従来のウォークインスライダーでは、下方に延在してロックプレートをアンロック揺動可能なレリーズプレートの上部に、上方に延在して操作手段に連動する連動プレート部が一体に設けられて、このレリーズプレートは、シートクッションのサイドフレームの内面側に配置されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このため、シートクッション高さを低くしたい場合、クッションパッドを支持するSバネをシートクッションのサイドフレームの内面側の低い位置に係止しようとすると、上記レリーズプレートの連動プレート部がSばねに干渉するので、シートクッション高さを低くすることが困難になるという問題があった。 【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、レリーズプレートの構造を工夫して、シートクッション高さを低くすることを可能としたシートのウォークインスライダーを提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、シートクッションにシートバックが前後傾可能に支持されるとともに、フロア側に固定されるロアチャンネルにシートクッション側に固定されるアッパーチャンネルが前後スライド自在に嵌合されて、アッパーチャンネルに揺動可能に設けられたロックプレートがロアチャンネルに設けられたロック部に係合することにより、シートが所定のスライド位置にロックされるようにしたシートのスライダーにおいて、上記シートクッションのサイドフレームの内面側に、下方に延在して上記ロックプレートをアンロック揺動可能なレリーズプレートが配置されるとともに、上記サイドフレームの外面側に、上方に延在して操作手段に連動する連動プレートが配置されて、この連動プレートとレリーズプレートとが連結部材で連結されていることを特徴とするシートのウォークインスライダーを提供するものである。 【0008】本発明によれば、レリーズプレートをサイドフレームの内面側に配置するとともに、連動プレートをサイドフレームの外面側に配置して、連動プレートとレリーズプレートとを連結部材で連結したから、クッションパッドを支持するSバネをシートクッションのサイドフレームの内面側の低い位置に係止しても、連動プレートがSばねに干渉しなくなるので、シートクッション高さを低くすることが可能になる。 【0009】請求項2のように、上記連結部材は、サイドフレームに固定されたブッシュと、このブッシュで回転可能に支持されてサイドフレームの内外に貫通するシャフトとを有して、シャフトの内端部に上記レリーズプレートが固定され、シャフトの外端部に上記連動プレートが固定されている構成とすることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。 【0011】図1および図6(a)に示すように、自動車用シート1はシートクッション2とシートバック3とで構成されて、シートクッション2にシートバック3がリクライニング軸4により前後傾可能に支持されている。 【0012】また、フロア5の上面には、前後方向に延在する左右一対のロアチャンネル6が固定されると共に、シートクッション2の下面には、前後方向に延在して上記ロアチャンネル6に前後スライド自在に嵌合される左右一対のアッパーチャンネル7が固定されていて、このロアチャンネル6とアッパーチャンネル7とでスライダーを構成する。 【0013】そして、このスライダー(6,7)は、図6(b)に示すように、前傾させたシートバック3とともにシートクッション2を前スライドさせることにより、シートバック3の後方に大きなスペースSを形成して、後席の乗員の乗降をしやすくしたウォークインスライダーとして機能するようになる。 【0014】図2及び図3に示すように、ロアチャンネル6は、正面視で略U字形状に折り曲げ成形されて、両端部6aが内向きに折り曲げられている。また、アッパーチャンネル7は、正面視で略逆U字形状に折り曲げ成形されて、両端部7aが外向きに折り曲げられている。そして、ロアチャンネル6の両端部6aの下にアッパーチャンネル7の両端部7aが嵌め合わされることにより、ロアチャンネル6にアッパーチャンネル7が前後スライド自在に嵌合支持されるようになる。なお、ロアチャンネル6とアッパーチャンネル7との間には、前後スライドをスムーズにするためにローラやボール等が介装されている。 【0015】上記ロアチャンネル6の両端部6aの下縁には、長さ方向に一定のピッチで鋸歯状のロック部6bが形成されている。 【0016】上記アッパーチャンネル7の内部の前側には、長さ方向に延在するロックプレート8が収納され、このロックプレート8は、長さ方向のほぼ中間部がアッパーチャンネル7の両側壁で両端支持されたピン9で上下揺動可能に支持されている。 【0017】このロックプレート8の前端部8aはアッパーチャンネル7の前端部から前方へ突出して、この前端部8aを手動で上下揺動操作することができる。また、ロックプレート8の後部8bには、上記ロアチャンネル6のロック部6bに下方から係合(ロック)可能なロック穴8cが形成されている。このロックプレート8には、ロック穴8cがロアチャンネル6のロック部6bに係合するロック方向に揺動付勢するスプリング(不図示)が設けられている。 【0018】したがって、ロックプレート8の前端部8aを手動で持ち上げ操作すると、後部8bがアンロック方向(下方)に揺動して、ロック穴8cがロアチャンネル6のロック部6bから抜け外れてアンロックされるので、この状態のままでシートクッション2を前後方向にスライドさせることができる。そして、所定のスライド位置でロックプレート8の前端部8aから手を離すと、スプリングの付勢力で後部8bがロック方向(上方)に揺動して、ロック穴8cがロアチャンネル6のロック部6bに係合してロックされるので、シートクッション2を所定のスライド位置でロックすることができる。 