| 【発明の名称】 |
車両用シート |
| 【発明者】 |
【氏名】宮田 敬 【住所又は居所】東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式会社タチエス内
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シートクッションに、前、後脚を各々内方に折畳み可能に枢着すると共に、前、後脚間に渉って連動ロッドを架設して、前脚の内方への回動に連動して後脚が内方に回動して格納される車両用シートであって、前記後脚には、該後脚の長さ方向に長い長孔付の取付片を固着し、該取付片の長孔に前記連動ロッドの一端を挿入係止してなることを特徴とする車両用シート。 【請求項2】 前記連動ロッドは長さ方向に略く字状に形成してなる請求項1記載の車両用シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートなどの車両用シート、詳しくは、シートクッション上にシートバックを重ねて折畳み、そのシートクッションの前、後脚を各々内方に折り畳んで格納できる車両用シートに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の自動車用シート(リヤシート)には、シートクッションの前底部に前脚を取付け、この前脚の下端を車床、上端をシートクッション側に各々前後方向に回動自在に枢着し、シートクッションの後部を車体にロックするものが開示されている(例えば、特開平2000ー108746号公報)。 【0003】これは、シートバックをシートクッション上に重ねてシートクッションの後部のロックを解除し、シートクッションを前脚の下端を回転中心に前方に回動させて車床上に格納することができる。 【0004】ところで、この格納シートにおいて、シートクッションの後底部に後脚を設け、この後脚の下端に車床側のストライカに係合するフックを設けることにより、車床に対して所望の高さのシートを設置できる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】以上の如く、シートクッションの後部に後脚を設けると、格納時に後脚が折り畳まれるようにする必要がある。そこで、前脚と後脚との間に渉って連動ロッドを連結することにより、後脚が前部の前方回動に連動して自動的に折り畳むことができる。 【0006】ところが、連動ロッドの取付時における全長が設定の長さに対して長くなると、前、後脚が設定基準位置にストッパによって規制されているため、連動ロッドを組付けることができない。 【0007】また、連動ロッドの全長が短い場合には、前、後脚とストッパとの間に間隙が生じるため、前、後脚にガタが発生する虞れがある。 【0008】加えて、連動ロッドの全長にバラツキが生じると、後脚の前後位置が変化するため、後脚が車床側にロックされ難い不具合が生じる。 【0009】そこで、本発明は斯様に前脚の下端を回転中心に前方に前脚が折り畳まれ、それに連動して後脚もシートの底部内に折り畳まれる構造の車両用シートにおいて、前記不具合を解消することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートは、前記後脚折畳み用の連動ロッドを備えた車両用シートであって、前記後脚には、該後脚の長さ方向に長い長孔付の取付片を固着し、該取付片の長孔に前記連動ロッドの一端を挿入係止してなることを特徴とするものである。 【0011】以上の構成により、連動ロッドにおける全長のバラツキを取付片の長孔で吸収するため、前記不具合を解消できる。 【0012】また、前記連動ロッドは長さ方向に略く字状に形成してなることにより、全長のバラツキが多い略く字状に折曲した連動ロッドも、的確に取り付けることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る車両用シート(自動車用のサードシート)の使用状態を示し、このシートは図4鎖線に示す収納状態に回動できるように形成されている。 【0014】この車両用シートは、車体の隆起面(90)と床面(92)との間に有する壁面(91)が前方に突出している。そのため、前脚(5)及びこの前脚(5)に対して平行リンクを構成する回転防止用のロッド(8)は壁面(91)の形状に沿うように各々略く字状に折曲成形されている。 【0015】前脚(5)及びロッド(8)は、図2に示すように各々の上端部(5A)、(8A)がシートクッション(SC)のクッションフレーム(3)側に、前後方向に回動可能に軸支され、各々の下端部(5B)、(8B)は前記壁面(91)の下部に締結したベースプレート(93)に、前後方向に回動可能に軸着されている。 