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【発明の名称】 リアシートベンチを備えた乗用車
【発明者】 【氏名】ハーゲン・ベーレンズ

【氏名】ディーター・ヘンケ

【氏名】ベルント・ローペル

【要約】 【課題】長いものでも荷積みスペースに収納可能な小型車を提供する。

【解決手段】取り外し可能な2/3シートクッション部分15および場合によっては1/3シートクッション部分14が、車両1内の補助収納スペース18または車両床20に設けられる前記凹部23に収納可能とし、荷積みスペース16または荷積み床17の積載能が損なわれることなく、取り外したそれぞれのシートクッション部分14および/または15を車両1に積載可能な構成とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 以下の構成要件を備える、リアシートベンチ(9)を備えた乗用車、特に小型車であって:−リアシートベンチ(9)がバックレスト(10)とシートクッション(11)とを有し、−バックレスト(9)が1/3バックレスト部分(12)と2/3バックレスト部分(13)とに分割され、−シートクッション(11)が1/3シートクッション部分(14)と2/3シートクッション部分(15)とに分割され、−シートクッション部分(14,15)が互いに独立に且つバックレスト部分(12,13)とは独立に前方上方へ回動可能であり、その際シートクッション部分(14,15)がそれぞれ収納スペースを開放し、−バックレスト部分(12,13)が互いに独立に前方下方へ回動可能であり、それぞれに付設のシートクッション部分(14,15)の収納スペースに格納可能であり、−2/3シートクッション部分(15)が取り外し可能に構成され、−リアシートベンチ(9)の後方に配置されている荷積みスペース(16)が高さ調整可能な荷積み床(17)を有し、−荷積み床(17)は、該荷積み床(17)がほぼ車両床(20)の高さにある下部下降位置と、荷積み床(17)と車両床(20)との間に補助収納スペース(18)が形成される上部上昇位置との間で位置調整可能であり、−補助収納スペース(18)は、その中に取り外した2/3シートクッション部分(15)を収納可能な寸法が選定されている、乗用車。
【請求項2】 下方へ回動したバックレスト部分(12,13)はその背面が上部位置に位置調整した荷積み床(17)に実質的に段差なしに接続して、荷積み床(17)をリアシートベンチ(9)に付設したリアスペース領域(3)内へ実質的に平坦に前方へ延長させることを特徴とする、請求項1に記載の乗用車。
【請求項3】 荷積み床(17)がその上部位置において、荷積みスペース(16)を後方側で画成しているリアテールボード(22)の荷積みエッジ(21)に実質的に段差なしに接続していることを特徴とする、請求項1または2に記載の乗用車。
【請求項4】 荷積み床(17)がカバー(19)を有していること、または、荷積み床(17)がカバー(19)として構成され、カバー(19)によって補助収納スペース(18)を閉鎖可能であり、その際補助収納スペース(18)は、その中に2/3シートクッション部分(15)を収納させた場合も、荷積み床(17)がその上部位置にあるときにカバー(19)によって正常に閉鎖可能な寸法となっていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載の乗用車。
【請求項5】 1/3シートクッション部分(14)が取り外し可能であること、車両床(20)が荷積み床(17)の下方にして補助収納スペース(18)の下方に凹部(23)を有し、凹部(23)は、その中に取り外した1/3シートクッション部分(14)を収容可能で、加えて補助収納スペース(18)内に2/3シートクッション部分(15)を正常に収納可能な寸法となっていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一つに記載の乗用車。
【請求項6】 凹部(23)は、その中に1/3シートクッション部分(14)の代わりに乗用車(1)のスペアホイールを収納可能で、加えて補助収納スペース(18)に2/3シートクッション部分(15)を正常に収納可能な寸法となっていることを特徴とする、請求項5に記載の乗用車。
【請求項7】 凹部(23)は、取り外した1/3シートクッション部分(14)またはスペアホイールを凹部(23)に収納した場合も荷積み床(17)がその下部位置へ正常に降下可能であるような寸法となっていることを特徴とする、請求項5または6に記載の乗用車。