【0019】図1および図3に示すように、上記アッパーチャンネル7の上部にはシートクッション2のクッションフレーム11が固定され、このクッションフレーム11の両側には、アッパーチャンネル7の上部に位置して上方に立ち上がるサイドフレーム11aが設けられ、この両サイドフレーム11aの内面側の低い位置に形成した打ち出し部11bに、クッションパッド12を支持するSバネ13の両端部がそれぞれ係止されている。 【0020】上記サイドフレーム11aの内面には、上記Sバネ13よりも僅かに低い位置で上記ロックプレート8の後部8bに対応する付近に、内向きのブッシュ15がカシメ固定され、このブッシュ15には、サイドフレーム11aの内外に貫通するシャフト16が回転可能に支持されている。 【0021】このシャフト16の内端部には、下方に延在して上記アッパーチャンネル7の上壁7bの長穴7cを通ってロックプレート8の後部8bに下端部17aが臨むレリーズプレート17の上端部17bがワッシャ18aとねじ18bとで固定されている。また、上記シャフト16の外端部には、上方に延在する連動プレート19の下端部19aが溶接で固定されている。 【0022】上記連動プレート19の上端部19bには、操作手段の操作(例えば、レバー操作、ペダル操作、シートバックの前傾操作など)で連動プレート19を作動させる連動ワイヤー20がピン20aで連結されている。 【0023】上記アッパーチャンネル7の後部とフロア5の前部との間に、シートクッション2を前スライド方向に付勢するスプリング21が張設されている。 【0024】上記構成であれば、ロックプレート8の前端部8aを手動で持ち上げ操作すると、後部8bがアンロック方向に下揺動して、ロック穴8cがロアチャンネル6のロック部6bから抜け外れてアンロックされ、この状態でシートクッション2を前後方向にスライドさせることができる。 【0025】そして、所定のスライド位置でロックプレート8の前端部8aから手を離すと、スプリングの付勢力で後部8bがロック方向(上方)に揺動して、ロック穴8cがロアチャンネル6のロック部6bに係合してロックされ、シートクッション2を所定のスライド位置でロックすることができる。 【0026】一方、操作手段を操作すると、連結ワイヤー20を介して連動プレート19が後揺動され、シャフト16を介してレリーズプレート17が下揺動されて、ロックプレート8の後部8bが押し下げられてロックプレート8がアンロック方向(下方)に揺動され、ロック穴8cがロアチャンネル6のロック部6bから抜け外れてアンロックされるようになる。 【0027】これにより、スプリング21の付勢力でシートクッション2が最前スライド位置まで前スライドされるようになって、シートバック3の後方に大きなスペースSが形成されて、後席の乗員の昇降がしやすくなる。 【0028】上記構成において、レリーズプレート17をサイドフレーム11aの内面側に配置するとともに、連動プレート19をサイドフレーム11aの外面側に配置して、連動プレート19とレリーズプレート17とをシャフト(連結部材)16で連結したから、クッションパッド12を支持するSバネ13をシートクッション2のサイドフレーム11aの内面側の低い位置に係止しても、連動プレート19がSばね13に干渉しなくなるので、シートクッション高さを低くすることが可能になる。 【0029】特に、図3示した実施形態では、フロア5とアッパーチャンネル7との間に、着座者の荷重を検出する荷重センサー22を配置しているから、従来のように、サイドフレーム11aの内側のレリーズプレート17の上部に、上方に延在する連動プレート部19´が一体に設けられている場合には、荷重センサー22の高さ分だけSバネ13´の高さH´、つまりシートクッション高さが高くなるが、本実施形態のように、サイドフレーム11aの内側にレリーズプレート17を設け、サイドフレーム11aの外側に連動プレート19を設けた場合には、連動プレート19がSばね13に干渉しないので、連動プレート19の高さ分だけSバネ13の高さH、つまりシートクッション高さを低くできるようになる。 【0030】上記実施形態では、レリーズプレート17と連動プレート19とを別体としてシャフト16で連結したが、レリーズプレート17の上部を外向きL字状に折り曲げてその外端に上方に延在する連動プレート部19を一体に設けることも可能である。 【0031】 【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明は、レリーズプレートをサイドフレームの内面側に配置するとともに、連動プレートをサイドフレームの外面側に配置して、連動プレートとレリーズプレートとを連結部材で連結したから、クッションパッドを支持するSバネをシートクッションのサイドフレームの内面側の低い位置に係止しても、連動プレートがSばねに干渉しなくなるので、シートクッション高さを低くすることが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000109738 【氏名又は名称】デルタ工業株式会社 【住所又は居所】広島県安芸郡府中町新地1番14号
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| 【出願日】 |
平成14年2月12日(2002.2.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−237432(P2003−237432A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月27日(2003.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−33676(P2002−33676) |
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