【0016】クッションフレーム(3)の後部底面左右にはコ字状の後部ブラケット(30)が溶接され、この後部ブラケット(30)にU字状にパイプを折曲した後脚の両遊端が折畳可能に取付けられ、この後脚(1)の一方端にフック(7)が設けてあり、このフック(7)が車体に固設したストライカ(6)に係合することにより、シートクッション(SC)がロックされるように形成されている。 【0017】なお、前脚(5)はクッションフレーム(3)と一体の前部ブラケット(31)に設けたストッパ(31A)、後脚(1)は前記クッションフレーム(3)に設けた前方開放状の後部ブラケット(30)の背部を構成するストッパ(30A)によって各々外方への移動を規制している。 【0018】そして、前脚(5)の上部には上方に向けてL字状のアーム(4)が一体に固着され、このアーム(4)の上端は、前脚(5)が内方である後方に回動すると、前方に移動するように形成されている。 【0019】このアーム(4)の上端に、図2に示すように、後脚(1)折畳み用の連動ロッド(2)の一端(22)がピンで回動自在に枢着されている。連動ロッド(2)はシートの使用時或いは収納時にシートの構成部材に干渉しないように略く字状に形成されている。 【0020】以上の連動ロッド(2)の他端(21)は直角状に折曲され、図3に示すように、後脚(1)側に固着した取付片(10)の長孔(10A)内に挿入係止している。 【0021】この長孔(10A)は、後脚(1)の長さ方向に長く形成されている。従って、連動ロッド(2)の全長にバラツキがあっても、長孔(10A)が後脚(1)の長さ方向に拡い空間を有するため、連動ロッド(2)を取付片(10)に取付けることができる。 【0022】なお、後脚(1)は上端部をボルト(1A)で後部ブラケット(30)にシートの使用状態において前方である内方に回動自在に軸支され、下端部にはフック(7)を内部に有する支片(11)を固設している。 【0023】図1に示すシートの使用状態から、図4に示すシートの収納状態に移行させるには、まず、シートバック(SB)を前倒してシートクッション(SC)上に重ねる。次に、フック(7)を操作レバー(不図示)で操作してストライカ(6)から外す。 【0024】然る後、前脚(5)の下端部(SB)を回転中心に、シートバック(SB)を重ねたシートクッション(SC)全体を床面(92)方向に移動させる。これにより、前脚(5)が前方に回動するため、アーム(5)の上端部も前方に移動する。 【0025】そのため、アーム(5)の上端部に一端(22)が取付けられている連動ロッド(2)が前方に引っ張られるため、後脚(1)が内方である前方に回動して折り畳まれ、図4に示すように、前脚(5)に後脚(1)とが重ねるように折り畳まれる。 【0026】図4の収納状態より図1の使用状態にシートを戻すと、前脚(5)が起立し、連動ロッド(2)が後方に押し出されるため、後脚(1)が自動的に起立してフック(7)がストライカ(6)に係合する。 【0027】なお、前記後脚(1)を折り畳む際、連動ロッド(2)の他端(21)が挿入係止する長孔(10A)が後脚(1)の長さ方向に長いため、即ち、連動ロッド(2)の長さ方向と長孔(10A)の長さ方向は略直交状であるため、連動ロッド(2)によって後脚(1)は引っ張られて回動する。 【0028】 【発明の効果】本請求項1の発明によれば、後脚折畳み用の連動ロッドの長さにバラツキがあっても、連動ロッドを後脚側に組付けることができるし、また、短い連動ロッドによって、使用中のシートにガタが発生することがない。更に、後脚に設けたフックの前後位置も連動ロッドのバラツキによって影響を受けることがない。 【0029】本請求項2の発明によれば、特に、全長の制作精度にバラツキが生じ易い略く字状に折曲した連動ロッドも的確に装着できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000133098 【氏名又は名称】株式会社タチエス 【住所又は居所】東京都昭島市松原町3丁目3番7号
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| 【出願日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091764 【弁理士】 【氏名又は名称】窪谷 剛至
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| 【公開番号】 |
特開2003−182420(P2003−182420A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月3日(2003.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−384026(P2001−384026) |
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