| 【発明の名称】 |
座 席 |
| 【発明者】 |
【氏名】増井 さつき 【住所又は居所】神奈川県綾瀬市小園771番地 ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】シートバックの凹部内に格納したアームレストの見栄えが向上し、しかも、簡易なロック装置として安価なる座席を提供する。
【解決手段】立設したシートバック2の前側FRの凹部15を、アームレスト4が出没可能であり、該アームレスト4を凹部15内に格納した状態で、該アームレスト4の表皮9内に配してなる板材のストッパ部材11が、凹部15の表皮6とアームレスト4の表皮9との摩擦係数が大なるようにしてアームレスト4の格納状態を保持可能であり、表皮9を介してストッパ部材11を押し込むと凹部15から表皮9が離れてアームレスト4が前側FRに突出可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 立設したシートバックの前側の凹部を、アームレストが出没可能であり、該アームレストを凹部内に格納した状態で、該アームレストの表皮内に配してなる板材のストッパ部材が、凹部と表皮との摩擦係数が大なるようにしてアームレストの格納状態を保持可能であり、表皮を介してストッパ部材を押し込むと凹部から表皮が離れてアームレストが前側に突出可能であることを特徴とする座席。 【請求項2】 立設し且つ前側に凹部が形成してなるシートバックと、該シートバックの下側位置に略水平に配してなるシートクッションと、前記凹部内に格納した略垂直位置及び前記シートクッション上に沿うシートバックから突出した略水平位置間に下側を中心に回転可能に軸支してなると共に表皮により覆われてなるアームレストとより少なくとも構成してなる座席において、前記アームレストが前記凹部内に格納した状態での上端部の前側及び上側の表皮の内側には、可撓性を有する板材よりなるストッパ部材が配設してなり、前記ストッパ部材は、断面が略L字状をなし、その一方の面は常時前記表皮を内側から前記凹部と表皮との摩擦係数が大なるようにその面を維持し、その他方の面は指などにより押圧すると内側に撓み変形して前記一方の面を前記凹部の上面側から離脱させ得ることを特徴とする座席。 【請求項3】 請求項2に記載の座席であって、前記アームレストは、前記表皮の内側に、前記ストッパ部材の両端部が支持してなると共に該ストッパ部材が撓み得る凹み部を形成した内蔵物が内在してなることを特徴とする座席。 【請求項4】 請求項3に記載の座席であって、前記ストッパ部材と前記内蔵物とは、両面テープにより保持してなることを特徴とする座席。 【請求項5】 請求項4に記載の座席であって、前記内蔵物は、フレームとパッドとよりなり、前記両面テープは、前記ストッパ部材の一方の面側が前記フレームに保持し、前記ストッパ部材の他方の面側が前記パッドに保持してなり、前記凹み部は、前記パッドに形成してなることを特徴とする座席。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、座席、特にそのシートバックに配設したアームレストを格納位置に保持可能なる座席に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、従来の座席のシートバックに配設したアームレストが外観を損ねることなく且つ格納位置で確実にロックする例としては、実開平6−191号公報がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の技術にあっては、アームレストの格納時における上端部に指の挿入用凹みが形成してなるので、見栄えが良くない。また、複雑なロック装置が必要なので、高価になる。 【0004】この発明は、このような従来の技術に着目してなしたものであり、シートバックの凹部内に格納したアームレストの見栄えが向上し、しかも、簡易なロック装置として安価なる座席を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、立設したシートバックの前側の凹部を、アームレストが出没可能であり、該アームレストを凹部内に格納した状態で、該アームレストの表皮内に配してなる板材のストッパ部材が、凹部と表皮との摩擦係数が大なるようにしてアームレストの格納状態を保持可能であり、表皮を介してストッパ部材を押し込むと凹部から表皮が離れてアームレストが前側に突出可能である。 【0006】請求項1に記載の発明によれば、アームレストの格納時における上端部の表皮によりストッパ部材が覆われているので、見栄えが向上し、ストッパ部材が板材よりなるので、シートバックの凹部内にアームレストを保持する手段が安価になる。しかも、該ストッパ部材により、摩擦力でアームレストが後側から前側への荷重を受けても、アームレストが前側に飛び出したり、前側に倒れ込むことを防ぐことが出来る。 【0007】請求項2に記載の発明は、立設し且つ前側に凹部を形成してなるシートバックと、該シートバックの下側位置に略水平に配してなるシートクッションと、前記凹部内に格納した略垂直位置及び前記シートクッション上に沿うシートバックから突出した略水平位置間に下側を中心に回転可能に軸支してなると共に表皮により覆われてなるアームレストとより少なくとも構成してなる座席において、前記アームレストが前記凹部内に格納した状態での上端部の前側及び上側の表皮の内側には、可撓性を有する板材よりなるストッパ部材が配設してなり、前記ストッパ部材は、断面が略L字状をなし、その一方の面は常時前記表皮を内側から前記凹部と表皮との摩擦係数が大なるようにその面を維持し、その他方の面は指などにより押圧すると内側に撓み変形して前記一方の面を前記凹部の上面側から離脱させ得る。 