【請求項8】 乗用車(1)がバックレスト(7)とシートクッション(8)とを備えた助手席(6)を有し、シートクッション(8)が前方上方へ回動可能であり、その際収納スペースを開放し、該収納スペースに前方下方へ回動したバックレスト(7)を格納可能であり、下方へ回動したバックレスト(7)はその背面がリアシートベンチ(9)の下方へ回動した隣接のバックレスト部分(13)に実質的に段差なしに接続して、荷積み床(17)を助手席(6)に付設の助手席領域(2)内へ実質的に平坦に前方へ延長させることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一つに記載の乗用車。
【請求項9】 助手席(6)のバックレスト(7)が前方へ傾倒可能で、使用位置にある助手席(6)のシートクッション(8)の上に載置可能であり、傾倒させたバックレスト(7)の背面が荷積み床(17)に対し実質的に平行で、且つ荷積み床(17)よりも高い位置となっていることを特徴とする、請求項8に記載の乗用車。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックレストとシートクッションとを有しているリアシートベンチを備え、バックレストとシートクッションとがそれぞれ1/3部分と2/3部分とに分割されている乗用車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このように分割可能なリアシートベンチの場合、シートクッション部分は互いに独立に且つバックレスト部分とは独立に前方上方へ回動することができ、その際上方へ回動したシートクッション部分はそれぞれ収納スペースを開放する。シートクッション部分を上方へ回動させた後、バックレスト部分を互いに独立に前方下方へ回動させることができ、その際バックレスト部分は前もって上方へ回動させたそれぞれに付設のシートクッション部分の収納スペースの中に格納させることができる。リアシートベンチの後方に配置される荷積みスペースは、上記のごとく回動可能なリアシートベンチにより前方へ延長させることができる。しかしながら、このようにして拡大可能な車両の荷積みスペースは、上方へ回動したシートクッション部分によって前方を制限され、その結果特に小型車の場合には長いものを荷積みスペースに収納するのが困難である。
【0003】特許文献1から知られている乗用車は、ベンチシートの後方に、荷積みスペースフロアを備えた荷積みスペースを有している。この荷積みスペースフロアには、バックレストとシートクッションとを備えた補助的なリアシートベンチがリアシートの後方に位置するように配置されている。バックレストは前方下方へシートベンチの上に回動可能である。この補助的なリアシートベンチの後方に荷積みスペースフロアは凹部を有している。バックレストを下方へ回動させると、補助的なリアシートベンチのシートクッションは後方へ離間するように回動させることができ、凹部のなかに格納することができる。このときシートクッションの下面は平坦で面一に接続する、荷積みスペースフロアの構成部分を形成する。
【0004】特許文献2からは、乗用車において、リアシートベンチを前方へ、リア領域のフットスペース内へ回動させることが知られている。さらに、バックレストは前方下方へシートクッションの上へ回動せしめられる。リアシートベンチの使用位置ではシートクッションの下面は載置面の上に載置される。リアシートベンチをリアフットスペース内へ回動させると、シートクッションの下面は前記載置面とともに1つの平面を形成する。
【0005】特許文献3は、乗用車から取り外し可能なリアシートベンチを開示している。この目的のため、リアシートベンチは着脱可能な固定個所を介して車室床に固定されている。車両から取り外したシートベンチは車両外部の適当な個所、たとえばガレージに保管せねばならず、面倒で手間がかかると感じることが多い。
【0006】
【特許文献1】独国特許発明第4237258号明細書(実開平5−40029号公報)
【0007】
【特許文献2】西独国実用新案第1435537号明細書【0008】
【特許文献3】独国特許発明第4431248号明細書(特開平8−80774号公報)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記問題に鑑み、比較的長い物を車両で簡単に搬送できる実施形態を、冒頭で述べた種類の乗用車用に提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題は、本発明によれば、請求項1の構成要件を備えた乗用車によって解決される。有利な実施形態は従属項の対象である。
