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【発明の名称】 風力発電によって走行する電気自動車
【発明者】 【氏名】追川 友治

【要約】 【課題】バス等の大型車の下部に複数個の風力発電機を設置し、自動車の走行中の風力によって該風力発電機を回転させるようになる風力発電によって走行する電気自動車の提供。

【解決手段】バス等の大型自動車の下部に先端から後端に貫通する大きなトンネル状の通風口を形成し、該通風口内に複数個の風力発電機を設置し、自動車の走行中の風力によって該風力発電機を作動させるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車ボディーの下側に、前方から後方に貫通するトンネル状の通風口を形成し、該通風口内に風車の回転によって作動する複数個の風力発電機を設置してなる風力発電によって走行する電気自動車。
【請求項2】 前記自動車の下部に設けたシャーシーは、両側長手方向に平行に走る下部側杆と、該下部側杆の両端に配設した適度の高さを有する枠部材と、該枠部材上の両側に固定した前記下部側杆と同長の上部側杆と、前記両側の下部側杆の間に設けた複数個の連結板とからなり、全体が長形状の台形枠によって構成され、このシャーシー上に自動車のボディーを載置して自動車の下部にトンネル状の通風口を形成し、前記連結板上に風力発電機を設置するようになる請求項1記載の風力発電によって走行する電気自動車。
【請求項3】 自動車の前後に配置の車輪の各車輪に夫々駆動用モーターを装着し、前記風力発電機の電力によって該駆動用モーターを作動させるようになる請求項1記載の風力発電によって走行する電気自動車。
【請求項4】 前記風力発電機の近傍にドライヤーを付設し、風車に付着した雪等をドライヤーの熱風によって除去するようになる請求項1記載の風力発電によって走行する電気自動車。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ボディーの下側に設置した風力発電機の電力で走行する電気自動車特に、バス等の大型の自動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境破壊問題等の公害防止の観点から電気自動車の出現が待望視されているが、従来公知の電気自動車は太陽電池パネル等を使用したものであって、実用の段階に至っておらず、充分な走行距離を保障するに至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の欠点を解消しようとするもので、自動車特に大型バスの走行中の風を利用して風車を回転し、この風車の回転力を変速装置によって高め、発電機を作動させて、バッテリーに電気を充電し、この充電された電気を利用してモーターを回転し自動車を走行させるようにしたものであって、環境破壊の防止並びに走行距離を著しく向上せしめた画期的な電気自動車の提供を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を達成する手段として、自動車ボディーの下側に、前方から後方に貫通するトンネル状の通風口を形成し、該通風口内に風車の回転によって作動する複数個の風力発電機を設置し、又、前記自動車の下部に設けたシャーシーは、両側長手方向に平行に走る下部側杆と、該下部側杆の両端に配設した適度の高さを有する枠部材と、該枠部材上の両側に固定した前記下部側杆と同長の上部側杆と、前記両側の下部側杆の間に設けた複数個の連結板とからなり、全体が長形状の台形枠によって構成され、このシャーシー上に自動車のボディーを載置して自動車の下部にトンネル状の通風口を形成し、前記連結板上に風力発電機を設置し、更に、自動車の前後に配置の車輪の各車輪に夫々駆動用モーターを装着し、前記風力発電機の電力によって該駆動用モーターを作動させるようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図にもとづいて説明すると、大型バスa等のボディー1の下側に前方から後方に貫通する適度の高さと幅員を有するトンネル状の通風口2を形成し、この通風口内に複数個の風力発電機3を設置し、自動車の走行中に受ける風力で該発電機3を作動させるようになる。
【0006】而して前記自動車のボディー1の下側に設置するシャーシーは、両側長手方向に走る2本の下部側杆4と、該下部側杆4の両端に配設した適度の高さを有する枠部材5と、該枠部材5の両側長手方向に固定した前記下部側杆4と同長の2本の上部側杆6と、前記両側の下部側杆4の間に設けた複数個の連結板7とからなり、全体が長形状の台形枠によって構成されており、このシャーシー上に自動車のボディー1を載置固定して自動車の下側にトンネル状通風口2が形成されている。
【0007】そして前記複数個の連結板7のうち、最前列の連結板7上に2台の発電機3を設置し、中間の連結板7上に1台の発電機3を、又最後列の連結板7上に2台の発電機3を設置することが望ましい。
【0008】この発電機3は、風力によって回転する風車8と、該風車8の回転力を高めるための変速装置9を有し、風車8の回転を高めて発電機3を回転させるようになっている。
【0009】つぎに、前後に配置した4個の車輪10の各車軸上には駆動用モーター11が夫々装着されており、且つ前記風力発電機3の風車8の近傍には夫々ドライヤー12が付設されていて該風車8に付着する雪等を熱風によって除去し、風車8の回転力の後退を阻止するようになっている。さらに自動車の後方部に載置した複数個のバッテリー13は各発電機3と電気的に連絡し、バッテリー13と駆動用モーター11と同様に連絡している。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、風力を利用して発電機を回転し、この発電機の電力で駆動用モーターを回転するようになっており、排気ガス及び騒音等による環境破壊が完全に防止され、且つ前後の車輪の各車輪に直接駆動用モーターを装着してあり、従来の電気自動車に比し、走行速度も著しく高めることが可能であって、充分に実用に供し得る電気自動車を得ることができるものである。
【0011】また、自動車のシャーシーは、長方形状の台形枠によって構成されており、自動車の下部に充分な高さを持ったトンネル状の通風口が形成され、自動車の走行中における通風口内を通過する風速が一段と高められ、発電機の風車を力強く回転せしめ得るものであって、各発電機を確実に回転させ走行に必要とする充分な電力を得ることが可能となるものである。
【0012】さらに、発電機の風車の近傍にはドライヤーが付設してあり、このドライヤーの熱風によって風車に付着する雪等を除去することになり、前記の風力と相俟って発電機を効率よく作動させることができるものである。
【出願人】 【識別番号】597009116
【氏名又は名称】追川 友治
【出願日】 平成14年4月1日(2002.4.1)
【代理人】 【識別番号】100066212
【弁理士】
【氏名又は名称】松丸 国雄
【公開番号】 特開2003−299206(P2003−299206A)
【公開日】 平成15年10月17日(2003.10.17)
【出願番号】 特願2002−133357(P2002−133357)