【0008】請求項2に記載の発明によれば、アームレストの格納時における上端部の表皮により表皮内に配設してなるストッパ部材が覆われているので、表側から表皮しか見えず、見栄えが向上する。また、ストッパ部材が可撓性を有する板材よりなるので、シートバックの凹部内にある時には、ストッパ部材により表皮の摩擦係数を大にするだけでアームレストを凹部内に保持できるので、手段として安価になる。しかも、該ストッパ部材により、摩擦力でアームレストが後側から前側への荷重を受けても、アームレストが前側に飛び出したり、前側に倒れ込むことを防ぐことが出来る。 【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の座席であって、前記アームレストは、前記表皮の内側に、前記ストッパ部材の両端部が支持してなると共に該ストッパ部材が撓み得る凹み部を形成した内蔵物が内在してなる。 【0010】請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、前記アームレストの内蔵物にストッパ部材の両端部が支持してなるので、ストッパ部材は凹部の面に大いなる摩擦力で接し得るし、ストッパ部材を押し込めば、摩擦力が無くなるまで撓み得る。また、内蔵物の凹み部がストッパ部材に対向した位置に形成してなるので、ストッパ部材の撓みの邪魔にならず、確実に撓み得る。 【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の座席であって、前記ストッパ部材と前記内蔵物とは、両面テープにより保持してなる。 【0012】請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、両面テープによりストッパ部材が内蔵物に確実に保持できる。 【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の座席であって、前記内蔵物は、フレームとパッドとよりなり、前記両面テープは、前記ストッパ部材の一方の面側が前記フレームに保持し、前記ストッパ部材の他方の面側が前記パッドに保持してなり、前記凹み部は、前記パッドに形成してなる。 【0014】請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加え、前記アームレストの内蔵物であるフレームとパッドとにストッパ部材の両端部が支持してなるので、ストッパ部材の位置が決まり、凹部の面に大いなる摩擦力で接し得るし、ストッパ部材を押し込めば、パッドの凹み部により摩擦力が無くなるまで撓み得る。また、内蔵物の凹み部がストッパ部材に対向した位置に形成してなるので、ストッパ部材の撓みの邪魔にならず、確実に撓み得る。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。尚、FRを前側、RRを後側、UPは上側、LWRは下側として説明する。 【0016】図1、図2は、この発明の一実施形態を示すもので、符号1は自動車の座席で、該座席1は、立設し且つ前側FRに柔軟な材料よりなる縦長矩形の凹部15が形成してなるシートバック2と、該シートバック2の下側LWR位置に略水平に配してなるシートクッション3と、前記凹部15内に格納した略垂直位置(図2参照)及び前記シートクッション3上に沿うシートバック2から突出した略水平位置(図1参照)間に下側LWRの軸14を中心に回転可能に軸支してなるアームレスト4とより少なくとも構成してなる。「少なくとも構成してなる」というのは、この他に、図示しないヘッドレストやシートベルト、ランバーサポートなど周知の機器が配設していても、この発明の範囲内だからである。 【0017】前記シートバック2は、図示しないシートバックフレームと、該シートバックフレームを覆うポリウレタンフォームなど柔軟な材料よりなるパッド5と、該パッド5を覆う布、天然革、ポリ塩化ビニルシートなど柔軟な材料よりなる表皮6とよりなる。前記凹部15は、該表皮6をそのまま凹部15内に引き込んで、これらの底に底壁16を配して、凹部15を形成してなる。 【0018】前記アームレスト4は、シートバック2のシートバックフレームより前側FRに突出した支持部材13に前記軸14で回転自在に軸支してなる鉄板など金属製のフレーム7と、該フレーム7を覆うポリウレタンフォームなど柔軟な材料よりなるパッド8と、該パッド8を覆う布、天然革、ポリ塩化ビニルシートなど柔軟な材料よりなる表皮9とよりなる。前記フレーム7とパッド8とにより「内蔵物」が形成してなる。前記パッド8には、凹み部12が形成してなる。 【0019】前記アームレスト4は、前記凹部15内に格納した状態での上端部の前側FR及び上側UPの表皮9の内側には、可撓性を有する合成樹脂製の板材よりなるストッパ部材11が両面テープ10により配設してなる。