【0011】本発明は、少なくとも2/3シートクッション部分を着脱可能にまたは取り外し可能に構成し、取り外した2/3シートクッション部分を荷積みスペースに収納するために補助収納スペースを設けるという普遍的な思想に基づいている。このようにして、取り外したシートクッション部分を車両内に省スペースで収納して携行することができる。2/3シートクッションの取り外しにより、荷積みスペースを付加的に前方へ延長させることができ、これにより大きな、かさばる物を荷積みスペースに収納するのが容易になる。
【0012】ここで特に重要なことは、高さ調整可能な荷積み床である。荷積み床は、補助収納スペースが必要ないとき、その下部下降位置で最大荷積み容積を保証している。荷積み床を上部上昇位置へ調整すると、2/3シートクッション部分の収容に必要な補助収納スペースは荷積み全容積から切り離される。この構成は、2/3シートクッション部分の収容に必要な収納スペースを少ない操作で提供するのを保証し、この場合、残っている荷積みスペースには2/3シートクッション部分に邪魔されずに荷積みできる。荷積み床が、その下部位置及び上部位置の両方において荷積み用に完全に利用できることは明らかである。
【0013】特に有利な実施形態では、下方へ回動したバックレスト部分はその背面が上部位置に位置調整した荷積み床に実質的に段差なしに接続して、荷積み床をリアシートベンチに付設したリアスペース領域内へ実質的に平坦に前方へ延長させる。この構成では、荷積みスペースの荷積みに重要な荷積み床が拡大され、これにより総じて荷積みスペースの活用性が大きくなる。
【0014】合目的には、荷積み床がその上部位置において、荷積みスペースを後方側で画成しているリアテールボードの荷積みエッジに実質的に段差なしに接続している。この実施形態では、荷積み床をその上部位置に調整したときに、荷積みスペースまたは荷積み床の荷積み或いは荷出しがかなり容易になる。
【0015】他の構成では、荷積み床はカバーを有し、または、荷積み床はカバーとして構成され、カバーによって補助収納スペースを閉鎖可能であり、その際補助収納スペースは、その中に2/3シートクッション部分を収納させた場合も、荷積み床がその上部位置にあるときにカバーによって正常に閉鎖可能な寸法となっている。この構成によって、取り外して補助収納スペースに収納した2/3シートクッション部分が荷積み床の積載能を損なわないよう保証される。
【0016】特に有利な実施形態では、1/3シートクッション部分も取り外し可能であり、車両床は荷積み床の下方にして補助収納スペースの下方に凹部を有し、凹部は、その中に取り外した1/3シートクッション部分を収容可能で、加えて補助収納スペース内に2/3シートクッション部分を正常に収納可能な寸法となっている。したがってこの実施形態では、荷積みスペースを1/3シートクッション部分の領域においても拡大させることができる。
【0017】他の構成では、1/3シートクッション部分の収納のために車両床に設けられる凹部は、その中に1/3シートクッション部分の代わりに乗用車のスペアホイールを収納可能で、加えて補助収納スペースに2/3シートクッション部分を正常に収納可能な寸法となっている。これにより凹部は二重に機能を有しているので、そのなかにスペアホイールか1/3シートクッション部分を択一的に格納できる。
【0018】他の構成では、凹部は、取り外した1/3シートクッション部分またはスペアホイールを凹部に収納した場合も荷積み床がその下部位置へ正常に降下可能な寸法となっている。この構成は、荷積み床を降下させた場合、収納スペースを最大限に利用できるよう保証している。
【0019】合目的には、乗用車がバックレストとシートクッションとを備えた助手席を有し、シートクッションが前方上方へ回動可能であり、その際収納スペースを開放し、該収納スペースに前方下方へ回動したバックレストを格納可能であり、下方へ回動したバックレストはその背面がリアシートベンチの下方へ回動した隣接のバックレスト部分に実質的に段差なしに接続して、荷積み床を助手席に付設の助手席領域内へ実質的に平坦に前方へ延長させるのがよい。この処置によっても荷積みスペースを付加的に拡大でき、特に荷積みスペースフロアを延長でき、これにより車室内の空間利用が付加的に改善される。
【0020】快適性を増すには、助手席のバックレストが前方へ傾倒可能で、使用位置にある助手席のシートクッションの上に載置可能であり、傾倒させたバックレストの背面が荷積み床に対し実質的に平行で、且つ荷積み床よりも高い位置となっているのが合目的である。この回動位置においては、助手席のバックレストをテーブルとして使用できる。
【0021】本発明の他の主要な構成および利点は従属項と、図面と、図面を用いた以下の説明から明らかである。
【0022】なお、以上説明し、以下にも説明する個々の構成はそれぞれを組み合わせて適用できるばかりでなく、本発明の範囲を逸脱しなければ他の組合せでも或いは単独でも適用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の有利な実施形態は図面に図示されており、以下に詳細に説明する。なお同一の符合は同一の部材、または作用的に同じ部材或いは類似した部材に関わるものである。
【0024】図1によれば、小型車として有利に構成されている乗用車1は、その車室内に前方から後方に順に、曲面ブラケットにより特徴づけられたフロントスペース領域2と、曲面ブラケットにより特徴づけられたリアスペース領域3と、曲面ブラケットにより特徴づけられた荷積みスペース領域4とを有している。フロントスペース領域2には運転手席5と助手席6とが配置され、運転手席5と助手席6とはそれぞれバックレスト7とシートクッション8とを有している。リアスペース領域3には分割可能なリアシートベンチ9が配置され、リアシートベンチ9も同様にバックレスト10とシートクッション11とを有している。バックレスト10は1/3バックレスト部分12と2/3バックレスト部分13とに分割されている。同様にシートクッション11も1/3シートクッション14と2/3シートクッション15とに分割されている。
【0025】シートクッション部分14と15は互いに独立に且つバックレスト部分12と13とは独立に前方上方へ回動させることができる。図1では、1/3シートクッション部分14がその前方上方回動位置に調整されている。また2/3シートクッション部分15は取り外し可能に配置されており、すなわち取り外し可能にその回動軸線の領域に固定されている。図1では2/3シートクッション部分15はすでに取り外されている。さらにバックレスト部分12と13は互いに独立に前方下方へ回動可能であり、シートクッション部分14と15を上方へ回動させた場合に形成される収納スペースの中へそれぞれ回動する。
【0026】荷積みスペース領域4には、リアシートベンチ9の後方に荷積みスペース16が形成されている。この荷積みスペース16は荷積み床17を有し、荷積み床17は車両床22に対し相対的に高さ調整可能に支持されている。これに対応する支持部とガイド部、特に溝付きガイドとは従来のように構成でき、よって詳細な説明をする必要はない。
【0027】図2と図3を参照すると、荷積み床17は図2に図示した上部上昇位置と図3に図示した下部下降位置との間で位置調整することができる。荷積み床17はその下部位置で車両床20上に載置され、よってほぼ車両床20の高さにあるのに対し、上部位置においては車両床20と荷積み床17との間に補助収納スペース18が形成されている。この補助収納スペース18は、その中に2/3シートクッション部分15を取り外して収納できるような寸法となっている。図1と図2の図示では2/3シートクッション部分15はすでに補助収納スペース18に格納されている。補助収納スペース18は通常どおりカバー19で閉鎖可能である。このカバー19は荷積み床17自体によって形成されていてよい。荷積み床17がカバー19を有していてもよく、カバー19は閉じた状態で荷積み床17の広面積の構成部分を形成する。補助収納スペース18の寸法は、その中に2/3シートクッション部分15を収納したときも該補助収納スペース18をカバー19で適宜閉鎖できるように2/3シートクッション部分15の寸法に対して適合している。このことは、例えば、カバー19を荷積み床17の荷積み可能な構成部材としても使用できることを意味している。
【0028】図2によれば、荷積みスペース16は走行方向に関し後方側でリアテールボード22によって画成されている。このリアテールボード22は上側に荷積みエッジ21を有している。荷積み床17は、その上部位置において実質的に段差なしに、すなわち荷積みエッジ21に対し面一に接続するように構成されているのが有利である。この構成により、上昇した荷積み床17への荷積み、荷出しが非常に容易になる。