前記ストッパ部材11は、断面が略L字状をなし、その一方の面11aは、常時前記表皮9を内側から前記凹部15の表皮6とアームレスト4の表皮9との摩擦係数が大なるようにその面を維持し、その他方の面11bは、指17などにより押圧すると内側に二点鎖線で示すように撓み変形して前記一方の面11aを前記凹部15の上面側の表皮6から離脱させ得る。 【0020】前記両面テープ10は、前記ストッパ部材11の一方の面11a側が前記フレーム7に保持し、前記ストッパ部材11の他方の面11b側が前記パッド8に保持してなる。前記凹み部12は、前記パッド8の上端部に前記ストッパ部材11に対向した位置であり、該ストッパ部材11が撓み得る形状に形成してなる。 【0021】次に、この実施形態に係る作動を説明する。 【0022】図2に示すように、前記アームレスト4の格納時における上端部の表皮9により表皮9内に配設してなるストッパ部材11が覆われているので、表側から、つまり前側FRから後側RRを見ることで、表皮9しか見えず、見栄えが向上する。 【0023】また、ストッパ部材11が可撓性を有する合成樹脂製の板材よりなるので、シートバック2の凹部15内にある時には、ストッパ部材11により、シートバック2の表皮6とアームレスト4の表皮9との摩擦係数を大にするだけで、アームレスト4を凹部15内に保持できるので、手段として安価になる。 【0024】しかも、該ストッパ部材11により、シートバック2の表皮6とアームレスト4の表皮9との摩擦力で、アームレスト4が後側RRから前側FRへの荷重を受けても、アームレスト4が前側FRに飛び出したり、前側FRに倒れ込むことを防ぐことが出来る。アームレスト4を使用状態にする時には、凹部15とアームレスト4との間に指17を差し込んで前側FRに引き出すことで、前記摩擦力に打ち勝ち、アームレスト4を図1に二点鎖線で示す使用状態にすることが出来る。 【0025】前記実施形態の座席は、自動車用の座席として説明したが、これに限定するものではなく、家屋内で使用する座席、航空機・船舶などの乗り物用に使用する座席などさまざまな座席に適用されるものである。 【0026】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、アームレストの格納時における上端部の表皮によりストッパ部材が覆われているので、見栄えが向上し、ストッパ部材が板材よりなるので、シートバックの凹部内にアームレストを保持する手段が安価になる。しかも、該ストッパ部材により、摩擦力でアームレストが後側から前側への荷重を受けても、アームレストが前側に飛び出したり、前側に倒れ込むことを防ぐことが出来る。 【0027】請求項2に記載の発明によれば、アームレストの格納時における上端部の表皮により表皮内に配設してなるストッパ部材が覆われているので、表側から表皮しか見えず、見栄えが向上する。また、ストッパ部材が可撓性を有する板材よりなるので、シートバックの凹部内にある時には、ストッパ部材により表皮の摩擦係数を大にするだけでアームレストを凹部内に保持できるので、手段として安価になる。しかも、該ストッパ部材により、摩擦力でアームレストが後側から前側への荷重を受けても、アームレストが前側に飛び出したり、前側に倒れ込むことを防ぐことが出来る。 【0028】請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加え、前記アームレストの内蔵物にストッパ部材の両端部が支持してなるので、ストッパ部材は凹部の面に大いなる摩擦力で接し得るし、ストッパ部材を押し込めば、摩擦力が無くなるまで撓み得る。また、内蔵物の凹み部がストッパ部材に対向した位置に形成してなるので、ストッパ部材の撓みの邪魔にならず、確実に撓み得る。 【0029】請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、両面テープによりストッパ部材が内蔵物に確実に保持できる。 【0030】請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加え、前記アームレストの内蔵物であるフレームとパッドとにストッパ部材の両端部が支持してなるので、ストッパ部材の位置が決まり、凹部の面に大いなる摩擦力で接し得るし、ストッパ部材を押し込めば、パッドの凹み部により摩擦力が無くなるまで撓み得る。また、内蔵物の凹み部がストッパ部材に対向した位置に形成してなるので、ストッパ部材の撓みの邪魔にならず、確実に撓み得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000210089 【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社 【住所又は居所】神奈川県綾瀬市小園771番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月21日(2002.1.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外7名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−212023(P2003−212023A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2002−12084(P2002−12084) |
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