【0029】図1と図2によれば、リアバックレスト部分12と13の背面は、該リアバックレスト部分12と13を前方下方へ回動させて、シートクッション部分14と15から開放された荷積みスペースの中へ格納したときに、リアスペース領域3の中へ突出して、上昇した荷積み床17の延長部を形成するので合目的である。この場合、リアバックレスト部分12と13の背面は荷積み床17に実質的に段差なしに接続し、荷積み床17とともに、荷積みを特に容易に行なえる面を形成する。
【0030】合目的には、助手席6のバックレスト7も前方へ傾倒可能であるように構成されていてよく、この場合バックレスト7はまだ使用位置にあるシートクッション8の上に載置可能である。この折畳み状態では、傾倒したバックレスト7の背面は荷積み床17に対し実質的に平行に延びており、この場合この背面はもちろん荷積み床17に比べて高い位置にある。この折畳み状態により車両1の積載能を付加的に増大させることができる。さらに、このように折畳んだ助手席6をテーブルとしても使用することができる。
【0031】合目的には、助手席6のシートクッション8が前方上方へ回動可能であり、その際シートクッション8が前方下方へ回動可能なバックレスト7を格納可能である収納スペースを開放するように、助手席6を構成してもよい。この回動状態においては、バックレスト7の背面は荷積みスペースフロア17のレベルにほぼ相当するようなより低いレベルに位置決めされる。助手席6のこのような運動学により、提供される荷積みスペースをさらに拡大させることが可能になり、この場合特に、下方へ回動させたバックレスト7の背面が下方へ回動させた2/3バックレスト部分13にほぼ段差なしに接続するという利点がある。さらに、下方へ回動させた助手席6のバックレスト7の背面は荷積みスペースフロア17をリアスペース領域3を越えてフロントスペース領域2または助手席領域内へ突出させるように延長させ、その際ここでもバックレスト7の背面は実質的に平坦に且つ荷積みスペースフロア17に対し平行に延在する。
【0032】特に有利なのは、図2および図3に対応した実施形態であり、すなわち車両床20が2/3シートクッション部分15の収納のために設けられた補助収納スペース18の下方に凹部23を有しているような実施形態である。この凹部23は、乗用車1のスペアホイールを収納可能であるように、しかもそれによって補助収納スペース18内への2/3シートクッション部分15の正常な収納が阻害されないような寸法に選定するのがよい。これとは択一的に、或いはこれに加えてこの凹部23の寸法を次のように選定してもよい。すなわち凹部23に1/3シートクッション部分14を収納可能で、1/3シートクッション部分14を収納したままで補助収納スペース18内に2/3シートクッション部分15を正常に格納可能であるように凹部23の寸法を選定してもよい。この目的のため、この場合には1/3シートクッション部分14も取り外し可能に構成され、すなわち車両に着脱可能に固定されている。
【0033】図3によれば、凹部23は、荷積み床17がその下部位置へ降下したときも凹部23内にスペアホイールまたは1/3シートクッション部分14を収納可能であるように合目的にその寸法が選定されている。
【0034】本発明による乗用車1の特別な利用形態は次の点にある。すなわち荷積みスペース16または荷積み床17を拡大させるために取り外し可能な2/3シートクッション部分15および場合によっては1/3シートクッション部分14も、そのために車両1内に特別に設けられる収納スペースに収納可能である点、すなわち補助収納スペース18または車両床20に設けられる前記凹部23に収納可能な点である。この構成により、取り外したそれぞれのシートクッション部分14および/または15を車両1に積んで行くことができ、しかもそれによって荷積みスペース16または荷積み床17の積載能が損なわれることはない。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的長い物を簡単に搬送できる乗用車を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】598051819
【氏名又は名称】ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト
【出願日】 平成14年11月7日(2002.11.7)
【代理人】 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子 (外3名)
【公開番号】 特開2003−191777(P2003−191777A)
【公開日】 平成15年7月9日(2003.7.9)
【出願番号】 特願2002−324066(P2002−324066)